ネフティス星杯紹介
はじめに
今回は、ネフティスや《イリュージョン・オブ・カオス》等の儀式ギミックを取り込んだ星杯デッキの紹介となります。
ネフティスが召喚権を使わずにレベル2を並べられる事から《ギガンティック・スプライト》経由で《星遺物ー『星杯』》のアドバンス召喚まで繋がる事に着目し作り始めたデッキでしたが、最終的に儀式ギミックと星杯ギミックが想像以上に上手く噛み合うデッキとして完成しました。
儀式ギミックを取り入れる事で今までとは一味違う動きが出来る様になった星杯デッキをお楽しみ頂けると幸いです。
ネフティスギミック紹介
まずはネフティスギミックについて軽く解説します。
このデッキにおけるネフティスギミックの基本展開は以下の通りです。
ネフティスの繋ぎ手を儀式召喚
ネフティスの繋ぎ手でネフティスの祀り手を儀式召喚
ネフティスの祀り手でネフティスの祈り手をリクルート
ネフティスの祈り手で手札を破壊してカオス・ネフティスをサーチ
ネフティスの祀り手が素材として墓地に行ったら、手札のカオス・ネフティスを破壊して蘇生
最終的に、墓地にカオス・ネフティスを落としながらレベル2モンスター4体分が出力されます。
ネフティスの輪廻という、ネフティスの祀り手を効果テキストに含む儀式魔法が存在するので、儀式の下準備から儀式魔法とネフティスの祀り手を揃える事も出来ます。
儀式と星杯のシナジー
このデッキに入っている儀式ギミックを見て見ますと
《マジシャンズ・ソウルズ》出張→召喚権を使わず通常モンスターを出せる。
《宣告者の神巫》→《星杯の妖精リース》を出せる。
ネフティスギミック→レベル2が並ぶので《ギガンティック・スプライト》を出せる。召喚権も使わないので通常モンスターがなくとも《星遺物ー『星杯』》を召喚出来る。
《高等儀式術》《高尚儀式術》→レベル2通常を墓地に落とせるので、《スプライト・エルフ》で蘇生出来る。
と言った風に、全ての儀式ギミックが星杯に繋がっています。そして、これらのカード2枚にアクセス出来る《ゲール・ドグラ》は1枚から《星遺物ー『星杯』》をアドバンス召喚出来るカードとなっております。(展開ルートは後述)
一方の儀式ギミック側は、星杯を入れたおかげでレベル2通常モンスターが自然に採用され、《高等儀式術》《高尚儀式術》を自然に採用出来る様になりました。脱法儀式ギミックをテーマ内に持たないネフティスにとってはこれはかなりありがたいです。
展開例
初手:《ゲール・ドグラ》(+手札コスト1枚)
最終盤面:《スプライト・エルフ》+《ピットナイト・アーリィ》+《I:Pマスカレーナ》+《星鍵士リイヴ》+《星遺物に響く残叫》、墓地に《カオス・ネフティス》と《星遺物ー『星杯』》
《ゲール・ドグラ》を召喚
《ゲール・ドグラ》で《虹光の宣告者》を2枚落として《高等儀式術》と《ネフティスの繋ぎ手》をサーチ
《高等儀式術》で《守護竜ユスティア》を素材に《ネフティスの繋ぎ手》を儀式召喚
《ネフティスの繋ぎ手》で《ネフティスの祀り手》を儀式召喚
《ネフティスの祀り手》で《ネフティスの祈り手》をリクルート
《ネフティスの祈り手》で手札を破壊して《カオス・ネフティス》をサーチ
《ネフティスの祀り手》と《ネフティスの祈り手》で《スプライト・エルフ》をリンク召喚
《スプライト・エルフ》で《守護竜ユスティア》を蘇生
《守護竜ユスティア》を素材に《星杯竜イムドゥーク》をリンク召喚
手札の《カオス・ネフティス》を破壊して《ネフティスの祀り手》を蘇生
《ネフティスの繋ぎ手》と《ネフティスの祀り手》で《ギガンティック・スプライト》をエクシーズ召喚
《ギガンティック・スプライト》で《星杯の妖精リース》をリクルート
《星杯の妖精リース》で《星遺物ー『星杯』》をサーチ
《星杯の妖精リース》をリリースして《星遺物ー『星杯』》をアドバンス召喚
《星遺物ー『星杯』》と《星杯竜イムドゥーク》で《ピットナイト・アーリィ》をリンク召喚
《星遺物ー『星杯』》でレベル2星杯モンスターを2体リクルート
《ギガンティック・スプライト》、星杯モンスター2体、《ゲール・ドグラ》で《星鍵士リイヴ》、《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚
《星鍵士リイヴ》で《星遺物に響く残叫》をセット
これはあくまで一例で、《星遺物ー『星杯』》を素引きしていれば《スプライト・エルフ》+《I:P マスカレーナ》+《星鍵士リイヴ》+4素材《召命の神弓アポロウーサ》といった盤面を作る事もあります。また、《儀式の準備》で墓地の《高等儀式術》を回収して、《イリュージョン・オブ・カオス》を儀式召喚する事もあります。
終わりに
このネフティス星杯でDC1stを走りましたが、レベル17で壁にぶつかり勝てなくなりました。やはりアライズハートが星杯にとって厳しすぎる……
このデッキは想像以上に多彩な手段で展開できて、安定性は十分にあると感じます。儀式と星杯という、今まで何か組めそうでイマイチ形に出来なかった組み合わせを形に出来て満足しております。
この記事を通して一風変わった星杯デッキを楽しんでもらえたなら幸いです。それではまた。