そらむぎ通信 No.191 2023春
マイナ保険証導入
マイナンバーカードについて最近耳にすることが多くなりましたね。当法人でもマイナ保険証の手続きがスタートしました。各クリニックの外来受付にて、写真の登録機に保険証の紐づけが済んだマイナンバーカードをかざし、認証の登録を行うことでご利用いただけます。
まだ、導入されたばかりですので、保険証での確認もするようにと指導があります。ご面倒でもしばらくは両方をご持参ください。
このシステムを導入すると月に1度「医療情報・システム基盤整備体制充実加算を算定することになります。
初診:マイナンバー使用 2点加算
初診:マイナンバー使用しない 6点加算
再診:マイナンバー使用 0点加算
再診:マイナンバー使用しない 2点加算
となります。ご理解ご協力をお願いいたします。
「BABAツアー」開催
コロナ禍中止や縮小されていました、家族教室も通常に戻り、久しぶりに「BABAツアー」が開催されました。今年は、「肥田先生&ピアと行く越谷レイクタウンツアー」と題して越谷での会食でした。
お久しぶりの方のご参加もあり、総勢40名の参加でした。
参加者の平均年齢71歳、身体にもやさしいお豆腐料理を堪能しながら、会話を楽しみました。
また、パンジーツア―、望年会なども計画したいと思います。
家族教室は通常にもどり毎週開催しております。今回ご参加されなかったみなさまぜひ家族教室でお会いしましょう!!
ストレスマネジメントの認知行動療法 2023年度生募集のおしらせ
ストレスマネジメントの認知行動療法2023年度開催の予定が決まりました。参加ご希望の方、参加を検討される方は、下記の要領でオリエンテーションを開催しますので、ご参加ください。お申込みは各クリニックにご案内のチラシがあります。そちらからお申込みください。
ストレスマネジメント認知行動療法オリエンテーション
日時:2023年4月16日(日)11時~12時半、5月21日(日)11時~12時半
場所:ひだクリニック(南流山)地下
お申込みの上ご参加ください
リカバリーストーリー
今号から、新シリーズとして「リカバリーストーリー」を掲載します。リカバリーストーリーが皆さんの勇気や希望につながったら嬉しいです。
今月は、ペンネーム たあくんさんです。
<聞いている病名>
うつ状態、社交不安障害
<いつ頃からどんな風に病気になったか>
4年くらい前から仕事の集中力が落ちてきてやる気が出ない状態が1年くらい続きました。その頃から人前での会話などにドキドキするようになり、特に電話に出ることができなくなってしまいました。電話が鳴るのをずっと気にしてビクビクしていて1日がとても疲れてしまいました。3年前に人事異動があり、さらに電話や人前で話す機会がふえたことにより、デスクに座っていることもできないくらい不安や緊張がましてしまい、ひだクリニックに受診しました。
<大変だった時期のこと>
受診後に休職することになり、最初は仕事のことが頭から離れずに睡眠もとりづらい状態となり、一日中何もできない日がありました。また、電車や車に乗るときもドキドキや不安が出現するようになり、外出もできなくなりました。もう職場に復帰するのは難しいのではないかと真剣に考えてもいました。
<おとずれた転機、変化につながった出来事>
状態が少しずつ良くなってきた頃に会社からリワークプログラムというものがあるので利用も検討してみてくださいと連絡がありました。半信半疑でひだクリニックのリワークプログラムに参加しました。そこでは、心理教育や認知行動療法、コミュニケーションの技術などのプログラムがあり週1回通い始めました。特に興味深かったのは認知行動療法でした。そのなかで自分の認知や気持ち、行動や身体への反応が密接に関連していることを知り、今では自分の認知に良くない癖があったから気分は身体に影響が出たのだと理解しました。今までは、電話に出ることも人前で話すことも自分が自分をつらい状態にする考えをしていたことに気づき、その考えを修正することで今度は大丈夫なのではとないかと少し自信がつきました。また、行動面でも行動する事によって精神面に良い影響があることを知り、何かできないかと考えていたところ、休職中に少し太ってしまったので、ダイエットを兼ねてジョギングを始めました。ジョギングをしてみると疲れるのですが、走り終わってからは、頭がすっきりして、気持ちが前向きになることを実感しました。疲労感から寝つきもようなり睡眠の改善にも繋がりました。一日中家でゴロゴロしているとマイナスの考えが頭に浮かびさらに気分が落ち込むことがあったのですが、ジョギングを始めてかはそれがなくなり、どんどん病状は改善していきました。また、走る距離が伸びたり、タイムが早くなることで、達成感が湧くことや、ダイエットにも成功し半年で10キロ以上痩せることができたことで、自分に自信がついたことも、病状の改善以効果があったのだと思います。
