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【約30,000字】【PJCS2024環境】決定版 メタングディアルガデッキの考え方

こんにちは!
私、「そら」(@sora_wa_hiroi_)と申します。

最近ディアルガデッキを使っての破壊が止まらない。

と、昨今の「スタークロノス日和(※1)」に、多くの有名選手たちも大型大会で使い始めたオリジンディアルガVstarデッキ(以下:ディアルガデッキ)ですが、「使ってみたら意外と…」と、各地より悲鳴の声が上がっております。

(※1)…ディアルガVがある程度メタルコーティングを言える環境である&メタルブラストでワンパンしやすいポケモンが多い環境のこと

「え…メタルメーカー0枚?」(Sくん:埼玉県20代男)

「エネルギーがあと1枚足りない!」(Aさん:東京都30代男)

「ディアルガVstarどこ?進化できないんだけど?」(Bくん:福岡県20代男)

「ボスが引けない…!」(Yくん:埼玉県20代)

春の空アンケート4月号より

まだまだたくさんの悲鳴がありましたが、とりあえず代表的なのはこの辺り。
ディアルガデッキを回す上では非常にあるあるな内容ですね。

これらの内容に対して、
「運がなかった」
「所詮ネタデッキ」
と吐き捨てて諦める人も数多いると思います。

しかし本当にそうでしょうか。
自分のプレイ"たった1つ"が、求めていた結果を歪ませ、望んでいなかった結果を導いたのではないでしょうか。

もちろん確定した未来を引けるかどうかは未知数です。ここに関しては結果論でしかありません。
ただ、良い結果に、望んでいる結果に近づける未来が少しでもあるなら、そちらを選択したいですよね。

そこで今回、
ディアルガデッキを回す上での大事な考え方について話していきます。


#おれたちの信じたディアルガを信じろ
というのはばじりこ(@BASILICO_TOMATO)が考えたディアルガ応援ハッシュタグですが、本当にこれの通り。
信じて握った人しか見えない世界があります。
ディアルガを少しでも使いたいと思ってる方、極めたい方、スタークロノスで気持ちよくなりたい方、ぜひこのnoteを通してディアルガを極めて良い成績を収めていただけたらなと思います!
そして、ディアルガを鼻で笑ったやつらに「ざまあみろー!!!」と叫んでやりましょう!!!!

ざまあみろー!!!

1.デッキリストが2行?!

今回参考にするデッキはこちら。
アホみたいな(褒めてる)、バカみたいな(褒めてる)、この2行構築が、本当に最強なんです。

私の友達からはあらけんさんがシティベスト8を収めました!
(あらけんさん→@asonjyazuAraken)

ほとんどのカードが4投されており、縦引きのサポートも計8枚入っているため、かなり破壊力があります。

ちなみにこの2行ディアルガ、起源はかとけんさん(@katoken9897)になります。

ディアルガ界隈の方として認知はしていましたが、より仲が近かったあらけんさんが成績収めたことにより、ようやく「僕も握ろう!」と決心出来ましたが、最初にこんな2行のディアルガを組もうとは、そしてシティで使おうだなんて到底思わないですよね。
はっきり言って異常です。(大褒め言葉)

この構築、真にディアルガのことだけを考えたかとけんさんの知の結晶だと思います。

採用カードが複雑では無いことも、メタルメーカーでボトムに送ったカードの記憶がしやすいことに繋がっている点もポイント高いです。

●構築について

ほとんど参考にしたので私が紹介するべきではないかもしれませんが、少しいじりたいと思った方に向けてどのカードがどの程度必須パーツか、などについて話していきます。

●ディアルガVstar,V(3-3)
→3-3確定枠
なんならVを4枚入れてもいいと感じました。
その際には、私ならザマゼンタあたりを抜きます。

●メタング,ダンバル(4-4)
→4-4確定枠
3-3の構築もたまに見ますが、個人的には4-4無いと安定感を損なうと感じています。

●かがやくゲッコウガ(1)
→必須
ドローソースとして必須です。
メタルコーティングのためのエネルギーをトラッシュに送る役目など、序盤の展開を大きくサポートしてくれる事もあってサイド落ちするときついです。

●ミュウex(1)
→ほぼ必須
緊急時のドローソースになるほか、プライムキャッチャー使用時にバトル場に出す要員にもなります。
また、かがやくゲッコウガやギラティナVstar、タケルライコexの技をコピーするなど、アタッカーとしての存在もこなすマルチに活躍するポケモン。
とはいえサイドを2枚とられるポケモンでありながらそのHP180。
ドラパルト対面やルギア対面で不用意にサイドを献上することにならないよう、使う場面は吟味したいポケモン。

