神巫型星杯解説

はじめに

　今回は宣告者の神巫を採用した星杯の解説となります。星杯デッキで宣告者の神巫を採用するメリットは

①受けの広い２枚初動であり、デッキの安定感が向上する
②ムドラケルドウやヌトス等の妨害用モンスターを（往復で）落とせる
③チューナーであるため、シンクロに使える

この3点となります。では、詳しく見ていきましょう。

星杯で神巫を使う為のセット

　私が考える現在星杯で神巫を採用する場合に最低限採用したいカード群は以下の通りになります。

神巫を絡めた星杯展開

　それではまず、①のメリットについて詳しく解説します。星杯における神巫は、通常モンスターを召喚権を使用せずに特殊召喚出来るカード、レベル2通常モンスター、または星遺物ー『星杯』と組み合わせる事で初動となります。これらの展開ルートを詳しく見ていきましょう。

宣告者の神巫+予想GUY（緊急テレポート、シェードブリガンダイン）

①予想GUYでデッキから通常モンスターをリクルート
②神巫を召喚
③神巫でトリアス・ヒエラルキアを墓地に送る
④神巫をリリースしてトリアスを自己蘇生
⑤リリースされた神巫の効果でリースをリクルート
⑥リースで星遺物ー『星杯』をサーチ
⑦イムドゥークをリンク召喚
⑧イムドゥークで増えた召喚権で星遺物ー『星杯』をアドバンス召喚

宣告者の神巫+レベル2通常モンスター、または星遺物ー『星杯』

①神巫を召喚からリースのリクルートまでは先程と同じ
②手札にレベル2通常モンスターがあるならリースで星遺物ー『星杯』をサーチ、星遺物ー『星杯』があるなら星杯を戴く巫女をサーチ
③トリアスとリースでスプライト・エルフをリンク召喚
④手札のレベル2通常モンスターを墓地に送りリースをサルベージ
⑤エルフでレベル2通常モンスターを蘇生
⑥イムドゥークをリンク召喚
⑦イムドゥークで増えた召喚権で星遺物ー『星杯』をアドバンス召喚

神巫を活用した戦術

　宣告者の神巫は場に出た時の効果によりムドラやケルドウを落とす事で墓地メタとしたり、ヌトスを落として除去ができます。
　しかも、相手ターンにスプライト・エルフから蘇生することで相手ターンの妨害として機能します。また、ギガンティック・スプライトからもリクルート出来るため、妨害手段として見ると非常にアクセスしやすいです。（ギガンティックから神巫をリクルートするとトリアスが特殊召喚できない点には注意）纏めると、ギガンティックで自分のターンに出してムドラを落とし、相手ターンにはエルフで蘇生してヌトス（やケルドウ）を落とす事で2回分の妨害となるわけです。
　また、ヌトスを落とすプランはイヴリースロックと合わせることで更にイヴリースロックをより隙のないものに出来ます。今までのイヴリースロックはメイン1を放棄してバトルフェイズに入られるとイヴリースの自爆特効を甘んじて受けるしか有りませんでした。というのも、召喚権を使われる前にマスカレーナでリンク召喚すれば、リイヴでバウンスする機会を失い通常召喚したモンスターとイヴリースでリンク召喚されてしまうからです。しかし、予め神巫を墓地に落としておけばメイン2に通常召喚したモンスターをヌトスで破壊出来るためイヴリースロックを維持出来ます。
　宣告者の神巫がチューナーであるためシンクロ召喚ギミックを取り込むことも出来ます。特に、ティアラメンツに刺さるアークデクレアラーが使えるようになるのは頼もしいです。勿論、もっと高レベルのシンクロ召喚に繋げても良く、例えばムドラケルドウヌトスを落としてレベル2と合わせてサベージを出しても良いです（ただし、この場合トリアスは落とせないので初動としては使いにくい点に注意）

結び

　神巫型星杯、いかがでしたでしょうか。手数にはなりにくいものの、展開と妨害を両立した良いギミックですので星杯を使う方は一度試してみて下さい。