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一期一振(写し)が奉納、鶴丸国永(写し)と並ぶまで。宮司さんのお話。
先日の奉納奉告祭のお話の続きです😌
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刀剣乱舞好きの私は、ゲームの機能「伴侍」をフル活用。
刀剣男士のゆかりの地では必ず1枚は、伴侍で撮ります( ^∀^)
この機能さまさま♪
と、話がずれました(^^;;
![](https://assets.st-note.com/img/1661832402763-lxDZJgfJYm.jpg)
前回更新の記事で載せなかった分の写真です。
かなり倍率あげてるので画質が乱れてますが、名誉宮司さんが奉告祭で玉串を奉納する様子。
前回も触れましたが、奉告祭では関係者の皆さんが御本殿に玉串を奉納、宮司による祝詞を読み上げられ、ご挨拶が行われました。
そのご挨拶から抜粋してお届け。
お話によると、刀剣乱舞が注目を浴び始めた頃、宮司さんはじめ、社務所の皆さんは刀剣乱舞を知らず、授与所へ来た台湾の方にスマホを見せられ「この人(刀剣男士)はどこにある?」のようなことを言われたのが、刀剣乱舞を知るきっかけになったと話してくださいました。
しかし、台湾の方がおっしゃってるのが何のことかわからず、宝物殿に刀を展示しているので案内したら、全然違うと言われたそうで^^;
その後、調べたら刀剣乱舞のことが出てきて、詳しく知ったそう。
その後も歴史好きな方や刀剣乱舞好きな方が調べて、この藤森神社へお参りに来られるなか、豊国神社さんや粟田神社さん・建勲神社さんから、4社めぐりを始業しませんかとお声がけがあり、始まったのが今回で第11弾になる刀剣御朱印めぐりなんですって。
(ちなみに、歴代の刀剣御朱印めぐりも宝物殿で展示されています。)
それから何年か経ち、歴史ファンや刀剣乱舞ファンの方がたくさんご参拝に来られるので、何かお返しできないか・・・と、古くから演武を奉納いただいている京都居合道会さんに相談したところ、藤安刀匠が京都に来ていた時で京都居合道会さんを通じお話をしたら、天皇の御物である鶴丸国永の木型などを研究・勉強をちょうどなさっていて、鶴丸国永の写しを作刀してくださる話の流れになり、鶴丸国永の写しが藤安刀匠により作刀・奉納されたんだそう。
そして今回の一期一振の本歌も、同じく天皇の御物であり、陛下の催事の中で使われている護身刀ゆえに、なかなか一般には展示されないというお話を藤安刀匠にお聞きして、写しでもなんとか作刀いただけないかと、お願いしたら快くお受けいただきご奉納いただいたという経緯なのだそう。
鶴丸国永は、もともと藤森神社さんとのゆかりがある刀剣なんですが、一期一振はというと刀剣の歴史ではゆかりがないけれど、京都居合道会の皆さんが神社と藤安刀匠の仲を取り持ってくださってできたご縁から、一期一振(写し)と鶴丸国永(写し)の二振りが奉納されたというお話でした。
また、こんなお話も。
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藤森神社は、鎮守の森で近所のお社だったのだと。それが、刀剣乱舞をきっかけに全国から、海外からもお越しいただいたりして、鶴丸のグッズもたくさん持ってきてくださって、最初は社務所に飾っていたけどあまりにも多くなったので、宝物殿に飾ることにしましたと。
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余談ですが、このお話を聞いた時、私の中で少しよぎった思いがあります。
刀剣乱舞ファンが参拝に来るようになったことで、昔から進行しているご近所の方々がにとっては、迷惑だったりしないか・・・と。
ですがそんな思いはすぐに消えました。
後日、あらためてお参りに行った際、毎日お参りに来ているという方がお声かけくださって、「あんたも刀剣なんとかいうやつがきっかけでお参りに来たんかい?きっかけがどうであれ、賑やかになのは神様も嬉しいだろうよ、また挨拶に来たってな」そう笑顔でおっしゃって。
正直、嬉しかったです。
もともと刀剣乱舞を知らなかった時期も、藤森神社さんには時々お参りはしてたんですが(勝運の神様なので)、刀剣乱舞に出会ってからは、朔日参りをするようになったので(>人<;)
刀剣乱舞・刀剣女子で話題になってますが、
境内に神功皇后「御旗塚」(神功皇后の新羅攻略から凱旋後、旗と武器を納めた場所)という、注連縄(しめなわ)が巻かれた木がありまして。
「いちの木さん」として親しまれる場所で、腰痛が治るといわれており、
新撰組の局長であった近藤勇も腰痛を治したと伝えられているというお話もあります。
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宝物殿には刀剣だけでなく、南北朝時代の鎧兜や、鳥羽伏見の戦いで薩摩藩が使用した先込式大砲も展示もあるので、京都へ来た際は立ち寄ってみてください♪ ※朝早めの時間がオススメです。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!