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ブツカリゲイコ4 ライブレポート

歌い手・奏者がやりたい放題やる、光り物厳禁の肉体派音楽イベントこと『ブツカリゲイコ4』に参戦してきました。



事前にセトリ出してくれる大親切


※お借りしたサムネイル、セトリ引用↓




1部

1.しゃも ソラニン/ASIAN KUNG-FU GENERATION

初手ソラニンで始まるライブとは。
アジカンの中でもソラニンって激エモ認定曲なんですけど、1曲目に選んでくる豪胆さをまず称えたい。初手からクライマックスじゃん。
でも初手なのに、ちゃんとエモーショナルな空間が出来上がってるし、演者のアクトもしっかりギアかかってて感動した。
自分は終わり際の小松田さんギターが好きです。
「そうするよ〜 Wow〜〜」の後の減速しながらかき鳴らされるエモギター。あれ良すぎた。

2.kec 銀河鉄道の夜/GOING STUDY

いや、ソラニン→銀河鉄道の流れ…エモッ。
kecさんの歌うエモーショナル曲大好きやねん。
穏やかなA,Bから一転するサビの男くせえ歌い方よ。うつぼさんのキーボードがキラキラしてて、より叙情的に仕上がってるのもかなり乙。
そして間奏で静かに奏でられるヒサマさんベース、ラスサビに向けて感情高めてくれる。
ラスト、「ブツカリゲイコ見せてやんよ!!!」からの情熱ボーカル最後までかっけかった。

3.はへー Funny Bunny/the pillows

感情に殺される。
どこまで人をエモがらせたいんだ、ブツカリゲイコ。
the pillows大好き人間のはへーさんが歌う『Funny Bunny』、いいに決まってるじゃん。
自分にとっても大好きで大切な曲。
久々にはへーさんの歌をライブで聴いたんだけど、また上手くなってたな。ボーカルとしてのスタイルが出来上がってきてた。
1→2の間のとこで弾いてる音切さんのギターメロ、静かだけど確かで好きだな。
やっぱ、『Funny Bunny』はサビの歌詞がいっちゃん好きなんですけど、はへーさんのボーカルで歌われたことが何より嬉しかった。

4.めちゃお 生活/syrop16g

イントロのギターで速攻分かった。
ここでsyrop16g引っ張り出してくるの最高すぎ。
(交流時の話で思い出したけど、妄想セトリに入れたの自分だった。過去の自分ナイス)
syrop16g『生活』は、明るい曲調だけど終始仄暗い歌詞で、2番「誰が何言ったって気にすんな」「心なんて一生不安さ」には幾度となく救われてきた。ネガティブな感情を肯定してくれる真にポジティブな曲。
一貫として淡々としたメロディーを鳴らしてくれてありがとう。そして、めちゃおさんのボーカル絶妙なバランス感覚でハマってた。似合いすぎてる。
そんで小松田さん、間奏のギター弾いてくれるんすね........…。あのフレーズ大好きだし終わり際の激しくなってるとこすごい好きでした。

5.ジャージ姿の男 ノーダウト/Official髭男dism

客も一緒に歌ったノーダウト。
うつぼさんのキーボード、あまりにも洒落すぎ。鳴らされる音の一粒一粒が美しい。
あとジャージさん歌上手すぎ。いつでもどこでも歌上手いな。何度か現場行ってるけど「今日パフォーマンス調子悪そうだな」を感じることが一切ない。
そして2番に入り、起こる小松田パニック。
ここから客のノリが激化してメチャクチャ楽しかった。
ちなみにこの事件のはずみでドリンクホルダーからペットボトルが外れて、終演後まで水無しで暴れることになった。
(ドリンクホルダー自体が強度低いんでホントに気にしないでください、ナイスプレイでした)

6.shack コミュニケーション・ブレイクダンス/SUPER BUTTER DOG

翌日ワンマンおじさん大暴れ。
ペース配分というものを知らないのかこの人は。
けれども、shackさんガタイがいいし身振り手振りが大きいので見応えある。
そんでもって本気で煽ってくるから、客としても本気になってしまわざるを得ない。
ポップな曲調とshackさんのエッジボイスの組み合わせも最高よ。
音切さんのギター聴いてて気持ちよかったし、本人も気持ちよさそうでニコニコしちゃったな。
あとうつぼさんキーボードの高音×ヒサマさんベースの低音コンボも大好き。

