【シーズン36マスター1】パラダイスマッシャー型・超重罪宝星杯
初めに
シーズン36(2024年12月)、星杯でマスター1に到達した星杯の構築について解説します。
それでは見ていってください!
初動
このデッキは、TG ロケットサラマンダーまたはワカウシから神子イヴを作る事で星杯展開が成立します。(詳しくは展開ルートの章を参照してください)
1枚初動は計16枚。内訳としては、TGロケットサラマンダー、及びそれらにアクセスできる罪宝関連カードが計10枚。超重武者の初動(ワカウシ&バイ-Q)が6枚となります。一枚初動を使って動ける確率は90.70%となっています。※
一枚初動の内13枚は召喚権を使わない初動となっており、貫通率は高めです。例えば、一枚初動を2枚を引いてかつその中には召喚権を使わない初動が含まれる確率は66.74%となっています。
(※スクリューサーペント素引きによって展開できなくなるケースは除外。なお、召喚権を使わずに動ける場合はスクリューサーペントを素引きしてしまっても初動にはなります。ビッグベン-Kを素引きしてしまってもワカウシを通常召喚してビッグベン-Kを貼れば初動になるのでビッグベン-K素引きは初動率に影響はありません。また、二枚初動も存在しますが確率には含めていません)
超重武者ギミックの採用理由
初動ギミックとしてTG+罪宝ギミックのみを採用した場合、(40枚構築と仮定して)ロケットサラマンダー1枚採用の場合1枚初動は10枚、それらを引く確率は78.34%、ロケットサラマンダーを3枚採用したとしても85.06%となります。もう少し安定感が欲しいと感じたので初動ギミックを追加する事にしました。
追加する初動ギミックを考えた時、召喚権を使わずに展開できる超重武者ギミックが貫通力の面でも優秀であったため採用しました。
制圧プラン
3素材のパラダイスマッシャーを立てる事を目標に展開します。ルートについては次章で説明します。
3素材のパラダイスマッシャーが成立すると、91.90%の確率で次のターンまで相手モンスターの効果の発動と攻撃を封じる事ができます。この効果は残存効果であるため、相手ターン中は絶対解除できない理不尽ロックとなります。稀に自分がロックされるのは御愛嬌。
パラダイスマッシャーは星杯の制圧プランの中でも特にパーツが少なく、しかも残存効果で縛る為天盃龍であっても突破が出来ない点を評価し採用しました。
また、召喚権をキープして神子イヴ+モンスター一体を成立させれば星遺物ー『星杯』をアドバイス召喚し、神子イヴ+星遺物ー『星杯』でバロネスを立ててから展開できます。これにより以降ニビル等の誘発を弾いて展開できるため積極的に狙っていきましょう。特に、超重武者初動初動では神子イヴで星遺物ー『星鎧』をサーチしてP召喚する事でバロネスを立ててから展開する条件を満たませす。ちなみに、パラダイスマッシャーで攻撃を封じられるのでバロネスは横で置いてライストをケアしましょう。
展開ルート
ロケットサラマンダー初動
〜星遺物ー『星杯』アドバイス召喚まで
ロケットサラマンダー召喚
ロケットサラマンダーでスクリューサーペントをリクルート
スクリューサーペントでロケットサラマンダー蘇生
スクリューサーペント+ロケットサラマンダーで神子イヴをEXゾーンにシンクロ召喚
神子イヴで星遺物ー『星杯』をサーチ
神子イヴ一体でグラビティ・コントローラーをリンク召喚
神子イヴで星杯通常モンスターをリクルート
星杯通常モンスター一体でイムドゥークをリンク召喚
イムドゥークで増えた召喚権で星遺物ー『星杯』をアドバイス召喚
〜パラダイスマッシャーの成立まで