●ザマゼンタ(1)
→ほぼ必須(抜いてもいい)
サイド1アタッカーとして前半に使って高HPのポケモンをスタークロノスで倒せるようにする役目のほか、220点を出すことが出来るため、このポケモン自身でもサイドを取りに行くことが可能です。
特にこのデッキはボスの指令が4投されているので、雑にボスでドロンチやネイティオ、キルリアあたりを序盤から取りに行くのもかなり強力。

●ハイパーボール(4)
→必須
ディアルガVstarやメタングに触る他、メタルコーティングのために基本鋼エネルギーを落とすための役割も担ってくれます。

●ネストボール(4)
→必須(1枚ディアルガVにするのもあり?)
言わずもがな必須のボール。
1枚減らしてディアルガV本体を増やしても良さそう?

●なかよしポフィン(2)
→必須
ダンバルをどうしても展開したいため、ダンバルに触れる札をネストボール以外に用意した結果ポフィン採用。
1枚じゃ意味無い、3枚は多すぎる、ゆえの2枚。

●すごいつりざお(3)
→必須
人によっては4枚採用していますが、正直4枚あると引きすぎて、雑に使いすぎたり、博士で巻き込みすぎたりするイメージが強いです。
結局2枚くらいしか使わないのであればエネルギー現物を増やした方がいいと感じ、エネルギー17枚とつりざお3枚というのがバランス良いと思います。

●プライムキャッチャー(1)
→必須では無い、あると便利
ボスの指令が4投されているため、正直他のACE SPECにしても良さそうです。
ただ、ダンバルスタートだとしてもベンチのディアルガVをバトル場に出しながらメタルコーティングを宣言する動きはかなり強力です。

●博士の研究(4)
→必須
このデッキ最強のサポート。
多少の巻き込みをしながらもどんどん山札を掘っていくことでしか切り拓けない未来があります。
ナンジャモを巻き込まないのであれば、積極的に使ってこちらの盤面展開を優先させていきましょう。
ハイボやネスト、ポフィンが引けなくても大丈夫。
博士の研究で現物を引けばいい。

●ナンジャモ(4)
→必須
縦引きなのでメタルメーカーの動きを阻害せず、相手に干渉し、ある程度枚数が引ける。最強です。
縦引きでありながら手札を戻せるため、引きすぎたエネルギーを戻すことができるのもかなり良い。

●ボスの指令(4)
→必須
4枚ある暮らしは最高です。
ボスの指令4枚が構築にあると、ちょっと嫌なことがあっても「山札を探せばボスの指令打てるしな」ってなるしポケカでむかつく人に会っても「そんな口きいていいのか?私は山札でボスを4人も従えている身だぞ」ってなれる。
サイド6枚取りを求められるポケカにおいて4人のアカギと同棲することは有効。

●基本鋼エネルギー(17)
→必須
このデッキの正真正銘エネルギーです。

余談ですが、エネルギーが16枚の構築も多く入賞していることをご存知でしょうか。
そういった構築の場合、代わりに釣竿が4枚入っていることが多いです。

つりざお4枚&鋼エネ16枚の構成ではダメか

序盤、たとえば後攻の場合に最初の1ターン目に使いたいエネルギーは
✔手張りの1エネ
✔かくしふだの1エネ
✔メタルコーティングでつける2エネ
かくしふだとメタルコーティングのエネルギーは兼用してもいいので、合計3エネの現物が必要になります。
最大枚数が仮に16枚だと、
残りの13枚がサイド・手札・山札(・トラッシュ)にあることになります。

しかしここで6エネ全てが落ちたとしましょう。
(確率はかなり低いですが)
残りのエネルギーは7枚。
さらにこのターン使った博士の研究で7枚エネを引いたとします。
すると山札からエネルギーが消えました。
物凄い低い確率ですが、
最初の3エネを用意できて良いスタートを切れたように見えても、こう言ったところで徐々に負けていくケースのとても大袈裟な例です。

博士の研究は7枚引けますが、7枚引いてしまうカード。
引きすぎたことでエネルギーが山札から消える可能性を考えたら、現物は多めがいい。

「つりざお4枚目は?エネルギーさらに3枚戻せて良くない?」
戻せるのは強いですが、先ほど書いたように釣竿自体を博士の研究で巻き込みやすくもなります。
また、つりざおはエネを戻せて偉いように見えて山札を混ぜてしまいます

試合展開がたとえば
ナンジャモ(6枚)
かくしふだ(2枚)
相手にナンジャモ(6枚)
かくしふだ(2枚)
メタルメーカー(4枚)
メタルメーカー(4枚)
ナンジャモ(6枚)→エネ5枚+つりざお


山札をどんどん縦にめくっていっている中で、エネルギーを手札に引きすぎたからと言って

~つりざお~!

