871ンスタライブ #037(一人喋り) 11 宙組(Takahashi Nao) 2021年3月12日 22:00 #871ンスタライブ #0372021年2月18日(木)一人喋りでお届けした第37回目の配信は、“ガチの仕事の話”回。マネージャーとはどのような仕事なのか、新卒採用と中途採用の違いなどを話した上で、最後には履歴書を見ますよ、という話もされました。配信前に、柳井さん曰く「厳しめの発言」があることも承知の上でご覧ください、との前置きがあった上でのお話でした。この記事をご覧いただく際にもそちらを念頭にご一読いただけたらと思います!主催:柳井貢(以下:871)(871) こんばんは。お疲れ様です!今日ね、まあまあ僕も緊張というか。1時間じゃ足らないだろうなぁとは思ってるんですけど頑張って喋ります。基本的に、人材は足りてないのでいつでも探してるんです。にも関わらず、マネージャーとかそういう仕事をしたいと思ってる人は、きっかけが見つからなかったり、何から始めたら良いかわからなかったり、レコード会社とか事務所とかの新卒採用が上手くいかなくてどうしたらいいのかわかんなかったり、そこのジレンマが結構あるなぁと思っています。で、改めてね。“マネージャー”って一言で言っても、何をしてんのか?とか、どういう仕事か?とか、採用活動みたいなこともひっくるめて、僕なりに思うことをとにかく1回、思いっきり喋ってみようかなと思ってます。予め、表現が多少綺麗じゃなくてもご了承くださいっていう前置きをしていたのは、僕としても怖さはあるんですけど、ある種の厳しさみたいなところもちゃんと出してみるのも一ついいのかなぁと思っていたりするので、その辺り予めご了承ください。因みに、人が足りないっていうのは『THE ORAL CIGARETTES』のスタッフがではなくマネージャー全体、業界全体ですね。今、エンターテインメントの中でも、ゲーム系とかIT系とかそういう風なところに優秀な人がどんどん流れていってるので、なかなか音楽業界に優秀な人が流れてこないような状況だなぁっていう。だからある程度仕事できる人は結構転々としてると。変な話、僕もどっかに雇われるっていうベースで考えると、50歳半ばぐらいまで多分どこでも行くとこあるだろうなと僕自身思ってたりはしてますけど。雇われて済むんだったらね。とにかく業界に良い人材が入ってこないという状況ではあります。なんでこういう話をしようかと思ったかというと、やっぱりDMとかそこそこ頂くんです。「マネージャーになりたい」とか「業界の仕事がしたいと思うのですがー…、どんな仕事ですか?」とか「履歴書を送ったら見てもらえますか?」とか。で、ちょっとインパクトを出すために最初にキツめのことを言いますけど…、まだ一緒に仕事をしてる状態でもないのに、必要以上に僕の時間を奪ってしまうDMをしてくる人と、僕は一緒に仕事したいとは思わない。っていうところから入ってみます。まあまあパンチあると思うんですけど。あ、このインスタライブはいいんですよ!コメントとか質問箱とかはオープンな場だし色んな人に見てほしいと思ってるし。平たく言っちゃうと、そんなのググったらいいじゃん、みたいな質問が来たとしてもそういう質問が来た時に僕はどういう受け答えをするのか、っていうのが一個のコンテンツになるので。全然それはいいですし、気軽にコミュニケーションとりたいし。なんですけど、僕とか、僕じゃなかったとしても同業者なり、同じ業界なり同じ職種なり近しいところでお仕事をしたいって思ってくれてる人が、分かりやすいところでいうと、それってネットで調べれるだけ調べてきましたか?とか、そういうようなことを僕に聴かれてしまうと、その時点でその人の言う「本気で仕事したい」っていうのはそのレベルなんだな。イコールその人の本気ってそのぐらいの本気なんだな、ってなっちゃうんで。ぶっちゃけもうその時点で一緒に仕事したいなっていうのは思わないっていう。まあまあいかついところから入りました。すみません。そんな前フリもありつつ、マネージャーってどういう仕事かっていう本とかもそんな沢山あるわけじゃないし、懇切丁寧に誰か説明してくれてる訳じゃないし、ちょっとわかんないんじゃん、っていうそんなこんなも含めて、今日は僕なりの観点で、どんな仕事なんだっけ、みたいなことをちょっと前半話して。後半は、じゃあ実際採用どんな風にやってるのか、もしくは僕はどんなふうにやりたいのか、っていうようなことを話します。一個前置きをしておかなきゃいけないんですけど、HIP LAND MUSICにしても、MASH A&Rにしても、会社としてリクルート活動っていうのはそれぞれのスタンスとやり方でやってます。求人募集出してる時は出してるし、出してない時は出てないし。僕は表玄関って呼ぶんですけど。いわゆる採用活動っていうのは基本的にやっていて、僕は会社員なのでそれを逸脱したお話っていうのはできないです。なんだろうな。じゃあ例えばHIP LAND MUSICで言うと、通年採用っていうのをやっているので、「HIP LAND MUSIC 採用」みたいなので調べたらすぐ出てきます。そのページの存在も知らない状態で、HIP LAND MUSICで働きたいって思ってる人は別にHIP LAND MUSICで本気で働きたいって思ってないんだな、って見てしまいます。ただ改めて、お仕事どんなことがあるの?みたいなことは一回平たく話してもいいなと思ってるので今日はそんなお話を一旦してみたいなと思っています。じゃあマネージャーって何だろうね、みたいな話なんですけど。今、僕は15年ぐらいやっていて。この15年の中で自分一人だけでほぼ一つのバンドと切磋琢磨していた時期もあれば、その後そのアーティストと契約がなくなって、マネージャーの担当がない時期、ざっくり雑な言い方をすると、会社から給料はもらってるけどマネージャーはしてない、要は次どんな仕事をしようっていうのを探してる状態ですね、の時期もあったし。具体的に言うとMASH A&Rの仕事をし始めたりとか、奇妙礼太郎さんとお仕事をするようになった8年前ぐらいからちょっと色んな仕事が見えてきて徐々に積み上げて、っていう。今は言える範囲で6組の担当してるんですけど、6組のマネジメントをする中で自分以外に6、7人のマネージャーさんとか、デスクさんとかと一緒に仕事をして、トータルでお仕事をさせてもらっているので、一言でマネージャーっていう肩書きだけで呼んだとしても、やっぱり僕がしてる仕事と、僕と一緒にアーティストについてくれてる人がしてる仕事っていうのは業務内容は結構違いがあったりしますよっていうところではあります。なので自分の今の仕事がマネージャーって呼び方でいいのかどうかは自分でもちょっと悩んでいて。間違ってはないんですけど、もうちょっと分かりやすい呼び方があったら違う呼び方にしてみてもいいのかなーとか思ってたりしています。改めてマネージャーさんって何をしてるんだろうなぁって話をすると、基本的には8割9割、総合職かつ雑務です。