871ンスタライブ #059(視聴者 みのりさん、かなさん)

#871ンスタライブ  #059
2021年10月24日(日)

第59回目の配信は、一般の視聴者2人を迎えてお届け。他業種に通ずるスキルや生命保険のお仕事と音楽業界の交わりなど、お仕事における話を中心に展開されていきました!

主催:柳井貢(以下:871)

(871) こんばんは。
今日はお仕事の都合で名古屋のホテルから配信してます。明日朝超早いので、前乗りしてます。

LINEのオプチャに入ってくれてる方がどれぐらいいるかわかんないんですけど、そこで「(配信の)テーマ決まってないし、喋りたいなーっていう人いたら喋りますか」みたいな話をしていて。そこで「喋ろっか」ってなった人、全然リクエスト貰えたら繋ぎます!

あ、そうそう。今日は1時から(山中)拓也とSKY-HIくんのLOVE MUSICもありますね。どれぐらいの地域が1時からなのか分かんないんすけど、今日は1時には終わりますよ。では、リクエストがきたので繋ごうと思います!

ゲスト:みのりさん(以下:みのり)
 
(871) こんばんは!

(みのり) こんばんは。ありがとうございます。

(871) いいえ!とんでもないです。
なんてお呼びすればいいですか?

(みのり) みのりと申します。よろしくお願い致します。

(871) みのりさん。こんばんは。
何の話します?

(みのり) 「お話できるんだったら何を話したいかなー」ってすごく考えてたんですけど…、以前、私も音楽業界でお仕事がしたいなってずっと考えていたんです。で、今年の3月末に一身上の都合で前職を退職して4月から転職活動するにあたって、音楽業界に携わるような--アルバイトでも契約社員でも何でも--お仕事をしてみようっていう風に思ったんです。でも、柳井さんのインスタライブを見ていても感じたんですけど、即戦力の方を非常に募集しているような印象あって。幾つか応募はしてみたんですけど、やはりなかなか採用に至らず半年経過してしまったんです。なので、働くことは諦めて、応援する立場としてのライフワークが確保できるようなお仕事をしようっていう風に今は意志を固めて、転職活動をする感じになってしまったんですけど。

(871) なるほど。

(みのり) それでもやっぱり今「これからする仕事は、こういうことだったら音楽業界で活かせたりするのかなー」みたいなことを考えてしまうことがあって。なので、柳井さんのお考えとして、例えば営業職、事務職、そういった一般的なお仕事の中で共通して「こういうのだったら、少しは専門的なスキルに近い部分があるなぁ」とか「活かせる経験になるんじゃないかな」って思うものがもしあれば、お聞きしてみたいなと思いました。

(871) なるほど。

(みのり) すみません、長くなってしまったんですけど。

(871) いえいえ。ありがとうございます。そのー、なんかこう、スッと交わすようなお答えな気もして「そうだなー…」っていうところもあるんですけど、話しますね。

まず、「音楽業界でお仕事したい」って思って頂いている方がおられるのは重視承知してるんですけど、僕自身はそこまでそんな感じじゃなくて(笑)たまたま縁ときっかけがあって音楽の仕事をしてるんですけど、結構総合職だなぁと思っています。仮に今、例えばですけど、僕が音楽業界の裏方として”中の上”の結果を出してると仮定した場合。多分ですけど、飲食業界に行ってもアパレル業界に行ってもある程度いける気が勝手にしていて。まぁそれは自意識過剰もあるなぁと思いながら、うーんと…なぜかっていうと、多分営業職なんですよ。営業職及び企画開発みたいなことだったり、制作部的なことだったりとか。

で、そういうお仕事って、扱うものが音楽だろうが、アパレルだろうが、そういった物や事の魅力は何か?っていうことを考えながらターゲットとなる人たちにどういう風に伝えていくのか、みたいなことは共通していると思うんですね。旅行代理店とかも近いかもってちょっと思うんですけど、例えば素晴らしい景色の観光地があったとして、なかなか認知度が低くて、来たらみんな絶対「すごい良いところだね」って言うはずなのに、思うように人が呼べてない。そういう場所があった時にどういうプロモーションをして、どういうインフラを整えて、どういう宿泊施設をセットにして、どういう料理を提供するのか。どうしたら旅行に来てくれる人が増えるかを考えてプロモーションする。っていうのと、まぁ近いっちゃ近いな、みたいなことを思っていて。だから、音楽に特化していなくても、そういった物や事の魅力は何なのかっていうことを考えながら、それをターゲットとなる人たちにどういう風に伝えていくか。

