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そらむぎ通信 No.152 (2019.09)

「働きたい」を実現するためには、何をすればいいの?

クリニックに通院している方の中に、「仕事をしたい」と考えている方がとても大勢いらっしゃいます。でも、自分にできるのだろうか?何から始めたらよいのだろう。などで、立ち止まっているようです。

そんな方に、いろいろな制度や社会資源があります。「働くこと」の目的は、就職することではありません。「働き続けられること」であることは、言うまでもありませんね。

働き続けられるためには、心と身体の両方の体力が必要です。この両方の体力を身につけるためには、デイケアを利用する。生活訓練や、B型事業所を利用するなどいろいろな方法があり、どこから始めてもよいのです。すごく頑張らなくてもいいのです。この心と身体の体力をつけるには、一時的な瞬発力より、少しずつ長く続けることの方が、確実にこの体力がついてきます。ですから、すごく頑張って、短期間しかもたないことより、できそうなことから始め、長く継続し、徐々にステップアップしていければよいのです。

その社会資源の一つに就労移行支援事業所があります。就労移行支援は、就労に向けての準備を支援してくれるところです。近年たくさんでき、それぞれに特色があり、ご自身にあったものを選ぶことが、「働きたい」を現実のものにします。

今回は、就労移行支援事業所「コパス」をご紹介します。コパスは就労困難者の向けた丁寧な取り組みを行っています。少人数制ですので、人が大勢いるところは苦手という方には、最適です。まずは、通所できる。その場にいられる、などから始めます。パソコンを覚えたい、などにも個別指導も可能です。

時間も半日から、日数もスタッフを相談しながら、徐々に増やしていくことも可能です。一度見学に来てみませんか?

就労移行支援事業所「コパス」
時間:9時半~16時半
半日コースは 9時半~13時までも可
場所:流山市南流山1-1-6 原ビルⅡ4階
南流山駅徒歩1分
電話:04-7157-4922
見学随時お受けしています。まずは、ご一報ください。
ご自分でお電話が苦手な方は、クリニック相談員にご相談ください。


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肥田先生のメディカルコラムVol.104

~「おもてなしの本質」~ ~その16~

「ちびまるこ」の例、OREMのモデルを引きながら「先回り支援」の弊
害をご紹介しました。どんな支援であっても本人が望まない支援は意味
があまりない。もしかしたら弊害の方が大きいかもしれない。そのよう
な例も出しましょう。

清岡卓行が昭和41年に出した『手の変幻』という有名なエッセイがあります。これはミロのヴィーナスにもし手があったら、どうだったのだろうということを書いているものです。

『 例えば、彼女の左手は林檎を掌の上にのせていたのかもしれない。
そして、人柱像に支えられていたのかもしれない。あるいは、楯を持っ
ていたのだろうか?それとも、笏を?いや。そうした場合とはまったく
異なって。入浴前か入浴後のなんらかの羞恥の姿態を示すものであるか
もしれない。さらには、こういうふうにも考えられる。実は彼女は単身
像ではなくて、群像の一であり、その左手は恋人の肩の上にでもおかれ
ていたのではないか、と。』

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「医療機関とハローワークの就労支援モデル事業」

リカバリーストーリーを聞いてみませんか?

「第3回東葛圏域ピアサポート交流会」が開催されます。
ピアとは、「仲間」という意味です。精神障害のある方が、ピア「仲間」として支え合うなどの活動を行っており、定期的に交流会を開いております。今回は、その3回目です。

日時 10月5日(土)13:30~15:30
場所:スターツおおたかの森ホール
定員40名 申し込み制です。
詳しくは、当院にチラシ、ポスターがあります。ご覧ください。


医師による「発達障害」についての基礎知識講座が始まります。

10月9日、11月13日、12月11日の3回シリーズです。
いずれも13時半~15時です。詳しくは案内チラシをご覧ください。


宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー


今月は、RUECA大森信乃生さんです

そらむぎをご覧の皆様、残暑も日ごとに和らぎ、初秋の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

2016年4月から、ひだクリニックデイケアRUECAで働いています、作業療法士の大森信乃生(おおもりしのぶ)と申します。作業療法士になり9年目を迎えました。

ひだクリニックに来る前は、神奈川県の精神科病院で入院中のリハビリを4年、デイケアを1年担当していました。当時からるえか式心理教育を受講したりと、ひだクリニックとはご縁があったと感じています。その後も、木村さんや家族会を病院研修に迎え、精神科の医療や支援について一緒に学ばせていただきました。ひだクリニックの取り組みに心打たれ、私もここで働きたいと思い、転職してきました。入職後、デイケア学会千葉大会や様々な研究にも携わることができ、医療の発展と進化に触れさせていただいています。あっという間に3年半が経過しましたが、今ここで仕事ができることを本当に嬉しく思います。

現在は、生活介護事業所そにあや訪問看護すぴかにも携わらせていただき、これまで以上に賑やかな日々を送っています。見かけた時にはお気軽にお声かけいただけたら幸いです。

来年で作業療法士になり10年目を迎えますので、肥田先生の「精神科リハビリテーションスキルアップのための11講」を熟読しながら、メンバーへの支援を深めていきたいと思います。

デイケアRUECAは年末に向けてビックイベントが続き、更なる盛り上がりを見せています。メンバーやプログラムの様子は、『今日のるえか』というブログにてご案内していますので、是非ご覧になってください。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。次回は宙麦会の新生看護師の山田愛子さんにバトンを繋げたいと思います。

【休診のご案内】

ひだクリニック:土曜・祝日 休診 
ひだクリニックセントラルパーク:土・日曜・祝日休診
9月16日(祝)、23日(祝)10月14日(祝)、22日(祝)は、両クリニックとも休診です。
*ひだクリニックセントラルパークは、水曜日も診療を行っています。
                
急に具合が悪くなった場合は、主治医がいなくても応急対応をいたしますので、ご相談ください。休診の場合は、空いている方のクリニッで対応いたします。まずは、お電話にてご連絡ください。自立支援は登録医療機関のみご使用になれます。


【ご案内】

*日曜日の家族教室は、ひだクリニック3階るえかホールにて行っております。
10月 3日(木)18時~20時 クローバー土屋SST
10月 6日(日)10時~12時 「べてる式家族当事者研究」
10月 6日(日)10時半~12時 認知行動療法フォローアップ講座
10月 13日(日)10時~12時「わいわい講座」

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