871ンスタライブ #015(一人喋り) 2 宙組(Takahashi Nao) 2021年1月9日 21:00 #871ンスタライブ #0152020年12月18日(金)第15回は一人喋り。ここまでの14回を振り返りつつ、視聴者の質問に答える1時間。映像監督の熊谷涼花さんの話、そしてタイアップやTikTokについての話などで盛り上がった。主催:柳井貢(以下:871)(871) こんばんは。今日もお疲れ様です。今日は、これまでの振り返りをやろうかなと思っています。これは反応いいなとか、意外と1人喋り観てくれるなとか勝手に色々と感じてます。再生回数だけで言うと断トツ1回目のあきらとの回が多いかな。(第1回目の配信はこちら→ https://note.com/soragumi_com/n/n14c45e79eef3)でもその後はそんなに変わらなくて、目安で言うと1回目のあきらの配信が2974回再生。それ以外は大体1500~2000回の間くらい。「仕事もあってリアルタイムで観れなかった時のアーカイブを観るのが追いついていないです」そうですよね。1時間あるから全然無理なくで大丈夫ですよ。そういうことも考えると、100回いったらインスタライブでやるのかどうかも見直そうかなと思ってます。ながら聞き出来るように音声メディアにしてもいいかなとか。そんな感じで色々考えてたりはしています。「インスタライブってバックグラウンド再生ができないからちゃんと一時間確保しないと大変なんですよね」そうそう。そういうことです。YouTubeもそうで、僕は都内の仕事に出る時に車で1時間半とか2時間ぐらいかけて行ってるんですけど、その時間が自分の情報収集源なんです。でもやっぱりYouTubeは、運転してると画面を観れないから、車の中では音声メディアとかを聞きますね。だからそういう風にするのもありかなとも思ってます。まずパッとやれるインスタライブで、喋るのは普段から打ち合わせとかでずーっと喋ってるので、文章を書くことに比べるとそんなに苦じゃないので続けられるかなってます。面白かった回とか、面白かった話とか聞いてみたいな。もっと掘り下げて欲しい話とか。それぞれ面白かったんすけど、第3回のSundayカミデさんとか、第7回の松本大(LAMP IN TERREN)の回は、わざわざ自分からは話さないような話ができたし、第10回のチケットぴあの高橋さん、第11回のライターの三宅さんとかは裏方だからこそ聞ける話も出来ましたね。第13回のムネトさんの時は、僕だから聞ける質問をムネトさんにできたなっていうのも面白かったっすね。「回数を重ねると、どこに何の話が入ってたかが分からなくなるので、ざっくりと目次みたいにまとめられてたら振り返りやすいなぁとは思います」僕もそう思う。このインスタライブをテキストで掲載するっていうのは宙組さんが自分のnoteに書かれていて、それをかなりキュッと編集して要点だけ掻い摘んだのを僕のnoteにあげるみたいな事を考えてます。映像の編集もできたらいいなとは思ってはいるんですけど、なかなか時間も作業もね。「ムネトさんとのお話、結構面白かったです!」嬉しい。ありがとうございます!あとは、あきらとヘアメイクの人呼んだら楽しそうとかも話してましたし、ライブスタッフの人とか呼んでもいいかなーとか。それこそ今度、熊ちゃん(熊谷涼花)呼ぼうかな。熊ちゃんは僕の案件で言うと、『Saucy Dog』(以下:サウシー)とか『ユレニワ』の映像を撮ってくれてる方です。僕が『cutman-booche』っていうバンドのMVを取る時に、学生さんでお手伝いで来られてたのが最初の出逢いで。そこから時間が空いて、奇妙礼太郎さんのMVをスミスさんっていう監督にお願いした時に、熊ちゃんはアシスタントで仕事をされていて連れてこられてた人っていう状態だったんです。今は、バンドとかアーティストが写真のカメラマンを連れていってるじゃないですか。イベント出演した後とかもライブの写真がバンド発信のSNSで出てると思うんですけど、20年前とかは、イベント出演でバンドがカメラマン連れて来ることはなかったんですよ。でも今は、自分達がライブをやったことをSNSを使って写真でPRしていくのが、ベーシックなプロモーション方法として一般化していってますね。