871ンスタライブ #021(中西雅哉)

#871ンスタライブ  #021
2021年1月3日(日)

2021年1番最初の #871ンスタライブ は『THE ORAL CIGARETTES』(以下:オーラル)の中西雅哉(Dr.)さんをゲストに招いてお届け。ジブリの話や映画館の魅力、『ORALIUM』の話など。そして最後30分はコロナ禍におけるイベント開催について一人喋りを展開した。今年も #871ンスタライブ 要チェックです!

主催:柳井貢(以下:871)
ゲスト:中西雅哉(以下:雅哉)

(871) こんばんは。
あけましておめでとうございます!2021年。
皆さんお正月どうですか?オーラルの『PARASITE DEJAVU』観ましたか?
凄いね。皆さんコメントありがとうございます。お仕事お疲れ様です。

今日はね、オーラルの雅哉と1時間話してみようかなと思って。新年一発目ですが。
とりあえず呼ぶか!

(雅哉) おはようございます。

(871) まいど!
目赤くない?珍しく飲んだ?

(雅哉) 全く飲んでないです!水しか飲んでないです。

(871) 緑の水は飲んでないん?

(雅哉) あれはライブがないと飲まないっすね。

(871) 皆知ってた?雅哉、ライブの時メロンソーダみたいな緑色の水飲んでんねん。あれ何なん?

(雅哉) 運動すると筋肉が筋分解されていくんですけど、その時にタンパク質が失われていって一時的に筋肉が減るんですよ。それを抑制して筋分解をせずに保ってくれるので、より効率良いトレーニングが出来たり、結果疲れにくくなるっていう効果があるやつです。

(871) 筋持久力上がるみたいな感じ?

(雅哉) そうっすね。筋肉を使っても疲れるのをちょっと補ってくれるっていうか。

(871) 1回飲ましてもらった事ある気がする。あれ味するんやったっけ?

(雅哉) 色んな味あります。僕が飲んでる緑色のは青リンゴ味で、ピンクはストロベリーだったり。グレープもあります。

(871) 色々あんねや。

(雅哉) そうなんすよ。

(871) これ(配信)おもろいやろ。

(雅哉) おもろい企画っすね(笑)

(871) 前、まっつん(元DENIMS・Ba)とも話してたやんけど、そもそも表じゃなくて1時間向き合って話したことないやろっていう(笑)
(松原大地との配信はこちら→ https://note.com/soragumi_com/n/n80eed4e6b361)

(雅哉) 確かに(笑)

(871) わざわざ表でやるっていう面白さね。(笑)

(雅哉) なるほどね。こういう機会ないとなかなか喋んないすもんね。

(871) どう思われてんのかそんなに気にしてはないけど、それこそオーラルで言うとどうしても(山中)拓也、6割~7割くらいみたいなとこあるやん。プロジェクト進めていく上で。実際誰かがすごい斜めの誰かがツッコミ入れてきて、「柳井さんは雅哉くんのことどんくらい分かってるんですか?」みたいなこと聞かれたら「分かって……ないかもしらん」みたいな(笑)俺は雅哉のこと分かってないかもしらんけど、雅哉は俺のことわかってくれてる気がする、みたいな(笑)なんかそういう変な関係性でもあるな、とも思うけどね。まあ、1番大人やしな。年齢的にも。

(雅哉) まあ勿論ね。ほんと自分って中間にいるなって思いつもいながら。

(871) あかん…今日はコメント追いつかへんわ、ごめん皆。今日は俺がしたい話をしよう。
先に白状すると、最終的に「ORALIUM」の話をするんやけど、それを色んな角度でお話したいなーって思ってて。
雅哉、ジブリの話を色々教えて?

(雅哉) あ〜〜。何を教えましょう。

(871) 気付いたら好きや、っていうことしか知らんからさ。

(雅哉) 僕がジブリを好きな理由、みたいなところ?

(871) いつから、とか、入り口はなんやった、とかさ。

(雅哉) 入り口は本当に物心ついた頃に…それこそ1983年生まれなので、1番最初に観てたのは『となりのトトロ』なんですよね。映画館には行ってないと思うんすけど。当時VHSのレンタルショップがいっぱいあったじゃないすか。そこに母に連れられて兄貴と行ったりしてる時に、母曰くとなりのトトロのVHS持ってきて1週間レンタルする。それ1週間散々見て、返しに行くのにも着いてきて、オカンが返却してる時に、また別のとなりのトトロを持ってくると。

(871) ははは(笑)
とにかくトトロや(笑)

(雅哉) 永遠にそのループやったらしくて(笑)その記憶は若干あるからトトロがジブリとか宮崎駿さんの作品とか全く知識もない時に、そうやって観てて。それで育ったんでしょうね。僕の中での幼少期のアニメーションは。

(871) なるほどね。ちょっとジブリに雅哉出てきそうやしな?(笑)

(雅哉) ははは(笑)出てきそう?(笑)

(871) 『千と千尋の神隠し』か『もののけ姫』か。

(雅哉) 出たいっすよ(笑)

(871) 頭から角生えてバァーッて大きくなるあれなんやっけ?シシガミ様、みたいな。

(雅哉) あれも、もののけ姫っすよ。
だから小さい頃、田舎のばあちゃん家行く途中の山道走ってる時に、山の中ずっと目を凝らして見てたら山犬とかトトロいるんちゃうんか?って思ってましたもん。

(871) あのロケーションは田舎に行くと期待するよね。
で、トトロから入って記憶にある範囲で、何を辿って、"あ、俺はジブリとか宮崎駿さんの作品が好きやな"っていう自覚が芽生えていったん?

