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そらむぎ通信 No.163 (2020.10)

ひだクリニックお台場 どうぞよろしくお願いいたします。

ご挨拶 佐々 毅

この度ひだクリニックお台場の院長として勤務させていただくことになりました佐々 毅(さっさ たけし)と申します。よろしくお願いいたします。

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平成4年に東京医科歯科大学医学部を卒業し、同大学の精神神経科で研修を行いました。平成6年から医療法人静和会浅井病院に勤務し、平成18年に同法人が開設した新検見川メンタルクリニックの院長として勤務していりました。令和2年4月に同法人を退職し、今回ひだクリニックお台場の院長に就任いたしました。一般の精神医療に加え、スポーツ精神医学(アスリートのメンタルヘルスケアおよび精神障がい者スポーツ)を専門にしています。

宙麦会とのお付き合いは、フットサルに始まります。2009年ごろ、日本の各地で精神障がい者のフットサルをしようという機運が高まり、千葉県内でも推進しようという流れができました。しかし、そのためにはチームを増やさないといけない。その時、たまたまひだクリニックでフットサルをやっているという話を聞きつけて千葉でフットサルを盛り上げようと話をしたのが最初です。その後ひだクリニックのフットサルチーム(Espacio)は日本有数の強豪チームになりましたが、それは私のおかげです(笑)。現在は全国の精神障がい者フットサルの中央統括団体である日本ソーシャルフットボール協会理事長としても活動しています。

【ひだクリニックお台場の目指すもの】
宙麦会の強みは、単に患者さんの症状を緩和することだけでなく、障がいや困難があっても生きがいや役割を得て社会の中で心豊かな生活を送れる支援を行っていることだと思います。そのためにリハビリテーションプログラムやスタッフを充実させ、必要な施設を作ってきました。また、その中でピアスタッフの養成を進め、ともに活動していく体制を作ってきました。

お台場という地域は高層マンションに住む富裕層というイメージを持っていたのですが、来てみるとそれだけではなく、お台場開発時にできた公団住宅も多く年齢層、所得にも幅があります。また、外国人も多く文化の違いによる不適応を起こしている人も多い印象です。

周囲には企業も多く、職場のメンタルヘルスの問題も取り扱う課題となります。宙麦会が持つ強みを生かしてお台場の地域住民にどのような支援体制が必要か、さらに言えば企業や自治体と連携して社会を変えるためにどう活動するか。それを今スタッフと議論しています。
と固いことを言いましたが、クリニックは南国をイメージしたくつろげるスペースを作っています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

【クリニックの紹介】
お台場受付兼栄養士の伊藤でございます。南流山デイケアRUECA~外来~セントラルパーク外来を経て、お台場スタッフとして参加しています。当事者・家族の皆様に安心していただける地域密着のクリニックを目指し、お台場に素晴らしい癒し空間を作り出しました。

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休診日は祭日・日曜日のみ(金曜日は受診前の相談日etc)。電話での予約制ではありますが、お待ちいただけましたら即時対応も可能としています。火曜日・木曜日は夜診も始めることになりました。

お台場というと本来は家族・友達と遊びに来たり食事したり、笑顔が集まる場所で気軽に利用していただける心療内科でありたいと思っています。診察は宙麦会に馴染み深い先生方が揃っていますのできめの細かい診察をご期待ください。

お台場デイケアVinaka(ヴィナカ=フィジー語でこんにちは)ではもちろん『るえか式心理教育』をはじめ『当時者研究』『SST』『認知行動療法』などデイケアRUECA(るえか)のお馴染みのプログラムを中心に心の不具合でコミュニケーションがうまくいかなかったり、物事を被害的に捉えたりする皆様に心のリハビリテーションを提供しようと思います。歴代のデイケア長3名が揃っておりますので賑やかになりそうです。