でも例えば音響さんとかだと音響のことに特化した技術職ですし、そういう意味で言うとアーティストも楽曲を作ったり自分達をプロデュースして、パフォーマンスしたり楽器を弾いたり歌ったりっていう特殊な技能を持った技術職とも言えるし、照明さん然り、デザイナーさん然り、僕らがお仕事一緒にさせてもらうパートナーと呼ぶような人達は大体技術職、専門職と呼ばれるの方が多いです。だけど、僕らマネージャーとかはアーティストを中心としながら、そういう人達と連携を取ったりスケジュールを調整したり、物を作ったり、コンサートや演目を世の中に届けていったり、グッズみたいなものを作ったりとサービス業として提供していく中で、マネージャーって凄く特殊な技能だったり、専門的な知識が凄く特化して必要か?って言われると実はそうじゃないかなって僕は思っています。どちらかと言うと、色んな事を満遍なく、だいたい知ってるっていうのが強い。だから「マネージャーになるために何が必要ですか?」みたいな質問も頂くことあるんですけど、ちょっと意地悪な言い方すると、なんでも必要です。お金の計算もしなきゃいけないし、パソコンに入ってるアプリケーションはだいたい全部、プロフェッショナルに使えなくても何をするアプリケーションで、何ができて、じゃあ音響さんはどういうソフトを使っていて、どういうことをしているのか。映像編集者はどういうアプリを使ってて、どういうことをしているのか。デザイナーさんはどういうアプリを使ってどういうことをしているのか、っていう知識は必要。デザイナーさんほどデザインは出来なくていいけど、何を使ってどういうことをしてるのかっていうのは全般的に知っとかなきゃいけないので、「これを習得すればマネージャーになれる!」っていうことは全然ないです。なので「マネージャーってどんな人が優れているんですか!」みたいなことを、戦闘力、守備力、持久力、みたいなパワーバランスの図形みたいなので言うと、あんまりでこぼこしすぎてない。どっかが突出してるタイプの人もたまにいますけど、満遍なく色んなことを知っていて、アーティストが「こういうの作りたい、こういうのやってみたい、次はこういうことが必要だ」ってなった時に「あ。じゃあ誰々に相談してみたらいいんだ」って分かること、更にそこでコミュニケーション能力も必要になってくる。基本的にそういう総合職だなっていう風に思ってます。だからお金の計算も経理さんだったり、税理士さんほど詳しくないといけないかっていうとそうじゃないんだけど、他人任せにはできない。ざっくりどういうビジネスモデルになっていてどういうお金が動いてて、どこにどれくらいの経費がかかるのか、っていうのは知っとかなきゃいけないと。そういう知識的な事で言うと、ざっくりでもいいから、日本の各都道府県の人口分布によって抑える会場の規模感とかも変わってくるっていうのを分かってるかどうか。日本武道館でワンマンライブできます!ってなった時に、なんとなくのイメージで、じゃあ全国のZeppなんか余裕で埋めれるでしょ、みたいなことを想像としては思い浮かびやすいと思うんですけど案外そうじゃなくて。武道家埋めれても、Zepp Sapporo埋めれないアーティストって結構いるんですよ。それって単純に人口の比率が違うと。東京で1万人集めれるからって札幌で2000人集めれるとは限らないよ、みたいな。そういう社会的な知識も含めて持っているのかどうかっていうのが結構重要ですよっていう。一個質問拾います。「その多くの知識はマネージャー業をする前から勉強されていましたか?お仕事をしながら身に付けられていましたか?」僕の場合ですよね。もちろんマネージャーをしていきながら培ったものではあると思います。今の僕が、例えば300の知識と経験値を持っていたとして、その300全部がマネージャーになる前から持っていったはずはないと思います。ただ僕、マネージャーになったのが25歳なんですけど、今25歳の同業者だったりとか、採用してる中で出会う人と、(25歳の時点の)自分が、全般的な知識やキャリアをどれくらい持っていたかの違いを想像すると、ある程度僕は持ってた方だろうなって思ったりはしてます。まだまだ全然でしたけどね。そっから15年でだいぶ色んな勉強させてもらいましたけど。僕は25歳で大阪のclub STOMPで働いていて、小さいクラブでしたけど大体儲かる月で500万円ぐらい売り上げてて、暇な2月とか10月とかでも大体300万円ぐらいの売り上げは持っていて。家賃払って、バイト代払って、酒の発注して、最終的にオーナーと「今月利益が50万円ありましたね、70万円ありましたね、じゃあどれくらいでやりましょうか」みたいなことを21歳から25歳までやっていたので。その時点で、大学卒業して23歳で「マネージャー業って何をしているんですか?」っていう人よりは多分経験値持ってただろうなっていう気はしています。今に比べると全然甘かったと思いますけどね。今、すごい僕、気づいたら一人でめっちゃテンション上がってるなっていうのにちょっと自分でも引いてますけど…。なので、マネージャーが普段やってるのってアーティストと連絡取り合ったりとか、仕事を一緒にしてる人と連絡を取り合ったりとか、基本的にメールと電話はずっとしてます。すごく精密なことはできなくていいですけど、Excel 、Wordとかはもちろん使えて当然だし、 Googleに搭載されてるGmail、Googleカレンダー、チャットみたいなことは今もうアーティストの方が使ってるので。だからSNSに関しても、Twitterアカウント、インスタアカウント、Tik Tok、とかを見たことない、みたいな状態ではアーティストと話なんか出来るわけないから、とにかく知ってる、経験してるってのがめちゃくちゃ大事。それをするために自分の時間をどれだけ投資できるか、っていうのがすごい嫌な言い方すると、イコールどれだけ本気かっていう話になっちゃう。っていうのがマネージャーになる為に何が必要かっていう部分で重要になってくると。だからちょっと厳しい話しちゃうと「アーティストのオフィシャルのSNS運用して下さい」ってマネージャーさんにパンって渡した時に、これまでアーティストの色んなアーティストのSNSをなんとなく見るだけで終わってた人と、「あー、わたしだったらこの告知もっとこういう風にするのになぁ」とか「このアーティストだったら、もっとこういう温度感だし人間っぽさ出したほうがいいんじゃないかなー」って思ったり、そういう発想を持って普段からエンターテインメントに差し障ったり、その発想を持って経験値を積んでいるか否かっていうのが凄い大事なんじゃないかなって思ってます。僕とかは今、もう既にパートナーを組ませてもらってる色んなマネージャーさんに結構雑務の部分を助けてもらってたりするので、僕がこうやって矢面に立って喋ると、じゃあONAKAMAをやる覚悟がどうだとか、ORALIUMの企画がどうだとか、そういうちょっとプロデュースっぽい仕事の話の方がちょっと華やかに聞こえるし聞きごたえもある、話ごたえもあるのでどうしてもそういう話が多くなっちゃいがちではあるんですけど、ぶっちゃけ業務として何やってんの?