Soramoの日記:井戸民のインビジブル
インビジブルがスタートしました。ここは井伊谷の高台、蟹淵を見下ろす井戸民の窓ですので、鶴とおとわの今世という理解です。なのでやはり記録しておこうかと。
鶴とおとわの段階は飛ばして、いきなり殿と家老として出会ったお二人でしたが、殿と家老については語り尽くすことはできませんので、Soramo過去ツイに譲ります。
ベネ。2人の表情が美しいです
久しぶりの本格共演ですが、殿と家老の今世として、敵対的緊張関係からの始まりで良かったです。ベネ。ずっとこのままでも良いです。全く異なったハピリな現世があっても良いのですが、ヘタに色恋を絡められたりしたら、ずいぶん「これじゃない感」をクリアするハードルが上がったと思います。
事態の構図を描いているキリコと、自分が置かれている事態の現在地が分からない志村。「今川側の目付」の立ち位置から井伊谷を守った但馬と、但馬の描いた構図の中で守られていた殿という一時期と照らし合わせれば前世と逆のように思えますが、結局のところ但馬は殿に振り回されていたので、そういう意味では前世と同じかなあ。
というか前世では、殿と但馬は互いに振り回されていたし、そのじつ互いに頑固なまでに自分の人生を歩んでいました。殿に振り回されるのは但馬の隠れた本望だったと思われますので、そういう意味ではキリコに振り回された志村の顔が神経質に歪むたび、良かったねとかニヤニヤする私もいます。1話の最後は、またしても殿に「我を上手く使え」と言われて苦悩していた家老でした。
殿も但馬も、表情がとてつもなく美しい。殿、金髪のショートがとても似合います。現世でもこんなに、王道から外れた斜め上の美しさっていうのは、但馬的に反則だと思う。
立ち位置:政虎視点からの感想記録
政虎派です。鶴はおとわに最後まで恋愛込みの愛情を持っていましたが、それを早い段階で封じ、「乗り越えた」と自己認識していたと考えています。本当は乗り越えたのではなくて、ひたすら深く大きくなっていました。イセさんも「乗り越えた」と半ば信じてお芝居してたと思いますが、本当は乗り越えていないので色々と滲み出ていたのはファンならご承知と思います。
おとわは、恋愛感度は低く、井伊を守る自覚と人間への仁愛が軸の人だったので、自分を女性と見てくれる相手でなければ、恋愛が芽生えない。鶴はひたすらおとわに対して恋愛感情を隠していたので、おとわから鶴への恋愛は育つ土壌がありませんでした。
もちろん鶴には亀も入った幼馴染3人の絆があり、彼女の最も大切な半身の1人でした。さらには、ここには鶴の無自覚なズルさ・賢さもあって、おとわに最も近くなれる唯一無二の存在は、「夫」ではなく、井伊谷を共に守る者だと彼は知っていたのだと思います。なので、その立ち位置を永遠に手に入れた鶴は、勝者だったと私は考えています。
※参照ツイ:https://twitter.com/i/events/897030338425245696?s=21&t=es3D7GBXrFSzibbbJNO9nw
…という政虎派なのですが、その上でキリコさんと志村さんはといえば、前述のように、最後まで恋愛なしのバディでもまったく良いし、そうあってほしいという気持ちが今の段階ではやや強いかなあ。まだ分かりません。
結びにかえて
「白と黒」など、井戸民の琴線に触れるワードをぶっ込んできたドラマでしたね。「おんな城主直虎」のキーワードはたくさんある(語り尽くせない)のですが、今世がバディものならばやはり政虎視点から現状把握せねばと、つらつら記録いたしました。今後は、また気が向いたら。それにしても直虎本編は、円盤持っていても見返せませんね。見てしまうと暮らしの全てが持っていかれます。この状態こそ何とかしたい井戸民です。
(日記:2022年4月17日)
一生さんの出演物は、必ず1人でアルコールをいただきながら視聴しています/雪国は見られませんでした。残念。いろいろな方のご報告で疑似体験していました/まもなく満月ですね