スチールのカメラマンをライブに帯同してもらうことが、ここ10年ぐらいで凄く増えたと。それも凄く良いことだと思うんですけど、そういう流れの中で、映像も物凄い大事になってきて。サウシーのマネジメントをすることになった時に、ずっと追いかけてくれるムービーのディレクターが重要になりそうだなと思って。色々と忙しい人に「ツアー全部ついてきてください」って難しいので…。言い方は難しいけど、めちゃくちゃ忙しいというわけではなくて、アーティストに愛情を持ってて、一緒に仕事をしてくれそうな人、を想像してた時に熊ちゃんのことを思い出したんです。「今度サウシーをやるんだけど、一緒にやってみない?」みたいな話をしたら、「是非やりたいです」って言ってくれて。そこからもう4年ぐらいサウシーとずっと一緒にやってますね。今日発表したサウシーの『今更だって僕は言うかな』のMVを熊ちゃんに作ってもらいました。MVを作るのは熊ちゃん初めてだったんです。演者とか出役の成長って表からでも見れると思うんですけど、マネージャーとか、カメラマン、ディレクター、ライブスタッフ…といったスタッフもアーティストの成長と共に経験を積んで時間をかけたことの価値というか。資産、財産はすごい重要で。どれだけ凄い技術を持ってる人でも初めましてだと、まずアーティストのこととか仕事のことを知ってかなきゃいけない。それを伝えるために凄く時間をかけなきゃいけない。だからストーリーとか歴史を知ってくれてるのは凄く重要で、そういう中で熊ちゃんを起用した采配は、凄く良かったなって僕自身も思っている一つの事例ですね。そういうことも紹介していきたいので、熊ちゃんをどっかで呼ぼうかなーと思ってます。「Twitterにあんまり良いイメージを持ってないんですけど、柳井さんにとってTwitterってどういう場所やと思いますか?」Twitterね。僕にとっては広報活動の一個のツールっていう感じです。発信側としては一個の目安として、自分のフォロワーにはTwitter上で、PRしたい事とかを発言をすればリーチできる。なので最近は、このインスタライブのお知らせが多いですね。たまに、今日の熊ちゃんの話じゃないですけど、"あ、そうなんだ"って思ってもらえることがあれば言ってみようかなとか。受信側の方で言うと…僕そんなにTwitterから情報収集はしてないですね。Twitterで調べた方が早そうなことは調べますけど、タイムラインを見ることはほぼしないです。最近でいうと感染者数がどうのっていうのをsafariで調べるよりはTwitterでパッと見た方が早そうだな、とか。あとは僕で言うと、ハッシュタグ検索というエゴサは全然してます。実際インスタライブ見てくれた人どうだったかな?っていうのは気になるので、普通に検索してます。なのでTwitterの使い方を要約すると、発信側でいうとインフォメーション。自分の情報収集としては一般的な情報と、自分と自分のアーティストに関わる反応リサーチみたいな感じっすかね。「柳井さんは昔から話すのが得意だったんですか?私は人と話すのが苦手で相手にうまく伝えたいことを伝えられないんですけど、うまく伝える方法などありますか?」僕は30歳過ぎたぐらいから、「もしかしたらちょっとは喋れるようになったのかなー」って思うようには少しなりましたけど、このインスタライブも、もうちょっと喋れるようになった方がいいかなって思ってやってたりもするので、全然上手だと思ってないです。ただ、嫌いではないので、永遠と喋れろうと思えば喋れる。所謂おしゃべりさんみたいな。だから、もっと色んな人に向けて喋ることで、自分のしゃべる能力が鍛錬されたらいいなと思ってこういうことをやってたりはしています。今ね、「比喩がとても分かりやすいと思ってます」って仰って頂いて、僕はもう…すごい嬉しい!って感じです。自分が得意かもしれないと思っているのは、情報整理と順序立てです。デザインやってたことも関係してるかなと思うんですけど、チラシ一個作る時にデザイン性も大事なんですけど、"誰の、いつ、どこで、行われるライブで、どういうテーマ感か"っていうのがまず重要な情報。開演時刻とかチケット代とかは実は優先度ちょっと低いんですよね。何でかって言うと、・興味を持ってもらうための情報と、・興味を持った上で必要な情報、は優先順位が全然違うと。