(雅哉) どこなんでしょうね。多分割と大人になってからっすね。自分で選択できるようになったぐらいというか。もののけ姫も中学校の時に友達と映画館に行って。多分それが自分で初めてジブリを映画館に観に行った作品で。そこで多分ジブリとか宮崎駿さんを認識して、テレビで再放送を観たりっていう選択を自分からしたのは20歳とか…くらいっすね。

(871) そこに共通点みたいなものはあるの?例えばそこにディズニーとかは入ってはこないやん。好きなのは"ジブリ"やっていう理由を語るとしたら?

(雅哉) 僕ディズニーを本当に観たことなくて。ディズニーってプリンセスの話とか、THE・ファンタジーって感じじゃないですか。っていうのが僕のアニメーション観る指針としてはあんまりなくて。ジブリの主人公ってヒロインが多いんですけど、ヒロインが人間臭い部分もあって。でも描かれている世界って現実にありそうやけど、ファンタジーな世界だったりとか。小さい頃ながらこの世界どっかにあるんちゃうか?とか、こういう景色どっかで見れるんちゃうか?っていうのをずっと…憧れみたいなものもあったんでしょうね。その世界観に。今となってはこれがどこをテーマに描かれたとかっていう情報も入ってきちゃうし、実際こんな時代は無かったっていうのは過去を振り返っても分かるんすけど、でもどっかそういうのがあったらいいなっていう願望も未だに持ってるし、そういうちょっとリアルに近い夢を見させてくれるんすよね。

(871) なるほどね。全く分からん訳じゃないねんけど、話を転がす為に敢えてわからない人役になった上での発言やねんけど、"何が言いたかったんやろ?"みたいなところない?駿先生。(笑)

(雅哉) ははは(笑)うんうんうん(笑)

(871) 『ハウルの動く城』あたりからちょっとまっすぐ見られへんくなってきて、俺。『崖の上のポニョ』で迷子なった(笑)

(雅哉) ジブリファンの中にもそういう意見ってあって。ハウルの動く城に関しては原作が海外にあって、それを元にアニメーションにしてるっていうのもあるんですけど。当時の『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』っていう時代の作品って凄いメッセージ性があって、"あっなるほどね。こういうことが言いたかったのかな"っていうのが割と受け取りやすかったりするんですけど、後期になってくるとジブリファンの中でも、"なんやねん…?"みたいなことを実際言ってる人結構多くて。それこそ崖の上のポニョは"あれ?これなんやったん…?"っていう意見が一番出た作品で。でも極論、宮崎駿さんも言ってるんすけど、あのアニメーションは5歳児の子が見てて、面白かったとか、わかってくれたらいい、っていうのが一番のテーマやったらしくて。だから変にそこを汲み取ろうとしすぎると迷子になる作品なんですよ。

(871) なるほどね!凄いなんかしっくりきたわ!失礼極まりないけど、ちゃんとおじいちゃんになったってことやな?(笑)

(雅哉) そうなんすよね(笑)理解できるようになると分からなくなるメッセージがあるっていう。

(871) 20代~40代ぐらいのロジカルな感じで観るもんじゃないと。

(雅哉) 割とジブリ作品って、絵の線が多いというか凄く情報量多い作品なんですけど、ポニョって水のシーンが多いじゃないですか?ジブリ作品って水がとろみがあるように描かれてることが多くて。それが特にポニョは凄くて。

(871) いや、ポニョの水は固形物やもんな(笑)

(雅哉) そうなんですよ(笑)ああいうのも、本当にわかりやすく描くための手法であったりとか。

(871) 勉強なったわ!それを聞いて早く子供に見せたい、ポニョを。

(雅哉) ポニョはもう本当に子供に見せてあげたい作品ナンバーワンですよね。

(871) うろ覚えやけど、お父さんとお母さんと子供の関係性が全くもって理解できへんもんな。生物学を逸脱してる(笑)超哲学みたいな。
でな、ジブリの話を聞いた上で『えんとつ町のプペル』を雅哉観に行ってたやん?その感想を聞きたいなと思ってて。ぶっちゃけ俺はまだ見に行けてないのよ。西野亮廣フォロワーとしてはいつ行こうかと思ってんけど、家庭内の順番的にはまず、『劇場版ポケットモンスター ココ』を観に行かなあかんっていうミッションがあって(笑)感染に気をつけながらココを観に行ったわけですけど、しっかり泣いて(笑)

(雅哉) へえ〜!(笑)

(871) ポケモンが人間の赤ちゃんを育てたっていう。他の世界でもよくある設定やねんけど、要は動物に育てられた人間みたいな。血は繋がってないねんけど親子愛っていう。皆まで言わんけどさ、親としてはジーンときちゃうわけやん。(笑)

