見出し画像

「集団生活」と「一斉教育」と「人間不信」とWISC検査と。。。

多分、親のぼくからみてもかなりユニークな性格だと思える小5のむすめ。
保育園時代の学芸会では軽く嫌がりながら「先生がセンターで踊れと言うなら仕方ない」と言いつつ、自分が自分がというより先生の企画、シナリオ、そして面子を立てるために踊って「あげたり」。
絵やその他の発表でもそれなりに中心になってやるような子ではありました。
それは、むすめの個性をうまくいなしながら場を提供してくれていた、当時の先生がむすめの個性・特性を見抜いての事ではあるだろうと思っていました。
で、むすめの方もそれなりに楽しく、これからも小学校でもうまくやっていけるんじゃないかと本人も自分も「錯覚」していたところはありました。


「集団生活」と「一斉教育」

小学校に入ると「集団生活」や「一斉教育」等が標準になろうかと思います。
「集団生活」はブツブツいいながらも、ともだちもやっているので「まぁいいか」と割り切っていたようです。
でも問題は「一斉教育」。
これが、むすめには厄介ものだったようです。

むすめの特性が仇になった低学年時代

小2の時の担任

小2になって、杓子定規的な指導が好きな担任にあたってしまいました。
その時は、むすめのような個性的な、発想、態度をする子を排除するような指導だったらしく酷かったようです。
むすめは大体のものは一度聞いたり見たりしただけで覚えてしまい洞察力のある子だなとそれまでも感じていました。
また洞察力ばかりでなく、その見知った事で興味が湧いたものは深く観察していくと言う、そんな癖もある子です。
したがって、小2程度の勉強ですと、教科書を開いた時に何をすべきか何を覚えるかがわかってしまい、授業がはじまったとしてもわかっているものをなぜまた繰り返ししないといけないと考えていたようです。

小学校低学年の授業で寝ていたむすめ

なもんですから授業は退屈です。脳内はいつも色んな事を考えているのでグルグルまわっています。
それで、疲労感は常にあります、それで寝ていることがあると低学年中では良く言われました。
ぼくは、小学生で授業中に寝ている子なんてこれまで聞いたことがなかったし、驚いたことを覚えていますがこれが実のむすめの現実の話でした。
そんな授業態度を小2当時の担任は許せなかったのでしょう。
訳も聞かずに叱り飛ばしたり、廊下に立たせようとしたそうです。
ちっちゃかったむすめは、静かに寝ているだけで授業を邪魔することもないし、何も悪いことをしているわけではないので、怒られている意味がわかりません。
それで、叱られたことに対して学校中響き渡るぐらい泣き叫んでしまいます。
それをこの担任は「こんな◯◯さんをどう思いますか?みなさん!」とまるで異端な子を吊るし上げる魔女刈りのような発言を担任にクラスのみんなの前で言われたこともあったそうです。
こんなことを先生から聞いたクラスメートはどう思うでしょうか?
異端なものを排除する思想になるのが普通だと思います。
つまり「いじめ」の発端を担任自ら焚き付けていることになるとぼくは考えています。

しかたねー上席たちに話すか

さすがに泣きながら帰宅したことがあったむすめ。
小2、たった8歳の子にそんなことをするなんて、どんな指導をしているのか聞きにそのたびにぼくは学校に出向くのでありました。
担任本人に聞いても本当の事を言う訳はありませんので、それからむすめのクラスメートに「これまでどんな事があった?」と聞きまくると、出るわ出るわ。暴言の数々。。。。"これじゃあ、しかたねーな、上に話すか・・・"
結局、うちの子だけだったわけではなかったようで、それが原因か本人の希望か知りませんがその担任は翌年度区外に配置転換していきました。
これは、本当に申し訳なかったのですが、色々と面倒みていただいていた学年主任の先生も区内の他の小学校に行ってしまいました。

wisc受けて配慮の裏付けを得る

その担任の指導は許せるものではないと今でも思っていますが、やはりむすめの方にも落ち度はあるのではないかと今後一律の学校教育を受けるのが苦手なのは何なのか?ある程度の尺度留意して今後、学校でも配慮をしてもらうためにも当時wisc検査を受けました。
IQ的には高い方ですが、各検査で凸凹が見られました。
そのうち、やはり「知覚推理」分野がかなり突き抜けて高かったので、見聞きしてすぐに理解してしまうことの裏付けとなりました。
これを基に、それなりのご配慮や、授業中「寝てしまう」ことや「つまんなそう」にしていても、先生には気を悪くしないでください」とお伝えしているのであります。

ともだちと遊ばなくなったむすめ

しかしながら、こどもにとって一番頼りにしたい担任が、保育園の時と小2の時と全く違ったのがショックだったようで、小2から今まで「人間不信」「人間嫌い」のような状態になっています。
学校には相変わらず「つまらなそうに」ですがなんとか通っています。
でも、小1まではあれだけともだちがいたのに、ほとんどともだちと遊ばなくなりました。
学校以外は外に出ることはほとんどありません。
何度かがんばって特定のともだちと仲良くなって遊びに行ったり、うちに来てくれたりしましたが、どうも長続きしませんでした。

少しづつ取り戻してきました

そんなむすめですが、最近ともだちと約束してくるようになりました。
夏休み中にラウンドワンに行ったり、この間は町内のお祭りにもともだち同士で行ってきました。
ともだちのおうちにも行き来しているみたいですし、少しずつ「普通」の女児に戻そうとしている感じです。
焦らず、自分ペースでがんばってね。
関わるおとなの指導・態度次第でどうにでもこどもの心なんてどうにでもなるんですよ。

まとめ

小5むすめの小学生での様子の振り返りと現状を記述しました。
あと、前述したラウンドワンでのカラオケ経験。
これがなんか彼女にはよかったみたいです。
特に、マイク持って人前で唄ったりしゃべったりするところ。
これが、ちょい吹っ切れたことにつながっているようです。
それで、この間やった学級会での司会でのしゃべり。
むすめのおかげでいつになく盛り上がった学級会だったそうです。
何が功を奏するかわかりません。
その話は、また今度。


いいなと思ったら応援しよう!

sorairo555
ご覧いただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、むすこのディスレクシア向けの教材等、今後の活動資金とさせていただきます。