を使ったらどうでしょう。

今回のようにナンジャモを使用しているだけでは、山札の総枚数はあまり減っていません。
そんな中でエネルギーを3枚だけ戻したところで、メタルメーカーが当たるかと言われるとかなり微妙。

そういう点もあって、
つりざお<エネルギー現物派です。

そしてこれはすごい感覚的なものになってしまって申し訳ないのですが、16枚だと手張りしたい時に出来なかったり、メタルコーティングが1枚しか付かなかったり…諸々の動きがしづらかったイメージを持っています。
今では鋼エネルギーが16枚のディアルガデッキを握るとちょっと萎えます。笑

と、紹介に加えて余談まで話しましたが、今回はこの構築を用いてディアルガの回し方や考え方をお話していきます。

2.山札を把握するということ

●メタルメーカーはボトムにカードを「隠す」

メタングの特性「メタルメーカー」では「つけたいエネルギー以外のカード」をシャッフルしてデッキボトムに戻します。
もちろん4枚のカードを全て確認するため、何がデッキボトムに行ったかは、メタルメーカーを使用しているこちらだけ把握することが出来るわけです。

分かりやすく言うと、確認した4枚が、
たとえば「基本鋼エネルギー3枚」と「ボスの指令」だった場合、エネルギー3枚を場のポケモンにつける事でデッキの1番下が確実に「ボスの指令」になります。

デッキの一番下にボスが隠れることで、たとえば相手の「ポケストップ」を使ってもボスの指令が落ちることはありません。
他には、グッズが山札の一番下に隠れたら、相手の「野盗三姉妹」でそのグッズを落とされることは無くなります。
対して、ボスの指令を手札に引き込みたい時には山札を混ぜないと手札に来ることは絶対にありません。

このように山札を把握するという考え方自体はナンジャモが出てきたことで既に染み付いていることと思います。
メタルメーカーで隠したカードを把握することはその後のプレイングを大きく変えていくので、出来るだけ覚えるようにしましょう。
(海外では対戦中にメモをすることが許されているため、さらにプレイングが洗練されたものになっていそうです)

●メタルメーカーで隠したカードを「毎回」覚える必要は無い

「いやさっき覚えた方がいい」ってことになったじゃないか!
たしかにそうなんですが、毎度覚えるのってそもそも現実的ですか?
結構しんどいと思います。
僕もしんどいし、毎回は覚えていないです。

そこで、メタルメーカーでデッキボトムに隠したカードを覚えた方がいいタイミングはいつなのか?について話していきます。

️●覚えるタイミングか、覚える必要がないか

ここからはかなり具体的な内容になります。
というのも、覚える必要があるかないかは状況によって異なってくるからです。

まず最初に「メタルメーカーを使用した時」
最初だから覚える必要ないんじゃないの?とも思われがちですが、一概には言えません。

序盤でも覚える必要があるパターンは、
たとえば…

【以下に該当する時】
手札にハイパーボールを筆頭に「山札を混ぜるカード」がない
✔ボトムに行ったカードが「ハイパーボール」
✔メタング(ディアルガVstar)が1,2枚サイド落ちしている

→そもそもこのデッキに縦引きサポートしか入っていないため、山札を混ぜることが出来ないことが、2体目のメタングを育てずらくしている(ディアルガVを進化しずらくしている)状況です。

割と悪い状況が重なりに重なっている状況ですが、「そもそもサイド落ち2枚してるからあまりダンバルは並べないようにしよう」と動いたことでさらに自分が苦しくなってしまいかねません。
そのため、デッキボトムに行ったハイパーボールを底に眠らせておかないために「適切なタイミングではないけどあえて釣竿を使う」や、「絶対に入っていないポケモンのどうぐを探すふりをして相手のタウンデパートで山札を混ぜる」、また、「メタングが立ちずらい」ことは「メタルコーティングがかなり大事になる」ことを意味しているので、「手札にボスがたくさんあるけど鋼エネルギーを捨てるために仕方なく博士の研究を使う」といったプレイングが必須になってきます。

