余計な事まで言わせて
いつかは終わるものだと理解していても、
いざその時が来るとやはり辛いものです。
突然の番組終了のお知らせはあまりにも唐突で、
現実を受け入れることができず、
生きた心地のしない日々を過ごすことになっています。
2024年9月13日、東京FMで毎週金曜の20時から放送されていた
「ベルク presents 日向坂46の余計な事までやりましょう」が
同年9月27日の放送をもって終了することが発表されました。
僕の好きなラジオがまた一つ終わってしまうと思うと、
寂しさや辛さ、そして苦しみといった感情が湧き上がってきます。
【大事なお知らせ】
— 日向坂46の 『余計な事までやりましょう!』 (@yokei_tfm) September 13, 2024
「ベルクpresents 日向坂46の
余計な事までやりましょう」は
9月27日の放送をもって終了することが決まりました
突然のお知らせで驚かせてしまい
申し訳ございません🙇
残り2回、どうぞ最後まで
お付き合いのほど
よろしくお願いいたします!!#余計な事まで
しかし、本来は半年間の放送予定だったにもかかわらず、
その後も番組が継続し、なんと4年間も続いてくれたことには
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、僕が「余計な事まで」に対する
感謝と想いを記しておきたいと思います。
自分語りの拙い文章になるかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いします。
自分の「余計な事まで」の思い出
僕は元々オードリーが好きで、オールナイトニッポン以外にも
聴くラジオ番組を増やしたいと思っていた時期に、
この「余計な事まで」がちょうど始まりました。
番組が始まった頃、僕は高校3年生で大学受験の真っ最中でした。
勉強しながら聴いていたのですが、自分の受験に手一杯で、
落ち着いてこの番組を楽しめるようになったのは4月になってからでした。
大学に進学した4月、ちょうどコロナ禍の影響で、
大学の授業はほぼリモートになり、サークル活動もありませんでした。
楽しいキャンパスライフは一つもなく、何もやることがなく、
ただ無味乾燥した日々が過ぎ去るだけの生活を送っていました。
そんな中、TBSラジオ「アルコ&ピース D.C.GARAGE」で、
「アーシング」という、靴下や靴を脱いで素足で
直接大地に触れる健康法が話題になったとき、
突然ひらめいてしまったのです。
この「アーシング」の独特なオシャレ感は、
もしかしたら「カネムラの…おしゃハ」のコーナーに送れるかもしれない!
そう思って書いた1通のメールが自分のラジオライフを大きく変えました。
メールを送ってから約一か月が過ぎた頃、
いつものように本放送を聴いてからAuDeeを聞き直していたら、
突然自分のラジオネームが読まれました。
初めてのことすぎて、人生で一番興奮したのを今でも覚えています。
ベータエンドルフィン、チロシン、エンケファリン
その他諸々の脳内物質が頭を駆け巡る音がしました。
自分の考えた一通のメールで自分とパーソナリティーが
繋がったという不思議な感覚がとにかく嬉しくって
何度も採用された部分を聞き直して、踊り狂っていたと記憶しています。
今、採用されたメールを聞き直すと内容も稚拙で、
面白みもなくもっと工夫できるところがたくさんあるので、
採用されたところを聞くのはすごく恥ずかしいのですが、
たまにラジオでメールを採用されることの嬉しさや楽しさを
再確認するためにAuDeeで聞き直すことがあります。
これが僕の初めてのメール採用の経験であり、
この出来事がこの番組やラジオへの愛を
さらに深めるきっかけとなりました。
そして、一度採用されると、次第に欲が出てきます。
「AuDeeだけでなく、地上波でも採用されたい!」
「もっとたくさんのメールを採用されたい!」
「他のメンバーの担当回でもメールを採用されたい!」
そう思うようになり、ますますメールを書いて送るようになりました。
さらにメールの採用を増やす方法をネットで調べました。
有名なハガキ職人が芸人さんのラジオで教えてくれたテクニックや、
採用されたメールを研究し、自分のメールに取り入れることにしました。
すると、少しずつメールが採用されるようになりました。
さらに採用を増やすために、また新たにメールの研究を重ね、
自分のメールにその成果を反映させて再び送信する。
この繰り返しの作業は、まるでゲームのように感じられ、
ずっと続けられる最高の趣味となりました。
どんなネタが採用されるのか、
どのような切り口で文章を書くべきかを考えながら、
より採用されやすさを追求する日々が続きました。
メールがなかなか採用されずに苦しんだ時期もありましたが、
諦めずにただひたすらメールを書き続けました。
今まで文章を書くのが苦手だったのに、
メールの文章を書くことだけは楽しくて、全く苦になりませんでした。
生活の中で常にネタになるようなことを探し、
「これはメールに送りたいな」と思うことをメモしていました。
それほど、自分の生活と「余計な事まで」は密接に関わっており、
いつの間にかこの番組が自分の生活の一部となっていました。
そんな自分の生活の一部だった番組が終わってしまうのが信じられません。
ただ、一つ言えることは、この「余計な事まで」があったおかげで、
この4年間が本当に楽しい日々になったということです。
各パーソナリティーの好きなところ
各パーソナリティーの皆さんのラジオの魅力について、
僕なりにお伝えしておきたいと思います。
金村美玖さん
初期にはラップをしたり、姐さんキャラを演じていた金村さんが、
今となっては不思議な感じがします。
初期のラジオも独特の面白さがあり好きでしたが、
継続が決まった後、金村さんのあだ名を決めたり、
