「ペガサス/飛馳人生」の感想書きなぐり
-----この辺ネタバレ無い-------
!!クソキモオタクの偏った感想です!!
今年中国で大ヒットしたらしい、ラリーを題材にしたアクション・コメディ映画です。
初めに感想としては「つよい」の一言しか浮かびませんでした。
つよいのです。 よくわからないですが、パワーを感じました。
正直、公開館数も公開回数も色々少なくてめちゃくちゃ見づらいんですが、是非見に行きましょう。
基本的にはコメディ映画ではあるので、観客が多い方が会場の雰囲気が良いと思います。
人が居なくて反応がないのは寂しい。
シネマサンシャイン池袋で見ましたが、ポスターとポストカードをもらいました。ちなみにパンフレットは販売していない模様。
----ここからネタバレ----
つよいというのは良くも悪くも色々つよい、パワーがある作品だなと思いました。
つよいです。
色々盛りだくさんでした
正直傑作かどうかと言われるとどうかなと思いますが、不思議と嫌いになれないのは何故なのでしょう…
前半のコメディの外しギャグ満載の感じは面白かったですよね。 つかみからやられましたw
あと再試のシーンも好きです… 中国の教習所も基本イヤ~な教官が多いのかな…w
主人公チーム(?)たちのキャラがみんなよかったですね。
自分は特に尹正さんの演じるコ・ドライバーが最高ですね。
残念イケメンキャラというか、要所要所で印象的なシーンが多すぎるw
迫真のポールダンスで死ぬかと思った。
2人の謎のバディ感があっていいですよね。
あと唐突なアレと曲違うネタも草
とにかく前半だけでも全然いいのでこの映画見てほしい
とにかくラリーのシーンを撮りたい!という熱意を感じる後半になりますが、やっぱり肝心な話は前半の立ち上がるまでが面白いですよね。
つい同じラリーを題材とした去年公開のOVER DRIVEとどうして比較してしまう部分もあるのですが、ストーリー的には比較できるような映画でもないのかなとか思いました。 テンションも全然違うし。
でもラリー描写の一部なんかはOVER DRIVEの影響を受けている部分があると思います。
ラリー中継番組風のクリップを入れるとか。あの辺はそのまんま。
OVER DRIVEの場合は実際のWRCのクリップに合成したり、CGで走行というシーンもありましたが(この作品もある)、基本的にはどちらもラリーのシーン映像のクオリティはいいんだなと思いました。
ラリーというのは正直ルール説明でややこしい部分があると思うので、それを色々省いてる感があるのは潔いと思いました。
OVER DRIVEでもラリーというものを説明するシーンがあったり、教えられるマネージャーキャラがめっちゃ気に入らないとかそういうのもありましたし、それにそんなに時間を割かないってのも重要だと思います。
主要キャラがみんな好きになるというのはOVER DRIVEに比べて大きなポイントですw
まあ、この辺もストーリーのジャンルが全然違うっていう部分ではあると思うんですが。
主人公のラリーカーが派手にクラッシュしてしまい、直るのか直らないのか?という展開が両者あります。(クラッシュしたシチュエーションも全然違うのだけど)
OVER DRIVEの方はラリー中に派手にクラッシュしてしまい、お兄さん含めチームクルーがめっちゃ頑張って直すという実際のWRCにあった出来事に則した展開。
方や本作はライバルの超金満チームパワー+メカニックで超直すという、最新テクノロジーだぜ!ってめっちゃ直すっていうのもすごく中国のパワーを感じてつよかったです。
このサービスでの修復シーン、メカの张本煜さんが無駄に脱ぐ辺りがいいポイントですね!!!
ラリー映画はイケメンの肉体とクルマをカットバックするのがルールになってきました!!!!
中国のロケーション力がすごかったですね。 (ラストのアレを除いて)やたら凄い道とかがありましたけど、日本じゃ無理ですよね。
OVER DRIVEだとなんか大げさに感じちゃうんですが、中国だと誇張してるものの全然あるだろうな~みたいなものを感じてしまう…w ずるい。
コドラが輸送中に大クラッシュしちゃって怪我してドクターストップになっちゃったって展開が個人的には残念でした。
正直コドラ無しで走って勝っちゃうっていうのが結構荒唐無稽な展開になっちゃいましたよね。
出場停止中にめっちゃイメトレして道覚えてるから平気っていう理屈がありますが、せっかくラリーの醍醐味だし、何よりもコドラとレース中でも絡んで欲しかったですね。
展開がどうこうというよりも、あの人が表ストーリーから退場しちゃった展開が素直にもったいないなと思いました。
尹正さんの演じるコ・ドライバーが特に気に入っていたので、多少バイアスがかかってるかもしれませんが…w
大クラッシュしちゃった元教え子に説教をする内容が、そのまま今までの自分に説教をしているようなあの復活シーンも好きでした。
あのラストについては… パワーです。
つよい勢いですべてを持っていけばどうでもいいのです。
とにかく最後の怒涛の展開をつよさでそのまま突っ切るというなんかつよい映画だと思いました。
例えていうなら、OVER DRIVEがWRCなら、ペガサス/飛馳人生はバハ1000です。 勢いで突っ切ります。
あとサーキットが出てくるのでサーキット映画認定です。
ライバルが練習してる浙江国際サーキットは言わずもがな、ラストの教習シーンで上海天馬サーキットのコース図もありましたよね。
また、冒頭の中国のラリーの歴史を追って語るクリップも単なる主人公の背景紹介という訳ではなく、中国のラリーストやこの映画の監督のラリーの憧れを表しているのかなと思いました。
近代の中国モータースポーツのビッグイベント、香港・北京ラリーはもちろんですが、数年しか行われなかったWRCのラリー中国も中国の人から見たらかなり重要なイベントだったんでしょうね。
近年はサーキットレースがかなり盛んですが、中国のラリー人気の一端がここで見られた気がします。
BDとかDVDでたらみんなでワイワイみると面白そうですね。
…あまりモータースポーツ描写の辺りの感想を多く書きたくないなと思ったんですけど、なんだかんだ書いてたらやっぱり多くなってしまった。