そんなことをデザインする中で身についたんだろうなって勝手に思っていて。だから打ち合わせしたり、チケットの現状についてお話をするってなった時とかに、情報に優先順位をつけて整理することが好きなんですよね。分かりやすく出来たことに自己満足するっていう。モノの例えもそうで、慣習慣例が違う人とか年齢や経験値が違う人にでも、誰にでも分かるように例えるのが趣味みたいなところがあります。記憶にある話でいうと、「好きなことを仕事にする」っていう話の時に、音楽を聴く・ライブを見るのが好きだけど、じゃあ実際裏方とか出役になるのは違うよねっていう話を、カレーを食べるのが凄く好きな人は毎週でも食べれるけど、カレーを作ったことなかったら毎週作れるかはわかんないじゃん、みたいな話をしたんですよね。カレーを作ることを楽しいと思えるかどうかはまた別なので。ちょっと分かりづらいなぁっていうことを、自分が何かに例えることで、理解してもらえる。それが勝手に気持ちいいっていうのがあるから、想像したり、何て言うのが良いのかな?みたいなのを考える癖があって。そういうのを繰り返していくうちに得意になったのかもしれないです。でもその"得意"と"上手"の違いも最近結構気になっています。好きなことより得意なことをやった方がいいんじゃないか?って言う気持ちがちょっとだけあって。人から教えてもらったことでもあるんですけど、"上手"っていうのはスキルが高かったり、クオリティが高かったり、他の人よりも優れた質で提供することができるっていうこと。"得意"っていうのは、勿論上手ニュアンスが一般的に含まれてると思うんですけど、考え方としては没頭できること。長時間それに取り組める。西野亮廣さんか中田敦彦さんが言ってて、確かにそうだなぁと思って。"好きこそこそものの上手なれ"、じゃないですけどしんどくならずに取り組めることって続けられるし鍛錬できるので、いつか上手になるんすよね。1日5時間やろうと思えばできる、みたいなものを見つけて、それを自分の得意分野として磨いていくのは凄く有効な手段なんじゃないかなって思っています。「今、高2なんですけど邦ロックに関わる仕事に就きたくて」さっきのカレーの話と"得意"の話と同じことが言えると思いますが、邦ロックに関わる仕事の種類ってむちゃくちゃあります。マネージャーとか、PAさんとか、レコード会社、タワーレコード、レコード屋さん、ライブハウス…色々な仕事があるので、自分が何だったら没頭できそうかとか、その中で邦ロックと何を掛け合わせるか、みたいなこともありますよね。邦ロックだったら何でもいいのか?っていうわけではない気がするので。「インスト系のイベントはやりませんか?」僕が、っていうことかな?それで一旦定義して話しますね。やらないこともないと思うんですけど、今僕が担当してる6組は全員歌を歌ってるので、自分の担当してるアーティストのプロモーションになったり、活動の糧になるようなイベントをするってなった時に、インストのイベントをやろう!っていう動機があまりないのが一つあります。ただ僕自身、聴くは聴くし好きですね。インスト縛り、みたいなことは今のところ発想としてやりたいとは思ってないですけど、インストのアーティストをブッキングすることも全然あると思います。これはもう1歩具体的に質問頂ければもうちょっとお話できるかもしれないです。「昨日あきらさんが話していたヘアメイクさんとか、異業種の方との対談も見てみたいです」取り組んでみたいとは思います。具体的に誰々呼んでみてって言ってもらえれば検討しますよ。ヘアメイクのともくんは僕も髪を切ってもらってるし呼ぶのはやぶさかではないので検討します。知ってる人がいいのはありますね。僕そんなに知り合い多くないので。「人に物事に伝える時、頭の中でいっぱい話して順序立てて考えるのに、実際話すと緊張して言葉足らずになってしまいます。結果、人前で話すのが苦手です。コツとかありますか」さっきの例え話が好きっていうのと一緒なんですけど、僕は図解するのがむちゃくちゃ好きなんすよ。打ち合わせをする時もホワイトボードの前を陣取っちゃって、ホワイトボード書く係をします。ホワイトボードとかノートを書いて、分かりやすく順序立てれたり、図解できたら凄い気持ちいいので、紙に書いたりしてそれを見ながら喋れば、緊張していてもある程度脱線したりとっ散らかることはないと思うので、書くのはいいかもしれないです。