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そらむぎ通信 No.158 (2020.4)

訪問看護ステーションすぴかと申します。

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新型コロナウイルス感染症拡大が人々の不安を掻き立てている時ですね。自宅が一番安心できるところかもしれません。そんな時こそご自宅に医療の専門職である看護と作業療法士が伺い、『不安な心に安心と、困りごとに傾聴スキルで自信を!』取り戻すかかわりをさせていただきます。
ぜひ訪問看護を体験してみませんか?

訪問看護を受けていただいている方の特徴として、一番多い精神の疾患は統合失調症です。発達障害がもともとあったところに統合失調症になった方もご利用いただいています。その他うつ病、双極性障害の方も多いです。

一人暮らしで社会とのつながりがない方、一人暮らしでデイケア、就労継続支援事業所、就労移行支援事業所、就労(以下社会資源活用)している方、あるいはご家族と同居していて、社会とつながりのない方や、社会資源を活用としている方々にもご利用いただいております。

皆様の声❣
訪問看護で聞いてもらえてよかった。
気持ちが楽になった。
一人は寂しいので、話し相手になってもらえた。
飲み薬から注射剤に変えることができた。
24時間対応してもらえるので安心。
など好評いただいています。

自分の人生において、夢を描いていい、描いた夢は叶えていいと思います。その夢をかなえるためには、自身の特徴を知ったうえで、強みを生かした生活設計をすることが重要と考えます。人はみんな違っていい、違うからこそいい、その違いを個性ととらえるとその個性を自分のために活かして社会活動ができると、充実した日々になる気がします。

この度、社会資源を活用されていない方々に、何かのきっかけになればと思い、すぴかサロンを準備させていただきました。集団が苦手な方に配慮して、予約制で様々なカフェを楽しんでいただけます。
すぴかサロンをきっかけに素敵な自分と出会ってみませんか?夢の実現のお手伝いをさせていただきます。


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肥田先生のメディカルコラムVol.110
~「カンブリア大爆破」~その4

リカバリーの定義の続きをお話しします。
2005年には、Lieberman and Kopelowocz が次のように定義
しています。

 1) BPRS各スコアが4点以下
 2) 就労あるいは就学が期間の半部以上
 3) 自立した生活をしている(金銭・服薬自己管理)
 4) 社会的人間関係を維持している(週1回以上の友人との交流)
 1)~4)全てが2年以上持続している。1つが満たされない場合は
著明改善。
* Psychiatr. Serv. 2005

症状評価として、BPRS(簡易精神症状評価尺度)を用い、そのス
コアが4点以下である少ないということを挙げていますが、ブロイ
ラーの定義と比べると、患者さんの症状の評価ことは少なくなって
きています。もちろん、それでもまだ、医療的な眼がかなり入って
います。

このようにリカバリーについては、発表された時代や背景によって
いろいろな定義があできると思います。毎年夏に行われている「全国
リカバリーフォーラム」の2010年版パンフレットの序文に次のよう
に載っています


プチワクワクを探してみよう

毎日、外出制限、仲間とも集まれないなど引きこもりがちの生活になっていませんか?

「人と会わない、何もしないと」うつになりますよ!!と認知行動療法の講座でお伝えしています。今、まさにそんな状況だと思います。

そんな時に、お勧めしたいのがプチワクワク探しです。
ご自身のノート、タブレット、携帯、なんでもよいのですが、ちょっとしたワクワクするようなこと。やってみたいことを書き出します。
いろいろなバリエーションで作りましょう。

「ほんのちょっとの時間でできること。」
「ある程度の時間があるときにできること。」
「エネルギーがあまりないときにでもできること」などなど。

腹筋をする
ランニングをする
縄跳びをする
友達に連絡する
遊びに行けるようになった時の服装や行きたいお店を考える

こんな風に細分化して、書き出します。
そして、気分を切り換えたいときにこの中から選んで行います。
意外に考えている時間も楽しいです。仕事が忙しくなってからも使えるアイティムです。ぜひお試しください。

宙麦会&MARSスタッフのバトンリレーのページです。
今月は、コパス平林さんです

coopusの藤井さんからバトンを受けました、株式会社MARSのピアサポーター平林茂です。

この機会をいただくのは2度目です。一応coopusに在籍していますが、仕事は多岐にわたっています。まずcoopusの支援者。もう1つは宙麦会グループのデザイナーとしての仕事。もう1つは多機能型事業所マーレの訪問支援者。また同じくマーレのB型支援者。そしてデイケア「ピノキオ」の木曜担当スタッフ。その他にもひだクリや各事業所にてプログラムを行うことも有り、常に動き回っています。

黙々とパソコンに向かってイラストを描くのも楽しいですし、デイケアでみんなとわいわいプログラムを行うのも楽しいです。訪問支援は大変なことも多く難しい仕事ですが、利用者さんの成長を直接感じられる、やりがいのある仕事なので、この仕事も続けていきたいです。自分は昔から飽きっぽい性格なので、毎日やることがコロコロと変わる今の仕事が向いているのかもしれません。

宙麦会グループに所属してから10年以上が経ちますが、癖のある上司や同僚、生意気な後輩に囲まれて、毎日ハプニングだらけです。昨年M-1で優勝したミルクボーイは長期間仕事を休み楽しいと思えることをしてエネルギーを蓄えたといいます。仕事をする上でも、利用者さんに楽しんでもらおう、好きなことに情熱を持ってやってもらおうと常に考え、そのためにはどうしたらいいかを考えています。

次のバトンはすぴかの山形さんにお渡しします。


【休診のご案内】

ひだクリニック:土曜・祝日 休診 
ひだクリニックセントラルパーク:土・日曜・祝日休診
セントラルパーク4月13日午前休診
GWは、4月29日~5月6日まで両クリニックとも休診となります。
急に具合が悪くなった場合は、主治医がいなくても応急対応をいたしますので、ご相談ください。休診の場合は、空いている方のクリニッで対応いたします。まずは、お電話にてご連絡ください。自立支援は登録医療機関のみご使用になれます。

新型コロナウイルス感染予防のため、37.5度以上の熱のある方は来院されずに、クリニックへお電話ください。また感染が心配な方にも、医師の判断で、電話での診療を行い、処方箋を発行することが可能な場合もあります。クリニックにお問い合わせください。
4月中の家族教室、スタディーシリーズはすべて中止としました。再開は、改めて連絡いたします。ホームページでもお知らせいたします。
お困りなこと、ご心配なことがありましたら、クリニックへご連絡ください。

【編集後記】

桜の花を観賞する気持ちもそこそこに、毎日、コロナウイルスのニュースに心が痛み不安に駆られますね。改めて当たり前のありがたさを思い知らされます。(み)

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