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「おとうちゃん、"さくらいん"中学って知ってる?」
今日の3行まとめ
むすこたちは学力等、現状を真剣に考えている。
かつての中学受験組を思い出して、俺もがんばろうと意気込むむすこ。
自分の意気込みに変えられるむすこはえらい。彼は学びの一つ一つを大切にしている。
偏差値の事を言い出すむすこ
中学3年生0学期(ほんとうは中2生3学期)と言うむすこ。
ともだちと話題になるからだと思うのですが「偏差値」の事を言い出すことが良くあります。
ぼくなんか中2で偏差値の話をすることなかったし、嫌だったので避けているところもありました。
ぼくの時代は、学力で人の価値が決まってしまう時代でした。そんな窮屈な時代の現実を知るのが嫌だったのかと思います。
そう考えると、むすこたちは現状を見つめようとする気持ちがあるのが、偉いなーと思ってしまいます。
口では「受験、嫌だなー」って言ってるのにね。
「おとうちゃん、"さくらいん"中学って知ってる?」
ただし、そうは言っても今のところは現実感が無いむすこです。
全く関係の無い事をこの間もぼくの布団に入ってきてスマホで検索して言い出しました。
「おとうちゃん!”さくらいん”中学って知ってる?」
「なんだ?”さくらいん”って?」ピンときません。
「ここね、偏差値77もあるんだって!」とスマホの画面を見せてもらいました。
学校の名前がありました。
「桜蔭中学だね。そりゃ女子校だからあんたが逆立ちしても入れないねー」
「え??”おーいん”?」
「だってさー、そこに行く子はスーパー勉強できる子しかいけないよ。」
「え・え・え??じゃあ、あいつすげーじゃん。Mさー卒業する時”おーいん”行くって言われたもん。」
Mちゃんとは、うちのマンションの隣に住んでいる、むすこと小6の時同じクラスだった子です。
「そうか。。。Mってやっぱすごいんだな。」
「そうだね、しかもスポーツもできたしね。習字もうまいし。なんでもできたよね。」
「んじゃあ、おれの小6の時のクラスすごくね?俺のともだちのKも開成だし。よし!俺もがんばろ!」と言ってベッドに入って行きました。
他人の事を羨ましがったり、妬んだりすることなく自分の意気込みに変えられるなんてえらいね。
学校名の読み方よく覚えてたね。
しかし、「おーいん」と言うことばをMちゃんに聞いたことをよく覚えていました。
ぼくだったら、他人事だから右から左に流してしまうので絶対覚えてないと思う。
しかも女子校だし。
それと、間違った言い方ですが「桜蔭」をよく「さくらいん」ってよく読めたね。
ちょっと前なら「桜」はわかっても、「陰」にくさかんむりがついている「蔭」は読めなかったでしょう。
くさかんむりがついているから「蔭」は「木陰」って意味で使うのが正しいのかな?
「桜」の「木陰」なんて、日本らしくて素敵な名前の学校だと思います。
勝手な解釈ですみません。
無駄になることなんて何にもない
また、「おーいん」と「桜蔭」の読みと文字が一致したね。
「桜」と言う文字が「おー」と読むことがわかったみたいでそれだけで勉強になったと思います。
となりのMちゃんに感謝です。
なんでも素直に受け取れば、全てのことは勉強になる。
無駄なことなんかなんにもない。
今後もむすこには変わらず生きていってほしいと願います。
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