って言ったら、メールしてる、LINEしてる、Excelで伝票書いてる、ツアー行程作ってる、Googleカレンダーでスケジュール調整してる、みたいな。ほとんどそんな仕事なんで。あとインタビューの原稿をチェックしてるとか。フライヤーの文字校正してるとか。だから別にそんな特殊なことやってないっちゃやってないんすよ。でもやっぱりそこにアーティストだったり、一緒に仕事する人とかに対して、どれだけ配慮をもってどれだけ気持ちよくそのプロジェクトを遂行できるのかがすごく重要。だからその作業に必死になってる暇なんかないみたいな。全般的な作業を当たり前に出来た上で、どんだけコミュニケーションを取れたり、スムーズに効率よく運べるのかっていうのが、マネージャーの第1段階だったりするので。どっか遠くにキャンペーンやラジオで出かけるってなった時に「新幹線のチケットどこでとったら安く抑えれるんですか?」「飛行機のチケットどうやってとったらいいんですか?」「現金ですか?クレジットカードですか?」みたいなことを先輩とか上司に聞いてるような場合じゃないと。先輩とか上司は基本的にそれを効率よくやった上でのことを考えているので、後輩とか若い子に「新幹線のチケットはどこどこで買ってどういう風にやった方が安く買えるよ」って教える時間を奪ってる場合じゃないと。いやーちょっとね、こういう話してると若い子に説教してるみたいになるからやっぱ自分の不安を今自分で改めて感じてますけどね。はい。なので、まずマネージャーの第一段階としては特殊なことってほとんどなくて。当たり前にやらなきゃいけないことをどれだけ愚直に効率よくやれるか。相手に気持ちよくやれるか、やってもらえるかみたいな。それだけといえばそれだけなので。勿論、配慮を持って、っていうのは凄く重要ですけど、配慮も何もその知識がないとか、触ったことないとか、文章を書けないとか、っていう人を、逆に言い換えると採用しちゃった場合。すごく言い方悪いので怖いですけど、もうでも分かりやすくするために言っちゃうと、使えるようになるまでにどんだけ勉強を教えなあかんねん、って話になっちゃうんすよね。あ、そうですね。「新卒で研修をしてくれるような職場ではないということですね」そこね、ちょっと丁寧に僕喋んなきゃいけないところなんですけど、未来どんどんそうなっていくと思います。もちろん今HIP LAND MUSICなり、MASH A&Rなりで新卒で採用をすることもあります。新卒で採用した場合、やっぱり日本のベーシックみたいなところは踏まえなきゃいけないし働き方改革もあるし会社としてやるべき研修だったりとか休みの取り方だったりとかもあるし、全部が全部ちゃんとやれてるっていうのもなかなか難しいですけど、そこに対して努力はしています。いわゆる僕は新卒じゃないのでちょっと自分は経験したことないですけど、社会人マナーみたいな研修も新卒の方は受けられてたりもしています。ちょっとHIP LAND MUSICとMASH A&Rで会社の規模だったり特性も違うので、全部が一緒だよって話では無いですけど。社員が200、300人いるような会社とか、それ以上いるような大きい会社に行くと多分新卒研修なんかバンバンやってると思いますよ。ただ今後、そこにどんな会社もコスト割けなくなってくると思うんですよね。学校じゃないし、っていうところがすごく出てくるんじゃないかなっていう風には思ってます。良い質問ですね。「貪欲に学ぶようなタイプが生き残るんですかね」それはねー、むちゃくちゃそうだと思うんですけど、すごい意地悪な言い方しちゃうと、貪欲に学ばないようなタイプが生き残れるような世界がこの世の中にあるのかっていう話なんすよね。これはもうマネージャーに限った話ではないんですけど、一部ね?業種だったり会社だったりで、定時が来たら仕事が終わるからいいや、みたいな、サボってギャラ貰う、給料貰う、みたいな考え方が存在してることは僕もなんとなくはわかってるんですよ。存在してるのはなんとなく分かってるんですが、そういう人たちで形成されてる会社だったり、社会に未来があるのかっていうのは僕は全く違うなと思っていて。自分が自分の未来を良くするために勉強したりとか努力したりとか自分が自分の周りの大切な人に貢献するために勉強したりとか努力したりとか、っていうのが生きてたり仕事してたり楽しいっていうことであって。なんだったら僕はそれが生きる意味のかなり重要な部分を占めてるなと思ってるんですけど。基本的にそれが会社の業務時間に入ってようが、入ってまいが、やっぱ時代は新しくなっていってしまう訳ですから、勉強しないと仕事もできないし、経験積んで自分の能力なりコミュニケーション能力なりをあげていかないと、やっぱり周りの人に貢献できない。周りの人に貢献できないってことは価値を提供できてないっていうことなので、それはお金もらえなくなっちゃうよね。っていう風に僕は考えているので「貪欲に学ぶようなタイプが生き残れるんですかね?」っていうのはもうこの業界に限らず、基本的にはそういうことを楽しめる自分を作るっていう状態じゃないと、生き残っていくのはすごく大変だなと思っています。ただこれもあんまりそこを強調しすぎると、誤解が生じるのが怖いので補足するんですけど、ハンディーキャップがあったりとか、家庭の事情だったりとか、思いっきりやりたいけど思いっきり出来ないっていう環境や条件等がある人に対して、実力社会だからっていうだけで強要する社会も僕はそんなに好きじゃないなと思っています。ただ、自分の環境、自分に与えられた時間、守らなきゃいけないもの、ハンディキャップ、それが身体的だったとしても、精神的だったとしても、金銭的だったとしても、ハンディキャップめいたものがあるんであれば、それを加味した上でできる努力はしないと楽しめないだろうなっていう風に思っています。ちょっとマネージャーの仕事の話から逸れちゃいました。すみません。「0から1を生み出すのが苦手で、1から10にすることの方が得意なのですが、マニュアルタイプの職種の方が向いているのでしょうか?」どうでしょう。難しい。これだけで一時間以上喋れる話っすね。0から1を生み出すっていうことも、1から10にするっていうのも、もう今この世の中において、全くの0から1なんか多分あんまり存在してないだろうなって僕は思ってたりするんで。0から1、1から10、というよりは、1から2とか3みたいな。そこから10で、10を100、100を1000、1000を10000みたいなところの得意不得意が多少ありそうだなとは思っています。マニュアルタイプの職種っていうのがどういうタイプなのかがちょっと僕イメージが付きづらいんですけど、でも例えば昨日ちょっとDMでやり取りしてた方でいうと、やっぱり医療の職場とかは患者さんに求められてる以上のサービスだったり、対応を提供したとしても自分の報酬にはなかなか返ってこないと。