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#4 テストは年8回?!フローニンゲン大学の評価方法とは

こんにちは、そらまめです!
私は2023年8月からオランダ北部の街・フローニンゲンのUniversity of Groningenに正規留学しています。
第4回の投稿では、Human Geography and Planning学科の評価方法について綴っていきます。


単位のシステム

オランダの大学に正規留学して、1番の不安はもちろん「単位をきちんと取得できるのだろうか」ということでした。講義に出席するだけで、胃が痛くなるほど緊張していました。私がこれほどまでに恐れていたのには理由があるのです......

それは、「60単位中45単位を下回ると退学しなければいけない」から。

1年生の期間はpropaedeutic phaseと言われていて、進級するには最低でも60単位中45単位を取得する必要があります。45単位を下回ると、2年間、その学科に戻ることはできません。
私の学科では、全てが必修であるため、1つでも単位を落とすと、その教科に合格するまで卒業することはできません。たとえ、卒業論文を書き終えていても......

各教科が5単位もしくは10単位で、1学期につき15単位、1年で60単位を取得します。
私の学科では1学期につき、5単位の教科1つ、10単位の教科1つを履修することが多いです。つまり、10単位の教科を1つ落とすとかなり厳しい状況に追い込まれます。
1年生の間は常に緊張感を持って勉強していました。

気付いたら試験会場には誰もいない?!

第2回投稿で綴ったように、フローニンゲン大学は4学期制であるため、中間テストと期末テストの両方がある場合、年に8回テスト(期間)があります。
私の学科では、テストは全てデジタル形式で、キャンパス内にある試験会場のコンピュータを使って試験を受けます。テストには紙媒体の辞書(ただし英英辞典を除く)を持ち込むことができます。

制限時間は2時間で、試験開始30分後からは自由に退出することできます。初めて受けた試験では2時間+アディショナルタイム20分(私の場合、言語の面で不安があり、事前にStudy Advisorに相談したところ、1時間につき10分のアディショナルタイムを許可していただきました。)をほとんど使い切り、終わって立ち上がると試験会場には監督の先生と私以外に誰もいませんでした(笑)

テストが成績の100%を占める教科もあれば、グループ課題やエッセイなど、複数の提出物がある場合もあります。
基本的には最終の成績が10段階中5.5以上で単位を取得することができます。しかし、テストで55点以上、エッセイで55点以上など、単位を取得するのに条件がある場合もあります。
(ちなみに授業は全て録画されているため、テスト前に見返すことができます。)

「きっと大丈夫」だと自分を信じて

1年の留学を経て、私は、「単位を落としてしまうのではないか」と恐れすぎることはないのかなと思っています。もちろん、勉強せずに合格することなどできません。復習する時間をきちんと作り、目の前の課題に真面目に取り組んで締め切りを守ることで、結果はそれなりについてきました。そして、1学期よりも2学期と成績もだんだん良くなっていきました。私は心配性すぎる性格ですが、「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせることで乗り越えることができています。これからも不安は尽きないと思いますが、勉強を楽しみながら単位を取得できるように頑張っていきます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事の見出し写真は、キャンパス内にある試験会場です。卒業する頃にはこの建物を恋しく思うのでしょうか(笑)


参考資料 Accessed: 13 Dec. 2024


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