そらむぎ通信 No.167 (2021.2)
ピアスタッフからのメッセージ
なかなか終わりが見えないwithコロナ生活。1年にもなると次第にストレスも溜まってきますね。コロナ生活で体調を崩されている方が増えつつあります。
当法人には10人のピアスタッフが勤務しています。病気を持ちながら、薬を飲みながらでも元気に仕事を続けているピアスタッフから皆様へ応援メッセ―ジが届きましたので、お届けします。
相談支援事業所PHAREの大喜田です。コロナ渦で苦労している点は、対面でのモニタリングや面談が減ったことで、メンバーさんとの距離感が少し遠くなってしまったことです。適度な距離を保つことはできるのですが、すぐに会うことができない状況になっている感じがします。申し訳なく思っております。なるべく電話でお話をして、ゆっくり話を聞くようにしています。
通院患者の皆さんやメンバーさん、メンタルの調子を崩した時などには、お近くにピアサポーターや信頼できるスタッフさんに遠慮なく連絡をして、助けを求めてください。こんな時期だからこと助け合いをして、皆で知恵を出し合いながら危機を乗り越えていきましょう。
こんにちは。そにあスタッフの池田です。
そにあは、この南流山の地に(そこに)続けて地域で暮らすための必要(ニーズ)が、ある=在る(ある)そんな場所です。そのために、様々なプログラムを提供してきましたが、コロナ!なので大々的に誕生会はできず、食事もお弁当になりました。少しでも有意義な時間を過ごしてもらうために、chromeキャストを使いホームシアターの上映などをしています。コ・ロ・ナ=コとロとナは今は一緒になれませんが、3密…仏教でいうところの、体による行動・口による言葉・心の動きをメンバーさんと共に整えてこの先のコ・ロ・ナを合わせて君(ころなを合わせると君という漢字になる)の待つ世界へ一緒にふみだしたいです。
こんにちは。福田です。私はショッピングと身体を動かすこと、手芸、ピアノが好きです。手芸とピアノは、コロナ渦の余暇の手仕事としてはピッタリでした。困ったのがショッピングと身体を動かすことでした。ショッピングは、平日の開店直後などの人に少ない時間を狙って出かけることがあります。身体を動かすことについては、早朝に走ること、また最近では、フラがどうしてもやりたくて、ウイルス対策を確認し、電車一本で行けるダンススタジオに通い始めました。
私は我慢をしすぎるとことなく、コロナに寛容になることもなく過ごすことが大事ではないかと思っています。コロナウイルスとの戦いに終止符が付くまで、お互いに頑張っていきましょうね!
ピアサポーターの平林です。毎日、マスクに手洗い、うがい消毒。外出自粛。息の詰まるような生活が続きます。
自分はこの機会に見逃したアニメを一気に見ています。ブームになった毀滅の刃、進撃の巨人、約束のネバーランドなど。そのおかげでメンバーとの架け橋になるアニメの知識もだいぶ増えました。皆さんもスキルアップにもなる素敵な楽しみ方を見つけてください。安西先生は言いました。
「今の君はもう十分あのころを超えているよ。」コロナがが過ぎた後、安西先生にそう言われるように、共に頑張りましょう。諦めたらそこで試合終了ですよ。
マーレの朝は、8時から一斉に施設内消毒することから始まります。マーレのみなさんにも9時から消毒をお願いしています。作業後も消毒にご協力いただいています。消毒に始まり消毒に終わる毎日です。終わりの見えない生活は大変つらいですね。私も休日はひたすらステイホームしています。コロナ渦で唯一良かったことといえば、読書の時間が増えたことです。自宅カフェで読書を楽しんでいます。発病以来、活字離れをしていましたが、今は古典に夢中になっています。この歳になって世界中の古典に触れる喜びを知りました。この厳しい冬の時代を乗り越えた後にはきっと、色鮮やかな花が咲き誇る春が訪れると信じて。皆さんと一緒にこの大変な時代を乗り越えていきたいと思っています。 藤井純子
傷病手当金制度ってご存じですか?
