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「静止画」と「動画」素の自分を掴んでもらうために

先日、クライアントさんに訪問して、ある案件のためにweb会議に参加させていただきました。
事前にweb会議なので「自宅か事務所から参加されます?」とご担当者さんに気を遣っていただきましたが、他にも用があったので「いえいえ、お伺いします」とクライアント社内会議室から参加しました。
で、画面の向こうは海外。
現地法人の会議室から外国人部長さんを交えての会議でした。

海外とのweb会議

このクライアントさんから見れば、深く付き合っているとは言えぼくは「よそ者」です。
その現地法人の部長さんなんて、企業web上の役員紹介のあの白い歯を見せたよくある嘘っぽい補正がかかってそうな笑顔の画像ぐらいしか見たことない。本人にはお会いしたことありません。
よくわからない人とインターネット上で「Hello!」なんて言えるかどうか、直接お会いした方がシェイクハンドできるし、却って緊張しないような気がしながら回線を繋いでもらいました。

ん?日本語バリバリ??

「こんにちはー」
あれ?日本語バリバリ??
なんなん?このフレンドリーさは。。。日本語全然OK??じゃあ日本語で。
「こんにちは~、本日はよろしくお願いしますね。」
「こちらこそー、日本にはもう15回行ってまーす。今年も4月に行きましたー、大学で日本語の研究してましたードクター取りましたよー。日本語能力検定もその時ので古いけど1級取ってますよ。」
なーんだ。日本大好きじゃん??
「ホームページの写真と顔が全然違うでしょ。」(確かに)
「あれは、よそ行きのですねー。」
“よそ行き”なんて言葉がすぐ出るなんて、すごいなー

ご担当者がこの方の経歴を軽く言うには、以前の本職はITで高校も飛び級で17歳で大学に入って大学院後期まで行って、USの日本でも超有名なIT企業に入ったけどつまらなくなって、日本語の研究をし始めちゃったそうです。
そして、このクライアント企業(IT系ではないどちらかというとクールジャパン系、そこがお気に入りのようです。)の現地法人にお世話になっているそうです。
学位取るために遠回りしちゃったからもう歳も35過ぎちゃったけど、人も良いし、ものすごく優秀な方なんだそうです。
そんな感じはweb会議でも会話や笑顔から滲み出ていました。

「動画」や「web会議」は有効ですね。

何が言いたいかと言うと、静止画。
ここの場合は、web上の紹介写真。
ただ一瞬を切り取られているだけでしかも補正や修正かけられたものなんて、これだけじゃ、素の自分や人のことなんか分りゃしない。
動画やweb会議は仕事の話やくだらない話をしてるうちに、その瞬間、瞬間と言う流れが記録・記憶に残るのでお互い分かり合えることに有効なのではと感じました。
逆に、コミュニケーションがうまくいかなくて興味を失っていくという残酷な面もある場合も無いわけでは無いと思いますが・・・・

お互いの心を近づけて話をすり合わせると言う面では、遠方とのweb会議というのは有効なんでしょうと感じました。

補正のかかった顔のポスターじゃね〜

ただいま国政選挙の選挙期間です。
帰宅途中で、選挙ポスター掲示板がありました。
うん、これぞ「静止画」見るからに補正のかかった静止画・・・
あんなにいじった顔写真でいいんだろうか?そんな事が頭によぎりました。
このペラのポスター見たって何にもわからんのは、そんなことなんだろうと思いました。
人間なんていくら装っても、その意図を他人はわかるものだと思います。
やはり動画やメディアに出てどんな顔をしてどんな主張を言い出しているのか?
ですので、選挙に行く前に他の動画やメディアを見ておくことはとても大事なことだと思ったところです。

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