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そらいえ号 0 の話

物語

はじまりの船はいつも自分の中心にある。

あとは、進むだけ。

出航当時は風と光が複雑な日でした。運転士は見張り台から更に背伸びをして風と光を読んでいます。

その運転士が見ているだろう風と光を想像して見つめるのは、見習い中のアイツです。

楽しみと不安を詰め込みまくったためか船は最大重量になっちまった。

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はじまりの船

自分が初めてのった船を覚えていますか?

忘れられないほどに、自分の心に残っているはずです。

苦労して組み上げた自分の船に大切なものを詰め込んで。

積めるだけ積み込んで。

削ぎ落とすのは次の段階さ。

大切な人と、のれるなら。それは最高な時間になるだろう

ここにクローズアップした運転士は、黄色いアイツの師匠です。

同じ船にのる。

とてつもない貴重な時間を過ごしたふたりは、最高の旅のあとそれぞれの道を歩みます。

ぼくらは黄色いアイツの船の成長を見守る形になります。

イラスト描き好きなだけの人にどうぞよろしくお付き合いください。


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