医療だったり福祉だったりの仕事して頂いている人に対してものすごく感謝してるので、そういう人達が自分の努力が報酬に反映されないっていうのは凄く苦しいな、大変だな、と思うんです。けど、かといってそれがじゃあマニュアルタイプの仕事かって、まあ(質問者が)そう仰ってる訳ではないんですけど、自分がそう仮定した時にそう(マニュアルタイプの仕事)なのかなって思うと、それもちょっと違うような気はするなぁと思っています。必ずしも金銭的報酬に反映されなかったとしても、やっぱり周りに貢献度が高くてその配慮ができて、周りに求めてもらえる人の周りには働きやすい環境とか、この環境にいて良かったな、この仕事して良かったなって思える出来事っていうのが多分お金以外にも生まれてくるんじゃないかなっていう気もちょっとしたりするので。そんな感じですかね。一応基本は残り20分しかないのでちょっと本題に戻ります。マネージャーって仕事は基本的に雑務だったりとか、総合職で特殊な能力が凄く重要な仕事ではないですよ、っていうことです。じゃあ、その上で採用の話をちょっとしますね。基本的に大きく分けると2つあると思ってもらっていいかなと思います。1つはわかりやすく、ちょっと大きめの会社とかのいわゆる新卒採用みたいな。やっぱりコロナでだいぶ数減っちゃったと思うので、コロナの話を持ち出すとなかなか難しくなっちゃうんですけど、さっきもちらっと触れましたが、いまだに新卒での採用もしてる会社はしてますしHIP LAND MUSICも一応通年採用で新卒も募集しています。ただ、新卒採用って判断基準が本当僕わかんないなって思ってます。履歴書と面接だけだったら情報量が少なすぎるんすよね。最低限の基本知識テストみたいなこともある会社はあると思うんですけど、そんなことで人間性測れないし、どのぐらい仕事を楽しんでやれる人なのかとか、どのぐらい配慮ができる人なのかって、やっぱ面接とかでは全然わかんないっすよね。入ったら入ったでやっぱり研修とか、色んな事に時間とコストを割かなきゃいけないっていう中で、結構遠回りだなぁという風に思ってる部分はあります。逆にその門をくぐって入ろうと思う人も結構難易度高くて。新卒採用で学歴関係あるかないかっていう話をすると、絶対関係あるんすよ。やっぱ新卒採用って情報量が少ないから。良い学校出てるから優れてるっていうことより、偏差値の高い大学を入るために勉強する努力はできる人なんだなっていう部分でやっぱり大学の偏差値は低いより高い方がいいっていう風になっちゃう。情報量が少ないから。なので実際、新卒採用のハードルは結構高いと踏んで向き合ってもらった方がいいと思います。もちろん専門学校で新卒採用してる会社とかも全然ありますが、ただ、ライバルと何で差をつけるのかっていうのも結構難しいんですよね。かなりコミュニケーション能力が長けてたりとか、自己分析能力が高くて自分の得意な所苦手な所っていうのを具体的にどこまでプレゼンテーションできるのかっていうところにかかってくる。20歳とか21歳、22歳とかでその辺の能力が凄く長けてる人ってそんなに沢山はいないので、やっぱりどうしても学歴とか喋ってる体感的な感じの良さとかに採用の基準が依存しちゃう。っていうのがあるので、なかなかハードル高いですよと。で、その上で2つあるって言ってたもう1個は、完全に中途採用と呼ばれるゾーン。中途採用ってピンキリなんですよ。25歳と35歳の中途採用は目的と求めてることも全然違うので。ただ中途採用っていうのは、この一ヶ月の間で決めましょうとか、この2回の面接で決めましょうとかっていう話ではないので、長い時間かけていろんな人と接触をする中で「この人を採用しよう」とか「この会社に入りたい」とかっていう活動ができると。中途採用の方が。なので、だいたい音楽業界なりマネージャー業なり今いる仲間を見渡した時に、新卒でその会社に入ったまんまずっとその会社で30歳までやってますっていうマネージャーさんはそんなに沢山いないです。どっちか言うと「2回転職しました」とか「最初はレコード屋さんで働いてたんですけど20何歳で」とか「最初はコンサートアルバイトだったんですけど」とか「最初はライブハウスで働いてたんですけど」っていう人の方がむしろ多い。そこでちゃんと経験とキャリアと勉強を積んできた上で、さっき言ってた一般的な、総合的な知識とかをある程度蓄えた上で、マネージャー業とかレコード会社にトライしてくる人ってのは結構多くて。30歳越えて生き残ってる人もそういう人達の方が多いなっていうのが実際のところです。なので、新卒でどこどこ落ちたーとか、何々落ちたって言ったからって、要はテレビ局のアナウンサー目指してるわけじゃないので、むしろそっちの門(新卒採用等)をくぐってその後続けてる人の方が少ない。ほんとにやりたいんだったら、マネージャーに繋がるような知識とか経験値とかを得られるようなところでお仕事をとにかくしてみて、行動してみてから中途採用だったりとか。あとはマネージャーなんか別に最初から独立したっていい仕事ではあるので「この人達すごく魅力的だなー」っていう人達がいたら、「なんかお手伝いできることないですか」って言って近寄っていって「物販どういうの作ったらいいのか困ってます」とか「ホームページの更新どうしたらいいかわかんないです」「あ、じゃあそれ私やっておきますよ」っつって。やってる間に「ちょっとこういうのタダでずっとやってもらうの申し訳ないから、バンドも調子良くなってきたし、ちょっと給料払うよ」「本当ですか、もらえるんですか、ラッキー」みたいな。何かそんな感じで別に最初からやろうと思えばできると。“マネージャー”っていう職業が用意されていて、大体平均月収いくらぐらいもらえますよ、みたいな仕事では全くないんで。サービス業だし実力社会だし。アーティストにとっても、アーティスト以外でも、一緒に仕事するような人から求められるような仕事ができて求められるようなコミュニケーションができて、その中で経験値を積んで求められるような発想が生み出せるのであれば、別に会社に所属してようが独立してようが仕事は全然できるんじゃないかなっていう仕事なので。僕、どっちかいうと弁護士さんとかの方が近いかなって気もしてるんですよね。海外だったら、っていう言い方はあんまり好きではないんですけど、スポーツ選手とかもよく“代理人”っていう表現があると思うんですけど。移籍したりする時に代わりに交渉したりする人達。ああいう代理人って呼ばれる人達って結構弁護士さんとかがやってたりするんですよね。それはその人の人生のライフプランとかをちゃんとパートナーとして設計できて交渉能力があって知識を元に大体の相場を知っていて、っていう代理人さんの仕事って結構マネージャーと近いところがあるなぁって僕は思ってたりするので。先々はね。