渋谷すばるさんの「人間讃歌」のこと。
すばるくんの第3章が始まった。
その第一弾リリース。
2024年10月16日リリースの4thアルバム『Lov U』から、8月21日に先行配信された
「人間賛歌」
"今を生きる人間の『愛と情熱』を歌ったロックバラード" だ。
作詞作曲はmiccaさん、編曲はTHE CHARM PARKさんで完全な "提供曲" なのだけれど、たぶん言われなければ気づかないほど、すばるくんのうただった。
それはきっとmiccaさんやTHE CHARM PARKさんがすばるくんのことを深く理解して作ってくださったからだと思うし、すばるくん自身がその曲の世界を自分の中に落とし込んで、自分のうたとして表現しているからなのだと思う。
すばるくん自身も『Lov U』のアートディレクターをされた丸井元子さんとの対談の中で
「僕のことをたくさん調べて、深く感じながら作ってくれた曲だと思うんですよ。自分自身に深く入ってくる曲…」
と語っている。
わたしはすばるくんが紡ぐ言葉とメロディー、アレンジで作られる曲の世界がとてもとても好きなのだけれど。
でも一度すばるくんの中を通ってすばるくんが歌う歌は、全部が「すばるくんのうた」になる。
だからカヴァーも提供曲も、ぜんぶ大好きだ。
「人間賛歌」を聴いて改めてそう感じた。
リリースの翌日、公開されたMV。
色んな衣装を着たすばるくんが、雨に打たれながら歌い続けている。
このMVでは
「雨粒が空から地上に落ちる様子を人それぞれの人生に見立てて」いるとのこと。
次々と変わるすばるくんの衣装も、すばるくんそのひとのこれまでの人生を象徴して表しているのかもしれない。
このMVを監督した柿本さんがこんなふうにコメントされている。
柿本ケンサク監督 コメント
人生のいろんな岐路を 超えてたどり着いた境地にたつ すばるくんの生き様を、今という時間の中から そのまま彫りだそうと思いました。 ヒリヒリ、胸に突き刺さる。 そんなMVになったと思います。
ラブソングを詰め込んだという『Lov U』。
リード曲を、いわゆる王道のラブソングではなくこの「人間賛歌」に決めたということに、すばるくんの意志を感じる。
ひとつひとつの歌詞が心に刺さる。
「自分らしく生きなさいと
人は簡単に言葉にするけど
あゝ僕はまだ僕が誰なのかわからなくて」
同じようなことを以前すばるくんも話していた気がする。
"自分らしく" ってよく言うけれど "自分らしい" ってどういうことなのか…本当はみんなよくわかってないのかもしれない、と。
言葉を使う難しさ。考えずに放たれた言葉の軽さ。
簡単に、ではなく。伝える責任と覚悟。
それが相手に届いた時の想像力は、常に持ち続けていたい。
その後に続く
「涙 涙 洗い流せよこの魂を
ここで出会えた僕らに幸あれ」
私たちを "僕ら" に入れてくれる。
共に行こう、と手を伸ばしてくれる。
「今日という儚き時」
と歌いながら、それでもそこで生きる覚悟。
「溢れ出すこの胸の叫びよ
高く遠く明日へと鳴響き出せ」
と高らかに歌い上げて、想いを明日へと繋いでいく。
真っ直ぐなところ、弱さを認められるところ、自分を曝け出せるところ…
すばるくんの強さはいくつも思いつくけれど。
彼の一番の強さは、愛することをやめないことなのではないかと思っている。人に対しても世界に対しても。
どんなに傷つけられても何度裏切られても(きっと私たちが知る何倍も何十倍も苦しくて辛い時間があったに違いないのに)信じようとする、愛そうとする。それができるひとなんだと思う。
それはきっと傷ついて苦しんで動けなくなって、それでも決して手放すことのなかった、もうどんな悪意にも屈することのないすばるくんの強さなのだ。
傷つけられた人の痛みがわかる。裏切られた時の苦しみがわかる。
だからひとりひとり、その時その時の気持ちにいつだって寄り添うことができて(それは彼自身にも返って、また傷ついたり苦しんだりすることになってしまうのかもしれないけれど)。
その歌が心に届いて深くしまわれた時、私たちは少し強くなれるのだ。
すばるくんはそのことを歌で伝えてくれる。
何度も、何度でも真っ直ぐに、濁りのない声で。
今また新しい始まりの時。
悲しみや切なさを孕む風も、苦しみや絶望を抱きしめた雨も、人たちの想いを映す青空も、すべてを抱きしめて胸を張って。
「人間讃歌」は今のすばるくんから真っ直ぐに放たれた、今を精一杯生きる人間への、そんな人間たちが生きるこの世界への最高のラブソングなのだと思う。
頑張らなきゃいけない時はグッと背中を押してくれて、疲れたなあ…とうつむいた時はボロボロの心をそっと抱きしめてくれる。
すばるくんの声。すばるくんのうた。
本当に今、すばるくんを知らなかった人に、少しだけ知っていた人たちに、今の "渋谷すばる" の歌を聴いてほしい。
すばるくん自身の気持ちも外へ外へと向いて、まだ自分を知らない人へも届けたいという想いが強くなっていってるように感じている。
だからこそのbabu会オーラスのあの言葉であり「裏ぼん#2」のインタビューであり…そこからの今、なのかな、と。
彼はずっと愛し続けている。
過去の全てを大切に抱きしめて今を生きて、みんなで未来へ行きたいと願っている。
悲しみも切なさも苦しみも絶望も
すべて抱いて進むひとの目に映る世界が
いつも美しいものでありますように。
新しい始まりの第3章に。
すばるくんの歌が、そこに込められた想いが
高く遠く明日へと
どこまでも届いていきますように。
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