そらむぎ通信 No.161 (2020.7)
スタディーシリーズ 再開します
新型コロナウイスの感染拡大のためお休みしていました、「スタディーシリーズ」を再開します。
当院では、診察室での治療のほかに病気の知識を得たり、対処法を身につけたり、幅広い角度から精神科医療にアプローチしています。精神科の治療は薬だけよりも、こういったプログラムを一緒に行うことでさらなる効果が得られます。ご自身にあったプログラムの提案は、各クリニックの相談員や看護師が行っておりますので、お気軽にご相談ください。
<スタディーシリーズ> 週ごとに内容が違います
毎週水曜日午後13時受付 13時半開始
場所 ひだクリニック地下 保険適用 見学参加1200円
*コロナウイスの感染拡大の状況によっては急に変更することもあります。
<スタディーシリーズ> 週ごとの内訳
第1水曜日 ひきこもりの家族グループ
第2水曜日 病気の理解シリーズ 各病気ごと3カ月1クール
第3水曜日 認知行動療法 ストレスのマネジメント
第4水曜日 心理教育と当事者研究 病気との向き合い方
*各テーマごとにご案内のチラシがあります。
詳しくはチラシをご覧ください。
スタディーシリーズ 病気の理解スペシャル版
「点検しよう!コロナ不調」
講師:ひだクリニック院長 肥田裕久
長いの自粛生活、コロナの感染の心配、新しいい生活様式などこれまでの生活が大きく変化しました。これにともない多くの不調を訴える人が増えています。あらためて「コロナ不調」を点検し、悪化の予防をしましょう。
病気の理解シリーズ 「気分感情障害」を知ろう
うつ病、躁うつ病、気分障害などが「気分感情障害」に当てはまります。
病気、治療法、薬などについて肥田院長がわかりやすく解説します。
ご本人だけでなく、ご家族もご参加いただけます。
9月9日、10月14日、11月11日の3回シリーズです。
継続してご参加ください。
別紙申し込み用紙にてお申込みください。
肥田先生のメディカルコラム Vol.113
~「カンブリア大爆破」~その7
*前回からの続きです
その喪失体験というのは当然あるわけで、挫折からどう抜け出すか。その中には専門家による心理療法を含めた精神療法がありますが、もうひとつ大切なことはリカバリーの体験をだれかに伝えるということではないでしょうか。
例えば、患者さんがいろいろな話をします。診察室の中では、それは医師による病状の把握に供されるだけかもしれませんが、公の場や同じような病気を持っている人たちの場で話をすると、彼のことばは体験したという別の意味を持つようになります。体験を話す事で、体験の意味が変わってくるとい
う事、同じ話される内容でも、意味が違うということがわかってきます。ひだクリニックでいうと、「脳力アップミーティング」がこれにあたります。
また、家族も傷ついています。家族のリカバリー体験もが大事です。当然、他の家族へそれを伝えることも、です。
この4条件は今から10年以上の前に出されたものですが、私たちのリハビリテーションの一番大切な骨子になります。
With コロナバーション
今年は、「With コロナバーション」として講座を午前、午後の2回に分け3密を避けて講座を開催します。
講座参加には、マスクの着用、検温のご協力をお願いします。37.5度以上の熱がある方はお入りになれませんので、ご自宅で検温なさってからご来院ください。ご協力をお願いいたします。
第2日曜日 家族SST (問題解決型グループワーク)
第4日曜日 ふぁみりーテーブル基礎講座
7月26日(日)「病気について」 院長 肥田裕久
8月23日(日)「社会資源・制度」 精神保健福祉士 宮崎りつ子
9月27日(日)「家族のかかわりについて」 公認心理士 杉嶋洋子
10月25日(日)「薬と治療について」 院長 肥田裕久
11月22日(日)「家族として病気に向き合うために」看護師 木村尚美
12月27日(日)「リハビリテーションについて」 院長 肥田裕久
メンバー デイケアスタッフ
**コロナウイルス感染拡大の状況によっては、連絡なく変更、中止することがあります。ご了承ください。
宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー
訪問看護ステーションすぴかの新沼舘と申します。これまで、循環器、呼吸器、精神の病棟で11年勤務してきました。鍼灸師資格取得のため学生をしながら、昨年の6月からすぴかで働かせていただいております。
5.6年前に参加した研修で院長や副院長のお話を聴く機会があり、ひだクリニックを知りました。精神疾患の方々の社会復帰に興味があったので、いつか働いてみたいなと頭の片隅にずっとありました。学生になり、アルバイトをしようと思った時に真っ先にひだクリニックを思い出し、現在に至ります。これも何かのご縁だな思っております。
私が患者さんとお話しする際に、心掛けていることは、健康な部分を引き出すということです。幻覚妄想があっても、やる気が起きず鬱々していても、必ず健康な部分があると信じて関わるようにしています。お話をしていると、みなさん私にはないステキなものを沢山持っています。私たちは普段、自分の良いところにあまり目が向かず、出来ない部分やダメな部分に目が向きがちです。ですので、すごいな、ステキだなと思ったことは伝えるようにしています。そうすることで、少しでも、自信につながっていけばいいなと思っています。
今後、鍼灸師資格を取得した際には、心だけでなく、身体のケアを通して精神疾患をもつの方と関わっていきたいと思っています。至らない点も多いですが、これからもよろしくお願いいたします。
バトンは、すぴか矢口さんにお渡しします。矢口さんよろしくお願いします。
【休診のご案内】
ひだクリニック:土曜・祝日 休診
ひだクリニックセントラルパーク:土・日曜・祝日休診
7月23日24日は両クリニックとも休診です。
8月8日~8月16日までセントラルパークは休診です。
*休診中、精神的症状にて具合が悪くなった場合は、本院で対応いたします。まずは、お電話でお問い合わせください。
*自立支援医療は、登録している医療機関でしか使えません。
家族教室の開催は、現在検討中です。
開催が決まりましたら、改めてご案内いたします。
【編集後記】
ドラえもんのポケットの物で「どこでもドア」が一番欲しかったのですが、「どこでもドア」って、オンラインだったのかも・・と気づきました。でも、オンラインでは臨場感が足りないですよねー。(み)