社会保険に加入しており、病気がけがで仕事を休んだ時に、給料の代わりに給料の給料の3分の2が支給される制度です。
1年以上の勤続年数(社会保険加入期間)があれば、退職後も継続して1年半もらい続けることができます。
この制度を受けるためには、社会保険に加入していること。仕事を連続して4日以上欠勤し(有給ではだめです)、4日目から支給されることになります。
会社の窓口を通して申請することができますが、小さい会社ですと、この制度利用の経験がなくご自身からの申し出が必要になることもあります。
退職する前にもらい始めないと、支給を受けることはできません。
この手当をもらうには注意点があります。
*休職が必要であったことの医師の診断と証明が必要です。そのためには、薬がなくても定期的に通院し、診断を受けることが必要です。
*給料のように1か月ごとに区切って請求します。その期間が過ぎないと医師は証明することができないので入金まで少し時間がかかります。
詳しいことは、クリニック相談員にご相談ください。
宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー
今月は、お台場の伊藤さんです
ひだクリニックお台場の外来担当及びデイケアVinaka栄養士の伊藤佐絵子でございます。入職して13年間を振り返りますとデイケアRUECA(10年)南流山外来(2年)セントラル外来(1年)をまわってからお台場勤務となりました。
南流山のひだクリニック開院当初は門前薬局のふろっぐ(2年)で働いておりましたので15年になります。コミュニケーション力を必要とする職場で皆様には、ご迷惑をかけながら長年育てていただきましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。
坂本先生よりバトンが回ってまいりましたので今回は何を話そうか迷いました。今回は仕事ではなく私の趣味の話をさせていただきます。RUECAではプログラムにまでしてしまった『琥珀磨き』を紹介します。
原石(まるで石ころ)を紙やすりで磨くことで艶が出て宝石のごとく輝きを放ちます。運が良ければ閉じ込められた虫と出会えるサプライズもあります。琥珀を磨くには根気が必要ですが力を入れ過ぎてしまうと脆くなってしまいます。地道にコツコツ続けない限り原石は輝きません。少し落ち着きたいときにはお勧めいたします。ここまで書いてしまうと私がメンバーのためにプログラムにしたくなった理由に気づいていただけたでしょうか?ここでエピソードをひとつ・・・12月のシークレットプログラムだった為『使い古しのタオルを持ってきてください』とだけ伝えていて50人近くのメンバーが集まり『伊藤さん、どこから掃除しますか?』と真顔で言われたときに涙が出るほどメンバーたちを愛しく感じました。大掃除に集まってくれたんですね・・・
コロナ禍、落ち着いていくことを願いつつ、これからもよろしくお願いします。
それでは私からのバトンはお台場外来で一緒に勤務している看護師の小河原麻衣さんに渡したいと思います。
~家族教室について~
予定しておりました、日曜日の家族教室は感染予防のため、緊急事態宣言中は中止させていただいています。
解除後に再開いたします。ホームページにてご案内いたします。
中止の間は、第2、第4日曜日個別相談会として個別のご相談をお受けします。お困りのことなどお気軽にご相談ください。
電話にてご予約を承ります。
TEL04-7150-8145(デイケアるえか)
【ご案内】
2月17日(水)13時半~スタディーシリーズ
「病気を持ちながらはたらくこと」
2月24日(水)13時半~スタディーシリーズ
「べてる式当事者研究」
2月28日(日)家族個別相談会(要予約)
3月 3日(水)13時半~ひきこもりの家族支援
3月 4日(木)15時半~クローバー家族
3月 4日(木)18時~ ペアレントトレーニング(セントラルパーク)
3月10日(水)13時半~スタディーシリーズ「病気の理解」
~精神科リハビリテーションの進め方?~
3月14日(日)家族個別相談会(要予約)
【編集後記】
梅の便りも始まりました。お花見の季節も、もうすぐ。新しいお花見スタイルで楽しみは諦めないで実現したいですね。(み)
今月は肥田先生のコラムはお休みです。来月号をお楽しみに