(雅哉) そういう物語の方がより絆が見えるので余計感動しますよね。

(871) せやねん。厳密に言うと設定は全く違うねんけど…ネタバレ大丈夫かな?まぁいいか、ココっていうのがザルードっていうポケモンに育てられてんけど、人間の本当のお父さんお母さんは死んじゃってんのよ。実の親が存在してない状態で、育ての親との愛の話やから、設定上は全然ちがうねんけど、血が繋がってる繋がってないだけじゃないよね、愛の形って。みたいな。娘は前の席で友達と見てたんだけど、後ろの席でお父さん1人でうるうるしてるっていう(笑)
そんなことがありつつ、プペルを観に行った雅哉はどうやったかな?って。

(雅哉) 僕は単純にめちゃくちゃ良かったんすよね。

(871) でも俺、さっきのジブリの話を聞いて、より雅哉のプペルの感想が楽しみになってんけど、どっちかって言ったらディズニーよりやん?

(雅哉) そうっすね。内心ちょっと、そういう感じかな〜、って観に行ってたので、冒頭は割と…まあネタバレとかもあるんで言わないんですけど、ディズニーっぽいオープニングがあって、やっぱりこういう感じかなー?って思いながら冷静に観てたんですけど、物語の伏線の張り方とか伏線の回収の仕方っていうのはやっぱ日本人っぽいなというか。予想の範囲を超えないけど、予想するのはちょっと難しいというか。そこら辺をちゃんと突いてきてる感じがすっげえ良くて。ちょくちょく画角?とか表現の仕方で思うことはあったんですけど、全体的にはちゃんと観れたし、音楽も良かったし。何より絵もめちゃくちゃ綺麗なんで。

(871) STUDIO 4℃ね。

(雅哉) そう。映像でビックリするシーンが結構出てくるんで、そこも惹き込まれるし。個人的にはめっちゃ良くて。変な先入観あったけど楽しめたっていう、ハードル超えてきたって感じですかね。

(871) うわあもう。誰やねん、っていう感じやけど勝手に嬉しいわ。(笑)

(雅哉) ははは(笑)

(871) マニアックな話になるけど、西野さんの作品ってネタバレを全然気にしないというか。例えば"映画版桃太郎"ってあったとして、オチは皆知ってるやん。その中で何を魅せるのか?何を楽しむのか?みたいな世界になりつつある。言ったら、劇団四季を毎年見に行く人ってお話の情報を楽しみに行ってるわけじゃないよね。っていうのが大前提としてあるから、俺はプペルを観てないけどストーリーも知ってるし、どういう所がポイントとかも、追っかけやから知ってるけど。因みに『鬼滅の刃』も娘に付き合って観たんですけど(笑)改めて、知ってる知ってないの情報じゃなくて、映画館で大画面で音響で感じられる演出の良さみたいなのは楽しみやなって思ってるけどね。俺いつ行けるか分からへんけど。

(雅哉) それこそ僕、(プペルの)絵本も当時買って読んでたんで、映画観る時にストーリーは分かってたけど、映画館っていいなって思いましたね。それこそ今柳井さんが言ってたように、ストーリーとか内容を知ってるって事でいうと、夏休みにジブリが再公開してたじゃないですか?僕、トータルで8回くらい観に行ってるんですけど(笑)家でもBlu-ray全部あるから観れるし観てるし。更にいえばコロナ禍の時に、家から出れないので家を映画観る様にちょっと音の環境整えたりして。ちょっとでも臨場感出せるようにってやって、家で観る楽しさもレベルアップはしたけども、それでも映画館に行って観た時の感動って絶対的に越えれへんから。絵本見てストーリー知ってようが、結末知ってようが、絵本で見た時の結末の感動は絶対に超えるし。僕、もののけ姫が好きすぎて8月に公開してた時、丁度打ち合わせで時間無かったんですけど、もしかしたらこの後映画館に行けへんかもって観に行って、オープニング15分くらいして帰るっていうのしたんですよ(笑)でもそのオープニングと冒頭の5分くらいとタイトルのロゴがバーンって出るシーンだけでも、僕は映画館に来た喜びとか感動を得れたので。

(871) 逆にそれだけだったとしても行ってなかったら後悔するやろうなって思って行って、やっぱり行って良かった!ってなったんや。

(雅哉) そうなんすよ。あの音響でこのイントロのタイトル観ただけで感動するんやな、映画館って。って思ったんで。もうやっぱり映画館に行って欲しいですよね。

(871) 俺、シネマコンプレックスのマネージャーやったら、絶対どの映画館も一館はリバイバルっていうか過去名作の上演むっちゃすると思うもんね。その良さを夏のジブリが証明したっていうか。『ショーシャンクの空に』とかやるかな。まあ俺ら世代ですけど(笑)でも皆もあるんちゃうかな?『のだめカンタービレ』とかもね。あと『ドラえもん』の過去の劇場版を順番に夏休み毎日やるみたいなのもやってほしあ(笑)下手したら、新しいの作るよりそっちの方が客入るんちゃうか、みたいな(笑)

(雅哉) 確かにね!そんなんファンとしてめちゃくちゃ嬉しいっすけどね。

(871) 絶対勿体ないよ。俺の仕事の仕方を知ってる人だと分かると思うんですけど、皆擦らなさすぎや(笑)もっと擦れるから!(笑)