最初に話した総合職だっていう話は第一フェーズとしてあって、その先に見えてくるものってそういうことなのかなっていう風には思っています。はい。採用には新卒と中途二種類あるよっていう話をした後に、僕がTwitterとかで言ってた、じゃあ今日のインスタ見た上でもマネージャーしたいっていう人の履歴書みますよっていう話をしたいなと思ってるんですけど、その前にちょっとだけコメント拾いますね。「ファンがマネジャーを希望することに抵抗があるのですが、その点はスタッフ、メンバーさん共々どのようなお気持ちか伺いたいです。」あなたがファンか、それとも他人がファンかよっても変わってくると思うんですけど、希望することに抵抗があるなら、やらなければいいんじゃないですかね。じゃなくて他人が希望してることに嫌悪感を感じてしまう?うーん。仕事ができるんだったらいいんじゃないっすか、って僕は思ってます。仕事ができない、やれない、ただファンだ、っていうだけだと多分できないと思ってます。「マネージャーになるには運転免許は必要でしょうか?」総合職だっていう話をしたと思うんですけど、運転免許を持ってないより持ってた方が役には立つと思うんで、持ってる方がいいと思いますけど、運転免許持ってなくてもそれ以外の能力で「あいつ運転免許持ってなくても欲しいな」って思える人間だったら免許は持ってなくても大丈夫だと思いますよ。ちょっともうテンションが高くなりまくってるので、バスバス言って申し訳ないです。「会社員の能力分布は2:6:2と言われることが多い。仕事のできる人が2割、程々の人が6割、できない人が2割と思います。職種にもよると思いますが組織である以上概ねこうではないですか?持論ですが、仕事を引き算と捉えられる人は少ないと思っています。着地点(目標地点)から今の位置を引き算してやるべき事は変わると思っています。マネージャー業も能力平均+αなら、尚更引き算能力が必要に思います。」あれですね。アリはだいたい2割サボるよっていうやつですね。2:6:2って10人以上いないと成立しないし、なんだろう。うーん。ちょっと難しいっすね。でもできてない風に見えて、その人が必要な役割を担ってるっていうことは結構あったりするので。マネージャーだけで見て2:6:2を語るのか、そのチームでマネージャーもいればアーティストもいればライブ制作の人もいればイベンターさんもいればっていう10の中で2:6:2を見るのかによっても変わってくるので。一概に働きアリとサボるアリの話だけではちょっと語れないような気がしてしまっています。っていうところで、すみません。「採用についてなのですが、新卒と中途の採用比率はどのくらいなのでしょうか。」ちょっとそれは会社によって違うと思うんで、状況とかによっても違うと思うんですけど、採用してからその後続く確率…確率?なんか今、音楽業界で新卒で入って5年以上働いてる人って結構少ないんじゃないかな?10%いかないような気がします。印象としてですけど。「ただ興味があるからとか、好きだからっていう思いだけで社会人に出て活躍することは難しいと授業で言われ、あまり理解できていなかったのですが、柳井さんのお話を聞いていると、そういうことかと理解できた気がします。」それは多分、良かったことですよね!「いざ始まってみたらイメージと違った、なんて言われた時の悲しさ」それはもう追ってもしょうがないんで「お疲れ様でしたー!」つって、「頑張ってねー!」っつって。「人ひとり採用するにもお金もたくさんかかるし難しいですよね」まあ…お金…はかけるかどうかにもよりますよね!「社会人をやってみて自分の強み弱みが見えてきた感じもあるので、新卒の頃に自分に合う仕事なんか分かってなかったんだろうなぁ、と振り返って思います」まあそうですよね!僕も全然、それこそ音楽やりたい!って音楽の仕事を始めたタイプではないので。どうなんやろうなぁ。まぁでも、なんかやれることがあったらやろうっていう感じで始めたので。「あんまりこういう話は聞きたくないのですが、お給料っていいのですか?」聞いたらいいと思いますよ。どうなんですかね。40歳サラリーマンでいい給料って今いくらなんですか?世の中的に。多分平均よりは僕は全然貰ってると思います。「マネージャーの仕事やってる中で、やっぱり自分の自己管理ができているというのは大前提になりますか?」いやまぁ、完璧である必要はないと思います。僕も全然病むし。けどなんだろうな、自己管理が出来てない時に甘える能力も必要だと思いますが、やっぱりある程度自分でも自分の管理ができるっていうのは大事なことですね。多分ね。「ボランティアという形で仕事を手伝うことはできないですか?」ボランティアで仕事を手伝ってくれるんであれば、とりあえずアーティストのプロモーションをやってください。もうすごい失礼で雑な言い方だな。申し訳ないっす。今日は本当に許してください。そういう回だと思ってもらえると。ボランティアを無報酬っていうことだと定義するなら、やれることいくらでもあると思うんですよね。でも依頼されないとできないことだとすると、逆に「ボランティアで仕事手伝いたいです」って言ってくれてる人がいたとして、僕その人が何できるかはわかんないとお願いすらできないと。だから好きなアーティストがいるなら、ここまでSNSが普及する前、一昔過去にファンサイトみたいなのあったと思うんですけど。ラジオとか媒体の出演情報をとにかくバーッと掲載してくれるっていうファンの人達のボランティアで運用されているサイト。ああいうのむちゃくちゃいいなと思ってて。あ、やってくれってことではないですよ。何かああいうのはやろうとして実際動いてみてそれが違うファンの役に立つっていうのが、凄くいいなと思っていて。できることがわかんないのに頼めることないなっていうのはすごく思っちゃうんですよね。だから「○○やっていいですか?」って言われたら「迷惑かかんないのであれば全然やってください!」っていう気がするんですけどね、僕。「柳井さんの話を聞いて人の時間を奪うような働き方をしないように意識するようになりました。」いいと思います!「『LAMP IN TERREN』のライブによく行くのですが、幸山さんとは別に物販に立たれている方もよく見かけするのですが、その方もマネージャーと言う立場なのでしょうか?」うーん。まぁマネージャーといえばマネージャーですかね。でも僕と幸山さんがマネージャーつっても役割が違うように、幸山さんとその人もマネージャーつっても役割も違うしキャリアも違うし、っていう感じですかね。「年齢=給料が一般的と言われます。」一般的なのと平均っていうのも違いますよね。多分ね。今その40歳で月給手取り40万もらってる人ってそんないなくない?っていう。わかんないですよ。もっともらってる人もいますけどね。「将来的な人材育成の意味を込めて若者をインターンさせちゃうっていうのもありかなぁ。」インターンもね、色んな形があるし、やってるっちゃやってるんですよ。