「ベース塾、リズム隊会してほしいです。ベーシストがドラマーに求めることとか、オーラルのリズム隊のお話とか聞いてみたいです。」いいですよね。いいんじゃないかなって思ったんで僕も昨日の配信であきらに提案してみました。あきらも色々考えてることあると思うので、ベース塾は色々順序とかペースを考えながらやるとは思いますけど、こういうのやってみたら面白いそうだな、の1個の候補には入ってると思うので気長にお待ちいただけるとありがたいです。「柳井さんのインスタライブで色んな裏方さんのお話を聞けたらイメージつくかもしれないですよね」なるほど。確かに。音楽業界でどんな仕事にあるのかっていう紹介とか、その人達がどういうことをしてるか、何を目標にやっるのかとか、何が楽しいか、みたいなことですよね。「山中拓也さんがアニメのタイアップを希望されていましたが…」文章の続きが気になりますね。タイアップを決めてあげて下さいってことかな?そういうのって難しいもんなんですか?とかかな。ソニーには移籍しないんですか?とかかな。色々質問の先が想像ができて面白い質問だなと思うんですけど(笑)でも拓也も何でもかんでもやりたいわけじゃないだろうしね。アニメだったら何でも良いってことも多分なくて、むしろ拓也が選ぶ時もあるだろうし、そこは一概に今の現状が多いのか少ないのか、それを拓也がどう思ってるのか、という色んなところがあるとは思います。あ!続きがきました。ありがとうございます!1つ目の質問が、タイアップの営業プロセスについての話。2つ目の質問が、タイアップでバンドの代名詞ができるのが嫌なのですが、柳井さんのお考えはどうでしょう。ってことですね!タイアップの営業プロセスは本当に色々です。1番良いのは監督とかプロデューサーがこのアーティストに楽曲を書いてほしい!っていう名指しの場合。それが見てる側もやる側もー番気持ち良いですね。あと、わかりやすくあるのは出資案件。アニメの制作委員会にレーベルが参加してるっていうパターンです。それはセルアウトとか、売るために取り組んでいるっていうことがネガティブに捉えられることが全然ある、というのはこっち側も理解はしてるんです。ただ必ずしもそれが悪いものかと思っているかというと、僕自身それはそれで一個の形かなと思っていて。マッチングが悪いものは結局得しないので、無理やりマッチングをさせようとは思ってないんすよ。大前提そのアニメやドラマのお話と、音楽が合うことでお互いの作品性が高まる、相乗効果が生まれる、ちゃんとマッチングができる、っていうところはどんな道のりだとしても大前提必要なのはスタッフもアーティストも監督さんも持っているので。例えば男女が出逢う時で言うと、一目惚れで知らない人に告白されるのと、友達が男の子のことも女の子のことも知ってて、「それぞれむっちゃいいやつだから、付き合うか付き合わないかはどっちでもいいんだけど、1回一緒にご飯行こうよ!友達になったら凄くいい友達になると思うよ!」って紹介されるのとで違うと思うんですよね。色んなパターンがあると思うんです。前から知っていて、名指しでオファーはすごく美しいイメージではあるけど、きっかけが他人だったり、アニメの製作委員会やったり、レーベルの投資だったり、そういう社会的な要因が入っていたとしても結果目指す所としては、マッチングすることで良い作品と良い音楽をより沢山の人に届けようよっていう目的なので、目指すところはそんなに変わらない気がします。なのでタイアップが決まったり、それが発表されるまでのプロセスに対してネガティブなイメージは僕はないです。ただ、マッチングが良くないもの含めて良い、とは思ってないですよ。例えば、具体例は思い浮かばないんですけど仮に、仮にね。「いや〜あのアニメ全然好きじゃないんだけどさ〜レーベルが持ってきてくれたからさ〜やった方がいいかなって思ってタイアップやったんだけど、結局うまくいかなくってさー…」みたいなことが仮にあったら、そりゃそうでしょ、だって好きじゃないんでしょ?やらなきゃよかったじゃん、みたいな。そういうケースがあったら僕はそう思うと思うので、大事なのは別のものが一緒に取り組んで良いものを作って且つ広く届けていくこと。