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「夢のまた夢」第4夜


こんな夢を見た。

目前の壁いっぱいに大きなスクリーンがある。

私のとなりには男の子、そのとなりには女の子、はたまたそのとなりには色白のお兄さんがいる。
私たちは何かが起こる瞬間を待ち望んでいた。

すると、その時。スクリーンに雄々しく美しい魔物の姿が映し出された。
さらに流れてくる音楽は荒々しく心臓の音は呼応するかのように高鳴った。

真っ赤な魔物は咆哮を上げた。

私たちは頭を垂れ、その場に跪いて祈るように手を組合わせた。
それは永遠でもあり一瞬でもあった。

魔物の姿が完全に消えたあと、言いようのない興奮が身体を駆け巡った。
私たちは口々に賞賛を連ねた。

もしサポート投げてくれたらなんかいい感じのことに使います。