見出し画像

ラブシャ、ラブシャ、ツアー初日③

3日連続ライブに行った話を書いている。
いよいよ最終日。
androp fab gravity ツアーの初日、Zepp新宿でのライブ。
2日連続フェスに行ったことはなかったので、体力持つかが少し心配だったのだが、後がある、と思って動いたからか予想以上に疲れが残っていなかった。むしろ楽しいことしかしてないから精神的な健康度が高いのもあったのかもしれない。

前日までと打って変わって、新宿。大変に行きやすい場所。
電車乗り換えなし30分で行けるのだ。
新宿自体も庭のように熟知してるので、なんの問題なく会場に到着。
Zepp新宿自体も、先日のライブで経験済み。
番号が微妙なので、この日はSE卓横の一段高いスペースから全体が見える場所から楽しむことに。
(ここからはネタバレあり)

前回の時は気づかなかったのだが、ステージ以外にも横にもモニターがあり、ステージ後ろと横とで、いくつかの区分けされた映像がランダムに流れている。
歌舞伎町周辺の映像や、リハーサルの様子と思しき映像なども。
流れるSEは前のツアーで使っていたものだったか。

時間少し過ぎて、いよいよ開演。
SE(多分今ツアーオリジナル)と手拍子と共にメンバー登場。
今回のサポートキーボードは別所さん、その姿も。

始まった1曲目は、Parasol。アルバム最初の一曲。
いきなりきらきらした世界が繰り広げられる。
ライブできる喜び、一緒に音楽を楽しめる喜びにあふれているような曲。
ステージが遠いので表情はよくわからないけど、メンバーみんな嬉しそうにみえた。

最初のMCで、こんにちは、andropです。とあいさつのあと。
解禁になったからか、ひゅーひゅーいう歓声がステージへちょこちょこ上がっていて。
それを聞いて嬉しそうに「ひゅーひゅー言われるのも嬉しいですね」って内澤くん。
そんなこと言われたら余計言わない訳にはいかないよね!
とおもって必要以上にひゅーひゅー言っておいた。
「言わせてるでしょ!」と佐藤くん言ってたけど。
「言いたかったひともいるよね」というのが本当だとおもう。
そんな感じで、歓声が解禁になって初めてのツアーならしい、今回のツアー初日。歓声を出せる、聞ける、喜びが会場中に溢れていた。

この日のためにアルバム出したといっても過言ではない、と言っているとおり、アルバムの曲次々に披露される。
古い曲もやります、というとおり、Haloとかも。
古いと言いつつ今のモードの曲と混じってもあまり変わりなく感じたのは、今回が原点回帰の意味合いもあるからなのか。
Lonelyの歌詞、新宿は砂漠~、と歌っていた。
新しい曲たちの映像が素敵だった。
一番圧巻はHappyBirtdayNewYouの映像。
ライブハウスから一気に空へ抜けて新宿の夜景が写しだされ、宇宙へと重力から解き放たれて星空を見、人工衛星の横を通り、そしてまた輝く地球の、ライブハウスに戻ってくる。
 ©プラネタリウムだろうか、それくらい星空のクオリティが素晴らしかった。重力を自在に操って宇宙中を旅する、アルバムタイトルを表現してる映像だった。左右のモニターも十二分につかって星空が会場中に広がって、素敵だった。この場所だからこそ生きた演出でもあるかも。
 BlackCoffeeの映像もよかった。心電図の波形みたいのが音に合わせてピコピコうごく。生で聴くこの曲のグルーブはすごくカッコイイ。最後ちゃんとコーヒーを飲み干すところまで再現する細かさ。

「ずっとライブやってたのに、すごく久しぶりな気がする。」と話す内澤くん。
「マスクないからじゃない?」と佐藤くんが言う。もちろんそれもあるだろうけど、それだけじゃない、生じていた距離がぐっと縮まってライブが楽しめるようになったからなのかな、とおもった。
「年を取ったからかな、ぐっときてしまう」

