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生活スタイルを変えたロードバイク
数年前まで生活の中心となっていたロードバイク
「弱虫ペダル」という漫画の影響が強く、
ある時、思い切って購入することにした。
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有名どころのロードバイク屋ではなく、隣町にある一見ロードバイク屋だとは、わからないとあるお店で購入することにした。
ご夫婦でやっているそのお店は、説明や話し方が私のペースにしっくりきたし、あったかい感じがしたから
値引き等に期待するのなら、大手の自転車屋の方がいいのだろうけど
なんかとても自分に合うなと勝手に思ったのでそこに決めた。
始めてお店に行った時には、必要な備品や、どんなところに良い道路があるのかなど、お話に付き合ってくださったので、
店の前にハザードをつけたままのわたしの車は、バッテリーがあがってしまった。(4時間位話し込んでしまったので!その時にも、バッテリーをつないで回復までしていただいた。)
休日には行ける所まで、行っていたせいで、
不眠傾向だったわたしは、爆睡していた。
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それと、弱虫ペダルの影響で、山を早く登れる事に魅力を感じていたので、
鹿野山という、千葉県ではメジャーな唯一の山にもよく通うようになった。
筋力も、5日間以上休めていると元に戻ってしまう感じがしたので、
夜の練習も軽くやるようになっていた。
ネットでは鹿野山や有名な場所には、早く登った人のタイムがわかるサイトがあって、モチベーションにもなった。
プロテインや、BCAA、食事のとり方も、勉強するようになったし、
パンクした時には自分で治せるようになっていないと、山の中に取り残されるので、何度も家で練習していた。
涼しい時ももちろん気持ちいけど、
真夏の炎天下の中に遠方まで行く事が、すごい気持ちよかった。
山の中では、絶対に足をつかないで山頂まで行きたいと思っていたので、
心拍数はいつも180とか場合によっては200位まで上がっていた。
本当はもっと少ない数値が理想なのだけど、現在の肺、運動機能は低い事
も表していた。
心拍数がそこまで高いと、自分の呼吸音と呼吸の苦しさと、
太ももの筋力が限界な事だけが頭にあって、その他の事は何も考えられなくて、無心になれるところも好きだった。
逆に、練習をちゃんとやっている時には、幾分楽に走れるけれど、
さぼっていると、すぐに足が限界を迎えてしまうので、継続して取り組む事って、大事なんだなぁーと身をもって体験した。
ロードバイクに乗るようになって、初めて日焼け止めを顔に塗った。
そして、メイク落としも使った。
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そう、ロードバイクに乗る時の服装は
派手でピチピチのウェアーを着るから、初めはすごい抵抗があったけど、
結局サングラスで顔は覆われてるから
わたしはそんなに気にならなくなった。
小学生等は、思ったことを大きな声で発するし、コンビニ店員の視線は下半身に向いている事も多かったので、一般的には奇抜な恰好と映っているのだと思った。
真夏の炎天下で披露しきっている時に、コンビニに入ると、エアコンが強力過ぎて、すっごく気持ちがいいし、視線を気にしている余裕もなかった。それよりも中年のおじさんとかが話しかけてくれる事が多いのと、同じロードバイクに乗っている人とあった時にする挨拶が、気持ちよかった。
首のヘルニアもあって、乗る事はできないけど、
氷の上をすぅーっと滑っていくかのようななめらかな動き
「どこまででも連れてっていきますよ! あなたの体力がしっかりしていれば」と言っているかのような挑発的な乗り物
生活をがらりと変えてくれた、このロードバイク また乗りたいな!