ただ、このパターンは割かし稀です。
基本的には以下のパターンから覚えます。

✔山札残り枚数が17~30枚ほど
✔メタングが2,3体立っている
✔スタークロノスが打てそう
✔ボスの指令が欲しいが、先にナンジャモを打ちたい

要するに山札の8割くらいをメタルメーカーだけで覗ける状況です。
ここからさらに細分化。
メタングが2体の場合、
スタークロノスを使用することでメタング2体で8枚見るメタルメーカーを2回使用できます。
要するに山札を16枚見れます
さらにその中にエネルギーがあればそれだけ山札が薄くなります。
仮に
✔山札が17枚
✔最初にメタルメーカーを使った時の4枚の中にボス
✔エネルギー0枚ヒット
という状況の時、

2回目メタルメーカーで4枚見てエネ以外下→❹
EXターンでドロー1枚→❶
1'回目メタルメーカーで4枚見てエネ以外下→❹
2'回目メタルメーカーで4枚見てエネ以外下→❹
次ターンドロー1枚→❶
かくしふだで2枚→❷
4+1+4+4+1+2=16
となり、最初のメタルメーカーでエネルギーが1枚着いた関係で、この時点でデッキが1周しています。

要するに、2体のメタングで残りの12枚を見ることで
EXターン後のデッキの上の方にボスの指令
がきます。
(ドロー&かくしふだでボスがほぼ引ける状況)

追加で
✔EXターンにはナンジャモを打ちたい(EXターン後、こちらの残りサイド3枚)
といった場合、
あえてメタルメーカーを1回使わないことで、次のデッキトップがボスの指令に固定されます。

スタークロノスを打つまでの流れ
(左上から右下にかけて「山の下→山の上」のカード)


EXターン中の行動


最終的な山札と手札の状況


このように、
ディアルガデッキは
山札の残り枚数自分の行動によって未来が決められるデッキなのです。

この際、忘れがちなのは
EXターン開始時のドロー
✔スタークロノスによってサイドが進み、引ける枚数が減った「ナンジャモ」

の2点です。
しっかりその後の展開の枚数に入れておくようにしましょう。



3.チェックリスト方式とは

上記の説明で度々「✔」が出てきたと思いますが、
このデッキを回していく上で大事な
「何ができるか(何をするべきか)」
そして
「何をしていいか(何をしてはいけないか)」
を考えやすくする方法として、

「チェックリストで管理する」ことをオススメいたします。


仮の手札を元に、チェックリストで展開の手順を見ていきましょう。
なお、基本的にぶっつけ本番で手札を使用して回しているので、100%の力を発揮した展開では無い場合もございます。

《展開1》

今回の手札はこちらの7枚。
こちらが先攻とします。
仮想敵はある程度ゆっくり出来るデッキ、ドラパルトexあたりを想定しています。

●初期手札

初期手札

ダンバルスタートは少し微妙ですが、
✔ボールがある(ネストボールが2枚)
✔ドローサポートがある(ナンジャモ)
✔エネルギーが1,2枚ある(手張りが出来る)

この3点から、手札としては75点くらい。

●サイド落ち

ちなみにサイド落ちはこんな感じ。

サイド

メタング2落ちしてますが、2枚は山札にあるのでどうにかなると思います。

●サイド落ち確認について

サイド落ち確認、最近はほとんどやっていないですが、多少気にしているのは
ディアルガVstarの枚数
✔ボスの指令の枚数
✔つりざおの枚数
✔ザマゼンタ、ミュウexが落ちているかどうか

この辺です。

~試合開始~

先攻1ターン目

まずは、ネストボールでかがやくゲッコウガを持ってき、そのままかくしふだ。

先攻1ターン目

先に2枚目のネストボールを使わない?
と疑問を思った方、いると思います。
このデッキのネストボールで持ってこれるポケモンを思い出してみましょう。

・ディアルガV
・ダンバル
・かがやくゲッコウガ
・ミュウex
・ザマゼンタ


この5種類です。
盤面的にディアルガVがいれば「ディアルガ&ダンバル」の2種類が存在することが確実にできますが、とっておいたかくしふだでディアルガVを素引きした場合、このネストボールで2体目のダンバルを持ってくることができたことになります
ダンバルがバトル場にいることも考えると、盤面に「ディアルガV、ゲッコウガ、ダンバル2体」がいると安心そうなのはお分かりかと思います。

逆に対面的に「ダンバルが確実に2体欲しい!」と考えて先にダンバルを持ってくることで「ディアルガVに触りやすくなる」という考え方も悪くは無いですが、結果的に「なかよしポフィン」にも触りやすくなっているとも言えそうなわけです。