コロナ禍の中宣伝不足もあり予約枠はまだ空いておりますのでご一報いただければと思います。お気軽にお立ち寄りください。


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肥田先生のメディカルコラムVol.115

~「青いパンジー、黄色いパンジー」~その2
  
「DHMO」という、この物質はどういう物質かというと、次のようなものです。

1 気体に接触すると、短時間でも人体に熱傷が生じる
2 固形体に長時間接触すると、皮膚に障がいがでる
3 悪性腫瘍に含有されている

こういう物質は規制すべきだと思いますよね。こういう物質が汚染
水に含まれているのです。

「DHMO」は、正確には、「Di-Hydro Mono-Oxygen」の略になり
ます。これは何かというと、実は単なる「水」のことです。

水は100℃の水蒸気になると、やけどをします。

固形物は氷ですから凍傷になります。

人間の体は60%~70%は水でできているので、当然悪性腫瘍に含まれます

これだけ見ると、水というのは超極悪のものですが、でも水がないと私たちは生きていけません。

私たち精神科で患者さんを診る場合に、患者さんの症状に目を向け、悪いところを診るというのはこういうことなのです。

確かに1~3は全部正しい。水が持っている豊かな側面をまったくそぎ落として、悪いところだけ見ると、こういうことになります。

これを私たちは、パンジーの花で例えています。


宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー

今月は、外来看護師の大倉さんです

ひだクリニック看護師の大倉と申します。今年の2月に入職し半年が過ぎました。まだまだ私の事が分からない方が多いかと思いますので自己紹介させていただきたいと思います。

これまでは、東京の病院に3年間勤めていました。看護師一年目は血管外科・脳神経外科・一般内科の病棟で働いていたのですが、病院の引っ越しを機に病棟が変わり、消化器の外科と内科の病棟で2年間働きました。3年を目途に新しいチャレンジをしたいと決めていた時に、看護師の山田さんにクリニックを紹介していただき、現在に至ります。

今まで精神科での経験がなかったため不安もあったのですが、何事もチャレンジ!と思いながら日々を仕事しています。(ちなみに経験はないですが授業で学んできてはいます。)

病気の事を理解していてもその人自身に実際に関わらないとどのような看護が必要なのかわからないものです。学校で学んでくることは、いくつか出される患者さんの事例に合わせてアセスメント(分析・評価)していくだけなので、実際に現場に出るとなかなか個別性にあった看護を提供するのは困難です。話を聞くことでその方の生活歴や生活環境など理解し、どのように介入していくかアセスメントできるため、入職してからは人との会話を特に大事にしています。

私は話すのが苦手で、人見知りをしてしまいます。ですが、仕事は別!気持ちを切り替え、いつも笑顔で会話ができるよう心がけています。皆さんとお話ができることを楽しみにしています。よろしくお願いします。

次回は事務の横井さんにバトンをお渡しします。よろしくお願いします。


【休診のご案内】
ひだクリニック:土曜・祝日 休診 
ひだクリニックセントラルパーク:土・日曜・祝日休診
ひだクリニックお台場:日曜・祝日休診

*休診中、精神的症状にて具合が悪くなった場合は、開いているクリニックで対応いたします。まずは、お電話でお問い合わせください。
*自立支援医療は、登録している医療機関でしか使えません。

【ご案内】
*日曜日の家族教室は、ひだクリニック3階るえかホールにて行っております。入室前に体温チェックをさせていただきます。

**家族教室ご参加のお願い**
当日、ご自宅で検温し、37.5度以上の方、体調が悪い方は無理にご参加なさらないでください。マスク着用にご協力ください。
<午前の部>9時半受付開始 10時~ 
<午後の部>13時受付開始 13時半~
*午前の部、午後の部は、ふぁみりーテーブル、家族SSTともに固定した時間にご参加ください。昼食の提供は、ありません。

10月 1日(木)15時半~ クローバー家族SST 認定講師土屋徹
10月 4日(日)15時~ 家族のお茶会 (要予約)
10月11日(日)家族SST グループワーク
10月25日(日)ふぁみりーテーブル基礎講座 ~くすりについて~
院長 肥田裕久


【編集後記】
コロナが流行してからは、電車なし生活を送っています。先日半年ぶりに電車に乗ってお台場へ。やっぱり都会はいいなぁ、ワクワクしました。そしてお台場海浜公園直結、癒しの「ひだクリニックお台場」へどうぞ。(み)

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