星遺物ー『星杯』とイムドゥークでアウラムをリンク召喚
星遺物ー『星杯』で星杯の守護竜と星杯の妖精リースをリクルート(一体はアウラムのリンク先に置く)
星杯の妖精リースで星遺物ー『星杯』をサーチ
アウラムで星杯の守護竜を墓地に送って神子イヴを蘇生
アウラムとリースでリイヴをリンク召喚
アウラムの墓地効果で手札の星遺物ー『星杯』を特殊召喚
星杯の守護竜で墓地の星杯通常モンスターを蘇生
リイヴで星遺物を継ぐものをセット
リイヴと星杯通常モンスターでスプライト・エルフをリンク召喚
星遺物を継ぐもので星遺物ー『星杯』を蘇生
星遺物ー『星杯』2体と神子イヴでパラダイスマッシャーをエルフのリンク先にエクシーズ召喚
パラダイスマッシャーの効果を発動し、相手のモンスター効果と攻撃をロック
エルフでリースを蘇生
リースとパラダイスマッシャーでマスカレーナをリンク召喚
ワカウシ初動
〜星遺物ー『星杯』アドバンス召喚まで
ワカウシをPゾーンに設置
ワカウシ特殊召喚してビッグベン-KをPゾーンに設置
ビッグベン-Kでダブルホーンをサーチ
ダブルホーンをワカウシに装備
ダブルホーン特殊召喚
ワカウシとダブルホーンでEXゾーンに神子イヴをシンクロ召喚
神子イヴで星遺物ー『星鎧』をサーチ※、ワカウシをPゾーンに設置
星遺物ー『星鎧』をP召喚
星遺物ー『星鎧』で星遺物ー『星杯』をサーチ
星遺物ー『星鎧』をリリースし、星遺物ー『星杯』をアドバンス召喚
※神子イヴのサーチにヴェーラーを当てられた場合でも、神子イヴをグラビティ・コントローラーに変換してリースをリクルートする事で貫通できます。この為に神子イヴはEXゾーンに出しましょう!ただしこの場合、最終盤面はエルフ+マスカレ+リイヴ+星遺物ー『星杯』程度になります。
〜パラダイスマッシャーの成立まで
神子イヴと星遺物ー『星杯』でバロネスをシンクロ召喚
神子イヴで墓地の星遺物ー『星杯』を特殊召喚、星遺物ー『星杯』で星杯の妖精リースと星杯通常モンスターをリクルート
星杯の妖精リースで星遺物ー『星杯』をサーチ
星杯通常モンスター1体でイムドゥークをリンク召喚
イムドゥークとリースでリイヴをリンク召喚
イムドゥークの墓地効果で手札の星遺物ー『星杯』を特殊召喚
リイヴで星遺物を継ぐものをセット、発動して墓地の神子イヴを蘇生
神子イヴと星遺物ー『星杯』2体でパラダイスマッシャーをエクシーズ召喚
パラダイスマッシャーの効果を発動
採用カード
星杯カード
星遺物ー『星杯』のリクルートの二回目は諦め、不純物を可能な限り減らす形。
星杯を戴く巫女:エルフで蘇生できる、セレーネの素材になれる点を考慮し採用
星杯に誘われしもの:スネークアイと合わせて神子イヴになれたり、バグースカの素材になれる。通常モンスター1枚でも回るが、通常モンスターを引ききると神子イヴから通常モンスターをリクルートできない点を不便に感じたため2枚目の通常モンスターとして採用
星杯の守護竜、星杯の妖精リース:素引きで特に仕事がないので1枚採用
星遺物ー『星杯』:召喚権を使わない初動と合わせて貫通札になる事、パラダイスマッシャー展開で複数枚使う事を考慮し3枚採用
星杯剣士アウラム:パラダイスマッシャーの素材用に3枚目のレベル5を供給する手段としてアド損覚悟で採用。3枚目のレベル5供給手段としては他に二枚目の神子イヴ+選ばれしもの、落ち消しのパズロミノなどがあるが、展開を組み立てやすい点を考慮しアウラムを選択。
罪宝スネークアイギミック
一枚初動になるカードは可能な限り採用。上振れ要素としてフランベルジュも採用。罪宝カードとしては原罪宝と罪宝狩りの他に後手意識の反逆の財宝を1枚採用。とはいえ、増Gの止まりどころ兼上振れ札としてシルヴィアを採用しても良かったかもしれない。
