原稿を完成させないと出られない旅館に閉じ込められた話【文豪缶詰プラン】
在る旅館の一室にて。
カタカタと無機質なタイピング音が響き渡る。
そこには「〆切」という言葉に怯える一匹の見習い作家の姿があった。
なぜ、どうして、こんな事になってしまったんだろう。
私は息抜きと称してこの旅館に足を踏み入れただけなのに。
何が「今日は帰れるとお思いですか?」だ。
あの編集者たちめ、騙したな。
ともあれ、先程から一向にインスピレーションが湧いてこないのは事実である。
どれ、少し休憩がてら部屋の空気でも入れ替えてみるとしよう。
年季の入った木製フレームの窓に手をかけて、外界の様子を伺った。
一連の動作を巻き戻すようにそっと窓を閉じる。
私は何も見ていない。
きっとあれは徹夜による幻覚の一種だろう。
外からも見張られているだなんて、そんな非現実的なこと起こるわけがない。
…………無理だ。逃げよう。そうしよう。
仕方ないじゃないか。進まぬ筆を握り続けたとこで、書けないものは書けないのだから。
私は神様なんかじゃあない。ただの平々凡々たるしがない物書きに過ぎない。
軋む廊下に細心の注意を払いながら、私は脱出を試みる。
気づかれぬように1歩ずつ、確実に歩を進める。
よし、この階段を下れば大広間に出られるはずだ。
その時であった。
「先生、そちらに御手洗はありませんよ?」
一言。たった一言だ。
突如として背中に降りかかる強い威圧感。
柔らかな声音の裏に隠された真意を私は何よりも存じている。
我々と彼らの関係を語るのは、至って簡単だろう。
弱者と強者、食うものと食われるもの。
鋭い眼光を放つその存在は正しく……。
「…………」
「先生?どうかされたんですか?」
私は微笑みを浮かべながら、ふりかえる。
案の定、そこには作家の相棒であり天敵の編集者が佇んでいた。
笑顔とは、ある種の意思表示とも言えるだろう。
力なき弱者でも扱える数少ない行動であり、
敵意がないことを示すことができるのだ。
だからこそ、相手を油断させる事が出来る。
臆病者は隙を見逃さない。
一瞬の不意をついて、私は一目散に広間目指して駆け出したーー。
「逃がすかオラ!!!!今日は原稿完成させるまで帰らせねぇって言っただろ!!!!」
が、ダメ。
私は子犬の如くシャツの首根っこを掴まれ、捕縛されるのであった。
無慈悲、あまりにも無慈悲すぎる結末であった。
「馬鹿なことしてないで部屋に戻りますよ」
抵抗虚しく振り解ける気配は微塵もない。
ズルズルと来た道を引き摺られて、私は牢獄へと戻されるのであった。
…………。
……スッ…ガッ!!
「コラっ!!柱に掴まって最期まで足掻こうとしないでください!!」
「ヤダっっっ!!!!だってこれ以上書けないんだもん!!!!」
「アンタは脚本作り生業にしてんだから駄々捏ねるな!!!!それにいつまで待たせるつもりですか!!!!」
「嫌だーーーーーー!!!!戻りたくないーーーー!!!!」
「ほら進捗見ますから。どこまで書けたんです?え?まだ半分しか書けてない?それだと〆切に間に合わないじゃないですか。もっとペースあげていただかないと困りますよ先生。ていうかここ、誤字してません?「確認」を「角煮」って間違えるとかお腹すきすぎじゃないですか?あと横からで恐縮ですけどこの展開もありきたりですよね?先生も作家なんですからもう少し斬新な展開とか考えて下さいよ。ていうかそもそももっとこうなんというか〜〜〜〜」
「終わんねぇよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
作家の叫びは虚しく木霊する。
果たして限界作家は無事に旅館を脱する事が出来るのかーーー?