(雅哉) 1回だけの美学みたいなのは分かるんすけどね(笑)

(871) 何回、YouTubeで限定公開するねん、っていう(笑)でもそれは観たいって思ってくれる人がおるはずやって思ってやってるってことやから。別に悪い意味ではなくて。
でも雅哉、やっぱ大人やな。事前に俺も言ってたっていうのもあるけど、ちゃんとゴールが分かってる話の流れやね。

(雅哉) そんなに考えてないっすよ。(笑)

(871) 皆も分かってるよね。「このあとORALIUMの話するんでしょ、はいはい」って(笑)

(雅哉) ははは(笑)

(871) でももう、その話をせんでも良いくらい映画館の魅力は伝わる人には伝わったんちゃうかな、と思うので。何で俺らが映画館に拘ってやってるか。
結構怒られたなぁ、配信ライブせえってな…。

(雅哉) そうなんすよね。
でも時代の流れが配信になっていくのに乗っかるバンドなのか、みたいなことも考えるし。デジタル時代にアナログに向かうのもかっこいいなと思うし。逆光の美学じゃないっすけど。メンバー皆、そうなのかもしれないっすけど。

(871) そうね。この配信で仕事の話とかもすんねんけど、就職活動するか?バイトしながらやりたいことをやるか?みたいな話があって。それ分かりやすいけど、AかBか、だけじゃなくない?っていう。如何にCとかDを作るか。有観客ライブしますってなった時に、配信をやるかやらんかの2択でどうしても語られるけど…最近オーラルを好きになってくれた人はこれから何となく掴んでもらったら嬉しいけど、2年も3年もオーラル見てくれてる人!わかるやん!(笑)配信ライブしませんっていうだけで終わるわけないやん!(笑)違う選択肢考えてるぞ〜!(笑)っていうね(笑)

(雅哉) ははは(笑)うんうん(笑)
僕ら、映画館上映っていうのは過去にもやってるしその選択肢はオーラルチームとしては持ってるじゃないですか?で、今回の「ORALIUM」に関して、会場でも選択のシステムができるっていう選択肢を生み出したのは、新しい挑戦をした結果じゃないっすか?それをやらなかったら、多分ずっと映画館上映するかしないかの選択肢しかなかった。選択肢を増やしていくには経験しかないと思ってるし、自分の好き嫌いで選択肢を作っていくのはめちゃくちゃ狭いなって僕思っちゃうんで、基本的にはそういう選び方はしないんですけど。

(871) 今コメントでも「近所の映画館ではやってない」とかがあるから、勿論出来ることなら全員に楽しんでもらいたいし、切り捨てない方法も勿論考えてはいるけど、だからといって、話が戻るけど、配信ライブをやれば良いっていうのが、本当にエンターテイメントを発信する人間のたるべきものなのかって俺らは常々悩みながら考えてるし、今回、映画館の5回の上映のタイミングに合わせて(配信を)やるとかね。雅哉が言ってたように、選択しながら進んでいくっていうライブ感が見つかったのは良かったよね。ぶっちゃけライブしてた時は、そういう(映画館で選択するのも)できたらいいなぁ〜、くらいでね。でも頑張ってみたらできる方法があったっていう。勿論それは、俺らだけじゃなくて実現する為に色んな人が力を貸してくれて、まさに協力者、関係者の皆の力ではあるけど、何が出来るんやろう?から考えてたら辿り着かないっていうか。「ライブもするんやけど、映像作品としてこういうことできたら面白くないっすか?」っていう主に8割~9割拓也さんの、「出来るかは出来ないかは分からんけど、こういうの出来たらええやん」っていうのに対して、確かに〜〜!みたいな(笑)出来るよ、とは言われへんけど、絶対無理とは言われへんな、みたいなところを実現する為に動いてみた結果、出来るっていうか。俺は仕事って言い方しちゃうけど、バンド活動とか、物事を動かしたり、皆に楽しんでもらうっていう中で、ある種それは凄く醍醐味というかね。
俺最近すごい感じてんねんけど、大体演者側も「サザンオールスターズ」がいて「Mr.Children」がいて「GLAY」がいて、バンドみたいなもんのフォーマットに乗っかって活動してるやん。ライブハウスでライブして、1~2年に1回アルバム出して、それがどれぐらい聴いてもらえるのかっていう勝負をして。っていう大きいフォーマットの中で今のところは活動してるけど、やっぱりどっかでさ、新しいフォーマットにすらチャレンジしたいっていう気持ちがあって。なぞるだけでは面白くないぞっていう。そういうところに挑戦的なチームっていうのは凄いなと思うよね。

