もしも命が描けたら~Twitter・座長の危機と開幕まで
忘れもしない7月20日。
恐れていたこのニュースが飛び込んできて、もう普段とは別の意味で心臓止まりかけたタナカーたち。
ひぃぃぃ~!
本当にやめてあげて!!
会社でこの記事を観たときは、本気で頭真っ白になりましたよ。
そもそも開幕まで史上最短の稽古日数と聞かされていたのに(実際普通は1か月は必要)、こんなのありなの~!?
もう涙にくれつつ、彼の回復をただただ祈る日々は(ショックでろくにツイートもできてないはず)こんな感じ。これほぼ自分に言い聞かせてました。もうなんかわからんけど、正気を保つのに必死だった…。
こうやって時系列でみていくと、日々悲壮感が増してますね…。
本来ならこのくらいの時期は、公式Twitterとかで稽古の進み具合なんかが報告されてたんじゃないかと思うわけです。
それを見れば、座長が元気になったことが分かる…と信じていたんですけども。
実はこの間、公式からもFCからも、座長の状況に関しては一切お知らせがありませんでした。
一応「やる」から「やらない」とは明言されていないので、それなりに稽古も進んでいるのだろうという予測はたつにせよ、座長が元気かどうかもわからず待ち続けるのは結構辛かったです…。
まぁねぇ。
普通だったら、あったと思うんですよね。
せめて、元気に復帰しました!みたいなお知らせは。
でも今回不幸な事に、病床の座長にとある事件(という程大きなことじゃないと思うんですけどねぇ)が追い打ちをかけて、もう告知どころかファンにお知らせすることもできない状況になっちゃったんですよね…。
まぁ、だから分かる。
言いづらいのはわかるけどでも、ただ待ってるのがこれほど辛いとは。
普段なら、公演中止なんてこと考えてもみない。
でも現在の状況だと、座長の事だけでなく、感染状況(というか社会情勢)によっては直前の公演中止・払いもどしなんてざらで、本作だってその可能性もゼロじゃない。
しかも8月に入って医療機関のひっ迫がニュースでも告げられるようになり、ますますもって私たちの心はおだやかじゃあなくなりました。
今回、たぶん座長も私たちも一番辛かった時期だと思います…。
そんな中、FC先行チケットの発券日がようやくやってきて(なぜFCが一番最後なんだろう?転売対策?)、TL悲喜こもごもって感じになりましたし、ワタクシもちょっと不思議な席だったので、思わずツイート。
そして、ついに。
ついに予定通り開幕されることがちゃんと発表されました!
しかしこれ公式からではなく、東京芸術劇場さんのHPでのひっそり告知。
でもこれ見つけた時は、本当に嬉しかったです…。
正直、今回のこの件に関しては、ちょっと思う所もあります。
でも、予告通り幕があがるなら、別に嘘をつかれたわけでもないのだからそのまま静かに待てばいいかなとも思いましたし、なにより、座長のメンタルがちょっと心配でした…。
ということで、無事に予定通り8月12日開幕。
ホントにどうやって開幕にこぎつけたのか?今でも謎です。
座長が発熱していたことを考えると、回復は8月入るか入らないかで、そこから考えると稽古期間最大で10日くらいしかないんですけど?
まぁ、24時間TVでとんでもない長台詞を1時間?くらいで覚えさせられた経験もあるから、10日もあればなんとかなっちゃうのかもしれませんが…それにしても。本当に尋常じゃない俳優さんだなぁ~と。(まぁそういう所がまた好きなのでどうしようもないですけどねぇ~)
なんにせよ、無事に幕が上がって本当に良かった。
初日近くのチケットを持っていた人たちは、本当に冷や冷やしていただろうな。お互い、無事に観劇できて本当に良かったですね…。
さて。
無事に開幕できたのはとても喜ばしいことだけど、それは私自身の観劇が現実味を帯びたということでもありました。
当時は第5波の真っただ中。東京に行くなんて、銃弾が飛び交う戦地に赴くくらい無謀だ、という医療職の方もいたくらいの酷い状況。
もしかしたら中止になるかもしれないし、と自分にも周りにもなんとなく濁してきたけど、こりゃ本気で腹をくくる必要があるな、と思って、徹底的に家族と話し合いました。
正直、家族の説得は大変でした。
そりゃそうだ。
普段温厚な夫さえ、さすがに何とも言えない顔してた。
そりゃそうだ。
自分でも分かってる。バカだって分かってる。
でも、行かないという選択肢はなかった。
だから、ひたすらこの感染症について勉強して、無事に行き帰りする方法だけをひたすら考えて、家族を説得しました。
もうめっちゃ勉強したし、行動ガイドライン策定しましたね~。
詳細については、また別の機会に書いてみたいと思います…。