そういう良いタイアップが出来てさえいれば、プロセスは色んなパターンがあっていいんじゃないかなと思ってます。2つ目の質問の、「タイアップでバンドの代名詞ができるのが嫌なのですが柳井さんのお考えは?」 って言うのは、配信第2回のサウシーの慎也と喋った時に、TikTokでサウシーの曲が使われるのは是が非か、っていう話があったんですけどそれと近いかもしれない。受け取り手側の、こうあってほしい!とか、ロックバンドが少女アニメの音楽をやってるのは嫌だ!とか、そういう気持ちってあると思うんですけど。極論はアーティスト側がそれを嫌だったらやらなきゃ良いし、リスナー側が嫌だと思ったら聴かなきゃ良いと思うんですよね。お笑いに興味がある人もいれば、ない人もいるし、スポーツに興味がある人も興味ない人がいる。だからもし自分が、タイアップでバンドの代名詞ができるのが嫌でしょうがなくて、そのアーティストのことが好きじゃなくなるならしょうがないと思う。だけど、あなた一人に好きでい続けてもらうことと、もしかしたらあなたに嫌われてしまうかもしれないけど、その代わり100人、1000人の人に好きになってもらうかもしれないっていう状況がアーティスト目線で目の前にあった時、どっちを選ぶのかっていうのもアーティストの自由。それはどっちも僕は否定しないし、自分がどういう音楽を奏でたいか、自分が奏でる音楽がどういう形で世の中に伝わっていってほしいか、どれぐらいの規模の人達に聞いて欲しいと思っているかっていうのは、アーティストが決めればいいと思うので、アーティストはアーティストの価値観で自分達の活動を判断するし、リスナーもリスナーで自分達の価値観で決めてもらうのが良いんじゃないかな、っていう風に思ってます。「TikTokで使われるのは聞き手の気持ちもそうですけど、バンドマンが実際どう思っているのか気になります。」バンドマンの気持ちは僕には分からないんですけど、楽曲の伝えたいこととか、アレンジ感とかに理解があるかないかで、変わってくるんじゃないですかね。昔、ジェンダー的な問題というか、今だとゲイの方とかバイセクシャルの方っていう様な表現をしますけど、当時、昭和か平成の初期くらいはオカマさんって呼んでた時代があって、オカマタレントみたいなジャンルがあったんです。そういう方が出てくる時に、カルチャー・クラブさんの『Karma Chameleon』っていう曲がバラエティ番組使われていて、サビが『Karma,Karma,Karma,Karma Karma chameleon〜』っていう歌詞なんですけど、あれってもうオヤジギャグ的な使い方なんですよね。それをアーティスト本人が喜んでるかどうか、っていうと怪しい気はしますよね。楽曲の背景を置いといて歌詞やリズムがキャッチーだっていうだけで拾ってマッチングされてしまうと、アーティスト側はもしかするとちょっと作品意図と違うから気持ちよくない場面は全然あると思います。でもそこに理解があって、踊ってようが歌ってようが楽曲やアーティストへのリスペクトがあって使ってもらってることに対しては、ネガティブな人は少ないんじゃないかなってのが僕の予想です。カラオケで歌ってくれてて「俺の曲をカラオケで歌うな」っていうアーティストは多分そんないないと思うんですよね。「コナンはビーイングのアーティストのイメージになってるから、これから長く放送されるアニメの主題歌を事務所やレーベルのアーティストが次々なるのもありますよね」多分全然やってますよ。僕はやったことないですけど、長く続くであろうテレビアニメの制作費を一緒に出してやったりとかはどこのレコード会社でもやってるところはやってますね。「新しいことにチャレンジするには、何かを失うことも必要だなって」分かりやすいのは"時間"なんですよね。皆1日は24時間しかないので、新しいことをやるとそれまで他のことをやってた時間を失うっていう。だから僕はこのインスタライブをやるようになって、24時間分の1時間をこれに使っているので、睡眠時間なのか子供と遊ぶ時間なのか仕事仲間に丁寧に連絡をする時間なのか、何某の1時間を失っているというようなこともありますね。「昨日オーラルのゆるゆる放送室でインスタライブやってるから、疲れてるかもって仰ってましたが…」違うんです…(笑)昨日本当に色んな事が積み重なって、そもそもあの時間の中で自分を発揮できなかったって反省をしていて。