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#5 波乱の家探しinオランダ - Part 1
こんにちは、そらまめです!
私は2023年8月からオランダ北部の街・フローニンゲンのUniversity of Groningenに正規留学しています。
第5回の投稿では、オランダでの家探しについて綴っていきます。今回の記事は前編と後編に分かれています。
オランダの大学には寮がない?
留学といえば寮生活。海外大学では、1年生にはキャンパス内の寮が用意されており、ルームメイトと一緒に料理や勉強をする日々。そんな風に想像されている方は多いのではないでしょうか?
しかし、オランダの大学にはほとんどの場合、寮はありません。しかも深刻な住宅不足...... 大学が推奨している学生アパートも全く数が足りていません。
「オランダ 家探し」と検索すると「難しい」「大変」「争奪戦」など、様々なキーワードが出てくると思います。家探しを開始する前は、「そんなこと言いつつも何だかんだすんなり見つかるんじゃないの?」と楽観的に考えていた私。しかし、現実はそう甘くはありませんでした......
波乱の家探しの幕開け
フローニンゲン大学は、新入生にSSH(学生アパートを提供している会社)を通して家探しをすることを推奨しています。SSHのウェブサイトには、キッチン・シャワー・トイレ共有、キッチンのみ共有など、さまざまなタイプの学生アパートが掲載されています。事前にアカウントを作ると、家賃や含まれているサービス、間取りなどを確認することができます。
申し込みが開始されると、ウェブサイト上で部屋を選択し、契約に進みます。私の場合、5月上旬にSSHの申し込みが開始されました。
そして、ここでハプニングが起きたのです...... スマホとパソコン、両方でタブを開いて待機していた私。開始時刻と同時に部屋を選択し、次の瞬間。ウェブサイトの画面が真っ白になりました......
アクセスが集中しているせいだと思い、ときどきページを更新しながら数十分待っていましたが、一向に表示されません。不安になり、SSHに直接電話をすると、ウェブサイトがクラッシュしていることが分かりました。私が選択した物件を代わりに予約してもらえるかお願いしてみましたが、「アクセスできるまで粘り強く待っていてください」とのこと。
しかし、いくら待ってもウェブサイトが復活する兆しはありません。この日、私はSSHに3回も電話をしましたが、「頑張ってアクセスしてください」と言われただけ。「次の日にウェブサイトが修復したら、残っている物件を掲載するのでそれまで待っていて」と言われたので、この日は諦めることにしました。
そして次の日。ウェブサイトは復活していませんでした。チャット機能を使い、状況を聞いてみると、物件の予約は全て埋まっていることが判明しました。ウェブサイトがクラッシュしているという状況を把握しているのにも関わらず、アクセスすることができた学生の申し込みを確定させたSSHに衝撃を受けました。
フローニンゲンに頼れる知り合いがいなかった私は、SSH以外に選択肢がないと思っていたため、頭が真っ白になりました。「大学に進学することができないのではないか」という絶望に号泣したことを今でもはっきりと覚えています。
しかし、ここで諦める訳にはいきません。ここから私の波乱の家探しが始まったのです......
続きは次回の記事に綴りたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!