ミュージシャンにおけるマネージャーみたいなことって、結構マネージャーによって考え方が違うんですけど、僕の場合は、ちょっと相談役というか。勝手なアドバイザーっていうか。「こんなことやりたいんだったらこんな風にやった方がいいんじゃないの?」みたいなことを、色んなアーティストと会話したり、僕以外のスタッフさんに伝達したりとかっていうことが多かったりするんですけど。そういう意味で言うと何某の店舗の店長さんとかマネージャーさんとかと近かったりするのかな、みたいなことを思うんで。

完全なる想像の世界ですけど、やっぱり飲食店をやるってなった時にも、2分で作れる料理をどれぐらい提供して、10分かかる料理をどれぐらい提供して、それぞれに材料費がどうで、どれぐらいの値段を付けて販売するのが魅力的なのか、需要に応えられるのか。そういった選択肢って無数にあるような気がするんですけど、そのお店のコンセプトだったり目指すビジネスモデルっていうかーー客単価1万円のお客さんを10人に捕まえたいのか、客単価500円の人を100人集めたいのかーーみたいなことで店の経営方針って変わってくると思うんです。なんか、そんなような事とかも考えつつ、戦略をたてて営業活動していくっていうような仕事だなぁと思っていて(笑)だから、結構どんな仕事でも繋がんのかなーって勝手には思ってますけどね。

(みのり) ありがとうございます。前職で主に食品の製造を主に担当していたんですけど、こうやってコロナになってしまったので、私は転職活動で、どこの企業でもどの職種でも応用可能なスキルを身につけることを意識していました。「会社が安定しているから」とか「業界が安定してるからきっとここにいたら大丈夫だよね」っていう選び方ではなくて、どこに行っても通用する人材になる方がいいんじゃないかな、っていう風に考えるようになって。そこで、前職はPCをあんまり使わなかったので、営業職や事務職でPCを使う方がいいのかなっていう風に思って。コミュニケーション能力だったり、柔軟な対応力っていうのは、もちろん社会人にとってはとても大切だなって重々感じているんですけど「それは最低限備えた上でのスキルは何?」っていう風に問われているような気がして。音楽業界は特に。それで先ほどの質問をさせて頂きました。

(871) なるほど。
案外ねー、わかんないですけど、僕の持論というか"強いていうならの成功法則"みたいなことがあったときに、凄い奇抜なアイディアとか突拍子もないことをやるっていうより、とにかく出来そうな思いつくことを出来るだけやるっていうのが下地になってたりするんですよね。例えば、若手の人たちとかによくすることなんですけど、今、ミュージシャンや表現者においては特にーーSNSが大正解とは限らないんですけどーーやっぱりデジタルツールを使えるか使えないかで言った時に、使えないっていうことがものすごい不利になると。

例えば日本で生きていく上で「日本語が苦手です」ってかなり不利になると思うんですけど、表現において「SNSやデジタルツールを使うことが苦手だ」ってしてしまうと、日本において日本語が苦手だっていうぐらい不利なことになりかねないので。得意なこと・苦手なことみたいなことでなるべく分別せずに、やった方が良さそうな事は全部やった方がいいんじゃないのかな、みたいな。もちろんその中で得手・不得手っていうのはあるんですけど…例えば、何かしら店舗ビジネスの店員をする上で「挨拶が苦手です」とか「掃除が苦手です」とかって「いや、それ苦手って言っちゃったらちょっと始まんないよね」みたいなことってたくさんあるじゃないですか。言い換えると、なんかそれら思い浮かぶような「これやれたほうがいいよね」っていうことを網羅できれば、結構その先が見えてくるような気がするっていうか。

だから勿論、パソコン…がいいのかどうかちょっと分かんないですけど、ある程度のインターネットツールが使えるっていうことは色んなことに汎用性が効くを思うんですけど、意外とシンプルなことの積み重ねで…むっちゃ言い方むずいな…。でも、他人より一個頭抜けるぐらいは全然それでいけるような気がするっていうか。意外と日本人は学校教育で育ってきちゃってるんで、サボり癖むちゃくちゃあるし。どっかで「なんか楽できないかな」って考えちゃってる人多くて。だから、楽することを諦めちゃって、作業することとかを楽しめるようになったら、気づくと周りの人に重宝してもらえてたり、頼まれごとが舞い込んでくるようになったりする気がしていて。

