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電気のかさにいた沢山の人に呼ばれた話

私は、怖い話を聞いているとなんだか落ち着くんですよね
YouTubeでいつも、怪談系の決まった方の動画を聞き流しています
全然こわくはないんですけど、(けなしているわけではありません) 
話し手の方の声が好きなので気持ちが落ち着きます。

しかし父方のおばあちゃんちは、怖かったな
100万渡すから、一日泊まれといわれても断ります。
おばあちゃんは「見える人」らしく、亡くなった人がいると
挨拶にやって来るらしいのです。
挨拶にきた後に、しばらくして家族からさっき亡くなったと連絡が入る事がしょっちゅうあったそうです。

当時の私:「じゃあさ、写真で取ってよ おばけの写真

おばあちゃん:「撮れないんだよ」

当時の私:「どうして?」

おばあちゃん:「体がはっきりみえるわけじゃないし あとから考えると、あの人だったのかもしれないって思える程度だから」

おばあちゃん:「夕飯つくってる時に、ふと気配を感じるんだよ
ちょうどその廊下を出たところあたりで、すると足元はみえるんだけど顔がはっきりとはわからないんだ」

そんな風に普通に話してくれるもんだから 昼間でも一人でトイレとか怖くて行けなかったな
弟と二人で泊まりに行くことがあったけど
廃墟を夜中に探索するより怖かった。

ここまでは、あくまでおばあちゃんから聞いた話・・・

照明の内側から


あの時は確か、弟は泊まりに来ておらず、私一人だけでおばあちゃんちに泊まりに来ていたと思う。

おばあちゃんちには、おじいちゃん、おばちゃん、おじちゃんが一緒に住んでいた。普通の瓦の昔ながらの一軒家だった。

小学校の側でもあったので、登下校時にはにぎやかだったし、

駄菓子屋もあったので、遊びに来ている時にはよく、おばあちゃんに300円

くらいもらって駄菓子を食べたり、ゲーム(大工の源さん)をやっていた。

日中は駄菓子屋や、犬の散歩や、おばあちゃんと隣町のそごうまで出かけた

り、おじいちゃんと一緒にマザー牧場にもつれて行ってもらった。

その日は、わたしが風邪をひいていたらしく台所の横にあるおばあちゃんの

部屋で一緒に寝ていた。

夕飯を食べて間もなかったから、20時頃だったんだと思う。

和式布団に横になっていた私は、当然天井を見る形で寝ていた。
LED電球ではなく、まあるい電球に傘というのか、電球を囲った四角い囲いみたいのがついた、昔ながらのタイプの照明が天井からついていた。

その四角い囲いに、数十人がわたしを見下ろす形で、皆で手を振って
わたしに、こっちにきな~と合図を送っていた。

そしてその人たちというか、電球ごと少しずつ私に近づいてきていた。

結局、わたしがみたまんまを皆に話したからか、救急車で病院に運ばれる事となった。

今思えば、そうとう熱が上がってうなされていたのかもしれない。
だけど・・・ 三途の川みたいなものだったのかな?と紙一重だったんだろうと怖くなる。

そんな事もあって、おばあちゃんちは昼間だけしかいけない。

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