自分でも喋ってて何を言ってんだろう?と思いながら喋っちゃってたんで。このインスタライブで凄く疲れてるってことではないと思ってるんですけど、昨日そういうこと言っちゃったことを反省してます。「時間の作り方とか体調管理はどうやってされてますか」時間の作り方はずっと悩んでますね。とにかく絶対やらなきゃいけないこと、1週間以内にやらなきゃいけないこと、年内にはやらなきゃいけないこと〜みたいなのを分けながら、ノートに書いてます。僕はタスクだけノートはですね。「通常答えにくいことは読んだけど触れないという方が多いと思いますが、柳井さんはそれは答えにくいです、とかきちんと返答してくださるので、これは聞いちゃダメかな…って思うことも質問しやすくて、どんな話でも深堀できるんですね。ありがとうございます。」いえ、こちらこそ!言えないことってやっぱり他人と責任を共有してる場合のみなんですよね。情報解禁なんかまさにそうです。僕のインスタライブは情報解禁を別に決めてないですよね。誰かとやるのも、いつどの時間かも勝手に僕が言ってると。それはもう出てくれる皆も理解してくれてるんですけど、やっぱり自分の責任を持てる範囲と他人と責任をシェアしてる範囲っていうのを違うので。僕は話してもいいなって思えることでも、誰か特定の人がそれを話して欲しくないと思ってる場合もあるし。だから、仕事の仕組みのこととかは事実なので話せる限り話したいと思ってますけど、そこに固有名詞が伴うとちょっと話が変わってきますよねっていう。例えば、フェス全体のお金の動きみたいなことは幅があるので、「一般的にフェスってだいたいこういうお金の流れですよ」って一般的な話はできます。ただそれこそ『ROCKIN'ON JAPAN』はどうですかとか、『RUSHBALL』はどうですかって言われちゃうと、それはそっちの人に聞いてください、ってなっちゃうと。それは皆さん分かって頂いてると思うんですけど、僕の話して良いこと、ダメなことってのはそんな感じですね。「ライブに行けないことをせざるを得ない医療従事者に向けた配信イベントはできませんか?」まず大前提、コロナ禍で医療に関わってくれてる人々に支えられているので、そこに対する感謝の気持ちもあるし、その人達がエンターテイメントを楽しめないっていうことに対して、何かしたい気持ちは大前提あります。その上で、ただの言葉の使い方だけの問題な気もするんですけど、"医療従事者さんに向けた配信イベント''っていうのがちょっとだけ、どういうことなのか理解がしきれていないです。僕らも、医療従事者の方が見たいライブが見れない、とか大変なところに、なんとか応えたい気持ちもありますが、例えば歩けない人、耳が聞こえない人、目が見えない人、単純に収入が少なくて経済的に大変な方、色んな困難を抱えてる方が世の中には沢山いて。その中で特定のどこどこの人達に向けてってう発想が、ちょっと僕は、今ピンとは来てはいないんですけれども、なるべく沢山の方々に配慮を持ったアクションをできる限りはしたいなと思ってます。ただ、僕がアーティストなり出役ではなく、喋りやすい立場なのでもうちょっと踏み込んで話をさせてもらうと…なんだろうな、音楽を、耳の聞こえない人に耳が聞こえる人と同様に楽しんでもらう形ってやっぱりなかなか難しいと思うんすよ。でもなんとか空気感とか演出とかで可能なことを模索するのはすごく重要だと思うし興味もあります。更にはそこまで大きいギャップではないかもしれないけど、目の前でライブを見てもらうのとデスクトップを経由して見てもらうことの違いは演者側も見てくれる側もあると思います。そういう中で、できることややりたいなって思うことは勿論凄く前向きにあるし、それがもし、「なんでこの人はこれをやってくれないんだろう?」「このアーティストはこういうことをしてくれないんだろう?」って思うことがあった時に、恐らくなんとなく、とかではないですよね。「これをこういう風にできたらいいけど、大事にしたいこれが失われちゃう…」だったり、「これをやるんだったらむしろこっちに向けてもやりたい!」とか。やっぱりどのぐらいの人に向けて、どのぐらいの気持ちを伝えたいのかっていうのは色んな方法があるので、その中でアーティスト側が発信していることをどういう風に受け止めるのかっていうのはリスナーさんやお客さんにも求めてたい気持ちも若干あるはあります。