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水曜、夜のメメント・モリ 第十五回

今週のテーマ:「口語コミュニケーション難易度MAX問題」


先日、2週間ぶりに職場の人以外と話した結果、お粗末トークを2,3時間繰り出すユカイなbotになっておりまして。

ワッハッハッ!!!ハァ~~~ア........…。

と言った感じです。自虐と溜息。


・銀座の蔦屋書店でアート作品、雑貨や本を眺めるも学のないことしか話せなかった。イヤ、別に知的なことを話さないといけなかった訳ではないんだけれども。それでも、あまりの言葉を返すスピードの遅さ&ワードチョイスの貧困さが地頭バレした気がする。あれもこれもそれも自意識。

・東京は情報の多い街である。あらゆる、物、文字、人、音でごった返している。視界に情報が次から次へと流れ込んでくると、脳ミソが情報づまりを起こしてショートする。まあ、どうなるかと言うと、連れと話すリソースが足りなくなってコミュニケーション能力にデバフがかかる。難しいぜ、東京。

・ネパールから帰国した友達と高円寺で再会、インドカレー屋さんでごはんがてらお茶する。友達は友達で変わらなくて、僕は僕で変わらない。いつも通りのテキトーなトークではしゃいでいたら、「ちよの語録つくりたい」と言われてなんとも言えず。ちなみに、この日に生まれたパワーワードは「通り一辺倒のキショさ」。

・とあるソーシャルバーで久しぶりの顔ぶれと戯れつつ、友達との話に興じる。正直、1年経てば自分のことは忘れられていてもおかしくない、と本気で思っているので何人かに声を掛けられてビックリした。ゲストハウスで過ごした2年で培った、「出会うも別れるも八卦」が育ち過ぎたせいかもしれない。

・文章を書くことが好きだ。友達と話すこともそこそこ好きだ。だがしかし、時として人間と話すことが億劫になるようだ。それは、気分が落ち込みがちの時もあるし、純粋に相手との距離を測りかねている場合もある。「相手が返しやすそうな返しがベスト」「あんまり素を出さない方が楽そう」。そういう、浅ましいことを片隅に考えながら話すことが多い。それもまた自意識。


他人の幸せを喜べない日々が続く。

他人が自分よりも幸せそうだと感じると、心を裂くような嫉妬と羨望が湧いてくるのは、一重に自分の生き汚なさだ。

それは、季節性の鬱、連なる睡眠問題、気力の不足........…もろもろの事情から来るもので、もはや誰が悪いとか、そういうものでもない。

それはそれとして、他人の幸不幸を考えるよりも自分のことを考える方が先決。

とりあえずは、春を待ってもう少し休みます。

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空峯 千代
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