ただ本当に意味のあるインターンシップ制度ってなかなか簡単じゃないなって。「インスタライブの背景から素敵なご自宅だと伺えるのでお給料よさそうですね。」でも、ここ(画面)から察せることってそんなに沢山ないと思いますし、全然安いマンションですよ!「チームの中で足りない部分を補える人とプラスの部分に突き進んでいくタイプと、どちらが求められるんでしょうか。」どっちも優れていたら、求められると思います!「女性の割合どのぐらいでしょうか?もし将来的に産休や育休ってなった時にアーティスト側に迷惑がかかるのでは?と思ってしまいます。」いやでも、産休や育休があったとしてもぜひ帰ってきてほしいって思われるマネージャーさんがいてくれたらそんな幸せなことないと思いますけどね。「やはりマネージャーさんは音楽詳しい方が多いんですか?」んー…わかんないですけど、音楽詳しいっていうのもピンキリ…って言ったら怒られるのかな。ちなみに僕は全然詳しくないです。詳しい人に比べると。「でもボランティアって形だと責任問題がどうのこうの、っていう問題はありますよねー」なんか…、責任持たなくていいからボランティア、っていう形であれば、ボランティアをやらない方がいいんじゃないかな?とも思います。「ボランティアの話繋がりですが、ブログだったりライブレポートみたいなものはそういう類に入る気もします。」そうですね。僕もそう思いますよ。でもそれで言ったら、僕のこのインスタライブを書き起こしてくれてる宙組さんとかもボランティアから始まってますし。全然やりたいって言ってくれるのであればぜひやってください、と思いますし。「柳井さんが無料配信のインスタライブで配信するのはアーティストのPR活動が目的でしょうか?柳井さんにとってインスタライブってお仕事でしょうか?」えっと、会社員としてはお仕事じゃないです。僕個人にとっては仕事ですけど、そこは働き方改革とかもあるので、プライベートっていうことの位置付けにはなってますけれども、仕事の意識がゼロかって言われると全くそんなことはなく仕事の意識でやってます。「ここまで伺ってきてやはり柳井さんは優しいなぁとしみじみと感じております。」ありがとうございます。こんな口調が激しくテンション上がっちゃってるのに、申し訳ないです。ありがとうございます。「一つのことに集中して突き詰めていくよりは、色んな事を並行して実行できる能力は必要そうですね」そうですね。けど、一つのことに集中して突き詰めていく力もものすごく大事な能力だと思うので、沢山のことに集中して並行して突き詰めていくっていうのが一番いいと思います。「柳井さんのインスタライブやツイートを見ていて、効率、面白さ、新しさ、一つ上の目標を持ち続ける姿勢など、人柄や大事にしていることが沢山見えてきて社会人として勉強になりますし、すごく興味深くて楽しいです。」ありがとうございます!「学校では学べないことをここで知れてる気がします。」まあでも、それはそうですよね。なんかそれもちょっと思ってます。そうなったらいいなぁと思って。「学生やりたいことがたくさんすぎて逆に困ってます。」全部やったらいいじゃんねー!と思ってますけどね。実はちょっと携帯ゲームしちゃったりとか、ちょっと気付いたらスマホで漫画2時間読んでたりとか…多分あると思います。「25歳中途採用だと月収はいくらくらいでしょうか?」わかんないです(笑)能力によるんじゃないですかね。30万、40万払ってでも働いて欲しいっていう能力をお持ちであれば、そのぐらいもらえると思いますし。25歳で1回か2回か社会人経験してきた上で、「あのー、私は何をすればいいでしょうか?」っていう方であれば多分18万円とか20万円とかのこともあると思いますし。「今絶賛就活中なのですが、今回の柳井さんのお話を聞いてかなり意識変えられたと思います。」ありがとうございます。とんでもないです!お節介ですみません。「遅かれ早かれ、経験することや自分から学ぶ姿勢は重要ですね。」そうですね。でも、全然遅いとかはないと思いますよ。気づいた時に気付いたことからちょっとずつやってくっていうことだと思うので。そんな1日とか2,3日でバーンって人が変わるってことは多分無いので。はい。じゃあちょっとまたコメントと質問を放って行きますけど、履歴書見ますよっていう話をします。あくまで“見ますよ”っていう話だと思ってください。でも全然見ます。ただここで約束できるのは「見る」っていうことだけであって、これに関しては、本当に僕が採用に向けてお話をしてみたいなって思う人にしか返信はしないという風にさせてください。気持ちとしては履歴書書くならこういう履歴書書いた方がいいと思うよとか、自己アピールってこういうことだと思いますよとか、そういうお話をしたいなっていうのは結構あるはあるんですけど、僕、先生として報酬を貰ったりしたいと思ってる訳ではないので、そこで僕がその手取り足取りそういうことを教えることで自分の仕事の時間を削ってしまいすぎるのは良くないなと思っているので、採用活動と、誰かに何か教えたりっていうのは結構切り分けて考えたいなっていう部分があります。履歴書送って貰っていいですよ、っていうのはある種こっちも本気で採用目線で履歴書を見ますよっていうつもりで言ってみたので、履歴書と経歴書ないし自己PRみたいなことは、全然フォーマットも特に僕は決まりはないので、自分がこういう資料を作ってこういうものを柳井に送ったら柳井は採用したいって思うんじゃねーかな、ってチャレンジしてみようって思う人は、全然インスタでもTwitterでも、DMもらえれば、DMだとテキストか写真しか送れないってことであれば、DMで連絡もらえればメールアドレスも送りますんで。ただし、履歴書だったりの返事は本当に僕が興味を持った人にしか返信をしませんっていうのだけはご理解いただけるとありがたいです。はい。話したかったこと全部話せたかなぁ。とにかくめっちゃテンション高めでマシンガントークしてる間に、さらにテンションが上がってしまったんで、自分でも今日の話がどうだったのかってのはちょっと今客観的に…「マネージャーさんって睡眠は十分に取れていますか?会社にもよると思いますが。」そうですね。会社にもよるし、人にもよるし、睡眠時間があるのに夜ふかししちゃう人は仕事のせいなのか、自分のせいなのかっていう話もあるし。まぁでもやっぱりね、今凄く広告業だったりとかエンタメ業に対して働き方改革の方プレッシャーが結構きついので。結構大変っちゃ大変なんですよね。あ、そうだ!この話ちょっとしたかったんですけど。働き方改革っていいのかな表現。労働基準法に守られてる世界って結構大変だなっていうのを思っていて。これキングコングの西野さんの受け売りでもあるんですけど。若いうちって、特に分かりやすく他人と差をつけていられることって“努力量”なんですよね。才能とかをちょっと置いておけば。1日8時間働いて、マックス残業しても10時間とか12時間とかで、月何日までしか働いちゃいけません、月の残業時間は合計で40時間とかまでしかダメですよ、みたいな。