その上でさっき話した様に、アニメのタイアップが嫌だったら、最悪それはもう聴かなきゃいい、みたいにやる側も聴く側も選ぶことが、先にはあるかもしれないですけど、その手前でお互い模索して探していけるといいのかなって思ったりもします。ちょっと難しい話になったかな。僕も今の自分の発言は若干誤解が生まれないか心配ではありますけど、ぼやっと答えて伝わらなくても嫌だなっていうので、今日のところはさっきみたいな言葉で説明をしちゃいましたが、不安は不安です。所謂切り取られると不安もあるので、広めで理解をして頂けるとありがたいかもしれないです。「効率を求められていない仕事で、効率を求めてしまいます。今は自分が思う効率化を上司に訴えることを頑張ってますが、上手く伝えるために柳井さんならどうやって伝えますか」これはちょっと、"効率を求められていない業種"っていうのが具体的に分からないので、少しだけ答えづらいですが、想像で業種を特定せずに頑張って答えます。やっぱり効率を求められない職場って行政がらみだったり、教育係とか医療系、介護系とか色々あると思うんですけど、その中で、自分の中で出来る効率化も結構あると思うんですよね。この順番でやった方が早い、とか。それは全然やってダメなことはないと思うんです。で、その上で何か数をさばくために人員配置こうする…みたいなことにしてしまうと、やっぱり組織的には何かが雑になってしまったりとか、システマチックになることでコミュニケーションは疎かになってしまうんじゃないかっていうマネジメント心理が働く予測をしています。なので、その上司への伝え方っていうよりかは議論をするべきなような気がします。そもそも、この仕事においてどこまで効率化を求めるべきか、逆に効率を求めていない場合に何を大事にしているのかを聞いてみるっていうのも良いかもしれないですよね。「音楽好きやけど仕事にすることによって嫌になったりしないんですか?」人によるんじゃないかなって思います。使いやすいので、カレーの例え話ずっとしちゃいますけど、音楽を聴くのが好き、なだけの場合は仕事にしちゃうともしかしたら嫌になることもあるかもしれないですね。カレーを食べるのが好きな人が、作るのが好きと限らないっていうやつですね。「全員が満足できるって難しいですよね。コロナ禍でも行ける人は生で見るのがベストだろうし、私は行けないから配信がベストだろうし…」そうですね…。ジブリ映画が映画館でもう1回やるっていうの面白くなかったですか?あれで映画館に行く人もいれば、行かない人もいるっていう。コロナを1回置いておいたとして、作品を知ってるからオッケー!っていう人と、デカいビジョンで観たいから行く人と、それぞれいるっていうね。「柳井さんはご自分のインスタライブ見返したりはされるんですか?」してない。出来てない(笑)それをやっちゃうと24時間分の2の時間を失われちゃうので、1時間でいっぱいいっぱいなのでもう諦めてます。不安だなぁって思っても自分が喋った言葉だな、と思うので責任をもってアーカイブ残そうと思ってます。でも逆に僕も間違いのない話をしてる自信なんて全くないので、「何を言ってるんだろう?」とか「ちょっと理解できない」とか、「今の言い方やだなー」とか「そんな言い方しないでほしいなぁ」とか、僕の話で部分的にとか、テーマとかでちょっと受け止めずらいことがあったとしても、まぁ…無理のない範囲でちょっと幅広めで、「もしかしたら柳井もちょっと今日難しい話で言葉が見つかりきらなかったんだろうな」とか「例えることで必死で本質ちょっと捉えきれんじゃないかな」みたいな、そういうことも全然有り得るので、ちょっと優しめの時もあると嬉しいです(笑)全然自信ないので。でも僕だからできる話とか説明が、誰かの役に立ってるなら多少誤解されたり理解をしてもらえない人がいたとしても、前に進んでみたいなっていう気持ちでインスタライブやっているし、アーカイブも腹括って残してます。では。皆さん、今日はこの辺で。いつも通り感想はお待ちしてます。では、おやすみなさい。 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