まぁちょっとね、音楽業界につながるかどうかっていうのはいろんなきっかけとか、もしかしたら1回そういうところに身を投じて飛び込んでみるみたいなことも大事になってくる場面もあるかもしんないんですけど、さっき仰っていた「どこの職種に行ったり会社なりに行っても、通用する体」みたいな事って結構そういう基本的なことで養えるんじゃないかなーみたいな気はちょっとしてたりしますけどね。偉そうですみません、ほんと。

(みのり) いえいえ!やっぱり少しの間社会人としてお仕事をして、上司の方とお話をしたりする上で、やっぱり…なんだろう。「この人にはついて行きたい」とか「ついていけない」とかって働いてる中で少しずつあったんですけど、柳井さんのお話って、答えにくい質問とかもいっぱいあると思うんですけど、それでもスパって答えられている時とか、考えを持たれてる方にも「そういうことではないよ」っていうこともご丁寧に説明してくださるので。確かオープンチャットで「柳井さんと一緒にお仕事をしてみたい」って仰ってる方がいたと思うんですけど、その方に「すごくわかります」っていう気持ちになってたんで、こういったお話の機会を頂けてとても嬉しいです。

(871) いやーね。そう言っていただけるのはすごいありがたいですけど、実際僕と仕事してる人は「あの人ほんと外面いいからな」って多分思っていると思います(笑)なんかまあ、理不尽なこともどうしてもあるし。あと、僕、忘れ癖というか、情報処理能力が追いついてなくて。記憶することがものすごい苦手なので「前回の打ち合わせはどこまで進んでるんだったっけな」みたいなことが打ち合わせの冒頭にあったり。そういうのは皆に迷惑かけまくってるんですけど。なんか、こう…大枠で言うとあるんですけど、僕自身そんなに「四六時中この人の指示を受けながら確認をとりながらお仕事をしなきゃいけない」っていうことがそんなになく、今、40歳を迎えちゃってて。なので、いわゆる上司像みたいなことが自分の中でも手探りでやっているんです。色んな人がいて、色んな形があるとは思うんですけど、でも一緒に仕事してる人に「この人と仕事してて良かったな」って思ってもらいたいなっていう気持ちはすごいありますね。出来てるかは全然わかんないっすけど(笑)

(みのり) でも多分、思ってるだろうなって人もいると思います。それこそ先程仰ってた「自分がいかに楽に仕事をするか」っていうのが、結構見え見えな方と半年ぐらいお仕事をしていて。私はそれにすごい耐えられなかったんです。私は「仕事とこう向き合うべきだ」とか「こういうスタンスで臨むべきだ」っていうものが自分の中にすごくあったんですけど、そうじゃない方もいて。自分の中での常識とその人の常識が伴わないときがすごく「うわぁー無理ー!」ってなってしまったんですけど、他の方から「そういった方ばかりではないっていうのも一応学びになったよね」って言っていただいて「ああそうなんだなぁ」って思って。柳井さんはやっぱりもっと色んな方とお仕事をされてきたと思うんですけど、そういった方とお仕事をされる時やチームを組まなければならない時ってどうされてますか?

(871) うわぁ、難しい質問だなぁ。でもなんかもうどっかで諦めちゃってるかもしれないですねー…。やっぱ基本、勝手な希望として、ちょっと踏み込んできてほしいみたいなところがあって。それが「No Border」みたいな表現に通じてたりするんですけど、例えば、最近コロナでそういう場面って遭遇しなくなりましたけど、ライブハウスでお客さんがぎゅうぎゅうの中で、ちょっと気分悪くなっちゃったお客さんがいたとして。そうなった時に、運営のお仕事されてる方がいの一番で気づいてくれるのが一番ありがたいことではあるんですけど、そういう方達にも限界があって。じゃあ自分の目の前で誰かがフラって貧血になって倒れちゃった時に、僕はそこでぱっと動ける人でありたいって思ってはいるんですよ。なんですけど、やっぱりコンサートの仕事してる中で、「自分はこれの専門だから」っていう人達って多少はいるはいて。

