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小学校教諭免許状を取得した理由

前回の記事でお伝えした「なぜ小学校の教員なのか」について書きたい。

まず、養護教諭を辞めた理由は結婚にともなう転居だった。そのため、新しい場所でも養護教諭として働こうと考えていた。しかし、妊娠によりそれを先延ばしに。妊娠中から産後の辛い経験と、それが教員免許を取るきっかけになったことは、電子書籍に書いた通りである。


➀教室の子どもの様子を知りたい

保健室にいると、教室の様子はほとんどわからない。
ゲストティーチャーのような役割で体育(保健)の授業に入ったり、学級活動などで保健指導を行うことはある。しかし、それも各クラス年に1,2回である。

〇年生はどのような勉強をしているのか、休み時間はどのような遊びをしているのかなどを知りたかった。そうすることで、養護教諭として働くときに子どもの会話を膨らませやすくしたいと考えた。

また、頻繫に保健室に来室する子どもの教室での過ごし方の傾向をつかめたらと考えた。それは子どもによって様々であり、担任教諭に聞けばわかることでもある。しかし、自分の目で見て、教室と保健室との連携に役立てたいと思っている。

➁外から見た保健室とは

ここでいう「外」とは、学校の中での保健室以外の場所である。
つまり、教室から見た保健室、養護教諭以外の教諭からの見え方を知りたいと思った。

「保健室は子どもがいないとき何しているの?」と、聞かれることがある。養護教諭の仕事は、来室者の対応よりも児童生徒の保健管理(事務処理)の割合が多いが、それはあまり知られていない。

保健室からの発信方法をどのように工夫すれば、事務的な業務を連携しやすくできるのか。担任教諭の目線で知れたら、養護教諭に戻った時に役立つと考えた。

担任教諭から話を聞いたり想像力を働かせたりすればわかることもある。
しかし、できることなら経験した自分の感じ方を確かめたかった。
そして、いつか養護教諭に戻るときに活かしたい。

現在私は非常勤講師であり、担任の立場を経験していない。しかし、教室で担任のサポートをする業務から見えることは多い。日々感じたことを記録し、保健室経営に役立たせたいと考えている。

➂一人職である養護教諭の孤立をふせぐために

今後は、現職養護教諭の相談活動をしたいと考えている。
先日、職場の養護教諭が多忙のため14時を過ぎても給食を食べられずにいた。みんな忙しい。教室で給食を食べる担任も落ち着いて食べらない日が多いだろう。
そんなとき、大変さを共有できる人が必要である。「ちょっと聞いてよー」と気軽に言える場があれば、子どもと向き合うゆとりを作れる。
職場に同じ立場の人がいないことの方が多い養護教諭。オンラインで、相談したりおしゃべりできる場をつくることが、今の自分の目標である。

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