7.ジャージ姿の男 パブリック/Mrs. GREEN APPLE

初期ミセス........…。
今のキラキラ青春ミセス曲も好きだけど、この頃のアチアチ曲も好き。
そもそも『パブリック』がジャージさんに似合いすぎてるな。
光属性なんだけど、しっかり泥臭くて人間らしい情熱的なボーカルが主人公属性のジャージさんって感じする。
そして、初期ミセスと言えばやっぱりギターだと思うんですけど。
爽やかな顔して時たまギラついてるギターメロディー、ついニヤついてしまった。

8.kec Eric.W/the band apart

k.and his bike大好きオタク発狂した。
フォロワーに勧められてから度々聴き返してるアルバムの目玉曲来ちゃった。キレそう。
全部の楽器の音気持ちよすぎ。
ベースゴリッゴリ、流れるようなギターも刻まれるドラムもグルーブ感ヤバい。ボーカルも響きが美しいのにしっかり熱くてアガった。
1部だといっちゃんバンドとして一体感あったのこの曲かも。
個人的には最後らへんのヒサマさんベースで滾った。
気持ちよく踊らせていただきましたわ。

9.shack もっと光を/BLUE ENCOUNT

選曲チート。
いい加減にしてください。
巻き起こる「もっと光を」の大合唱、熱すぎ。
shackさんのボーカル、芯がしっかりしててブレないからストレートなバンドサウンドの曲が似合いすぎてる。
間奏の小松田さんギター、中盤の「デレデレデー デレデレデー デレデレデー」のとこメッチャ好き。
ラスサビの遼さんがツインペダルバシバシやってたのも疾走感と迫力あって良かった。
あとサビの「君に届けたくなったよ」で急にきれいな高音出してきたのもズルかったな........…許せねえ........…........…。

10.めちゃお 忘れてやらない/結束バンド

前回のゲイコで大好きになってしまった曲。
本家は女性ボーカルだけど、めちゃおさんボーカルの『忘れてやらない』はそういうの越えてるというか。正直この曲のカバーでいっちゃん好き。
この日のめちゃおさん、過去一パフォーマンスが良かったんだけど、キーの高さをものともせず爽やかに歌い切ってて聴いてる方としても気持ちよかった。
特に「なんとなくの一歩を」の「を〜」、「こんなこともあったって」の「て〜」辺りの発声がマジで好き。
そしてこの曲のギターフレーズ、ひとつひとつが好きなんだけど、言わずもがな光るのは間奏部分。
あそこのテクいギターかっけえし、弾ききった後の小松田さんありえん気持ちよさそうでニッコリした。ありがとうギターヒーロー。

11.はへー 狂乱 Hey Kids!!/THE ORAL CIGARETTES

はへーさんが歌う狂乱で過去一盛り上がった。
イントロの時点でお客さん皆がニヤついたの感覚で分かったよ。
この曲でここまでカロリー消費することあるんだね。
頭振ってサビで飛び跳ねてゴキゲン過ぎちゃったな。コールも楽しかった。
2番A出だしからのヒサマさん奏でるヤンキーべース、最高にキマっててにっこにこよ。
間奏の音切さんギター小気味良くて、はへーさんの煽りがフロアのボルテージ最高潮にしてくれて、からのラスサビで思いっきり飛び跳ねて........…。
こんなんブチ上がらん方がおかしいよ。

12.しゃも Dial Tones/As it is

来ましたね、As it is。
このバンドを知ったのは、ブツカリゲイコとしゃもさんのお陰なんだよな。
爽やかなメロディーだけど哀愁があって、でも「I’m sorry」からのサビで開放感あるのがいいんですこの曲は。
「dial tones〜」でコール出来たのも嬉しい。これにはしゃもさんもにっこり。
「forget me…」もしっかり歌えたし、届いてたみたいなのでこれもまたにっこり。
個人的にサビでジャンプしてる時に、空中に留まってる時間が一瞬なのに永遠みたいでずっと楽しかった。
『Cant' Save Myself』もいつかお願いします。

