僕は生き残ったから_昭和も平成も令和もあるんだ

僕は生き残ったから、昭和も平成も令和もあるんだ

とうとう"平成"も残り数時間になりました。

色々振り返ろうと思ったんですが、
振り返ってもキリがないし、多過ぎて書ききれないし、
過去を振り返ってもロクな事はない
という考え方も
僕としてもそれは少し思ってます。
だってリアルで過去の事ぶり返して話す人って
人の悪口ばかりでロクな奴しかいませんでしたから。
ただ、バカでどうしようもないような僕でも
それで救われる人もいるのかなと思って
自分語りをやる訳です。

僕は現在33歳で、今年で34歳、
ほぼ平成と共に生きてきました。
同じ平成と言っても、
初期のバブル経済の頃とITバブルの頃、リーマンショック後とでは
まったく別の時代なのは、皆さんご周知の事でしょうから、
他に語ってる人がいっぱいいるので、
僕は自分の身の回りの話だけ語ります。
ということでお節介な人は読んでね。
人生観というか、
『僕は何で生きて、これからどうやって生きるのか?』
って事を少々。

幼少期の事を少し話すと
昭和64年、昭和最後の日、僕は3歳でした。
正直3歳の頃の記憶なんて覚えてもいないのですが、
アンパンマンが好きで、
まぁ、普通の幼児と変わらなかったと思います。
'89って美味しんぼとか放送してた頃ですが、
見てたような気もするんですが、
訳が分からなかったと思います。

銀行員の父は怒らない人なので大変優しく、
母は専業主婦で大変厳しい人でした。
父はいつも帰りが遅いので、待ってる間、
母が相手してくれない時にやる事で、
絵本や塗り絵が好きだったと思います。
母の読んでくれる絵本で、
ダンボの話、ヘンゼルとグレーテルの話が心に残っています。
気付いたら妹がいるんだな・・・とか
母が夕方帰りが遅いと不安になったり・・・とか
正直それ位しか覚えてないですが。

いつかは「平成も終わりが来るんだろうなぁ」と意識したのは、
ずっと先、滋賀に住んでいた頃です。
当時はサークルKで働いてましたが、
僕は大学中退後、フリーターになって
スタッフは大学生が多い訳ですが、
皆学年が上がって、就活して、進路が決まって、
卒業して、すぐに結婚して・・・
そのサイクルを幾度も見てきて、
世の中は常に流れていってる。
他の人はどんどん先のステージへ進んでいくように思えて、
自分だけが取り残されているようなそんな感覚に陥ってて。

もちろんその中で上手くいってる人もいれば
ドロップアウトした人もいる。
そして僕も大阪に引っ越しする事で、そこが終着点になって
滋賀の仲間と別れて、また大阪で新生活が始まって・・・
今に至る訳ですが。

あと、滋賀に住んでた頃、伊勢神宮に旅行に行った時も
数千年の歴史の中に、その大きな流れの中に
今自分はいるんだなぁって感じました。
短い滋賀での生活の頃は色々あって、
人生で初めて行った葬式が祖母の葬式でした。
優しかった祖母がもういないんだ、
「何とも言えない、セミと同じであっけないなぁー」って感じでした。

この話はしていなかったのですが、
昔(中3~大3の時まで)犬を飼ってたのですが、
ちょうど病で亡くなったのが滋賀にいた時で、
愛犬の死・ペットロスが言葉にできない位物凄く辛かったけど
それを乗り越えて今の自分がいる。
"弟"のような存在だったが、
弟の分も生きてやるんだと思って生きてます。

中学生の時の同級生で、高校入学後すぐに亡くなった人がいます。
先輩と山に遊びに行った時、池で溺れて帰らぬ人になった。
やんちゃな奴で、特に親しくしてた訳でもないが、
別け隔てなく優しく接してくれたのを覚えています。
今思えば・・・
「16年だった彼の人生の倍は、僕は生きてきたんだな」
ってふと思う事があって。

ただまぁ、僕もずっと健康優良児で
過去を教訓にして模範になるような生き方を
してきたかっていうと、そうでもないんだよね。
コンビニのブラック社員時代に、
ほぼ"毎日酒を飲む悪癖"がこべりついていたのですが、
前職の時も抜けきらず、正直あんな状態でも
あの投稿ペースでやってたのは不思議な位ですが、
だから2年前、"尿路結石"で倒れる仕打ちにあったんですけどね。
今は禁酒も5か月目。
完全に絶っていますけどね。
髪も増えて、荒木先生並にまた若返ってますwww
僕が『健康第一』に拘ってるのはそういう理由でもあります。

人は生まれたらいつかは死ぬんですよね。
人の価値は年数で決まる訳ではないと思うけど、
人間ってやっぱ『生きるって選択をしないと生き残れない』
って僕は思ってて、
本能だけで生きてる動物と違って、
生きる気力やエネルギーを自分で手綱を握って、
回していかないと上手く生きれないと思うんですよ。

だから、それを引き出す燃料に
酒や煙草、暴飲暴食、クスリ(合異問わず)に頼りきっちゃ、
近い将来、"絶対破滅する未来しかない"と思うんですよ。

仮にどんな結果や実績を残してきたとしても。

僕もこれまで色々失敗してやらかして、
バカにされて、信頼を失くして、友人を失って、家族を亡くして、
『それでも絶対に生きるんだ!』
って気力があったから33年生きてこれたと思います。
残念ながら僕のような人生ハードモード
ドロップアウトして先立ってしまった後輩もいました。
僕は彼を救えませんでしたし、彼の心の闇が最期まで分からなかったです。
彼の名誉の為にこれ以上は書きませんけどね。
これから先も出逢いと別れを繰り返していく事でしょう。

だから皆さんも自分の歴史があると思います。
楽しかった事も嫌な事も積み重ねて今があって、
それはそれだけで誇っていい事だと思います。

今こうやって生きてるんだから。
誇りを持ってあげられるのは自分しかいないと思いますよ。

僕はこれからも『生き残る選択』をすると思います。
なぜなら、僕がそうしたいと思ってるから。

最後に、僕が受験生の時励まされた曲を送ります。

Mr.Children 終わりなき旅

人生いい事ばかりではない。
でも、どこかに自分を必要としてる人がいる。
次の扉をノックする限り、
生きてる限りそれは終わりないんだと思います。

では皆様良き令和を

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