(雅哉) 僕らにとっては拓也がバンドの指針であるじゃないっすか。僕らとしては、突拍子もなさすぎることは止めるんかもしれないっすけど、この前も拓也と喋ってたんですけど、俺らが拓也の出したアイデアに対して、可能なのか不可能なのかとかだけではなくて、そこに感じる価値観とかの部分は、俺ら以上に拓也が考えての発言やと思うから、そこに対して何の意見もないんじゃなくて信頼してるし。みたいなことも言ったし、それをちゃんと成功に導く努力もしてくれるから凄いありがたいし。何より今回、上映で選択肢がどうこうとかって、メンバー以外のチームから出た意見とかも多かったじゃないですか。それをきっかけに今回実現化できたことが僕的にはすごい嬉しくて。バンドが言ってることでゴールを目指すんじゃなくて、そのゴール以上の何かをチーム皆が面白いと思ってくれてる結果がそこやと思ったんで。僕的に。実際どう思われてるか分かんないし、勝手なこと言ってんなあとか、もしかしたら思われてるかもしれないっすけど、そこにちゃんと辿り着かせてもらえて、改めてちゃんとチームとして、オーラルっていうものを面白いエンターテイメントとして捉えてもらえてるんやなって今回ので凄く感じたんですよね。僕的に。

(871) そうやねんな。かなり初期段階に打ち合わせが始まってさ、拓也が手書きで絵を描くやん。「僕のイメージでこういうのがあって〜こうこうで〜〜」みたいな。もうずーっと、喉くらいまで「それ無理ちゃう?」って言葉がきてんねんけど、言いたいねんけど、ここで俺が言ったら止まるから極限まで理解して、無理かもって思ってもとにかく舞台監督とか照明さんとかに投げてそこで、"これは物理的にこうなりますよ"とか"これはやろうと思ったらいくらぐらいかかりますよ"とかをもらってから判断しよう、みたいな。俺はそれぞれのスペシャリストではないから、とにかく"無理ちゃう?"って言うのを我慢しながら、皆に投げるのをとにかくやってて。でも結果的にライブの前半部分とか特に、あんなん見たことが無いやん??

(雅哉) ない!!(笑)

(871) ライブハウスの中になんですかこれ?!っていう(笑)謎の骨組み(笑)で、ホンマは各地のZeppとかデカい会場に持っていって出来たら最高やったけどそれは物理的に難しくて。で、あの迫力を感じられるとしたら、やっぱり映画館が一番近いんちゃうかっていう。

(雅哉) そうっすね。

(871) YouTubeでもちょっと観れるようにダイジェスト載ってるけど、あれを映画館のデカい画面で観た時に、かなりライブハウスのインパクトに近いんちゃうかっていう。それも楽しみなんよね。

(雅哉) 今回、ステージの作り込みを前日リハで外から見た時に、ライブハウスなんやけど、ひとつの画角を覗き込んでるように見える作品やったから、ライブの迫力と映画館で観た時の生感とスクリーンの中にいる俺達の入りが絶妙に見える作品になってるな思ったんで。PARASITE DEJAVUとかの上映とは作品の方向性が全然違いますよね。

(871) そうだね。武道館もPARASITE DEJAVU も Kisses and Kills Tour も、これまでは所謂ライブの映像をどれだけリアリティーやドキュメント性を持って映画作品として作れるか、っていうところがポイントやったけど、今回はそもそも映像作品としても面白いものっていうコンセプトの公演やから、そこはだいぶ楽しみよね。まだ俺らもデカイ画面で観てないもんな?

(雅哉) そうなんすよね。

(871) 「IMAXは無理ですか」とか興味ある。そこまでは今回はいけなかったけど。出来るのかわかれへんけど、さっき言ってた過去作品についても、夏休みの第1土曜日は武道館、第2土曜日はKisses ane Kills、とかもやりたいね。

(雅哉) バンドにしろ、そういう歴史があるものって、自分がそこに入った時から始まる歴史があるじゃないですか。その人にとってのオーラルの歴史が。勿論インディーズの頃から知ってるっていう優越感とか満足感をお持ちの方もいると思うんですけど、途中から入った人も、時系列で見て少しでも時代背景を追えると、ファンとしては一歩踏み込めたっていう喜びは絶対あるので、やりたいですね。

(871) 今は電子書籍とか、デジタルだ、インターネットだ、ってなってアーカイブすることもそれにタッチすることも容易になってる。そういうの今もやってるけど、もうちょっと頑張りたいね。あと、あきらと(マネージャーの)ぶっちがORALIUMのパンフレットを頑張って作ってるやん。あれ、武道館の時にも初めて作ったけど、あれも今見返したら絶対おもろいやろなと思って。

(雅哉) 確かにもう4年とか経ってるんで、読み返した時に、多少言い回しとかを丁寧にしてもらってると思うけど、皆喋り方もちゃんとしてるし、学んでるなって思う部分もあるし。今の僕らが武道館でライブをやって感じるものとは違うことが見えるだろうし。マニュピレーターがいない時代の武道館とか、大阪城ホールのライブが如何に精神的にプレッシャーやったかっていう。当時はそれが普通だったし全く感じてなかったんですけど、今となっては、そりゃ疲れるよって思うし。そういうの込みで喋ってるから今よりも言葉選びもドラマーっぽくないというか。

(871) そうやなぁ〜。
その辺掘り下げてもおもろいかもね。

(雅哉) それこそ武道館のDVDって副音声やったじゃないですか?逆に今、武道館のDVDを観ながらメンバーは何を思うか?みたいな配信とかも面白いかもしれないすね。

(871) 確かに。それできるんちゃうかな?って思ってて。それこそインスタライブでもFCの配信でも良いねんけど、ちょっとタイムラグあるかもしれんけど、皆で21時から武道館のライブDVD観ましょう、21時に再生ボタンを押して下さいねって言っといて、21時から配信もすんねん。スマホとかPCではメンバーの喋りが聞こえてんねんけど、テレビ画面ではせーので武道館の映像を観るっていう。副音声的なことができるんちゃうかなーと思って。

(雅哉) 友達とLINE電話しながら映画観るみたいな感覚ってことすよね。出来そうすね!