13.しゃも 新・合法的トビ方ノススメ/Creepy Nuts

これ前回のゲイコで馬鹿楽しかったヤツ。
これが合法な世界でよかったね、人類。
洒落っ気と物騒さ、バイオレンスだけどちょっと品のあるバンドサウンドが頭イカれそうなくらい気持ちいい。
これにはフロアも大熱狂。
ステージでくるくる踊ってるしゃもさんが楽しそうでなにより。
サビのコーレス楽しすぎたし、一部始終動き回ってて、音楽って楽しい〜!!!!を全身で感じられる時間だった。
両部で1回ずつやって欲しいな。

14.kec  うどん/Gero

ナイパレツアーファイナルZepp羽田に行ってた人間なんですけど、あの空間を両国サンライズで経験すると思ってなかった。
あのノリを再現しようとチャレンジするkecさんの勇気、まず称えたい。
あとあとアーカイブで観たらドチャクソシュールで笑った。
客棒立ちだし、奏者も真顔だし。よく最後まで歌いきった。
でも、サビでチューチュートレイン楽しかったし、奏者も流石にニコニコだったしで楽しかったね。
2番入った後に、kecさんが奏者に絡みにいってたのに全員真顔のフルシカトでさらにウケた。奏者全員「なんやこいつ」みたいな顔で見返してた。
流石にラスサビは音切さん楽しそうにギター弾いてて、我慢できんかったんやろなあと思いつつニコニコしてました。 

15.はへー ストラトキャスター・シーサイド/Suspended 4th

イントロを小松田さんヒサマさんが背中合わせで気持ちよさそうに演奏してたの、こちらとしてはにっこりでした。
サスフォーのサウンドかっけえし、はへーさんのボーカルスタイルに似合いでいいよね。
これぞロックバンド!!な鳴らされるギターやリズミカルなドラムが、邦バンド好きとしては有難かった。
今回のブツカリゲイコはバンドとしての一体感が生まれてる曲多いな〜と感じることが多かったのだけれど、この曲もまさに。
各パートの重なりがきれいな音の層に集約されてて、ゾクゾクした。

16.めちゃお WENDY/ビレッジマンズストア

いや、めちゃおさんビレッジマンズストア似合いすぎ。
忘れてやらない群青日和の系統歌えるのに、男くせえしゃがれ声のボーカルも出せるのズル過ぎんか。
この曲歌ってる時のめちゃおさんボーカル、クリアな部分とがなってる部分で音の層が形成されてて。
どっちの良さも出てるからパワフルだけどきれいなんよな。本当にズルい。
サビで遼さんのドラムが疾走感マシマシで、思わず腕振っちゃうし、ギターフレーズがオールドなロックサウンドで真っ直ぐに刺してこられた。

17.ジャージ姿の男 ふっかつのじゅもん/sumika

うどんの余波を逃れて、ちゃんとお客さんがリアクションできた『ふっかつのじゅもん』。
正直これはコーレス楽しすぎるから、ノるなって言われてもノっちゃうかも。
フレーズ展開がエンタメとして優れすぎてて、勝手に身体動いちゃう。
1→2間の遼さんがバシバシ叩いてるドラムめっちゃ好き。
2番でテンポ下がって、そっからまた上がって........…の流れもゾクゾクするし、またサビでコーレス→小松田さんギターソロまでの流れもあっという間過ぎ。あのフレーズの末尾余韻たっぷりでたまらん。

18.shack 歩いて帰ろう/斉藤和義

前の『歌うたいのバラッド』といい、これも禁止カードなのでは?
禁じ手使いのshack、健在過ぎる。
ボーカルそのものはかなり厚みあるのに、人柄を写すようなおおらかな歌い方が多幸感溢れててよかった。淡い黄緑色のステージライトも優しくて、曲に合ってたなあ。
間奏で小松田さんのゴキゲンギターと音切さんの細かいギターが合わさってたのも、耳が心地よくて好きだった。
うつぼさんの弾むようなキーボード、ハートウォーミングな音色であったかい気持ちになっちゃったわね。