「ハイパーなバケーションを楽しみましょう!!
用意は良いですか、1,2,3,4!」と、ラブシャの時同様、飛び跳ねを催促して始まるHyperVacation。
前日ので用意はできていたので思いっきり飛び跳ねた!楽しいー!
楽しくて体力使いすぎて後半息切れ。歌詞の♪踊りつかれたダンサー、のところめっちゃ共感と思って笑ってしまった。
映像にBメロの歌詞頭のアルファベット、KA、とか、GYA、とか強調音がそのタイミングで出るので、よりキャッチーさが強調される感じ。80年代のきらきらした歌謡曲感あるなと思ってけど、この演出はよりそんな感じした。

そのまま怒涛の盛り上がり曲が続く。
とても久しぶり!と思ったのはRun。この曲もステージとお客さんとのやりとりが意外と長く続く。久しぶりだから覚えてるかなぁと一瞬不安になったけど、身体がちゃんと覚えていた。
ミラダン、そしてVoice。コロナ前にずっと一緒に歌って楽しんでいた曲たちを立て続けに披露。今までの分を取り返そうとするような流れだった。
こんなにずっと歌うライブも久しぶりだなぁと、かみしめながら歌っていた。
お客さんの歌声を聴くステージ上のメンバーの表情が本当に嬉しそうで、そんな姿をみられたのもじんと来た。

本編最後はToast。ここまで大変だったね、よくやった、と互いを称える曲。
祝祭の歌声が心に沁みて、何度も泣きそうになった。
みんなでグラスを持つしぐさをして、何度もToast!と祝杯を上げたんだ。

アンコール。とてもとても久しぶりにお客さんの歌うアンコール。

しばししてステージ上に戻ってきたのは内澤くん一人。
ギターを抱えて、中央にたたずむ。
そのままCosmosを。
ガットギターの音色は内澤くんの声にとても合うなと思って聴いていた。
柔らかく優しい歌声、優しいギターの音色。
若干緊張しつつ弾いているようだった。

他のメンバーも再び招き入れて、改めてアンコールのお礼を言う。
佐藤くん「告知をさせてください!」と、グッズ紹介を。
傘がおススメです!日傘にもなりますよ。
内澤くんはいつもカバンに傘を入れていて、それがすごく印象に残っている、という伊藤くんの紹介。
内澤くん、なんと人に貸せるように2本も持ってるんだとか。
「ヘッドホンも二つ持ってます!いつでも貸せるように!」
どんだけ優しいんだ。
もう一つのおススメはトートバック。
「これもふたつ持つといいですよ!」!?
両脇にひとつづつ抱えるジェスチャーをする佐藤内澤。
いやないでしょ、と大笑いした。
キーホルダーはサウナのカギみたいになってますよ!って紹介したら、既に買った人が腕を掲げて見せてくれた。
それを見て「あ~そんな風になるんですね。巨大なサウナにいるみたいな感じ?」って笑ってた。
内澤くんからも告知が。八戸美術館でライブをやるとのこと。
10月28日。もう雪が降ってる?と佐藤くんが聞く。まだ降ってない、ちょうどいい時期!と内澤くん。
美術館でやるのが夢だったので、よかったら見に来てください、と。
八戸で叶えたかったライブが10月で全部叶うんだね、と思った。
きっと素敵なライブになるんだろうな。

最後の曲です!
といって始まったのは、SuperCar。
またみんなで一緒に歌って笑顔になった。
曲が終わって「ありがとうー!」っていう後ろで
ローディさんがギターを置いていった…?
「最後の曲じゃなかったー!笑」
といってもう一曲、Yeah!Yeah!Yeah!
みんなで歌って飛び跳ねる総仕上げみたいな曲だった。
内澤くんのエレキ姿で聴くこの曲は久しぶりだったかもしれない。
どんなアレンジでも良い曲だけど、やっぱり馴染んだこの感じも良いなと思った。

「ここからツアー、行ってきます!」
この先も祝福に満ちたライブが続いて、最後まで走り抜けてくれるのを楽しみにしているよ。
「また、音楽で会いましょう。」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?