その中で他人と差をつけようと思ったらむっちゃくちゃ大変だなっていう。効率をむちゃくちゃ良くしないといけないし、集中力をめちゃくちゃあげないといけないし。だから何か僕、20代の時とかってぶっちゃけ、むっちゃくちゃ時間的に労働してたんですけど、その時間働くことで他人とちょっとでも差をつけられるんで凄いやりやすかったなって思う反面、今、これ以上働いちゃダメ!みたいな、働かせちゃだめ!みたいな中で、他人より仕事できる人間になろうと思ってる人って結構大変だろうなっていう風にはちょっと思ってたりはしてます。ただ会社単位で見た時に、やっぱり労働基準法を守らなきゃいけないっていうのは法律の話なんで、そこをどうクリアしていくのかっていうのは雇用形態の問題であるかもしれないし、結構課題だなという風に思っています。「今年就活で、何からどうやって手をつけていけばいいのか不安だったので今回のお話きけて良かったです!」良かったです!「もうすぐ就活が本格化するのですが、私の就職することへの考えは甘いなと実感し、すごく刺激になりました。」ありがとうございます。良かったです!「このような就職の目線での話の回はまた儲けられるでしょうか。今回も物凄く為になりました。ありがとうございます。」そうっすね。でも今日結構、自分がガーンと話したいことは話しきった感じもあるので、何かいい理由だったり、きっかけを作れたら全然やると思います。「会社の採用ページから応募することとSNSなどからフォーマットに囚われずに応募することに差は出ますか?」これは僕の場合だとして答えますね。全然入り口が違うんで、両方を送ってみたらいいと思いますよ。受け取る相手がまず違うので。僕で言ったら、HIP LAND MUSICの採用ページから送ったらまず人事担当のところに行ってそこである程度バーッて見られて、そこで上に回らないものはもうそれで終わりなので。けど僕にSNS送ってくる分には、まず僕が見るところには到達する。そういう意味では差は出てはいるけど、採用・不採用フィルターで言うと人事担当と僕で言ったら多分僕の方が厳しいので。主観も違いますからね。厳しいか否かっていうだけでは語れないと思いますけど。だから両方を送ってみるといいんじゃないですかね。他の会社とかだったりはちょっと分からないです。なんだったら僕みたいに履歴書送ってもらっていいですよって言ってくれてない人に送るのは、多分かなりの高確率で迷惑行為になるので、やめといた方がいいとは思います。むっちゃくちゃ自信あったらいいと思いますけどね。「マネージャーさん目指してる方にはとても良い話だったんじゃないかなと思います。思っていたよりネガティブなお話は無かったように思います。」あら!よかったです。「他業種ですが、学生指導、新人指導する身からすると、受け身の人が多くなってきたなっていう印象です。突っ走りすぎても困りますが、○○だからこうしようと思います、と考えを持って報告できてほしい。間違っていたとしてもそこで起きるディスカッションって身になると思います。」ね、本当、僕もそう思います。まぁでもなんか難しいっすよね。“最近の子は”っていう風に如何に言わない自分でいられるかっていうのもすごく大事だなぁとかも思うので。「これから就職活動が本格化する中で今回の話を聞いたことでより興味を持つことができました。今日からできること初めて履歴書も送ること考えたいと思います。」お待ちしてまーす!「めっちゃ柳井さんが言わんとする事わかります。残業してやりたいことたくさんあるのに帰らされる。」帰ってやりましょう、是非!プライベートですつって。「就活が始まる年齢より前に履歴書を送っても大丈夫でしょうか?」…はい!大丈夫です。大学2年生なのに、みたいなことですかね。全然大丈夫ですよ。僕が興味持ったら全然インターンでもなんでも。「自分は今、大学3年生でHIP LAND MUSICさんの採用は大学3年3月からとありましたが、履歴書を送るのはそこまで待った方がいいですか?」僕に直で送る分には全然大丈夫です。これ、だからもう完全に、わかんないっす。会社から怒られるかもしれないっすけど、僕が興味もちました、だからって僕が独断で判断する訳じゃなくて、僕インスタライブでこういうことをやっています、そこでこういうこと言いました、そこで履歴書が送られてきました、で、僕がこの履歴書になり、この人に興味を持ったんで次のステップどういう風にしたらいいと思いますか?っていうのを会社の人事部と相談するので、どっちにしろその段階はあるので。たどり着くまでの玄関が違うと思ってください。ただ、たどり着く先は一緒だし、一緒?全く一緒かどうかはわかんないんですけど、ざっくり同じようなところだし、そこに辿る道のりの中で色んな事の順番がちょっと違ったりはするけど。とにかくまずだから僕が履歴書見るっていうところに到達するのに、HIP LAND MUSICが表で言っている採用の条件とかは全然気にしなくて大丈夫ではありますけど、見るだけなんで。1回。興味がない人には返信もしないのでご理解ください。なので興味があった人には個別にそれから先の話はするので。「ホームページから応募よりも、柳井さんに直接応募した方がいいのですが?」どっちの方がいいかは僕には分からないので。可能性だけで言ったら、両方を送ったらいいと思います。何をしたいかによると思います。で、あえて厳しいこと言います。配信の最初の最初で言いましたけど「これは相手の時間を奪ってるな」っていう質問を、明らかに、もしくは何回もしてくる人とは僕一緒に仕事をしたいなとは思わないです。今日は、僕も厳しいこと言うので、表現だったりが悪いのは重々承知した上で見てくださいっていうのを前起きで言ってたと思うんですけど、それを盾に許してもらいたいんですけど、こうやってSNSで僕は顔を晒して、生で喋ってて。このやり取りをしてる中で、今日はそんなに厳しくないんですけど、基本的にSNSを採用側が見てないみたいなことはまずないと思った方がいいと思います。わざわざ見に行くかどうかは別ですけど、エンタテインメントの仕事してて、僕らアーティストのSNSだったりを運用していて、その人がSNSやったりインターネットのリテラシーがどんぐらい高いのかって結構重要で。もちろん顔出して、何かを発信していて、フォロワーが何千人います、みたいな人の方がやっぱりSNSのリテラシー高いなってどうしてもなるんで。だから今後ね、マネージャーだったりとかそういうことも、少なくとも僕に興味を持ってくれてる人には多少伝わると思うんですけど、例えば僕が顔隠してワンちゃんの画像で「HIP LAND MUSICのマネージャーAです」みたいな感じでSNSやってても多分皆そこまで興味持ってくれないと思うんですよね。みたいなことも、仕事に結構関わってますよ、っていうこともおまけとしてお伝えしておきます。「確かに私的には仕事したいから残業したい時があるけれども、会社的に定時の日があるのは結構きつかったりします。」