要はその…飲食店がわかりやすいんで例えちゃうんですけど、厨房とホールとの仕事があって、バランスよく保てていればいいですけど、厨房が忙しくて回ってない時にホールの手が余ってるんだったら、ホールの人が盛り付け手伝ってもいいと思うし、逆にホールはバタバタしてるけど厨房は余裕があるんだったら厨房の人が皿下げに行ってもいいじゃん、みたいな。それを理想とはしてるんですけど、なかなか機能しないというか。やっぱどっか一線越えられない人にそれを求めるのってすんごい難しくて。なんか1日2日じゃ絶対無理で。

(みのり) そうですね。

(871) 報酬設計だったりとか、うーん…あとはポリシーを共有すること?「うちの店で働く以上はこういうサービスをお客さんに提供したいんだよ」っていうことをお店の店長なり、マネージャーさんなりが掲げること。で、そこに向かってどう一丸となれるか?みたいな。それが「そういうことよりやっぱり楽して効率的に生活費を稼ぎたい」みたいな人は、そのお店には多分居場所が見つけられなくて、そのうちいなくなると思うんですよね。だから、うーん…すっごくおっきく言うと、みんなと手を取って気持ちよく仕事ができれば、っていう理想論もありつつ、だけどやっぱりそれには限界があるので。まずはそういう気持ちを共に出来る人から救っていきたいし「この人は難しいかも」っていう時に、他の人との関係だったり他の仕事を犠牲にしてまでその人にモードチェンジをするほどの体力は自分は使わなさそうだなぁ、っていう気がしますね。

(みのり) そうですよね。上の人からだとそのアプローチでいけるんだなぁっていうのは、そうですよね。私は下から上にだったので、どうしようもできなくて(笑)爆発して、他の人にも「もう辛いです」みたいな話をずっとすることになってしまってたんですけど。

(871) でもあのー、まぁそうっすね。勿論、上下の距離感だったりとか、管理職との内容の違いとかっていうのはあると思うんですけど、でもものすごい突き詰めると、その人が居づらくなるぐらいの存在感を発揮するっていうのが究極な気はしてます。うーん…

(みのり) はい。ちょっと、わかります(笑)想像ができました。

(871) やっぱその「掃除なんかしなくていいよ」ってでかい声で言える日本人いないと思うんですよ。もちろんそれより優先するべきことがあった時に「こっちの方が大事だ」っていうことはあったとしても、タイムカード押した後に掃除してる人に対して言える日本人はいないと思うんですよね。そういう一挙手一投足の中に「このお店をいいお店にしたいんだ」とか「お客さんに愛されるお店にしたいんだ」とかいうポリシーが宿るので。それをわりと大真面目に突き進んでいくと、周りの人も「上の人よりこの人と仕事してた方が楽しいかも」とか、ABを選ばなきゃいけなくなった時にちょっと味方をしてくれたりとか。なんかそういうことが徐々に出来てきたりするので。

僕もそんなにおっきい規模じゃないですけど、いつも悩むんですよね。結果的に、自分より立場の上の人を居づらくさせてしまった経験は何度かあるので。すげえ心苦しいなぁと思いながら、やっぱりでもそれはしょうがなかったのかな、とか。そこでついてきてくれた人達を助けられる人間になろうと思って、今日まで来てるっていう感じはありますね。

でも、結構喧嘩したりしてましたよ。最近は立場が立場になったのでだいぶ減りましたけど、あれ、なんのことだったかな。なんか労働環境の話だった気がするんですけど、そバーッと「絶対こっちの方がみんなにとっていいじゃん!」みたいなことを大声でアピールしてた時に、なかなか立場の上の人から「あんたが社長だったらいいけどあんた社長じゃないからね」って言われたことがあって。その時に、超目上の人ですよ。1回りぐらい目上の人に「お前だって社長じゃねぇだろ」って言っちゃって(笑)

(みのり) ははは(笑)

(871) 「シーン…」ってなるみたいな(笑)何かそれが正しいとは思わないんですけど、やっぱり組織だったりお店だったりを良くしようっていう気持ちが前提にあるのであれば、それはやっぱりちゃんとぶつかるべきなのかなぁって思うし。それが周りにも伝わると思うので。やっぱり「楽したい」とか「効率がいい」っていうことだけではなくて、そこで働く人だったり、サービスを受ける人だったりとかにとって、有益な事をしっかりとポリシーとして掲げられるなら、そこは自信を持って主張したり。あとは物理的な限界はありますけど、可能な限りそこに時間を投じるっていうのが信頼を得る方法なのかなっていう風に思いますけどね。

(みのり) はい。ありがとうございます。

(871) とんでもないです。

(みのり) お時間経っちゃったんで、次の方に。

(871) そうですね。もう一人の方に繋いでみようと思います。お仕事頑張ってください。

(みのり) ありがとうございます!柳井さんも頑張ってください!