Enc.1 東京流星群/SUPER BEAVER

アンコール1曲目は、大団円の『東京流星群』。
この曲はかつてめちゃおさんがビーバーのコピバンやってたイベントで初めて聴いて一撃でハマった。
メロディーの途中に休符が何度か入ってて、時が止まる瞬間が好きなんだよね。
ボーカル陣全員出てくるとステージみちみちだけど、人がひしめき合ったステージでわいわい歌ってるとこなんかクスッときちゃった。
サビで全員で歌った「東京流星群」、涙が出そうなくらい良かった。
ボーカルもメロディーも力強いのに優しくて、励まされました。

Enc.2 全員 証明/SUPER BEAVER

正真正銘のラスト、『証明』。
選曲がもうなあ........…SUPER BEAVERは「愛」なんよ。
Bメロの「僕もあなたもひとりなんだよ」「生まれて死ぬまでひとりなんだよ」でハッとして、「ひとり」と「ひとり」で立てられた人差し指を見て、なんか嬉しくなって。
なにより、この曲のストレートなメッセージをボーカル陣全員に手厚く歌ってもらえて幸せだったな。
ボーカル陣と奏者の距離も近くて、ステージにいる演者全員がひとかたまりになってて、全員キラキラ輝いてて最高だった。
めちゃおさんが「無いという証明!!!」を叫んで懸命に煽ってくれたのブチ上がったし。
途中はへーさんが「見えてるぞ」と言わんばかりに一人一人へ目を合わせて、指差しててそれも好きだった。

2部


1.めちゃお ある証明/ACIDMAN

この日のゲイコメンツ、間違いなくゲイコ史上ベストアクトだったのだけれど、めちゃおさんのパフォーマンスが光り過ぎていた。
哀愁のある歌い方と力強さを兼ねた、魅せるボーカルで歌い切っててメチャクチャかっこよかった。
あと自分は間奏の叙情的なメロディーが好きです。
ロックンロールだけれど、静かなサウンドで感傷に浸らせてくれる。
そこから盛り上がりを見せて高鳴るビート→ラスサビの流れかなり仕上がってて良かったなあ。

2.ジャージ姿の男 半径30cmの中を知らない/アルカラ

歌い手のライブイベントでアルカラ聴けることないよ。ブツカリゲイコだけだよ。
ステージ上の演者全員がアルカラやってて、すげえイキイキしてて嬉しかったなあ。
このサビのドラムサウンドでブチ上がらない人間いるのかね。
2Aのゆったりとした展開の仕方が好きで、静かに奏でられる銀河みたいなギターがたまんなかった。
あとラスサビの躍動感あるドラムにtksさんのギターが重なるのきれいだった。
そんなに長い曲じゃないんだけど、フレーズ展開が巧みで詰め込まれてるから、3曲分くらい感情持ってかれたわ。

3.はへー トレモロ/RADWIMPS

本当に満点の星空が映ってそうなサウンド。
音楽の理論的なところに明るくないので上手く言えないけど、こういう星が散りばめられてるみたいなギター好きなんだよね。夜空を泳いでるみたいなギターの音も好き。
1番「浮かぶ光の粒を〜」辺りの、少し穏やかになるとこもいい。
メロディー全体は落ち着いていくけど、ゴブさんのドラムがバシッとキメてくれてるから、メリハリはついてて聴いてて気持ちいい。
あとはへーさんの「言って〜〜〜」のロングトーン、次第にビブラート→シャウトに変わっていくのかっこよかった。

4.しゃも 透明少女/NUMBER GIRL

なんで「大将 do it」で野太い叫びが聞こえるんですか?
「例えばあの子が........…」じゃない方で始まる『透明少女』を初めて知った。
あれで分かるの凄すぎでしょ。
フロアは大盛り上がりだったけど、サウンドは清涼感があって、気持ちは涼しかった。
向井秀徳のボーカルって向井秀徳でしかないんですけど、しゃもさんの『透明少女』しっかり本家リスペクトで激アツだったな。
技量がどうとかじゃなくて、衝動で魂で歌ってる感じ。
マイクのハウりすらもサウンドの一部になってるの凄かった。
あとゴブさんのドラムがすげえいいんだけど上手く言語化できない。上手く言えないんだけど、その音楽が持ってる火力引き出すドラムなんだよな。

