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真っ直ぐたまにするりんと

「真っ直ぐ」という言葉は、とても誠実であったり、
前向きなイメージで使われている。
真っ直ぐな性格、真っ直ぐに成長する、真っ直ぐな言葉など。
だから私も、真っ直ぐであることが
良いと思っていた。


真っ直ぐさは時に相手も自分も傷つける

中学生の時、同級生の女の子から休憩時間に、「あなたってぶりっ子?」と聞かれ、びっくりして思わず聞き返してしまったことがあった。
すると、同級生の女の子は、「なんでもない」と言って席に戻り、授業が始まった。
その時の同級生の女の子の心情は分からないが、その真っ直ぐさゆえの言葉が、とても怖かった。
そして、真っ直ぐな言葉は、時に相手を傷つけることもあるのだと、
身をもって実感したことだった。

また、10年勤めた会社を辞め、好きなことに真っ直ぐ向かっていった私は、
見事に壁にぶつかり、乗り越えることができなかった。

しなやかに、そしてしたたかに

真っ直ぐであると、その尖りが誰かを傷つけたり、自分自身もポキッと折れてしまうことがある。
だからこそ、時には、真っ直ぐではなく、しなやかな曲線のように、
また、したたかにすり抜けていくように、生きることも必要なのだと思う。
それが結果的に、真っ直ぐである自分を大切にすることにもつながっていくのだ。

最後に一言

ポキッと折れてしまう前に、少しだけその真っ直ぐさを緩めれたらいいね。


このエッセイが、誰かの力になれるように、一つ一つの言葉を大切に綴っていきます。 応援いただけますと、嬉しいです。^^