TGギミック
TG ロケット・サラマンダー:召喚権を使用する、他に初動は十分にあるといった理由により1枚採用
TG スクリューサーペント:絶対に手札に来て欲しくないカードその1。素引きしてしまうとロケットサラマンダーからリクルート出来なくなってしまうが、最悪召喚権を使わない初動と合わせれば神子イヴを出せるので1枚採用に留める。
超重武者ギミック
超重僧兵ビッグベンーK:絶対に手札に来て欲しくないカードその2。素引きするとワカウシのP効果が使えなくなってしまうが、最悪ワカウシ召喚してビッグベンーKを手札から設置すれば神子イヴは出せる。
星遺物ー『星鎧』:ワカウシ初動展開を伸ばすことで、バロネスを出してからの展開を安定化する。採用せずとも手札に他のP召喚できるモンスターがあればバロネスを出す事は可能。素引きを気にするなら不採用もあり
誘発
初動率は十分だったので若干デッキを厚くして誘発を増量。
天盃龍はパラダイスマッシャーで止められると判断しギミパペや粛声を見てドロバを採用。
エクストラ
No41泥酔魔獣バグースカ:超重武者が絡んだ時に増Gの止まりどころとして採用したが、超重武者とレベル4の重ね引きが要求されるためイマイチ安定しなかった。原石が来るまでは他の選択肢を考えた方が良さそう。
神聖魔皇后セレーネ:巫女やイヴを素材として出して神子イヴを蘇生し、アクセスに繋げる。ユニコーンから差し替える形で途中から採用したが使用回数が十分でない為評価に悩み中。
召命の神弓アポロウーサ:パラダイスマッシャーが通った場合はモンスター効果を封殺しているためあまり意味はないが、パラダイスマッシャーを通せない場合には優秀。
ランクマを走っての感想
神子イヴ解禁後の星杯を触ってみた感想としては、解禁前と比べ以下の点で非常にストレスフリーになった感じました。
大量の1枚初動による安定感の向上
神子イヴが2度も星遺物ー『星杯』にアクセスするので星杯展開が太くなった
初動をスプライトに頼る必要が無くなった事で、展開に縛りが付かなくなった→アクセスコードを出しやすくなった、制圧プランの選択肢が爆増した、etc…
星杯のパワーも大幅に上がったのでもう少し余裕を持ってマスター1まで行けると思っていましたが、思ったより時間がかかってしまいました。とはいえ、今までのように高ランク帯から一気に降格するような事も無かったので、気持ち的には大分楽でした。マスター3は3回踏む羽目になりましたが、それからは降格する事もなく、辛坊強くデュエルし続けてマスター1まで上がれました。
環境的には天盃龍によって先行率が上がり、先行番長プランを選択できる星杯にとってはやりやすい方だったと思います。とはいえ、パラダイスマッシャーで制圧してもサンボル+一滴等で盤面を返される事も多かったのは課題です。天盃龍が規制されるので来月の天盃のシェアは不明ですが、シェアが減るようであれば後攻のプランを考えなければなりませんし、まだまだ残るようであればカウンター罠の採用を検討してみようと思います。
超重武者ギミックについて。ダブルホーンやビッグベン-K等の素引きは気になりましたが、バロネス+パラダイスマッシャーまで安定して行けるようになったのでトータルでは+だと思っています。また、ワカウシが通るだけでサレンダーされる事も多く、タイパに大きく貢献していました。(ちなみにマスター1昇格戦もワカウシが通った瞬間サレンダーされました)
来月は朱光も無制限になるので、幻奏バンシーギミックを採用した星杯でも使ってみようと思います。