5.kec&めちゃお ハートに火をつけて/9mm parabellum bullet

流石にこれはツーステ不可避。
この悪魔みたいなサウンド大好きなんよ。
前方だったから「ツーステ踏むの危ないかな........…?」とか悩んでたら、隣のお姉さんがちっちゃくツーステ踏んでてにっこりした。
もちろん、自分もちっちゃいツーステ踏んだ。
まずステージ上の演者がクソ楽しそうに踊ってるのがズルすぎるんだよな。楽しくなっちゃう。
kecさんもめちゃおさん、2人とも中性的なボーカルで色気あって、ところどころ荒ぶってて良かったなあ。
あとやっぱ9mmの美味しいとこってツインギターな訳なんですが、ともはちニキとtksさんのギターが重なってるの超熱かったねえ〜〜〜!!!

6.shack 刃/THE BACK HORN

翌日ワンマンおじさん。
ホントに明日のこと考えてる........…?
でもこのタイミングの『刃』、熱すぎる。
フロアも大盛り上がり。
サビでなりふり構わずに大暴れしちゃった。
間奏のテクいギター→ラスサビ移行好きすぎるし、最後までお祭り騒ぎだったな。
※正直、嵐みたいに過ぎ去って行ったからあんまり記憶にない

7.しゃも CORE/grapevine

ついに来た。
さざ波みたいに広がっていくサウンドとボーカルが、少しずつ激しさを増していくのを、合間合間目を閉じながら聴いてました。
これに関してはセトリの中の曲目というよりは、自然発声的なセッションに近い感覚がした。
どこか神聖な雰囲気をまとってるしゃもさんのボーカルと呼応してる楽器の音。
ごちゃごちゃ動かず、ただその場で繰り広げられてる音楽をその身で聴いてるだけがいっちゃんええね。
各楽器の美味しいとこをありのまま味わわせてもらえてるみたいで、贅沢な時間だった。
あと、自分だったら絶対この直後のステージに立ちたくない。

8.はへー ハイブリッドレインボウ/the pillows

はへーさんのthe pillows、間違いがない。
ゆったりとしたサウンドの中で歌われるボーカル、素朴で好きだな。
2番サビの「こんなんじゃない」の歌い方、思わずにこっとした。
絶好調じゃん、はへーさん。
間奏のともはちニキのギター、テクいのに聴いてて自然なのがすごい。

9.shack 季節は次々死んでいく/amazarashi

自分はこれを聴いて、2部終演後にローチケくんでshackさんワンマンのチケットを購入しました。
本家amazarashiが好きなのもあるけど、個人的には全体通して季節がいっちゃん刺さった。
秋田ひろむの朗々と歌うボーカルとはまた違ったアプローチの季節が鋭角に心臓へ届いてしまった。
shackさんのエッジボイスと裏声の美しさ、なんと言っても力強いボーカルに揺さぶらちゃったよね。そういうのに弱いので。全力で生を肯定されてるようでエネルギーもらえた。
チケ代と別にamazarashiカバー代としてshackさんに支払いたいくらい好きだった。あと100回聴きたい。

10.めちゃお 群青日和/東京事変

のっけから伸び伸び歌うめちゃおさんのボーカル清々しい〜〜〜。
2部のめちゃおさん、完全に無双してた。
この曲におけるうつぼさんのキーボード、無くてはならないパート過ぎる。存在が大きい。
あとゴブさんのドラム、やっぱ魔法がかかってるんよなあ。
間奏のtksさんギターたまらん........…。
耳がめちゃくちゃ気持ちいい。最高。

11.ジャージ姿の男 VIBES BY VIBES/10-FEET

始まりはここからだったな、思えば。
全然1部からかましまくってたし、ここまでの盛り上がりも上々だったけど、この曲で一気に加速した。
歌い手ライブでモッシュピットが開かれるの、あんまりお目にかかれないよ?
よくよく見たら1部の演者たちが完全に客として楽しんでて、こっちもニコニコしたし一緒に暴れた。
後方チラ見したらいつの間にか作られてるモッシュピットにウキウキしちゃって、ついはしゃいでしまった........…。
飛び跳ねて手上げて人にぶつかって、めちゃくちゃ遊んで楽しかった!!!!!