(871) はい!ありがとうございます!

(みのり)はい!
ゲスト:かなさん(以下:かな)

(かな) こんばんは。

(871) こんばんは。

(かな) 聞こえてますか?インスタライブやるの初めてで。

(871) 全然大丈夫ですよー!

(かな) お願いします。かなと申します。

(871) かなさん。こんばんは。

(かな) こんばんは。

(871) よろしくお願いいたします。

(かな) よろしくお願いします。えっと、私社会人2年目で、生命保険会社で働いてるんですけど。

(871) ほう。

(かな) えっと、THE ORAL CIGARETTES(以下:オーラル)さんがめちゃくちゃ好きになったのがきっかけで柳井さんを知りまして。

(871) ありがとうございます。

(かな) 色んなライブだやフェスにいく中で、今の仕事がどうとかではなく、音楽に何かしらで関われたら嬉しいなぁって思うようになって。で、柳井さんとインスタで繋がったりお話しされてる一般の方は「音楽業界目指してます」っていう方が多いのかなって思うんですけど、私は「今の仕事で何か関われないかな」っていう風に今考えていて。ただ、自分が音楽業界、例えばライブハウスでバイトとかそういうことしたことがないので全然わからないことが多いんですけど、なんか例えば保険会社の人と「こういう時にコネクトあったら助かるかも」みたいなことって音楽業界であるのかなぁと思っているんですけど、あったりしますか?

(871) そのー、生命保険っていうカテゴリーじゃないかもしれないですけど、あと、コロナによってちょっと今難しくなってきていますけど、ベタに一番あり得るケースで言うと、屋外コンサートだったりイベントだったりの中止保険。

(かな) あーなるほど!

(871) は、僕ら日常的に関わったりとか、お仕事をお願いすることが実際あることではありますね。

(かな) なるほどなるほど。

(871) それをやっている保険会社さん、限られそうな気がするんですけど。

(かな)そうですよね。私の今のお仕事としては、本当に個人のお客さまに個人の保険を売るっていうことなので。自分が扱える保険としては個人の生命保険もそうですし、例えば損害保険とか企業保険も一応会社としてはあるので。私の想像の中では、音楽業界であるなら、ライブハウスの建物の保険もだし、あとコロナで休業保険とかってどうなってたんだろう?っていうのはすごい気になって。

(871) 保険でコロナの休業対象になるのはなかなかなさそうですけどね。

(かな) そうですよね。飲食店とかだと、例えば従業員の中でコロナが発生してしまって、消毒をして休業しなきゃいけないってなった時の損害の補填みたいなのは、この状況になってできたんですよ。そういうのがもし…私が知識がまだ全然ないので分からないんですけど、もしそういうのがあったとして、ライブハウスの方も保障として持てるものであったらそれって役に立てるのかなっていう…
(871) なんかその、保険屋さんのビジネスモデルってすごく絶妙だなと思っていて。何かあった時に保障なりリカバーをしてくれるっていうことが価値だと思うんですけど、かけられる保険料より保障額が上回ってしまうとビジネスが成り立たないじゃないっすか。

(かな) そうですね。

(871) その確率と賭け金を上手にバランスを見て、組むっていう…僕とかはもう「頭いたーい!」ってなる「わからーん!!」ってなるお仕事をされてる人たちだなって(笑)

(かな) ははは(笑)

(871) って思うので(笑)やっぱこう、ポリシーとしては今コメントで「相互扶助」っていう言葉がありましたけど、昔で言う結の文化だったりとかを参考にしつつ、困った人を助けられるように、みんなである程度賭け金を募ってっていう世界だと思うんですけど。でも、ね、それの日本を挙げて一番やってる国民年金がなかなか難しい状態である中で、1保険会社、1保険サービスとして、どこに特化してどう困ってる人を助けながら、ビジネスモデルとして成立させていくのかっていうのは、なんかすごい難しい問題っていうか。なぞなぞだなぁって思いながら聞いてました。

(かな) そうですよねー。だから、この仕事をし続けていく上で「どこで交われるかなー」って思った時の…なんかまだ働いて2年目なので、その中でひねり出した可能性が損害保険だったり。

(871) うんうん。僕も生命保険入ってますけど、営業担当の人の娘さんかな?オーラル好きで。

(かな) えー!

