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【i-Rental 点検事例】コンクリートポンプ車の保守・レンタル事業における点検業務の効率化と管理精度向上を実現!プツマイスタージャパン株式会社(千葉県)

プツマイスタージャパン株式会社は、ドイツに本社を構えるコンクリートポンプ車の世界的メーカーです。プツマイスタージャパン株式会社は、1992年より日本の販売拠点としてスタートし、「職人(マイスター)の現場から世界最先端のハイテク企業へ」をミッションに掲げ、コンクリートポンプ車の販売やレンタル事業を行っています。

プツマイスタージャパン株式会社では、SORABITOが開発・提供する点検業務をデジタル化するクラウドサービス「i-Rental 点検」を2024年5月から導入いただいています。

無料トライアルから本導入までを主導していただいた生産管理 最高執行責任者の池田様と生産管理部生産課 検査担当の市東様に、導入の背景や具体的な成果などについてお話を伺いました。

「i-Rental 点検」について

「i-Rental 点検」は、建設機械をはじめとした各種車両の点検表をペーパーレス化するクラウドサービスです。
1台の建設機械・車両に対して複数の点検結果、修理結果と写真を一括管理できるほか、点検種類(出庫点検、入庫点検、簡易点検、定期点検など)を任意にカスタマイズできるため、建機レンタル事業における点検業務の実態に即した運用が実現できます。

スマートフォンやタブレット、パソコンなど、マルチデバイス対応となっており、サービスだけでなく、点検業務の管理者や貸出業務を担当するフロント担当などの内勤スタッフによる利用、営業担当による外部からのアクセスを可能にするなど、車両レンタル事業に関わるすべての方に使いやすい環境を提供しています。点検結果の登録作業の効率化、点検履歴の検索の効率化のほか、点検・修理情報のリアルタイム共有などに寄与します。

───自己紹介と、所属部署での役割などについて教えてください。

池田様:COOの池田です。最高執行責任者として、会社の全オペレーションの業務執行を統括しています。

市東様:生産管理部生産課で検査担当をしている市東です。主に検査監督を行っています。

左からCOOの池田様、生産管理部生産課 検査担当の市東様

───組織・部署のDX推進の取り組み状況について教えてください。

池田様:ドイツの本社が主体となり、グループとしてDX推進に取り組んでいます。しかし、オペレーションは国によって異なるため、本社が進めているものの中で日本のオペレーションに適したものについては採用し、一部はプツマイスタージャパン独自で推進しているものもあります。
現場では、i-Rental点検が初めて導入したDXツールとなりますが、今後もDX推進に取り組んでいく予定です。

───「i-Rental 点検」導入のきっかけについて教えてください。

池田様:導入以前は、紙に記録した点検表をスキャンしてデータ保存するという運用方法を採用していました。しかし、作業には時間と手間を要することやタイムラグの発生、情報の誤認識などが課題でした。
事務仕事の手間を削減し、コア業務である機械作業を優先することと社内で情報を如何にスピーディに共有できるかを改善していく必要があると考えていました。
また、アフターサービスの改善に取り組みたいものの人手不足が課題であり、人員補充を行わずに、ツールを導入し、オペレーションの見直しによる対応を検討していました。
点検方法や顧客フォローの改善、ペーパーレス化を目指し、システム導入を検討していたところ、弊社社長の岡より私へ「点検で良いサービスがあるから一度話を聞いてみて」と話があり、連絡させていただきました。
また、今年からコンクリートポンプ車のレンタル事業をスタートしたこともあって「i-Rental 点検」検討タイミングと合致したことも運命的に感じましたね。

───サービスを使用されてみて、いかがでしたか?

池田様:導入以前は保存された点検表のPDFを見てから、さらに電話で進捗を確認したり、実際に出向いて確認することもありました。
「i-Renta 点検l」ではその手間が不要になり、PCでスピーディに確認できるようになりました。
また、これまでは不具合がある機械についてはPDFを確認した後に、該当する画像のデータを探す必要がありましたが、「i-Rental 点検」では写真を一緒に保存できるため、その手間がなくなりましたね。
「i-Rental 点検」での一元管理によって、タイムリーな情報をすぐに確認できる点が非常に便利だと感じました。

市東様:作業に要する時間が削減されただけでなく、スマホで作業ができる点に良さを感じました。また、紙での運用時には、間違えて記載してしまうと削除できないことがデメリットでしたが、スマホであればすぐに削除できますし、スマホで写真を撮ることも可能です。

池田様:点検する側も管理する側も、作業時間が削減されて業務の効率化につながりました。

───削減できた時間、工数、枚数などがあれば具体的に教えてください。

市東様:現在、紙での運用が全てなくなったわけではありませんが、導入以前の点検表のうちの半分の作業が「i-Rental 点検」で完結するようになりました。これまで1ヶ月で12時間かかっていた作業時間が半分の6時間に削減されました。

池田様:また、日々の点検以外に、機械を販売したお客様のもとをアフターフォローで訪問した際にも点検が発生します。紙に記載するとなるとやはり時間がかかるため、点検表の記入はお客様の車庫を出た後に、コンビニや自宅で1時間ほど事務作業をするというスタッフがほとんどでしたが、「i-Rental 点検」導入後はその場でスマホで対応できるようになり、作業時間が全て削減されました。

また、作業が完了したタイミングで管理者である私たちに通知が来るため、業務が終了したことをスピーディに把握できる点もメリットですね。ペーパーレスという観点からでは、導入後から半年で、約300枚の削減に成功しました。

───「i-Rental点検」に期待することや追加して欲しい機能などがあれば、教えてください。

市東様:現在は紙の点検表と「i-Rental 点検」のハイブリッドでの運用になりますが、将来的には全て「i-Rental 点検」で完結できるようにしたいですね。
弊社の業務は、一般的な建機レンタルとは異なるため、どうしてもカスタムする必要があります。専門的な箇所にも対応できるカスタム機能が搭載されると理想的です。

───「i-Rental 点検」を活用して、取り組みたいことや展望があれば教えてください。

池田様:もともと弊社社長の岡とSORABITOの青木会長の間にお付き合いがあり、「i-Rental点検」は岡にとって非常に強い思い入れがあっての導入でした。
8月にタイでプツマイスターのアジア会議が行われた際に、「日本ではi-Rental 点検を導入して点検表のペーパーレス化に取り組んだ」とプレゼンを行い、他国のメンバーも非常に感銘を受けていました。
現在、当社ではコンクリートポンプ車の販売が好調なため、今後ディーラー展開をする予定です。また、12月より親会社の建機メーカーであるサニー・ヘビー・インダストリーの日本総代理店になったので、ディーラーや建機メーカーにも「i-Rental 点検」の導入を促していきたいですね。この業界にどんどん「i-Rental 点検」を広めていきたいと考えています。

───頼もしいお言葉をいただき心強いです。ありがとうございました。

導入企業紹介
社名:プツマイスタージャパン株式会社
代表者:代表取締役社長 岡 勇樹
本社所在地:千葉県八街市八街27-1
設立:1992年6月
URL: https://www.putzmeister.com/ja/