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空峯 千代の心象風景
こんにちは。空峯 千代と申します。
みなさんは心象風景、つまりは""心のなかで思い描いている景色""はありますか?
普段こういう話を人とすることってないですよね。最近は色々あって自分のことを語る機会が多いので、「まあいっか」と思いつつ人に話しちゃうんですけど。
ここのとこ個人的な文を書くことが増えているので自重しようかとも考えたんですけれども。
この際なので少しnoteにも書き記しておこうと思います。
小さな女の子と鎧
私の中には2人の自分がいます。
主観的自己(""私だ"'と認識する自分)と客観的自己(自分を見ている自分)のことです。
真面目に書くと硬くなっちゃうから。少しだけ私を物語らせてね。
真っ暗な部屋に1人ぽつんと体育座りしている小さな女の子がいる。
その女の子はずっと泣いていて。
弱くて脆くて今にも壊れてしまいそうなくらいに繊細な少女だ。
そして小さな女の子を「守りたい」と思って寝る間も惜しんで闘っている強靭な女性がいる。
強くて、美しくて、かっこよくて、等身大の存在である。彼女は女の子のために理不尽に怒り、世を嘆いてくれる、少女のための鎧である。
けれども、孤立無援で敵と闘っている彼女にもやはり限界がある。
己の強さでもまだ及ばないことをを悟る鎧はこう考える。
「いっその事、彼女と共に消えてしまおうか」と。
恐ろしい考えを振り払いつつ彼女は今も懸命に少女を守るために闘い続けている。
しかしながら少女が泣き止む気配はまだない。
多少なり変化はありますが、私の過ごした21年間ずっとこんな景色でした。
この物語をどう捉えるかは読み手次第ですが、私は「美しくて儚い寓話だな」って印象ですかね。
手に入れた刀
更にアフターストーリーを付け足すと、ですね。以下のような展開になります。
小さな女の子は強靭な鎧に守られながらも重さに耐えきれずさらに泣きわめくようになった。
周りの大人に「たすけて!」を叫ぼうにも鎧が頑丈で大きくて声が届かない上に少女を隠してしまうのだ。
「このままでは鎧にぺしゃんこにされてしまう」とすら少女は考えた。
少女は鎧によって強く、そして弱くなってしまったがそれだけでは終わらなかった。
少女には""才""があった。泣き続け鎧に守られている間に花開いてしまった""才""は形を変え、ついには少女のための武器となった。
それは美しく鈍い光を放つスラリと伸びた日本刀だった。
切れ味は鋭くて斬ろうと思えばどんな物だって斬ることができた。
刀は少女の意のままに何だって切り伏せることで少女を守るための""力""となった。
しかし、弱々しい少女が扱うには鎧も刀も重すぎた。
鎧は相変わらず少女を隠してしまっていたし新しく手に入れた刀は少女の細腕で振るうには重すぎて、扱いを間違えれば自らを斬ってしまいそうだった。
小さな女の子は鎧と刀を抱えてひとり懸命に生きるのでした。
小さな女の子は""鎧""を手に入れた上に、""刀""まで手に入れてしまいます。
一体あの子はどうなってしまうのでしょうね。全く想像がつきません。
それはそうと、閑話休題。
空峯 千代のnoteを始めて約1ヶ月ほど経ちましたが有難いことに様々な人からお褒め頂いております。
それはもちろん閲覧数やスキの数が結果として証明していることですし、実際にSNSや知人/リア友からも賛辞の言葉を受け取っています。
こういう時ほど上手く言えませんが本当にうれしい限りです。
自他ともに認めてしまえる文章力。
これはもはや""武器""と呼んでも過言ではないでしょう。
やっぱり切れ味のよい武器は使いたくてたまらなくなってしまうのでね。今後も有り難く振り回させていただきますよ。
私の景色
空峯 千代の心の景色を物語らせていただきましたが、いかがでしたか?
不思議に思われるかもしれませんが、私は普段からこんなことをずーっと考えながら日々を過ごしております。
コロナ禍で考える時間が増えたからかもしれませんね。それはそれで感謝しないといけないかもしれないな。
とはいえ、景色なんて時間が経てばどんどん移り変わっていくものなので。
雲が流れるような穏やかな変化をぼーっとしながら気長に待っていようかな、と思います。
それまではたくさん文章を書きますね。それでは、また。
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