(871) 担当さんが言ってました。

(かな) それこそ、どこで私みたいな仕事してる人とコネクトが生まれるんだろう?っていうのも気になっていて。

(871) でも、保険屋さんなんて、職場か家族か、税理士さんか、そういう仕事を共にする人からの紹介が主だったものな気がするので。まぁそれはミュージシャンだ、とか関係なくね。僕も親に紹介受けたまんまなんで。

(かな) なるほど。

(871) なんか、うーん。なんでしょう。いかにコミュニティーの中に入り込んでいくかとか、そこでいかに信用を得ていくのかみたいな、なんかういうことな気がしますけどね。

(かな) そうですね。紹介で広げていくっていうのはやっぱり私もやっていることで。今の基本的な新しい人との出会い方っていうのが、自分が担当になっている企業に通うっていう感じなんですけど。

(871) 昭和っすね。昭和スタイルっすね。

(かな) あー!それ昭和スタイルなんですか!(笑)

(871) いや、わかんないですけど、イメージ。会社に行って、なんか結婚したっていう人がいたらバーッと行って「こんな新しいプランがありますけど」みたいな(笑)

(かな) あ、でもそういう感じです(笑)この仕事されてない方は、ピンポンしてるっていうイメージを持ってるんじゃないかなって思ってたので…

(871) あ、ピンポン…効率悪そうですもんね。

(かな) だから私、ピンポンの仕事したことないんですよ。なので、企業に通うっていうイメージを柳井さんが持たれていたことに驚いてます(笑)

(871) いやいや。でも、かなさんがどのくらい…お仕事に全力投球かはちょっと僕わかんないんですけど、僕が同じ立場だったら…あれ?オーラルでしたよね?好きなの。

(かな) はい。あっ、オーラルさんも好きですし、Saucy Dogさんも好きです。

(871) あぁもう、ありがとうございます。なんか、それをガッツリ明らかにしたSNSアカウント作っちゃって。

(かな) あ、もう職業も。

(871) そう。なんなら「DMで連絡ください」みたいな状態にしちゃって。「オーラルファンで保険のことに悩んでる人には相談乗ります」みたいな。

(かな) はいはい!それでも、ちょっと思いました(笑)

(871) もちろんそこに、正直に向き合うっていうことが重要だと思うんですけど。なんか「あ、保険、この人にお願いしようかな」って思うきっかけって、やっぱ自分の親・兄弟とか職場の仲間とか、そういう何某口コミで信頼のおける人のちょっとした裏付けで「うん、まあじゃあこの人かな」みたいな感じだと思うんですよ、大体みんな。だけど、それすらない人もいる中で「万が一の時の為に、ちょっと安くても生命保険かけておこうかな」とか「まぁ親が地元で1人なり、2人なりで暮らしてるけど、いつ何があるかわかんないから念のため自分の保険は、社会人になったしかけておこうかな」みたいな人がいた時に、なんかツテがない中で「いや、でもこの人もオーラル好きって言ってるから」みたいな。

(かな) (笑)

(871) それがちょっと信用度に繋がる可能性はあるんじゃないかなっていう気がして。「『LOVE』の拍手、難しくないっすか?」とか言って(笑)

(かな) (笑)

(871) なんかそれが一個の提案のきっかけになったり、信用の尺度になったりする可能性はあるなーって思って。だから最初の話のきっかけは、直接的に音楽業界に、っていうことだったかもしんないけど、そういうこともあり得るのかな、みたいな気はちょっとしましたけどね。

(かな) そうですね。そっちの方が今でもできそうだなーとは思っています。

(871) なんかかなさんが、音楽好きとかオーラル好きとかっていうことを表に出すことで、例えば20代の人が仮に50人ぐらいいる会社だった時に、2、3人はいる可能性あると思うんすね。オーラルとかサウシーが好きみたいな人が。

(かな) でも、SNSアカウント作って「オーラルが好きで、この仕事してます」っていう発信はしてないんですけど、担当の企業でしっかりお話をする時間をもらえたような方には言ってます。

