暴言による脳のダメージ
ぼくのこどもの頃(昭和40年代、50年代)は、「鉄拳制裁」ってのが当たり前のようにあって、学校内では男子だろうが、女子だろうが関係なく腕力によってこどもを懲らしめる事ってのはよく見たものです。
社会がそんな意識だったから、当然家庭内でもあって懲らしめられる行為(暴言も含む)はよくやられたものです。
国民的アニメとか言われているものでもよく見られていたし、暴行をネタにした笑えないコントなんかも普通にテレビで見たものです。
暴言
流石に、今では鉄拳制裁を含むあらゆる暴力は暴行にあたるので禁止になりますので、こどもに手を上げるおとなは減っているのかと思いますが、その代わりどうしても「暴言」に近いものでこどもを叱ってしまったりして反省することもあるんじゃないないかな?と思います。
暴言によって足がすくむ
おとなだって人間なので、色んな悩みもストレスもあるし、歳も食ってるし、今日の夕ご飯も考えないといけないし、特性によっては頭の中を整理できなくて、感情のコントロールが難しくなる可能性も多いにあるでしょう。
しかし、こどもが悪い悪くないに関わらず、相手の感情にまかせて怒鳴り散らされる「暴言」を聞かされる時のこどもはたまったもんじゃありません。
ぼくの経験ですが、こどもの頃に大きな声で「暴言」を聞かされた時は頭の中が「キュッ」として、体が硬直して足がすくんでいました。
今でも、公共の場で怒鳴っている人に見かけたりすると、平然を装いながらも頭や体に同じような現象が自分に関係ある無しに関わらずそんな現象に近い反応を心や体の中で起こっています。
50過ぎてもそうなんですから、こどもの頃に味わった経験と言うのは尾を引くものです。一種の軽微なトラウマ現象かな?と思っています。
暴言で脳が萎縮??
今は、色んな研究が進んでいるでしょうから、このような暴言による脳の状態というのは他にあるのかな?と検索してみました。
ググ検索した際のサイトをみると、「暴言で脳が委縮する」というのは事実らしいです。
あーあの大声で怒鳴られると頭の中が「キュッ」とするのはそのせいだったんだろうなー
脳の海馬だけは回復の可能性あり
ただ、脳の部位に「海馬」ってところがあるそうで、記憶の司令塔的な役割をするらしい、で、他の脳細胞は減ることはあることはあるけど、増えることはないと言われている中、その「海馬」だけは例外で神経細胞の一部が日々生まれ変わっているらしい。
つまり、ストレスにさらされた海馬が萎縮してしまっても、日頃のケアで回復する可能性があると言う。
自分らしく育てるために
こどもだって、おとなだって、外に出るとストレスを受けまくりです。
ぼくはもう歳なのでどうでも良いのですが、こどもはこれからの人たちです。
自分らしく生きていくために、特性・個性を尊重していかないといけません。
ぼくも、これまでに海馬に記憶されている事を上書きし「回復」し、自分の海馬の劣化をできるだけ遅らせるように日常生活に気をつけていこうと思います。