裸の王様がリアルに公道を歩く列島における希望と好奇心:ArcTimes岡本カウアンさんインタビューより
怒涛の仕事2週間が終わりましてこの週末は半分寝ていました、それでもエネルギー不足です、年齢的にチャージに時間がかかるのですね、なかなかに。
デザイン業務は耳が空くので忙しい時でもYouTubeは追えるのですが、それすら難しかった2週間でした、それでも何とか聴いた中でよかったのがArcTimesの岡本カウアンさんインタビューです。
結論から言うと、一人ひとりが無力でないということを、きれいごとでなく、実質的に感じられたという意味で、希望を感じるインタビューでありました。
自分自身であることの大切さを具現しているArcTimesのカウアンさん
カウアンさんは色んな動画に出ていて、そのお話はすべて聞いているわけではないけれど、青汁王子こと三崎さん動画とか旧N党政見放送なんかも見ています、そういった中でArcTimesの動画が良かったのは、カウアンさんの考えていることをじっくりと流してくれたからだと思う。
もちろんこの、BBCから始まるジャニーズへの一連の告発は、単なるゴシップでないのはもちろん、児童性虐待事件やパワハラや「偏向報道」問題にも留まらない。
日本全体を覆う病理を突く出来事で、どの動画を見ても、そのことを感じることができます。多くの人が、それを目の当たりにしていると思う。
そういった中でArcさんでは、その病理について、きれいな学者の言葉でもなく、扇情的な告発や冷笑的な現実追認でもなく、当事者のカウアンさんが自身と社会を自分の感覚で見つめ、考え、発する言葉で語っていた、そのことがとても心に響きました。
これまで知っていたこと、感じていたことも、カウアンさんの言葉で改めて捉え直すことができたし、そういう考え方があるのか、といった発見もあった。
ご両親が日系ブラジル人だったことは本当に大きく、またカウアンさん自身の力にも(結果的に)なっているとも思います。
自分自身である大切さを具現しているように見受けました。
人によって色んなことを感じられると思うので、内容を詳しくは書きません、ぜひ見てみてください。
「裸の王様」がリアルに歩く列島で
改めて。
私たち1人ひとりの行動で世界が大きく変わる時代だと、興味深く思います。
1990年代に最高裁で認められたというジャニーズのパワハラ(児童性虐待)が、当時報じられなかったことと、今現在、マスコミが一連の告発をほぼ黙殺していることには大きな違いがあり、それは「みんな知っているよ」度合いの驚くべき高さですよね。
高校生の子どもに聞いてみると「そんなのみんな知っていたよ」だし、SNSでも玉石混交で当たり前に情報が流れてくる。
ここまで「みんなが知っている」レベルのことが、一方で白昼堂々無視されている。「裸の王様」の物語が、誇張でなく、リアルに公道を歩いています。
さらにこれが「政治的な」ジャンルではなく「政治的なことは関わりたくない」と考える多くの人も頻繁に目にする「ジャニタレ」の問題であることが、「裸の王様」が否応でも目に入る状況を高めている。
こういった世界で、1人ひとりの人間という生物は、どういうことを感じているんでしょうか。客観的に見れば、本当に興味深いと思います。
ネズミは、ボタンを押すと餌が出てくるということを学習するようですが、では2023年の日本列島に生息する人間という生物は、どういう仕草を学習するのでしょうか。
また例えばスポンジは、その場の水分を清水だろうと汚水だろうと吸い取るわけですが、この日本列島に生息する彼ら(私たち)は何を吸収し、むどんな姿になるんでしょうか?
これがもし、私が未来人で歴史上の出来事を見ているのだったら何もできないのですけど、現場に立って息をしている日本列島人の1人であり、私の家族も、同僚も、みんなが現在進行中の歴史の登場人物であるのですよね。
いま日本列島に住む人々が保有している「歴史のイフ」の可能性は、プラスにおいてもマイナスにおいても、ものすごく高いなあ。。
びっくりするくらい戯画的な現実と、その中で自分を見つめながら動き始めている人達の姿から(それはカウアンさんのみならずArcTimesのお二方もですが)、改めてそう感じとれた動画でした。
おやすみなさいませ。
[日記:2023年4月23日]
https://www.youtube.com/live/ZCR6utmv8KY?feature=share
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