(871) オーラルに限らずだけどそれは出来そうだなとは思ってて。それおもろいな。ぶっちとかにもやって欲しいよな。

(雅哉) 是非出て欲しいですよ(笑)

(871) ぶっちとしげ(鈴木重伸)が喋ってるのとかむっちゃ聞きたくない?(笑)

(雅哉) ははは(笑)いやぁみたいっすね(笑)

(871) 「ヤバTがよくやってます」あ、やってる人いんねんな。そりゃそうか。ヤバT(ヤバイTシャツ屋さん)もおもろいバンドやからな。

何も図らずやけど、この配信をまず拓也とやるってなって1月5日ですかねーってなって。その後、雅哉が今日やるって決まってんねんけど、順番丁度良かったなと思って。さっきの拓也の話をした上で明後日拓也との配信は順番面白いなって。だから今日観てくれている人は、拓也に期待値を上げるリプライ送ってほしい(笑)

(雅哉) はははは(笑)

(871) いや〜おもろかったな。

(雅哉) あっという間っすね。

(871) 改めて喋るとおもろいなって思うねんけど、とにかく普段時間が無いよね。

(雅哉) 柳井さんがね(笑)

(871) まあでも、今年決まってることも、どうなるかわからんこともいっぱいあるけど、頑張っていきましょう。

(雅哉) できるようにね、色々。

(871) じゃあ一旦、今日のところはこんな感じで。

(雅哉) はい!夜分遅くにありがとうございました。

(871) また〜!今年も宜しく〜!

(雅哉) お願いしまーす!



(871) 面白かったですね〜。雅哉かなり大人なんでね。僕よりも全然大人なんで、懐も広いし。
…今、質問見てますけど、これやなぁ。「ONAKAMAの開催について、現在のところどうなのか聞きたいです。」
そうですよね。この問題ね。やるとかやらないとかは、僕は言わないです。なぜなら僕が1人で決められることではないから。っていうのが一つ。その『04 Limited Sazabys』(以下:フォーリミ)もいてBLUE ENCOUNT(以下:ブルエン)もいて。

でも、どうなんでしょう?僕も皆に聞きたいのですが…コロナの状況でずっとそうなんですけど、感染拡大の影響を受けている中で、早く判断する、っていう時にできる判断は"やらない"しかないんですよね。開催日の世の中の状況がどうなってるかが分からないので。
因みに「延期してほしい」という意見も色々ありますよね。これは100%という話ではないですが、あのクラスのアリーナの会場は基本的に「抑えたいです」と言ったからと言って抑えられる会場ではないので、僕らの気持ちだけで簡単に延期ができない…というよりかは、会場が抑えられないということが凄く濃厚です。何年後かなー、っていう話になり得るっていうことですね。そうなったら今持ってもらってるチケットを払い戻して欲しいっていう人もいるし、そのチケットを持ったまんま延期公演に行きたいっていう人もいる。それは勿論それぞれの立場があるので、誰が言ってることも、どの意見も間違ってないんですけど皆が皆の希望通りの状態を作るってことはなかなか難しいと。
その気持ちを分かって欲しいっていうことでもないんですけど、なんだろうなぁ…。でもコメントの質問でもあるように、ONAKAMAの開催について現在のところどうなのか?っていうことでいうと、この間Twitterでも出しましたけど、現時点ではやる方向で準備は進めています。ただ、"やる方向で準備を進めています"っていう僕の発言に対して、非常事態宣言がこうなのにやるのか!とか、東京からの移動がどうなんだ!みたいなことは勿論、わかってるので。とはいえ、僕一人の意見ではなくて、3バンドやライブ制作さん、会場さんとかと話し合った上で決めるべきことではあるので、特にこの年末年始挟んでいる中で、全員で話し合いを急にする、そこで話し合って決める、となると基本的に今決めるなら見合わせとかになっちゃうので。絶対出来るね、っていう状況ではないのでね。ただONAKAMAチームとしての現状としては、やろう!ってなったときにやれるように準備を進めている。これが「現時点どうなんですか?」に対するお答えです。

本当に難しいですし、出来ることなら皆の希望に沿えるなら沿えたいなとは思います。判断が出なくて不安だとか、移動の手配のキャンセル代がかかるとかも凄くわかります。ただ、皆我慢したらいいやんっていう話ではなくて、僕らは僕らでキャンセルしたら何千万吹っ飛ぶので、皆痛いよね…っていうところも、あるといえばある。ただ、だからといって、皆の移動とか宿泊の無駄になってしまったお金がええやんっていうのは、全くないですよ。それも何とか出来るようにしたいっていう気持ちも物凄くあるんですけど、例えば、僕らが設営の段取りをしくじって開催できないみたいなことがあったとしたら、それはもう謝っても謝りきれないし一生かけても返せるように頑張ります。ですが、このコロナ情勢の感染拡大、医療崩壊危機っていうことに関しては、シンプルに僕らも悩んでいる、というのがとにかく正直な状態です。