(871) それはそれで、布教活動ご協力ください(笑)

(かな) そうなんですよ(笑)布教してて、TOSHI-LOWさんが好きっておっしゃってたお客さんにApple Musicで『Red Criminal』をダウンロードしてもらいました(笑)

(871) 大丈夫でした?TOSHI-LOWさん好きにオーラル刺さりました?(笑)

(かな) あ、でもその後聴いて下さったかはまだ確認できていないです(笑)

(871)(笑)いや、ありがとうございます、本当。

(かな) 布教活動は積極的に行なっております(笑)

(871) ありがとうございます(笑)保険の勧誘と共に。

(かな) ありがとうございます。頑張ります。
今は本当に個人向けで働いているのがメインなので、そこから今後どういう風にジョブローテーションが行われていくかは、自分の希望だけで100%になる訳ではないんですけど、今後、それこそ企業保険を扱う部署になったり、もっと他の業種の方とB to Bな感じで関われるようになった時に、また何か音楽と交われる方法がないかなって思ってます。

(871) うん。僕でもなんか、別にオーラルとか、何何とか限った話ではなくて、ミュージシャンが生命保険に…

(かな) あ、そうなんですよ。

(871) ちょっとよくわかんないんですけど。

(かな) そこも気になってます。

(871) 相談されたら相談乗りますけど、事務室が必ずしもそこをがっちり強制的に、っていうわけではないので。

(かな) そうですよね。だからそういうポジションが今あるのか、ないのかっていうのも今気になっていたんです。ミュージシャンの方って、一般の人より絶対に病院に行かれるリスクが高いと思うんですね。それこそポリープだったり、スポーツ選手までとはいかないんですけど、走って体力を付けたりとか、体が結構資本の仕事だと思うので。私が生命保険で備えて生きているより、絶対に備えるべき業種ではあると思っていて。で、その方向でも力になれたら嬉しいなぁとは思っています。

(871) そうですね。今はそんな、今日今ここで、パッとどうのこうのっていう話ではないですけど、ミュージシャンに起こりうるであろう可能性の高いリスクを備えた生命保険なり、特約のあるものを、ある種メニュー的なことにして、僕らみたいな音楽事務所に営業かけたりとかしてみるっていうのは1個手かもしれないですよね。

(かな) そうですよね。でも突然来たらびっくりしませんか?(笑)

(871) 突然来たらびっくりはしますけど…

(かな) そうですよね。突然「こんにちは」って、MASH A&R の会社とかに現れたらびっくりしませんか?(笑)

(871) あ、あんまりお勧めしないです(笑)

(かな) そうですよね(笑)

(871) これね、今度めちゃくちゃ課題だなって思うんですけど…これちょっと違う守備範囲の話になっちゃうんですけど、やっぱもう今口コミだったりとか、応援してくれる人のパワーってもうムチャクチャ興味あるっていうか、その無視できなくなっていて。スタッフ募集とかもそうなんですけど、既に好きっていう気持ちって、逆にその会社に働いたからといって育めなかったりするので。そのアーティストを好きとか応援してるっていう気持ちがあるのはすごい1個の武器なんですよ。ただそれがなんな「知り合いになりたい」とか「直接的に関係性を持てるかどうか」っていう事に重きを置かれてしまうと、僕らはちょっと危機感を覚えてしまうので。

(かな) そうですよね。

(871) そこがめちゃくちゃデリケートだし、すごい難しいところなんですよね。

(かな) なので、このお話をするにあたって、言い方は難しいんですけど……「繋がりたいって思ってんじゃない?」って思われるのも怖いなぁって思ってたし…

(871) そうですよね。

(かな) 「自分の成績の為に営業をかけれる範囲を広げようとしてんの?」みたいな風に思われるのも怖いなって思ってたので。お話してみたいなぁ、聞いてみたいなぁ、とは思ってたんですけど、それでなかなか勇気が出ずでした。

