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「夢のまた夢」第1夜


こんな夢を見た。

私は白い船に乗って広い海の上を進んでいる。
となりには私よりも背の高い男の子。

しばらくすると船は海に浮かぶ島にたどり着いた。

男の子は私の手を繋いで一緒に船から降りてくれる。
島は足を踏み入れてみると、船の上から見るよりも一層不思議な場所だった。どうやらここは神様の島らしい。

朱色の鳥居を通り抜けると、神様のお遣いの鹿がいたり鏡のように私たちの姿を映し出す池があったりした。
やがて岩でできたアーチをくぐると大きな神社があった。私は二礼二拍手一拝に倣って「男の子とずっと一緒にいられますように」と神様にお願いした。

それから紅葉を眺めながら2人で珍しい貝や揚げたおまんじゅうを食べてのんびりお話した。

すると男の子がポケットから猫のお守りを取り出して、ひとつ私にくれた。
なんでも同じお守りを持っていると神様のはからいで縁を結んでくれるそうだ。どうやら私の願いは叶えられたみたいだった。

もしサポート投げてくれたらなんかいい感じのことに使います。