12.kec Break Down/ギルガメッシュ

待ってた。
激重サウンドが骨身に染みるぜ。
思いっきり頭振るのも、身体揺らすのもすげえ楽しい〜〜〜!!!!!
Aのズンズンくる重低音も、Bのヘドバンせずにいられないサウンドもどっちも好き。
間奏で折りたたみするのも楽しかった。
同機のスクラッチ音とギター&ベースのATK高え音が重なって、全体的に脳ブン殴られてるみたいな感覚が気持ちいいんよ........…。

13.めちゃお given up/Linkin Park

個人的この日のめちゃおさんMVP曲。
嘘みたいなボーカル見せつけられたな。
完全に偶然だけど、このタイミングでリンキンやってくれたのも嬉しかった。
なんと言っても、例のシャウト。
ほぼマイク喰いながらのロングトーン、まさかのブレス無し。
あれ、やり切れることあるんだ........…。
しかもよくあそこからラスサビ入れるな…。
pinoさんのバチバチベースかっけかったし大満足。

14.kec B.Y.O.B/System Of A Down

リンキンからのSystem Of A Down、流れが完璧すぎる。
めちゃおさんとkecさんの激しい曲目続くとこ、ゲイコ2の時から大好きだったからさ。
あと冷静に考えて、B.Y.O.Bで盛り上がれる客層凄くない?
洪水みたいなギターの音、血が沸き立ちそうなくらいかっけえ。
それと単純にBPM早くなるとこのメロディー、何もかもが好き。
これもCOREとは別ベクトルで、音の海にたゆたってるのがメチャクチャ気持ちいい。

15.shack コバルトブルー/THE BACK HORN

禁じ手中の禁じ手、発動。
翌日ワンマンなのホントにわかってるんだろうかこの人は。
とはいえ、コバルトブルーはこういうもんだよな。
こっちもギターフレーズ聴くだけでブチ上がる。
天井に手を付きながらフロアを見下ろして歌うshackさん、惚れ惚れするくらいかっこよかった。
サビで大合唱&前方では圧縮があって、わけわからんくらい楽しかった。
ふと上手見たらこれ以上ないくらい気持ちよさそうなともはちニキが、下手見たら荒ぶってるtksさんが見れて良かった。
あといつの間にかステージにボーカル陣集まってた。
やっぱコバルトブルーは大優勝ですね。

16.kec&ジャージ姿の男 PARTY PARTY/TOTALFAT

恒例のサークルモッシュくん。
ゲイコ2の時とは逆で、ジャージさんがフロアへ、kecさんがステージで歌ってて、客がジャージさんの周りを走り回るお楽しみ会が開催されていた。
走り回ってコールしてヘドバンしてまた走って........…で大運動会だったね。
円の外側走り回りながら、サークルを見守る人たちとハイタッチして超HAPPY。
サビでボーカル2人がハモってるのきれいだな〜と思いつつ、アドレナリンドバドバで走り回ってたから幻聴かもしれない。
間奏のギターソロ馬鹿かっこよかったけど、走り回ってて100は聴けてないから配信でしっかり聴きます。

17.しゃも 怪獣の花唄/Vaundy

MCトーク中にエモいギターが奏でられててウケた。
 何気にしゃもさんの『怪獣の花唄』初見だったんですけど、声質に合ってる。
ポップではあるけど、しっかりロックンロールなボーカルでめちゃくちゃいいな。
・客が歌う、完璧
・それを見て呟かれた「最高だよ」、嬉しい
・終盤においての選曲大正解
・ラストに鳴らされてるギターエモすぎ、叫んでるみたいでかっけかった

18.はへー 世界を終わらせて/ハルカミライ

前回のリベンジ。
ゲイコ3で聴けなかったから「早く世界を終わらせてくれよ........…」と我ながら物騒なことを考えつつ待ち望んでいた。
やっぱり、こういう滋味のあるバンドサウンドはへーさん似合いだわ。
奏者のレベルが全員高いこともあるだろうけど、ラストだと音のまとまり方がきれいだった。
ほんとにこのメンツでバンド活動やってんじゃないかと思うレベル。
「朝になって」「夜になって」を全員で歌って、両国サンライズにいる人間が一体になってるのを感じてた。

Enc.1 全員 歌声よおこれ/サンボマスター

アンコールでボーカルが全員ステージに集まってのMCで、shackさんとはへーさんの卒業宣言があった後の『歌声よおこれ』。
卒業宣言の名残りもあって、ステージからもフロアからもこの時間にかける熱量がこれまでの非じゃなかったね。
このタイミングのサンボマスター、神がかってた。
卒業宣言で切なくはあったけど、感傷を吹き飛ばすくらいにステージはわちゃわちゃしてるし肩組んで歌ってるし、客も完全に沸いてるしで文句なしにいい時間だった。
ともはちニキのスーパーギター、今日一良かったしすげえ気持ちよさそうな顔で弾いてて客席もにっこり。
ジャージさんの「歌声よおこれ!!!!!!」、満点のキメだった。

Enc.2 全員 ロックンロールイズノットデッド/SUPER BEAVER ver.

大優勝ロックンロールイズノットデッド。
今日を飾るに相応しい選曲。
ここまで相当エネルギー使ってるだろうに、演者も客も全力でなりふりかまってなかった。
コーレスの声もクラップも馬鹿デカくて、箱の外まで響いてるんじゃないかくらい。
フロアに響き渡る「ロックンロールイズノットデッド」、客も演者も爆音だったな。
この歌詞を歌ってくれたこと、全員で歌ったこと全てが嬉しくて幸せで、こんなに元気貰えることがあっていいのかなんて思ったりもした。
曲の終わりではへーさんがほぼ客席に身を乗り出してて、前列のお客さんとグータッチしてた。自分もした。絶対に忘れない。
この曲もここまでの時間も、今日のこの空間を両国サンライズで、その身で経験できたことを誇りに思う。

あとがき


両部とも走馬灯みたいなセトリだったね。
演者各位、今日を命日にしたいのかと思っちゃった。
2部なんて全部クライマックスだったし、歌い手ライブでモッシュピット出来るの最高に意味わかんなくて楽しかったです。
演者も客も容赦なく体当たりかましてて、タイトルに偽りなしの名イベントでした。

自分は先月転職したばかりにも関わらず、月に3,4回ライブ行く日々が変わらず続いているんですけれども。
そんなライブ狂いの自分でも、ひとつひとつの曲に対して感想書いてレポートにまとめようなんて気にさせられるのはブツカリゲイコだけです。
こんなんライブ行く度に書いてたら身が持たん、マジで。
ここまで感情を揺さぶってくれるブツカリゲイコを、自分は心から愛しています。

そんなイベントに初回から出ていたshackさん、はへーさんの両名が卒業するなんてなあ。
卒業宣言聞いた時は「ゲイコって卒業の概念あるんだ」くらいに感じてたんですけど、だんだん寂しくなっちゃって。
けいおん!も、ラブライブ!も、なんだって初代メンバーがいっちゃんええのにね。
まあでも、おふたりが新しい景色を目指してることも、ブツカリゲイコに思い入れがあることも伝わってるんで。
メンバーと仲良いのも皆まで言われなくても見てりゃ分かるし。
ゲイコにおふたりが出てなくても個別で応援するし、いつかOB出演として今後出てくれたらそれはそれで遠慮なくブチ上がります。

長々と書きましたけど、総じて『ブツカリゲイコ4』はゲイコ史上いっちゃんええライブでした。
激アツのライブを作ってくれた各演者の方々、なかのさん、スタッフの方々、同じフロアで燃え上がったお客さんたち、本当にありがとうございました。次も楽しみにしてます。

おまけ


shackさんのインターネットミームピグレット顔、好きすぎたので絵師の方いらっしゃいましたらFAよろしくお願いいたします。

もしサポート投げてくれたらなんかいい感じのことに使います。