退屈が砕けちる様が見たい


ノラねこの足跡とは、情報がひしめく東京という都市でうだつの上がらない日々を嫌厭するために綴る記録である


束になったタスク、定時の予定、生活スケジュールをなぎ倒して。ひたすらに駆ける、駆ける、駆ける。

目測はない。標識もない。まっさらな道のりをただ走りぬいた先にあるのは、ただ安らかな「死」があるのみだと。僕はそう思っている。

つまるところ、僕は散りゆく花弁のように。あるいは、一瞬で弾ける花火のように。刹那的に美しく咲いたのちに散ってゆきたいのだ。

(目標は尾崎豊。彼は26で亡くなった。)


最近はなにかと忙しい。それが苦しくて楽しくて、嬉しくなってしまう。

朝に出勤して、帰宅後に作業して、眩暈がしそうなくらい慌ただしい。けれど、感情が動くたびに生きていることを実感して、それだけで幸せを感じてしまうのだからどうしようもない。


今日は、イベントの連絡をして、出勤して働いて、休憩時間に問い合わせをして、帰宅後にシェア街のミーティングに参加して……。

小説家になろうへ投稿している作品、『虎を飼う』の挿絵を描いてもらったことを告知もして。

それでも、僕は貪欲だから物足りない気がしてしまう。


もっと、頭をぶん殴られるような。

脳髄に響くくらいの刺激が欲しい。

想像するのは、退屈が粉々に砕け散る光景。ガラスが割れて、破片が虹色を反射しながら美しく壊れていく。その先にある景色が見たいのだ。


とはいえ、今は抽象的なことしか決まっていなくて、具体的なことはあまり考えてない。ただ、そのうち色々と進行すればなるべくいろんな奴と景色を見たいと思う。

から、面白そうだと思ったら、一緒に考えてたくさん遊んで欲しい。

いっしょに人生振り回して生きてこうぜ。




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