わかってくれって言うつもりもそんなにないんですけど、分かってもらえようが、分かってもらえなかろうが、僕らは僕らで勝手にお客さんのことを僕らなりに考えて話し合ったり判断したり…ということです。

あと補足すると、去年の2月26日以降、コンサートがなかなか通常通りには1回も出来ていない。8月くらいから制限下でちょっとずつやれるようになってきて、基本的には感染対策をしながらやっていると。で、勿論移動がどうとか、コンサート来た後に飲食店に行って…みたいなことはあるとは思いますが、僕らコンサートやっている業界の『ACPC』っていう団体と『日本音楽制作者連盟』、『日本音楽事業者協会』っていう3団体が手を取り合いながら、感染対策とかガイドラインとかを色々やっている中で、その3団体のコンサートの中ではクラスターは1回も起こっていない。
だから感染者がいないっていうことではないですし、『Saucy Dog』(以下:サウシー)のメンバー2人がツアー中にコロナの検査で陽性出ましたけど、他のスタッフとかお客さんには感染もしていないと。一概に、"コンサートの開催、映画館=感染をさせてしまう"ということではないよ、っていうのも片やある。ただそういう催し事をすることで、ちょっとずつお客さんや世の中の感染に対する気持ちが緩んでしまったり、それこそライブハウスではお酒も飲まずに楽しんだけど、その後に居酒屋に行って飲食することで感染リスクが高まるみたいなこととかが、コンサートは全く関係ないって事もないと思うので、だから僕らも開催するかしないかを凄く慎重に検討したり話し合ったりするんですけれども…。
「感染者がいる前提でクラスターを出さないための対策をしているという事実を分かりやすく発信してもらえると助かるなー、なんて思っています。」根拠がゼロだっていうことを言うのが難しいっていうことだと思います。例えばサウシーのメンバー2人がツアー中に感染していて、新潟LOTSや仙台GiGSでコンサートをやっていて。でも、スタッフからもお客さんからも感染者報告は1人もきていないです。その事実から、クラスターに関しては出てないっていう事実が言えますけど、本当にそこに来たお客さんが(元々)1人も感染していなかったか?ことに関しては、100%の立証は難しいところがあるので、やっぱり色んなツッコミを考えると、事実を積み重ねることでちょっとずつそこが立証されているっていうのが今の状況ですね。

あ、この配信が1時間過ぎているのは分かっていたんですけど、ONAKAMAの話は実は他でも問い合わせもらってて、話さずにスルーしまくるのも僕もちょっと気持ち悪いなっていうのもあったんで、1時間過ぎていますが話をしております。

分かりやすくいうと、ステージから2m以上絶対あける、お客さん勿論マスクしてもらう、声を出す出さないに関してはものさしが作れないですが、基本的には大声とかコールアンドレスポンスとか、一緒に皆で歌ったりっていうことをやらないようにしていると。その上で着席ないし着席に見合うスペースでの、キャパシティの半分っていうのと、出来る限り入場時や会場時、MCの時の換気をする。そういうことをしている中で…
「ライブ後のファンの皆さんの行動とかマナーによりますよね」まぁ、そこはそうですね。来場者さんのライブ後の行動とかは、僕らは制限とかルールは作れないので、そういうこともありますけど、僕らがそういう感染対策をする中で、基本的にはライブ再開後も僕らの団体が関連するところではクラスターが1回も起こっていない。っていうのはこの期間の事実としてはあると。

「入場のルールとしてちゃんと飛沫が防止できるマスクを徹底して欲しいです。」そうですね。そしてそれを誰が用意するのか問題もありますよね。本当に全員にってなると僕ら側が用意しないといけなくなるので。「そのマスクだと入れません」「じゃあチケット代返せ」っていうのを入場口で押し問答するわけにはいかないので…。

「チケットのリセールってありますかね?」これはONAKAMAに関してですよね?ちょっと今、オフィシャルサイトでどこまで情報が出てるのか分からないので、考えてはいますっていうレベルですかね。絶対にやります!っていうのは僕の口からは言えないですけど、その辺はONAKAMAのオフィシャルサイトとかSNSをチェックしてもらえると助かります。

この辺で…ONAKAMAの開催有無、ないしコロナに関して、っていうところは締めても大丈夫かな…?凄い皆さんコメント頂いて、興味が高いっていうのは有難いなって思います。


難しいですよね。
やっぱりこの僕の配信もそうですけど、スマホとかインターネットが使える世の中になって、もしかしたら答えてくれるかもしれないから聞こうっていう、全然それで良いと思うんですよ。僕自身もなるべく話せる話は全部話したいなって思っているので、努力はしているつもりではあるんですけれども、僕が担っている部分は色んなプロジェクトとか色んなチームの本当に一端でしかないので、僕が把握してることとか、決められることっていうのは本当に一部のことでしかないので、全部が全部答えられるわけではないっていうのは、ご理解頂けると非常に有難いです。
なんかちょっとね、オフィシャルより僕に聞いた方が早いみたいな状況は、少しおかしいなって僕自身も思うので。