ね、そうですよね。「私は働き方改革良かったと思いますよ。職業柄ということもありますが、如何に引き継ぎをして全体をみんなで把握しているかということに変わってきています。」それはすごくいいことですよね。やっぱり業種業態みたいなことの多少の違いもあるだろうなあっていうふうには思ったりもしますが、仰られたことは僕も凄く感じます。ある程度セグメントすることでそこでいかに効率化を図っていったりとかコミュニケーションを上手く取っていくかっていうことに繋がるという意味で言うと、この時間働きましょうねって決めるみたいなのは凄く重要な、効率が良くなる面もありますよね、っていうのは僕も思います。「後半しか見られませんでしたが、たとえネガティブなことでも現場で働いてる柳井さんがストレートに入ってくださることでより大切なことがわかった気がします。ありがとうございます。」こちらこそありがとうございます。よかったです。「柳井さんの話とても好きです。いつか管理栄養士や医師も音楽に関わることができたら面白いのかもしれないと感じました。」なんかね。あるといいですよね!「今日のインスタライブすごく良かったです。軽い気持ちでできる職業でもないですし、逆にハッキリ言ってもらった方が私はすっきりした気持ちになりました。いっぱいお話したので水分摂ってくださいね。」はい!摂る水分が酒でいいのかっていう問題はあると思うんですけど、でも飲みます。「来年から専門学校で音楽業界を学ぶのですが、まだまだ後でも履歴書を送っても大丈夫ですか。」全然大丈夫っすよ。本当に何回も言いますけど、興味があったら返信します。僕に限っては、嫌がらせみたいなことでなければ履歴書を送られてきても迷惑だなとは思わないので。あと、何回も送ってもらってもいいですけど何回も送る場合は、今回より次回、次回よりその次をちゃんと何かしらのチャレンジを持ってブラッシュアップして送ってもらえると嬉しいです。「年齢制限はあるのでしょうか?」えっとー…。年齢制限…僕的にはないですよ。僕的にはないですけど、具体的に働けるのが5年後なのにとか、今中学生ですとかはちょっと目的がよく分からなくなるので、ある程度働けるとか、インターンに行けるとか、もしくはオンラインでこういう仕事が手伝えるとか、そういったことがあった上で目的を持って履歴書を送ってもらえる分には年齢制限はないと思ってもらっても…あ、上の場合もあんのかな?全然ないですよ。ただ僕が興味を持ったものしか返信しませんっていうルールは共通ですが、年齢制御はないです。「遠方でリモートとかでも大丈夫でしょうか。」リモートで何ができますよってアピールしてくれて、それが僕にとって「うわあ、仕事是非手伝って欲しい!」っていう内容であれば全然いいと思いますよ。今この話が出たんで、敢えてちょっと広げますけど、必ずしもHIP LAND MUSICだのMASH A&Rだの正式採用じゃないケースもあってもいいんじゃないですか?全然請求書ベースで業務委託みたいなことでも全然僕は良いと思いますし。「途中から観たので、話されていたらすみません。柳井さんはHIP LAND MUSICであったり、MASH A&Rではどのような能力のある人に来てほしいと感じますか。」これはちょっと…今まで、1時間20分かけて話してきたことなので、ちょっと今パッと答えるの難しいので、アーカイブを見てもらえると嬉しいかもな。ごめんなさい!申し訳ない。「本日ありがとうございました。マネージャーっていう職業について深く知れる機会が少なかったので参考になりました。」よかったです。よし!終わろう!一時間半喋った!今日はね、本当言葉が悪かったりとか、早口でまくし立てるような話し方をしてしまったり、とかでしたが許してください!また次回からはなるべく優しめの感じで話をしたいなと思いますんで(笑)今後も楽しみにしてください。次は多分、来週明けてからになるかなーと思いますが、またゲストブッキングも頑張ってるんで楽しみにしていてください。「親目線だと、お子さんにマネージャー業を勧めますか?」うわ〜全然わかんないなぁ。勧める、はないかなぁ。でも「やりたい」つったら「どうぞ」っていうかなー。ね、10年後、20年後にこの仕事がどんな風になってるのかとかマネージャーってあんのかな?とかもちょっとわかんないので…でも楽しみですね。「お疲れ様でした。十分オブラートに包まれていたような気がします。好きなだけでは出来ない、好きじゃないと出来ない仕事ですね。」まあでも好きかどうかっていうのがどこに向いてるのかっていう。何を好きか、どういうふうに好きかにもよりますもんね。「もし柳井さんに質問があった場合は、DMではなくインスタライブのコメントや質問ボックスに送った方がいいですか?」DMで大丈夫ですよ。本当はTwitterのハッシュタグが一番コンテンツになるんで嬉しいんですけど。まぁでもやっぱりアカウントの運用だったりとかプライバシーもあるので、Twitterはちょっとな、っていう人は全然インスタのDMでも大丈夫っすよ。基本的にリアクションじゃなくて、文字送ってくれてる人のは全部読んでて、ハートマークとかグッドマークとかのレベルが多いですけど、何か読みましたよっていうレスポンスは基本的には今んとこほぼ全部してます。で、DMも全部読むよ、って言って読めない量が来る時が来た時がちょっと怖いんですけど、今んとこは全部読んでるんで。全然送ってもらっても大丈夫です。ただ質問に関して言うと、一番最初に言った、僕じゃなくても答えられそうなこととか、世の中で調べればわかりそうなことを僕に聞かれる時は、ちょっと返答困ったりするので、なるべくそこの辺は意識してもらえると嬉しかったりはします。「文字の大きさは端末の設定から大きくすることができますよ」お!文字の大きさって(インスタライブの)質問ボックスの文字の大きさ変えれるやつ?ちょっと良ければDMで詳しく教えてください。全然無理なくね。…そうだよな。これ今、ちょっと自分であっ!と思いました。僕は僕じゃなきゃ答える意味ないこと聞いてくんなって言っといて、今ガチで調べたら分かることをこの方に教えてくださいって聞いちゃうっていうね。今、駄目な僕が出ましたね。調べまーす。「ワンちゃんのアイコンですみません。愛犬です。」ふふ(笑)いやいいんですよ!みんながみんな僕と同じところを目指してる訳じゃないので、全然いいんです!それもそれで。いろんな人がいるので。この場にはね。「もう12時過ぎてしまってるのに、コメントも丁寧に返していただけて嬉しかったです。ありがとうございました。」こちらこそ!すごーい。今日最長じゃないかな。もう0:40になるじゃんね。よし!ではでは!ありがとうございました!おやすみなさい。 ダウンロード copy #871ンスタライブ #037 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート