発達検査の低年齢化?
「将来、何の仕事しようかな?」と言う小5のむすめ。
ちょっと前まで「宇宙に行きたい」とか「科学者になりたい」(何の??)、「洋服を作ってみたいな」などなど色んな事を言っておりました。
小さい頃は「なりたいもの」から「仕事」と表現が変わってきたのが興味深いです。
現在のむすめの手先を使ったものを作るのが大好きです。
その作品をよく見せてくれるので趣味趣向や特技はわかっているつもりです。でも、それをどうするかは本人です。
親であるぼくは、むすめに余計な事を口滑らさないように見守っていきたいと思います。
近所のクリニックでの発達検査
先日、近所の内科に経過観察の定期診察に行ってきました。
このお医者殿は、小児科が主なのですがコロナの1年後あたりから「発達検査」も行うようになりました。
むすこが初wiscを受けた時はコロナの始まり頃はまだやっていなくて、その1年後ぐらいからです。
あの時は、必死こいてとりあえず検査していただけるところを探したのを思い出します。
むすめがwiscを受けた時はもちろんこの近所のお医者殿でした。
小学校のSCからも紹介をいただいたので、それほど待たずに受けさせてもらいました。
この経過観察で訪れた日は、ちょうどこのクリニックに心理士さんが当番で来ていた日らしく検査を待つ親子が発達検査専用の待合部屋から何組か出てくるのを見かけました。
子のwisc検査経験者としては、出てくる親子を見て見ぬふりをしながらも何となくどんな事をやってきた事を察していました。
見かけた子の雰囲気から小学生ぐらいが多かったのですが、かなり低学年?ひょっとして1年生か幼稚園生と見受けられました、中には3歳ぐらいのかわいらしい男の子もいました。
発達検査の低年齢化?
ぼくは、むすこについて何年もブログで「学習障害」とか「ディスレクシア」について細々と発信してきましたが、あのコロナ直前の頃と比べて子どもの発達について世間の意識が変わってきたように思われます。
しかも大きくです。
法律も整備されたと言うのもありますし、コミックやドキュメンタリー、ニュースでの報道等でも取り上げられてきたと言うのもあるのでしょう。
広く広まってきて、検査の低年齢化につながっているのかもしれませんね。
あの小さなクリニックの待合室の椅子に座りながらそんな事を考えました。
それぞれの発達の特性は、持って生まれたものなので治りません。
成長とともに改善することは当然ありますが、治ることはないものです。
「治る」という吹聴する方の話は眉に唾をつけて聞いた方がいいと思います。
その子の特性を逆手にどう活かしていくかを、早くから知っておくと言うのはとても大事で、こどもを本当に思った育児・育成をする上でとても役に立ちます。
検査結果を素直に受け入れる
「自分がどこどこ大学でたし、妻がどこぞの大学を出た、で、どこぞで就職しているから、自分の子だってそうだろう、だからお前も頑張れ!」と言ったとしても、該当のこどもにとって本当に辛い場面にぶち当たる場合もあるでしょう。
その場合も、ドラマに出てくるような絵に描いたような親の遺伝子を引き継いでくれるようにしようと言う価値観を払拭するにも、発達検査は役に立つと思います。
親が考えるような結果だったとしても、素直に結果を受け入れることも大事ですけどね。
まぁ、初回はショックを受けるでしょう。
でも、これでこどもが楽になる対策が考えられるとプラスに考える事ができました。
親は親、子は子
いまや、親は親、子は子とぼくは考えています。
「いまや」と言うのは、ぼくだってむすこの特性がわかるまでは「きっとぼくと同じような人生を送るんだろう」という一定の固定観念がありました。
実際そうなってくれと願うあまり、文章が読むことに苦労しているむすこを怒ることもありました。
むすことむすめの特性が分かってからはこどもの事を一番と考え湧き出す感情を我慢して、出来ることをやれるようになれと願い触れていくようになりました。
そうしていくうちに、むすこもむすめもひとつずつ自信を取り戻して行ってくれました。
「ぼくはバカだから」と低学年の頃に言っていたむすこです。
もう二度とそんな事を口にさせないと誓い、これからの人生を自信を持って生きて行って欲しいと願っています。
自分で目標を
冒頭のむすめの将来の話。
そんな訳で、ぼくも妻も何も言わないので、今のうちに好きなことを試して、他人とお話をして、自分探しをたくさんして将来の目標を自分で決めてもらいたいと願うのであります。