見出し画像

むすめの「漢字50問テスト」対策。

今中2の長男が小学校時代に学習で苦しんだものの一つに「漢字50問テスト」と言うものがありました。これは学期末に行われて、学年末は1年間の総まとめテストになります。


中学生のむすこが小学生時代に苦しんだ「漢字50問テスト」

文字を認知・暗記するのが苦手で、みんなより1、2年は遅れてようやく覚えてくれるむすこ。
習ったばかりの漢字のテストをされるのはとても辛い思いをしていました。
それに「合格点」を設定されて、それに到達できないと「再テスト」もあったりしました。
その「再テスト」になると2度苦しむのですから、「合格点」まで達しないと泣いていたこともありました。
頑張ってあと1問で合格しなかった時は本当にかわいそうでした。
当時の先生方もむすこの特性をご理解していただいていたので、再テストは受けるのですが「間違ったところだけでいいよ。」と配慮をいただいたりしたものでした。

むすめの「漢字50問テスト」

書字の反復練習が大の苦手なむすめ

そんな長男がやっていた「漢字50問テスト」を現役小学5年生のむすめにも行われているようです。
むすめは、学校から配布されている、漢字ドリルが大の苦手です。
嫌いと言うよりも苦手なのです。
そもそも、あの反復で「書字」をする行為が苦手のようです。
現在の学校では教科書準拠のドリルを渡されて「何日までに目標を決めてやってくる」なんてタスクを与えられているようです。
ドリルと言えば同じ文字を何度も何度も書くと言う行為は、むすめに取っては疲れるし、眠くなるし、嫌気が差してきます。
そんな状態ですので、効果は全く上がりません。
むすめ的には反復書字行為は無駄なことになります。
それで、期日までタスクをこなさないと言うことがしばしばあったようです。

妻がむすめ用に特製の漢字プリントでドリルの代用をしていた頃も

そんな様子は、ドリルに苦しんでいるのは見た目にも明らかでしたので、小3ぐらいからは妻が特製の漢字テストをドリルに貼り付けてそれをタスクの代わりに提出と言うことを、担任にもご理解いただくようにしておりました。

5年生の2学期からは特製プリントも無しに

5年生の2学期になってからは、妻も自分の事も忙しくなってきたし、そろそろ自主性に任せようと特製漢字テストを作ることは封印をしました。
それでも、反復練習は出来ないのは相変わらずで、担任には「ドリルを(期日までに)やってこなくても評価はそれなりで良いので、黙って見守ってください」とお願いをしました。

結果、「私は漢字が嫌い!」

それからは漢字勉強法がよくわからなくなり「私は漢字が嫌い」と言うようになってしまいました。
点数は教えてくれませんでしたがこれまでの「漢字50問テスト」も前学期は散々な点数だったようです。

漢字が苦手ではなく嫌いになってしまうのは、言われた時は日本人にとってあまりよろしい事では無いと思って心配をしました。
何かアドバイスをしないといけないなと考えましたが、むすめだってバカじゃないので、このままじゃいけないと絶対に考えているはずだと思いました。
なので、点数はどうでも良いから自分なりの学習方法に自分で気づくはずだと信じて、余計な事を言わずに見守る事にしました。

自分で対策してみたむすめ

先日、こんなことを言ってきました。
「あのさー、この間漢字テスト(おそらく50問テスト)あったけど、前より倍以上点数取れたよ。」
「そうか、良かったね。」
「あのね、漢字ドリルをテスト前に見て読んだら、出来たよ。」
「前受けた検査(WISC)だとさ、目で見たものを理解して考える力がやたら良いって出てたからさー、書いて覚えるより、見たり読んだりすることの方の能力が発揮できた結果が出たんだね。」
むすめは100点であろうがなんだろうが、自分からテストに話をすることはありません。
その効果に驚いたか、うれしかったかでしょう。
形を見て理解すれば覚える能力が高くて、漢字の読みや意味はよく知っているむすめ。
ある意味完全なビジュアルシンカーな子ではあります。
漢字も得意な絵のように書けるようになったら良いんじゃ無いかな?

学習方法は人それぞれ。

いよいよ、来年度は6年生になります。
あの、一番の末っ子のむすめが6年生なんて親戚一同驚いてしまうぐらい、早いものです。
これからも、自分なりの学習方法を見つけて、学習の辛さを克服して欲しいものです。

学習なんて、人それぞれです。
合わない方法を無理に矯正されると嫌いになる一方だと思います。
さて、「漢字、嫌い!」と言っていたむすめ。
無理に好きになる必要は無いと思いますが、「嫌い」と言う思いが払拭できれば良いなと思います。


いいなと思ったら応援しよう!

sorairo555
ご覧いただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、むすこのディスレクシア向けの教材等、今後の活動資金とさせていただきます。