何も無い所に世界を作る

全く何も無い空虚な世界は無い。少なからず誰かがいるはずである。絞って考えると、これから関わり合いそうな人たちを見極める。それができたら、ファーストコンタクト。話しかけて観る、そして何より「信頼関係」を作らなくてはならない。ここに時間を要する。なにしろ自分が二倍になるわけだから。「褒める」そして「こういうのどう思うか聞く」そうやって目指す世界の雰囲気を醸し出していけば、具体的になってくる。やがて見つかり賛同者でなくても「おもしろそう」と思ってもらえたなら、三人四人と人は増えてくる。簡略ですが後期に具体例を。

パソコン通信のあるフォーラムのシスオペになった。自主申告制である。紹介文は「互いを認め合い、気持ちを素直に語り合う事」そう、初期の頃は「フレーム」といって言い争いが絶えなかったから、その反転したものとして、まさにオアシスとして。

独りで「書き込み」していた。すると感想を書いて下さる人があらわれ、ふたりでおもしろおかしくやりとりしていた。そのうち三人集まればなんとやらで、三人になるまで一年はかかった。楽しい、和気あいあい、そうなるともはや次々と人はよってくる。

結果アクティブな方は20人はこえ、実際ROMは10倍以上。次々と大きくなっていく。やがてNETの接続フォーラムランキング「一位」になる。みんなそれぞれの顔は知らない。誰かがみんなと会いたいといいだしたら「オフ会」を開催すれば良い。秋には東京恵比寿で、春には京都でと。いつも30人近く集まっていた。

精神科医、塾の経営者、社長秘書、主婦やアルバイター。みんながひとつになる。

※朝日ネット「天使シリーズ」 >Mさん・Aさん。

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