<現在の状況とこれから>
現在は復職が決まり、復職に向けて生活習慣を整えたり、昼間は仕事の勉強や読書をして過ごしています。また日課になったジョギングも続けています。
<今振り返って思うこと>
休職した当初は休職してしまったことにショックを受けていましたが、今振り返ってみると自分にとっては自分自身を見つめなおす良い機会だったなととらえています。ジョギングに例えると、自分のペースと正しいフォームで走ることが一番大切ですが、休職前の自分はペースが少し早すぎて、フォームも崩れていたのだと思います。休職期間中にいろいろなことを学び経験したことによって今後は自分のペース、正しいフォームで仕事も人生も歩んで行けたらと考えています。
<皆さんに伝えたいこと>
今はつらくて大変で先が見えなくても、必ず何かをきっかけに回復します。大切なのは回復を諦めないことです。主治医の先生やいろいろな人を頼って、皆さんに合った方法で一歩ずつ回復されることを願っています。
つっちーの家族青年期プログラムのお知らせ
思春期に心の健康を崩した方々は、人とうまくやり取りすることが苦手であったり、わがまま、自分勝手などと見られ、他者からいじめられたり、孤立してしまうことが多くあります。特に発達障害を持った方は、二次障害として精神科の病気を発症してしまう方も多く、ひきこもってしまったり、社会への参加が閉ざされてしまう傾向にあります。
そして、そのご家族は、予想もしていなかったことへの不安や戸惑いがあって当然です。お一人で悩んでいたり、ご夫婦関係にもひづみが出たり、ご兄弟との関係でも毎日が葛藤の中にある方も多いのです。
家族のための心理教育講座は、同じようなご家族同士が共感できたり、いいアイディアをもらったりできるシステムで、欧米では科学的に効果を認められている家族のための療法として日本にも近年導入がされました。
このプログラムは、当事者が24歳以下の方のご家族を対象としています。
日時:毎月第4月曜日(変更になることもあります)
場所:ひだクリニックるえか
ご参加希望の方は
04-7150-8145にお申込みください
講師紹介
土屋徹(つちやとおる)
精神保健福祉の業界に入って39年。精神科病院での勤務の後、国立精神神経センター精神保健研究所で10年間、家族支援、地域での生活を応援するACTチームリーダーとして学びを深める。
現在は、フリーランスとしてひだクリニック、千葉県保護司、SST研究会、大学などなど様々な分野で活動している。
GWの診療について
ひだクリニックは、5月1日~5月6日まで休診となります。
ひだクリニックセントラルパークは4月29日~5月7日まで休診です。
また、前後の週は混み合いますので、処方中心の外来となります。ご理解とご協力をお願いいたします。
【お知らせ】
4月9日(日)10時~12時 わいわい講座+懇談会
「子どもを巣立たせるということ」院長 肥田裕久
4月12日(水)13時半~ スタディーシリーズ「疾患の理解」
『お薬について』院長 肥田裕久
4月16日(日)10時~12時 家族SST
4月19日(水)13時半~ コーチング『タイプ別の人付き合いについて
~自分や相手のタイプを活かして対応~
4月23日(日)10時~12時 ふぁみりーテーブル基礎講座
『家族の関わりについて』公認心理師
4月24日(月)10時~12時 つっちーの青年期家族プログラム 要連絡
04-7150-8145
4月26日(日)13時半~ 症状の対処のための講座
『るえか式心理教育(症状の対処)』
5月7日(日)10時~12時 「べてる式家族当事者研究」
5月10日(水)13時~ スタディーシリーズ「疾患の理解」
『フリートーク』最新情報から質疑応答まで院長 肥田裕久
5月11日(木)15時半~ クローバー家族
5月11日(木)ペアレントトレーニング
主に思春期青年期のご家族としてのかかわり方 個別相談 要予約
04-7157-2269(セントラルパーク)
クリニックからの情報を発信します。
LINEお友達登録をお待ちしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?