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そらむぎ通信 No.159 (2020.5)

コロナに負けるな!!宙麦グループの取り組み

新型コロナの感染拡大、緊急事態宣言を受け私たちの生活は大きく変化しました。宙麦グループでも感染防止対策と皆さんの安心、安全をどう守り届けるか、試行錯誤をしながら日々取り組んでいます。

外来は、3密を避けるために、両クリニックとも先生ごとに待合室を分け、間隔をあけて座っていただいております。診察場所がいつもと異なることがあります、掲示など案内をご覧ください。

どの部署に入るにもまずは、入り口で熱を測っていただき、熱がある方や感染の心配があるかたには、別室にご案内するようにしております。また、熱がある方には、あらかじめお電話にてご連絡いただくなどのご協力もお願いしております。また、皆さんにはマスク着用、手洗いをすましてから待合室に入っていただくようにお願いしておりますが、お一人も拒否されることがなく、ご協力に感謝しております。

各診察室や受付には飛沫防止のためのシールドを取り付けたり、長時間の診察にならないようにご協力いただいたりしております。

消毒係も設け、皆さんが触れる箇所は重点的に消毒しております。

皆さんが安心して受診できるよう努めておりますので、皆様に以下のお願いがあります。

皆さんへのお願いとご案内
① 感染の心配がある方、熱のある方は来院せずにまずは、お電話を!
② 長時間の接触を避けるため短時間での診察のご協力をお願いします。
③ 来院に不安のある方には電話診察を行っています。
④ 処方変更が必要、具合が悪い方は、診察が必要です。ご来院ください。
⑤ 電話診察のみを継続し続けることは難しい場合があります。担当医にご確認ください。

また、デイケアや各事業所は、訪問中心の支援を行っております。また、在宅ワークでは、作業があるときにはできない、自己対処や衛生について学び自分磨きをしていただいています。一人暮らしが少しでも安心して生活できるようにスタッフ一同全力で応援しております。また、就労チームは在宅勤務となっている方も多く、定期的にオンラインでミーティングを行っています。ご希望の方は、デイケアスタッフにお尋ねください。

*ご心配な方は、お気軽にクリニックにお電話ください。


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肥田先生のメディカルコラム Vol.111
~「カンブリア大爆破」~その5

『「リカバリー」とは、精神障がいをもつ人たちがそれぞれの自己実現や自分が求める生き方を主体的に追求するプロセスである』

プロセス(過程)と書いています。「リカバリーとは旅である」と言うひともいます。ここでは、症状ではなくて、患者さんの人生の方によりシフトされています。

「当事者が、自身の生き方や目標を主体的にとらえる視点が大事に
される。」APA(American Psychiatric Association:アメリカ
精神医学会)もこれらのコンセプトを支持しており、ブッシュ大統
領が議会で説明しました。

リカバリーは病状といった一部分よりも、生活とかプロセスとか、
旅とか全体の方に眼が向かってきました。これはとてもいいことだ
と思っています。

このようなことを踏まえて、わたしたちが敬愛する西園昌久先生の
の『精神医学の現在』(中山書店2003)に、統合失調症治療に
必要な4条件が書かれています。

これを次回は解説していきましょう。


宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー

今月は、訪問看護ステーションすぴかの山形さんです。

訪問看護ステーションすぴか看護師の山形です。令和元年6月に入職しましたので、すぴかに来てまもなく1年になります。

これまでは茨城県のちょっと大きい病院の病棟や外来で働き、訪問看護はつくばと松戸市で合わせて大体6年くらい、主に高齢者や身体に障害のある利用者さんに訪問していました。いわゆる精神科で働いたことはなく、精神科病院・病棟での現場経験はありません。すぴかの訪問看護は病院とは違いますが、現在はこれまでとかなり違う環境で新しい経験を積む日々を送っております。

ところで、多くの方によく「訪問看護ってなんですか?訪問介護とは違うんですか?」と聞かれます。簡単に言えば、看護は看護師で、介護はヘルパーさんです。ヘルパーさんは精神科(自立支援)では、利用者さんの能力を妨げることなく家事などの生活全般を実践的に支援することでしょうか(かなりざっくり言ってます)。

では訪問看護師は何を?ですが、いろんな表現があると思いますが「人の行動の背景に何(病気や障害や環境因子等)があるのかを見極め(アセスメント)、それに対するアプローチ(看護)をすること」になるでしょうか。お医者さんで言えば、症状を観察して診断し治療を処方することになるのですが、看護はちょっと分かりにくいですよね。是非、実際にすぴかの訪問を受けてみてください(最後は宣伝になってしまいすみません)。

次回は、すぴか看護師の中田克恵さんにバトンタッチします。


外出自粛による生活不活発病を予防しましょう

作業療法士のデイケアスタッフ藤野さんに教えてもらいました
 
生活不活発病というのは「動かない」状態が続くことによって、こころとからだの機能が低下して「動けなくなる」ことです。緊急事態宣言が延長されたことで引き続き外出自粛をしなければならず、この生活不活発病を起こしやすい状況にあります。

運動したいけれど外に出るのも不安、という方のために自宅でもできる生活不活発病予防のための活動をご紹介します。

日常の暮らしの中でも行える活動を見てみましょう。
家事活動:料理、掃除、片付け、洗濯、ガーデニング、庭いじりなど。
趣味活動:パソコンでの文書作成やインターネット検索、囲碁・将棋・麻雀、歌を唄う、手芸・創作など。

脳や筋肉、指先や声を使うこと、楽しみ・生きがいに繋がる活動は心身の機能向上につながります。

また家庭内で担う仕事や役割も健康維持や生きがいの源になります。例えば食事の支度と皿洗い、洗濯干しや取り込み、掃除がけ、床拭き、庭の管理、ゴミ捨てなど。増やすことのできる家事があればぜひ取り入れてみましょう。

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このように外に出なくても、自宅でできる活動でウォーキングに相当する運動量になります。運動の強さは問わず、どんな動きでもよいので、身体活動を毎日40分以上行うことが生活機能の低下リスクを低減する基準になります。

普段何気なく行っていることも利き手でない方の手を使ってみるなど、工夫次第でより脳やからだを使った活動に早変わりします。


「障害年金」の診断書の提出が1年猶予されます。

この先、診断書が必要な方にも郵送されてきません。「手帳」の申請も診断書がなくても受付けてくれますが、後日手続きが必要です。
「自立支援医療」については、R2年3月1日~R3年2月28日の期限について、手続きなしで1年間延長されます。なお、変更等の手続きは必要です。
手続きは、郵送で受け付けてくれます。市役所にお問い合わせください。


【休診のご案内】

ひだクリニック:土曜・祝日 休診 
ひだクリニックセントラルパーク:土・日曜・祝日休診セントラルパークは、5月11日、6月8日は午前休診です。


新型コロナウイルス感染予防のため、デイケア、家族教室、その他のグループも開催を見合わせております。開催予定が決まりましたら、ホームページ等でお知らせします。

家族教室などが開催できず、ご家族の支援が滞っている中ご家族も不安、心配などがございましたら、まずはクリニックへお電話ください。

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