茶番小説にお付き合いいただきありがとうございました。
という訳で(?)4/13に行われた鳳鳴出版社主催の「日帰り文豪缶詰プラン」に参加させていただきました。
今回の記事はこちらのレポ記録となっております。
「そもそも日帰り文豪プランってなんやねん」という方へ向けて簡単に趣旨をご説明。
一言でいえば「〆切に追われる作家になった気持ちで旅館に閉じ込められて執筆を行う」体験型デイユースイベントとなっております。
ちなみに数年前までは宿泊プランもあったそうな。
そっちもいつか行ってみたいね…
あくまでも「体験型イベント」と書きましたが、出版社の方にガチで迫られます。
文豪缶詰プランのイベントを執り行っている鳳明出版社のメンバーは役者さん顔負けの迫力で原稿を催促してくるので、本当に文豪作家になったかのような錯覚を味わうことができます。
こちら4月開催のイベントだったのですが、予約は1月頃から開始。
ネットの評判で「すぐに完売になるから気をつけた方がいい」と聞いていたので、自分は受付開始の当日にすぐさま予約。
少し前のめりすぎたかな…と思いつつも、その三日後には満員御礼のツイートが流れてなので、かなりの人気ぶりを感じましたね。
予約したいオプションによっては当日で売り切れちゃう場合もあるそうなので、今後参加したい方は早め早めの予約がいいかもしれません。
(オプションについては後ほど記載)
予約が完了したら簡単な事前アンケートを記載するようお願いされます。
項目はチェックインの時間などのよくあるやつから「利用の際の目標(原稿を仕上げる、企画書を3つ作る…とかそういうの)」「編集者の絡み方は馴れ馴れしい方がいいのか厳しい方がいいのか」などなど。
ちなみにソライヌは「プロットだけ完成させて半年以上放置していた百合小説の完成(本稿は1割も書けてない)」を目標に据え置きました。
せっかくの機会なので編集者さんとの距離感も「淡々と追いつめつつ時々褒めてくれる飴と鞭タイプ」を選択したっけかな。
そして月日は流れてあっという間に当日。
舞台は本郷3丁目にある「鳳明館 森川別館」。
確か本館の方はラブライブサンシャインで舞台になった場所だとかなんとか。
今回お邪魔したのは別館の方なのであしからず。
いきなり歓迎の文字がでかでかと書かれており、この時点で「あっ…ホントに閉じ込めらるんだ」という気持ちにさせてくれます。
13時にチェックイン。
旅館に足を踏み入れた途端、なんとなくノスタルジックな香りにひかれる。
…ああこれ、おばあちゃんちの匂いだなぁ。
そして開幕から編集者の方から「先生!お待ちしてましたよ!」と熱烈なお出迎えをされる。
自分は本業でも物書きの仕事をしてるとはいえど、普段から「先生!」と言われることは現実ではます起こり得ないので、なんとなく嬉しいようなこっ恥ずかしいような…不思議な感覚でしたね。
受付中に参加者と思わしき人ともすれ違ったりしましたが、圧倒的に女性比率が多かった気がする。
あと一人参加だけでなく2~3人での参加もOKだったんですね。
中には着物?みたいな服で来てる人も見受けられたり。
いいねぇ、こういう古き良き旅館にはピッタリじゃないですか。
名前の確認が終わって監禁場所…ではなく部屋に通される。
お部屋はよくある旅館の一室。
お茶とお湯の用意もありましたよ。
今回はとあるオプションのために角部屋を用意していただきました。
「ここは他のお部屋と比べると少々狭いのですが、より缶詰感があって評判がいいんですよ」と編集者さんからのお墨付きもいただきました。
しばらく待ってたら改めて編集者さんがお部屋にやってきてくれて、目標の確認や諸々の注意事項の説明をされる。
編集者さん「目標は小説の完成とありますが…今の進捗はどこまで進んでます?」
イヌ「ええっと…一割も進んでないといいますか…」
編集者さん「(苦笑)」
申し訳ねぇ気持ちでいっぱいになったよね。
でもそのあとにサラリと「まぁでも先生のレベルのお方なら今日中にできますよね」と圧をかけてくださいました。ありがとうございます。
そして「もしかしたら16時30分と19時くらいの間になんか嫌な予感がするかもしれません…」と謎のフラグを立てられる。
まさか、こんな作家だらけの旅館で事件なんて起こるわけないじゃあないですか。(フラグ)
そんなこんなで執筆のお時間がやってまいりました。
重い腰をあげてカバンからiPadとキーボードを取り出して原稿に取り掛かる。
特に面白いエピソードが書けず恐縮ですが、これが思いのほか集中できるんですよね。
なぜなら部屋にはいい意味で必要最低限のものしかないから。
旅館の部屋なのにテレビすらありません。なんなら「テレビ見る暇あります?^^」と問い詰められます。
執筆が出来ていない作家には娯楽を楽しむ人権など存在しません。
強いてエピソードを挙げるなら、お茶用のポットのお湯が熱すぎてやけどしたくらいでしょうか。
自宅とはまた違った気分転換になるのか、案外作業自体は黙々とこなすことができました。
チェックインしたての頃は、部屋のあちこちから他作家さんの興奮の声らしき音が聞こえてたりしたのですが、いざ始まってみれば集中してるのか一切騒ぎ声が聞こえなくなったのは面白かった。
ただずっと書いてると腰が痛くなったり、お手洗いに行きたくなるのは仕方のないことなので、少しだけ席を外して気分転換に館内散策してみたりもできます。
でもちょっと歩いただけでコレですよ。
う~~~ん、逃げ場がないね~~~。
館内の至るところに貼られてる名言の数々。
いっそのこと待ち受けにしたいくらいですよ。
なんなら廊下にも編集者さんが見張りの目を光らせてながらウロウロ徘徊してるので、一歩でも部屋から出ようものなら「先生?原稿の進み具合はいかがです?」と問いただされます。怖いね。
ちなみにとある一室にかの文豪、坂口安吾が宿泊されたとされる再現部屋があるのですが……
……ニンゲン、追いつめられるとこうなっちゃうんですかね。
潔癖症ではないとはいえ「うわぁ」の一言が漏れ出るレベルでした。
(※あくまでも再現部屋です。ガチで汚れてたわけじゃないぞ。)
息抜きを済ませてそそくさと部屋に戻って作業再開。
それからしばらくして、部屋を叩くノック音が。
おっとそうだそうだ。アレの時間がやってきたんだ。
ここからは一旦原稿をやめて追加オプションの時間です。
予約の際にいくつかの頼めるプランがございまして、こんな機会はまたとないのでいくつか頼んでみることにしました。
そのうちの一個が「カンヅメ思い出写真」
自分のお好みのシチュエーションで記念撮影が出来ちゃうんです。
冒頭の茶番で使った画像もここで撮った写真ですね。
ある程度こちらからの要望をヒヤリングして「逃げるシーンなら廊下で追いかけられて、そのあと階段付近で捕まるとかどうですか!!」と色々ご提案もしていただけてめっちゃ助かりました。
有料とは言え1~2枚撮影する程度かな?と前日まで思ってたのですが、結構ノリノリでシチュエーション変えつつ、さらに画角を細かく調整しながら連写してくださって…見返したら思いのほかカメラロールがいっぱいになるくらい撮影してもらってました。
都合上、全部は載せられないけど撮影に協力してくださった編集者さんありがとうございます。
撮影後「これnoteに乗せても大丈夫ですかね…?」お尋ねした際に「はい!私たちはフリー素材なので!」と元気よく答えてくださったのがとても印象に残ってます。
予約料金とは別で別途料金がかかるものの、これは頼んで損はないかと。
それからこちらの「外から見張られてる!体験」も別途オプションになります。
指定した時間に窓を覗くと……なんかいます。
こわい!こわいよ!!
逃げるつもりは一ミリもないけど、ガチのやつじゃないですかーやだー。
こんな風に毎日見張られてたら一周回って集中できそうですね。
そして謎に催促のバリエーションがあってじわじわくる。
写真の角度で見えないんですが、紙を持った隣には双眼鏡で監視してくる人もいました。
こっちは対応できる部屋に限りがあるため先着順になります。
私が角部屋に通されたのもこのオプションを選択したからですね。
予約はお早めに!!
