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中盤思考整理(8/16)

 ご覧いただきありがとうございます。今回の記事はかなり議論の余地を残した内容を含みます。意見があればDMまで。


構築経緯

自分に合った戦い方の模索

 禁止伝説環境は様々な構築が存在する雑多環境であり、環境の流れも目まぐるしい為、"環境を読み切り適応する相対的な強さ"よりも"単体や並びのパワーが高い絶対的な強さ"が正義であると考えた。
 もちろん、前者を完璧に再現した構築を握ることがそのシーズンを勝ち切るという目標の達成に適していることは理解しているが、デメリットとして次の二つが挙げられる。

① 終盤を構築のまとまりが無いまま迎えること
② ①を原因とした練度不足に陥ること

 上位勢はどちらも経験と技量でそつなくこなしているものだが、ポケモン対戦に身を置いてから半年も経たない自分には生憎そこまでの実力はない。早い段階で構築を確定し、練度を高めなければ戦える自信がない。
 そこで、絶対的な強さを誇る構築を握り、環境が噛み合うのをお祈りすることが今の自分にできる最大限勝率を高める方法だと考えた。

"絶対的な強さ"とは

僕が思うに、ポケモン(単体)の強さは次の3つの要素で構成されている。

① タイプ及び特性
② 行動保障
③ 型の匿名性

 sv環境の神であるハバタクカミを例に挙げる。ハバタクカミは「ゴースト・フェアリー」という攻撃方面にも耐性方面にも優秀な複合タイプをもち、テラスタルを必要としない。
 また、「s135」という圧倒的な素早さを更に底上げする「古代活性」という特性を持ち行動保障にも優れている。実質的な高い素早さを誇っているため努力値配分にも余裕があり、火力・耐久を構築に合わせてカスタマイズすることが可能。極めつけには、覚える技が豊富という優遇っぷり。

 上述した内容は具体的な例だが、これを俯瞰し一般化してみる。

"優秀なタイプ"とは

 そもそも優秀なタイプとは何なのか。漠然とした疑問である。
結論から述べると、伝説環境においては「炎タイプ」が優秀である。理由は5つ存在する。

① コライ構築に不利を取らない。
② やけどを負わない。
③ Tier1の伝説から弱点を突かれない。
④ 一般枠最強のパオカミに対して有効。
⑤ ザシアン白バドに不利を取らない。

 ポケモンのゲームシステムにおける"タイプの存在意義"は、"対面の有利不利を決定づける手助けをする"ことである。
 「炎タイプは草タイプの弱点を突くことができ、草タイプからの攻撃に強い。」なんだかゲーム内のテキストのようだが、本質的な情報は意外と近くにあることが多い。
 実際の対面はここまでシンプルではないが、タイプというものが対面の有利不利に大きく関わる概念であることは間違いない。
 そこで、多くの対面で不利を取らないタイプを考察したところ、前述した炎タイプが結論だと感じた。

 軽く補足をしておくと、
①:コライカミから弱点を突かれず、天候の晴れにより水技を等倍で受けられる(ラッシャのウェブタに崩されない)。
②:聖なる炎や黒バドの鬼火に対して有効。
③:採用率TOP10の技で弱点を突ける禁伝が、ホウオウ, ルギア, カイオーガ, グラードン, レックウザ, ギラティナ, Wキュレム, 日ネク, ルナアーラ, 白バド, テラパゴスでありどれもTier2以下。(圏外は除外)
④:メインウェポンを半減しつつ弱点も突かれない。
⑤:メインウェポン半減。弱点突ける。

軸の選定

 項目「"優秀なタイプ"とは」より、炎タイプの利点を強く活かせるポケモンを軸にすることが決定。前項②の恩恵を最大限享受可能な物理且つパワーの高いポケモンを探したところ、候補に挙がったのは炎テラスコライドンホウオウ炎テラスパオジアン炎オーガポンだった。
 
 中でもコライドンが、炎タイプを使用する上で一番の障壁となる水ウーラオスに元タイプと種族値、特性により自然と強くなれる。神速カイリューをストッパーとして機能させないハバタクカミを強く動かせる。という炎タイプの弱点を補う要素を持っている為、コライドン+ハバタクカミを軸にすることが決定。
(前期お休みしてた為、実質二期連続での採用)
 項目「"絶対的な強さ"とは」にて前述した型の匿名性もある程度確保されている二体なので適している。


コンセプトに忠実に

 今回は絶対的な強さを目指している為、軸の二体には残る項目(行動保障)も満たしてもらう必要がある。
 従って、コライドンの持ち物は自然とチョッキorスカーフに絞られる。ハバタクカミに関してもCS襷or耐久振りS活性の二択である。
 コライドンをチョッキorスカーフと断定した場合、崩し力に欠ける為ハバタクカミは必然的に耐久振り眼鏡となる。


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