(871) うんうん。1歩目としては全然僕もポジティブだし、あのー、なんだろう。なんか実績の積み重ね方なのかなっていう気はするんですよね。

(かな) はい。

(871) なんかその、僕も下手なこと言えないですけど、やっぱなんだろうなぁ。要はミュージシャンだったり、そういう仕事をしてる人達に、健康で、何かあった時に心配を少なくリスクを回避できる形で活動ができるっていう「保険でお役に立ちたい」っていうことがしっかり前にあって。その上でコミュニケーションが取れる段階を経られれば、必ずしもそれがミーハーのものだけと処理されるものではない、みたいな気はしていて。まぁそこを目指すっていうのはそんなに良くないとは思うんですけど、それだけを目指すっていうのは。ただ、かなさんが日々の保険の営業活動してく中で、そういうきっかけが出来ていったり、その発想を持ってる中でチャンスを逃さないっていうことはあるのかもしれないなぁと思うので。そんなようなことをぼんやり描きながら、お仕事を頑張ってもらって、いつかお仕事をご一緒できたら面白いのかなっていう風に思いますけどね。

(かな) 嬉しいです。ありがとうございます。本当にお話できてよかったです。

(871) ぶっちゃけ僕の保険の担当さんも「PARASITE DEJAVU、お疲れ様でした!娘が遊びに言って泥だらけで帰ってきました!」みたいなLINEとかもらって「おぉー、ありがとうございます」って思ったり(笑)でも別にそれ以上のこともないので。ありがたいなぁって思って、普通に保険の話は保険の話で相談もするし、っていう。むしろ「住所変更の書類全然遅れてなくてすみません!」みたいな。

(かな) ははは(笑)住所変更(笑)今どこでもネットでできそうな気はしてます(笑)

(871) もうねー、ちょっとねーそういうのサボりがちなんですよー。

(かな) 結構そういう方多いので、わかります(笑)

(871) 助かります、本当ね。

(かな) (笑)ありがとうございます。

(871) とんでもないです。

(かな) すみません。LOVE MUSIC 始まっちゃいましたね。

(871) あ、本当だ本当だ!みんな、オーラス好きな人は、見にいきましょう!

(かな) ありがとうございました。

(871) はい!ではまた、引き続きよろしくお願いします!

(かな) はい!ありがとうございました。失礼致します。

(871) 失礼します!
はい。LOVE MUSIC始まりましたよ。見る人は見に行ってくださいね。

質問読みまーす。
「ライブハウスでスカウトしてからメジャーデビューするまでにどれぐらいの過程、期間、リリース頻度やバンドの方向性などのプロデュースがあるのかなぁと気になりました(他の方とのお話中に失礼致します)」
どうだろう。で、あともう一個いうと、メジャーデビューがそんなに重要ではなくなってきているというのもあるので。メジャーデビューするか否かでいうと、メジャーのレコード会社が興味を持ってくれてパートナーシップを組むことでプラスになりそうだなと思えばメジャーデビューしますし、逆にそういうきっかけだったりがないまま動員が増えていって影響力が増えていってっていうアーティストも世の中にはいますし。一概には言えないなっていう感じですかね。あと、僕は、ある種若干公言してるところがあるんですけど、過剰投資をしないっていうスタンスでいかにアーティストと関わるか。っていうのはちょっとだけ自分のポリシーにしてたりします。一緒にお仕事をしましょうって言ってから、その派手な活動をするに至るまでそんなに早い方じゃないかなーっていう気はしております、はい、答えになってるかな。聞きたいことに答えられてなかったらすみません。

「音楽業界が困ってること、課題を解決するアセットが商品としてあるといいですよね。お互いウィンウィンですよね」
そうっすねー。でもなんか"お客さん入らなかった保険.'とかも多分難しいだろうし。何がいいんでしょうね。保険商品。音楽業界が欲しそうな保険商品。

「音楽事務所にグループ保険とかあるのかな」
ある所はあるのかなー。でもどういう保険なのかっていうね。

「私も去年まで5年半務めてました。信頼関係が鍵を握る職業だとも思います。」

そうですよね。信頼関係が鍵を握らない職業ってあんまなさそうですよね。そう考えるとね。

「過剰投資するかしないかのラインを今度聞きたいです」
むずいなー…。なんかでも、明らかに過剰投資じゃん、っていうケース、見てて思うことないですか?今の状態の影響力だったりと比較した時に「いや、この状態でそこまでお金かけて大丈夫?」みたいなやつ見たことないですか?なんとなくで、体感値でいいんですけど。なんかああいうことをなるべくしない、くらいの感じですけどね。SNSのフォロワー見たら全然1万人もいってないのに、そのテレビでちゃうんですか?みたいな。とか。

では、寝よう!僕も明日6時起きなんてもう寝ます。夜遅くまで、皆さんありがとうございました!

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