「柳井さんが思うオンラインライブの強みと弱みはなんだと思いますか?」
シンプルに体感値じゃないですかね?
僕自身がやってた #オンラインライブハウス_仮 の話を持ち込むとややこしくなるので、一般的な話をしますけど、オンラインライブの強みとしては、どこでも誰でも観れることじゃないですかね。弱みは、体感値の低さ、じゃないですかね。

「緊急事態宣言が出たら確実にダメですよね?」それは…分かりません。タラレバは僕の気持ちがギューってなるので(笑)"明後日大地震がおこったら確実にダメですよね?"とちょっと似たような質問というか…あ、ごめんなさい。責めるつもり全くなくて、聞きたい気持ちも凄く分かります。「緊急事態宣言が出たら難しいですよね…?」みたいなニュアンスの質問に「難しい様な気がしますねぇ」みたいなことは僕も言えますけど、僕がここで、ダメです!って言っちゃうと、ONAKAMAはそういう判断をする、っていうことになってしまうので。それは僕個人の一意見であって。難しいだろうな、とは思います。ただ、緊急事態宣言=中止・延期、っていうのを僕がここで独断で言うことは絶対に出来ません。チームの皆がいて、緊急事態宣言が出ている中でもやれる方法があるのであれば、それを探ることもすると思いますし。それが不謹慎だって言われればそれを甘んじて受け入れるしかないと思うんですけど。

例えば、敢えて意地悪なことを言うと、緊急事態宣言が出たら確実にダメだとして、ONAKAMAが出来なかったら、フォーリミ、ブルエン、オーラルの事務所が全部倒産する、としてもやらないのか。その状況がある訳ではないですけど、それくらい難しい問題と常々向き合っているっていう感じですかね。

「オーラルメンバー含め関係者の皆さん、メンタル面は大丈夫でしょうか?この状況中で素敵なコンテンツをいつもありがとうございます」
お気遣い頂いてありがとうございます。頑張りますよ!それはもう頑張っていくしかないんで。大丈夫、です!これやれてるってことはね。

あ〜しんどいな〜っていう時は勿論ありますよ。でもさっき事務所が倒産したらどうする?みたいなこと言いましたけど、なんだろう…それでもいいと思うんですよ。最終的にお客さんの健康と会社を天秤にかけた時にどっちが大事か?って言われたら、そりゃお客さんの健康の方が大事です。だから何がなんでも絶対にやるっていうことを言ってる訳ではなくて、どう考えても健康第一なんですけど、ただ、この半年間ライブやってクラスターはでてないことも含め、その上で気持ちをぶつけてくれる皆さんは、バンドにも存続していて欲しいという気持ちもある訳ですよね。恐らくね。だから僕らは健康を第一優先に考えながら、その上でバンドの存続なり、エンターテインメントの存続なりをどういう方法があるのか向き合っていくと。日々それの繰り返しですね。今はね。だから勿論、医療現場の皆様には感謝しかないですし、今感染されている方、その御家族の方達に対してはお見舞いの気持ちでしかないですよ。だからその人達の差し置いてとかでは全くなくて。感謝を最大限にしながら、お客さん、というか皆、お客さん以外の健康も含めてライブに来る人の御家族とかもそうだし、この地球上に生きている人間なり動物なり皆の健康を最大限優先順位を高くしながら、その中でどうやってエンターテインメントを届けていくのか。それが今は届けるべきではない、っていう時は諦めて違う手段をとることになるんですけど、それをね、ギリギリまで時間のある限り考えたり悩んだりしているっていうことです。

いや〜…ちょっとデリケートな話なので、どうだろうな。全員が全員の理解を得られたとは思わないですけど、少しでも伝わってたらいいなと思います。

よし!まあでも…
ONAKAMAの話もここでしちゃってどうだったんかな。もしかしたら関係者にはお前がそこで喋んなよって思われてる可能性もある、とは思うんですけど、あくまでも僕の個人の見解なので、ONAKAMAがどうなるのか?っていうのは、基本的にはONAKAMAのオフィシャルサイトをちゃんと見てもらって、そこのアナウンスが正式なアナウンスです。僕は今日、判断は一言も言ってないですけど、判断の手前のこういうこともあるよね?こういうこともあるよね?っていう話は全部僕の個人の見解なので。このインスタライブを元に、バンドメンバーや他のバンドのオフィシャルに「柳井さんがインスタライブでこんなこと言ってましたけど、やっぱり無理っぽいんですか?」みたいなことは…するなって僕がいう権利はないんですけど、出来れば、そこは皆さん、付き合ってもらえると嬉しいなと思います。

今日、年明け一発目の配信で、基本的には「おっしゃ!今年も頑張ろー!」っていうことなので、ONAKAMAもそうだし、ORALIUMもそうだし。皆さんもね!お仕事だったり学校だったり、それぞれコロナで大変だと思いますけど…というかコロナが無くても大変なこともいっぱいあると思いますが、今年1年頑張っていきましょう!

それでは!また明日!
お疲れ様でしたー!



いいなと思ったら応援しよう!