「オシャ」をいじったコーナーが始まったあたりから、
金村さんが吹っ切れて、ラジオに対して心を開くようになった気がします。
その結果、金村さんの人柄がよくわかる素敵なラジオになり、
「余計な事まで」がさらに面白くなったと思っています。
普段はアイドルやモデルとして大活躍している遠い存在の金村さんが、
ラジオでは等身大の自分をさらけ出してリスナーに向き合う姿には、
親近感を感じて嬉しかったです。
時には重たい一面を見せたり、承認欲求が高い一面を見せたりと、
普段のアイドルとしての姿からは想像できない人間らしさを感じられ、
聴いていてとても楽しかったです。
また、ラジオでの選曲センスが抜群で、
自分にとって新しい曲との出会いの場にもなっていました。
あと、個人的に「ゴールデンピース」が好きです。
丹生明里さん
番組が始まってから、番組の路線を決定づけたのは
丹生さんだったと思います。
元気ハツラツとした声と楽しそうな雰囲気が、
「余計な事まで」のくだらないことを全力で楽しむというイメージを
作り上げていったように感じます。
特に「おっとっとラップ」は、今でも
何度も聞き直すほど好きなシーンです。
最初の頃は、フリートークが地上波でなかなかオンエアされず、
よくAuDee行きになっていました。
そのため、丹生さんは「AuDeeの女王」と呼ばれていましたが、
今ではAuDee行きすることもほとんどなくなり、
印象に残っているフリートークも多くあります。
個人的には、料理教室に行った話や
テイクアウトのかき氷の話が特に好きです。
また、番組後期にはリアリストな一面が見え、
ズバッと切り込む姿勢が新たに現れてきました。
その一面がラジオでさらに広がるのを楽しみにしていた矢先に、
番組が終わってしまうのがとても寂しいです。
山下葉留花さん
丹生さんが休業された期間中に番組を担当することになった山下さん。
先輩方が築き上げてきたラジオに途中から参加するということで、
緊張や不安があったと思いますが、いざラジオが始まると、
その不安はまったくリスナーに感じさせない、
山下ワールド全開のラジオでした。
ご本人は真剣に話していると思うのですが、
少し抜けた部分があるため、話したいことは何となく伝わるものの、
ところどころ独特な言葉遣いをされるので、話がとっちらかり、
最終的には何の話をしていたのか分からなくなるのが面白かったです。
そのため、番組の中で最も名言(迷言?)を生み出していたと思います。AuDeeの過去回のタイトルも、山下さんだけ異様なものが多く、
タイトルを見ただけで思わず笑ってしまいます。
いつかまた、あのカオス感満載のラジオを聴きたいです。
渡邉美穂さん
声がハッキリしていて非常に聴きやすいラジオだという印象のべみほさん。ラジオでははっちゃけて叫んで楽しそうな一面もあれば、
リスナーからのお便りに真剣に向き合う姿勢もあり、
オールラウンダーなパーソナリティーという印象が特に強いです。
特に、べみほさんがリスナーを「ポイズナー」と呼び、
リスナーとバチバチにやり合ったのが面白かったです。
リスナーがべみほさんのメンタルブレイクをいじったり、
「チョケワン」のコーナーでふざけたメールを送ると、
べみほさんがそのリスナーをブラックリストに入れるというやり取りが
聴いていてとても楽しかったです。
僕もブラックリストに入りたかったです。
「余計な事まで」への想い
今回の番組終了は受け入れがたい出来事でしたが、
自分の胸に手を当てて考えてみると、リスナーとして怠惰に
なっていた時期があったことを反省しています。
現在、ラジオ番組の人気を測る指標は聴取率以外にも、
radikoの再生回数
SNS(特にX)の投稿
番組へのメール数
ポッドキャスト(AuDeeなど)の再生数
以上のような指標があると思います。
その中で、自分は一人のリスナーとして「余計な事まで」に
貢献できていなかったと感じています。
番組はリアルタイムで聴いているにもかかわらず、
Xへのポストは番組開始時だけ。
AuDeeも以前は週に2~3回聴くようにしていたはずなのに、
今では聴き忘れてしまう週が何回かありました。
2021年頃は毎回AuDeeの再生ランキングで1位を獲得していたはずなのに、最近ではランキング1位を取ることがあまりなくなりました。
この事態にリスナーとして危機感を感じる必要があったと思います。
しかし、何度も改編を突破しているうちに
「どうせ今回も改編を乗り越えるだろう」という甘い考えが、
今回の番組終了の原因になってしまった可能性は
ゼロではないと考えています。
少なくとも、「余計な事まで」の後に放送されている
「ベルク presents 乃木坂46の乃木坂に相談だ!」は、
同じベルクさんの提供の番組ですが、今回の改編も突破しています。
「乃木談」は改編を突破できたけれど、「余計な事まで」はできなかった。これが悔しいのと、もっと番組に貢献すべきだったという
強い後悔の気持ちが込み上げてきます。
ネガティブなことが続いてしまったので、
最後はポジティブな思いを書いておきます。
「余計な事まで」は、僕が初めてメールが採用された番組であり、
僕にとって一番の青春がこのラジオに詰まっています。
この番組があったおかげで、この4年間は
とても楽しい、最高の思い出となりました。
最後に、願いが叶うなら、無理かもしれませんが、
夢だった公開収録と生放送を実現してほしいと思っています。
金村さん、丹生さん、山下さん、卒業されたべみほさん、
そしてスタッフの皆さんやベルクさんには、
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
![](https://assets.st-note.com/img/1727095566-bPt3ksun85wqyvgMGLVJmzp6.jpg?width=1200)
この世に余計な事なんか、ひとつもないぜー!!