諸々のオプションを楽しんでからまたまた作業を再開。
ひたすらにキーボードを打ち続けて文字を書き進めます。
いつもの仕事風景と変わらないけど、今の僕は「先生」。
そう、「ソライヌ大先生」なのだ。
編集者さんが原稿を首を長くして待っている。
…とかそういう妄想しながらも、手は止めずに頑張って作業しました。
時間の流れはあっという間で、ふと時計を確認したら16時30分。
編集者さんが言っていた「嫌な予感」の時刻になっていた。
集合場所である大広間へ移動。
なぜだかわかんないけど、なにやらほかの作家さんも大広間へ移動してるな??
…よく見れば大広間に全員集まってないか??
息抜きするにしても作家が一同に同じ場所に来るなんてこと…ありますか??
…いや~奇遇ですね~なんでかわかんないけど、みんな集まるなんて不思議なこともあるもんですね~(棒読み)
皆さん休憩ですか?あ~私もそんなとこですね~(棒読み)
ほら、編集者さんも不思議そうな顔してるじゃないですか~(棒読み)
まるで今からココで何かが起こるっていうんですかね~(棒読み)
そんなことを考えていた束の間、突如として旅館に響き渡る怒号ーー!
「ちょっとアナタ!!いるんでしょ!!」
怒りを隠しきれない奥様、そのまま旅館を突き進み部屋のドアを激しくノックーー!!
編集者に止められ一旦平静を装う「キヨコ」を名乗る女性ーー!!
どうやらここに宿泊している旦那さんの「川端康則」に会いに来たようだ。
「何よもう、うっさいわね……」
が、部屋から出てきたのは見知らぬ女!!
困惑する間もなく繰り広げられる女と女特有の罵りあい。
美貌、愛妻、愛憎、泥棒猫、密会、道徳。
そして渦中の人物である川端康則はまさかの失踪。
まさしくこの現場は……不倫の一幕。
そして乱闘の火蓋が切り落とされるーー!!!!
……しゅ、ガチ修羅場だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
そう、今回のイベントの目玉ともいえるであろう劇団員さんたちによる「本妻と愛人が鉢合わせる」ハプニング劇なのだ!!
超・至近距離でみる迫力は半端ないぞ!!
普段はあんまり喧嘩とか見るの好きではないんですが、安全圏から見物する修羅場はニンゲン特有の醜い感情が垣間見えて最高に愉快でした。
…ここの文章、書いててなんだけど大分最低なこと言ってるなぁ()。
ちなみに修羅場は撮影OKなので、作家さん方は修羅場に向けてスマホ動画やら撮ってる人多かったですね。
なんかこう、あれだね。
例えがよくないけど野次馬で撮影するってこんな感じなのかな。
ちなみに奥様方は編集者さん達によって強制退場されました。
いや~…臨場感あふれてて楽しかった。
なお、イベントが終わった途端「は~い戻って原稿進めてくださいね~」「これ見てて終わってないって言ったら容赦しませんからね~」と編集者さんに促されますので、他先生方含めてみんなそそくさとお部屋に帰っていってました。
もちろん、私もだよ。
いよいよ後半戦に突入して、原稿は佳境。
目標を達成するためにひたすら無我夢中に手を動かし続けます。
途中、これも追加オプションで注文しておいた出前ご飯を挟んでエネルギーチャージ。
今回の夕餉は本郷の地で100年以上の歴史をもつ【天喜】さんの天丼。
お重をあけたらふわりと広がる香ばしい匂いが食欲を刺激します。
天ぷらの中身はエビ、白身魚(多分キス?)、かき揚げ(小エビとキリイカ?)。
シンプルながらもふわふわとした揚げ衣と少しさっぱりとした口当たりのタレとの相性は抜群でした。
何気に添え物の漬物もアクセントになって最高でした。
は~…食べた食べた。
さてもういっちょ仕上げに取り掛かろう…と思ったら時刻は19時。
またまた「嫌な予感」の気配が館内に漂い始める。
中々忙しいですねぇ。
また皆さん一様に広間に集まったかと思いきや編集者さんがぼそりと「もしかしたら向こうの部屋が怪しいかもしれないです…」とつぶやく。
その言葉通りぞろぞろと移動してみると……
…えっ。
えっ!??!?!?!?!?!?
死んでる!?!?!??!?!?!??
なんとまさかの緊急事態。
旅館内で殺人事件が起こってしまいました。
これもう修羅場を超えて地獄絵図やん。
そら本妻さんも大泣きするに決まってるわな…。
愛人さんは案外冷静ですね。
そんなこんなで刑事登場。
現場検証をしつつ犯人が誰なのかを推理することに。
が、そこに救世主登場。
なんと作家の中に名探偵が居たそうです!!
推理の末、犯人は被害者である川端康則を担当していた編集者さんだということに。
ナ、ナンダッテー!!
何故か鑑識の方が犯人連行する羽目になってたけど、事件は無事に一件落着致しました。
警察も人手不足が大変なんですね。
……勘のいい方はもうすでにお分かりかと思いますが、本物の事件ではないのでご安心ください。
実はこれも有料のオプションで発動できるハプニングイベントなんです。
この名探偵さんを名乗れるのも限定一組に限り体験出来る超激レアイベントとなってます。
いいなぁ…僕も名探偵やりたかった…。
余談エピソードになりますが、修羅場の時と同じく現場に向けてカメラ向けてたら「呑気に撮影してる場合じゃないでしょ~~;;何してるのよ~~;;」と本妻さんに怒鳴られたのには感服致しました。
ド正論過ぎてぐうの音も出なかったよね。
そして事件が解決した途端に編集者さんに手を叩かれて原稿を促されるのでした。
もしかしなくても、我々にとって最も畏怖すべきものは修羅場でも殺人でもなく…〆切なのかもしれない。
チャンチャン。
さて、目玉イベントも終わってラストスパート。
一気に書き上げてしまいましょう。
執筆途中、部屋内に響き渡った黒電話による進捗コール(編集者さん直々による圧かけ「原稿進んでますか~^^」と確認させられるぞ!!)に盛大にビビり散らかしながらも、必死に書き上げる。
全ては〆切のため。全ては原稿のために。
そして時刻はチェックアウト時刻の20時。
ソライヌ、無事に脱稿っっっっ……!!
半年寝かしていた年代物のプロットを、ようやく小説として形にすることができました……!!
長かった……!!本当につらく苦しい戦いだった……!!
ていうか予定文字数を遥かに超える長編になっちゃった……!!
帰り際編集者さんに「無事書き終わりました!!」と報告したら「おめでとうございます!!先生のこと信じてましたよ!!」とめっちゃ喜んでこれて涙でそうになっちゃったよね。
俺は…俺は…こういう人の優しさに弱いんや…。
それから「原稿はこちらの封筒に入れてください」と記念品もいただきました。
……なんともまぁ、立派な社訓ですね。
そんなわけで文豪缶詰プランでした!!
日帰りではありましたが、めちゃくちゃ内容の濃い充実した一日になりました。
自分の場合は普段からこういう〆切に追われてヒンヒン泣いてる立場ではあるのですが、廊下ですれ違った時の何気ない会話で「どこまで進んでますか?」「今半分終わりました」「えっ!すごいですね!」と甘々に褒めていただけて結構嬉しかったです。
でも甘いだけでなく「さっきと進捗変わってなくないですか?」といい感じに罵っていただけるのも好ポイント。
まるで気分は本物の大文豪作家でした。
是非是非皆さんも「先生って言われながらちやほやされたい!」「編集者さんに〆切催促されてぇ~~」と思ったらご利用してみてはいかがでしょうか。
適度に敬ってもらいつつ、煽ってもらえますよ。
主催して下さった鳳鳴出版社の皆様方、本当にありがとうございました!!
それでは、また。
ちなみに今回書いた小説は誤字チェックとかしてから、どこかの投稿サイトに掲載予定です。
その際は追記と宣伝するのでよろしくお願いします。
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