そうなったら盤面に並ぶはダンバルの軍隊。
これではまともに闘えません。

そのため、先にするかくしふだで引けるカードによって2枚目のネストボールで持ってくるポケモンが変わってくる可能性を考慮して、2枚目のネストボールは一旦温存がいい選択だと考えます。

今回は結果的にはボールに繋がるカードやポケモン実物は引けなかったので、ネストボールでディアルガVを持ってきて、ディアルガVに手張り。これで番を終えます。
※展開が早い対面の場合、手張りはダンバルにするのも良きです

先攻2ターン目

先攻2ターン目

ドローしたのは「ディアルガVstar」。
ハイパーボールが無かったこともあり、これはかなりいい引きです。

このタイミング出来ることは5つ。
✔かくしふだで様子見
✔ダンバルへ手張り&進化してナンジャモ
✔ダンバルへ手張りして進化せずナンジャモ
✔ダンバルへ手張り→逃げ&ディアルガ進化してボス
✔ディアルガへ手張り&進化してナンジャモ

この中で最善策はどちらになるでしょうか。

1.かくしふだで様子見

まだ序盤なので一旦かくしふだをするのは丸いです。
こちらのダンバルが1体しかいないことを考慮すると、相手の展開が乏しい場合にはこの番の終わりを「メタルコーティング」の宣言にする可能性は十分に有り得るからです。

~point~
ディアルガVを進化できる時、
この番にすることが
「メタルコーティング」か「メタルブラスト」か
を見極めてからにすること。

2.ダンバルへ手張り&進化してナンジャモ

ディアルガVに手張りしているため、バトル場のダンバルが進化して4枚めくれれば、ダンバルのうちに手張りで逃がしてディアルガVを進化、スタークロノスを宣言することができます。(最上振れですが)

これを死ぬ気で狙いに行くタイミングは、
・相手の盤面がポケモン2体である時
になります。(たね切れで試合に勝てる)

かなり賭ける動きにもなりますが、上振れなければそのままメタルブラストで多少HP削れたり、80~120点くらいだけでもサイドが取れる可能性も大いに有り得ます。
仮にドラパルトだとするならば、アカシックセンスがベンチのみの関係で割と1体も序盤から倒されたくないはずなので、バトル場が取れそうなら積極的に取って行っていいと思います。

3.ダンバルへ手張りして進化せずナンジャモ

このターンにサイドを取ることでかなりやばくなりそうなカード、アンフェアスタンプ警戒です。
リザードン、サーナイト、はたまたドラパルトなど、ゆっくり展開する系のデッキにたまに入っています。

これは、ダンバルへの「手張り→逃げ」と、ナンジャモでおそらく引けるエネルギーをかくしふだすることで、トラッシュに2枚の鋼エネルギーを溜め、メタルコーティングをする想定です。
もちろんメタルコーティングをするので、サイドを取らず、アンフェアスタンプが飛んでくる心配はありません。
見極め方はどうするか。
相手の盤面が後攻1ターン目で充実しているか。

相手の盤面が充実していると、ペパーでポフィンを持ってくる必要が減り、アンフェアスタンプを持ってくる可能性が高くなると思います。
そくせきじゅうでんが出来ていたらそもそも素引きしている可能性もありますね。

どちらにせよ、ディアルガVがワンパンされないのであれば安全にエネルギーを付けやすい「メタルコーティング」を目標に、「あえてVstarへ進化しない」ことも大事です。
(結果論ですが、逃げるとトラッシュに1枚エネルギーを送れるので、ダンバルスタートがメリットになっていますね)


4.ダンバルへ手張り→逃げ&ディアルガ進化してボス

変な話、相手のベンチがたとえばドラメシヤが1体のみだったりした場合、さすがに狙わない手はないですよね。
ナンジャモを打つことで今使えるはずの「ボスの指令」が流れてしまうことも考慮すると、この先攻2ターン目のタイミングであっても「今ボスを使うべきではないのか」を考えた方が良さそうです。
(システムポケモンがほぼ皆無なので、流したカードにはしばらく会えなくなると考えましょう)

5.ディアルガへ手張り&進化してナンジャモ

これはかなり特殊なケースです。
相手の盤面が既に出来上がっている、もしくは後攻1ターン目でバトル場のダンバルが取られており、返しにダメージを確実に与える、もしくはサイドを取りに行きたいパターン。

タケルライコや古代デッキだと全然有り得ます。

今回の場合は1番可能性が丸い「1.かくしふだで様子見」で進めていきます。

先攻2ターン目

かくしふだで「ダンバル」と「なかよしポフィン」を引きました。
ここでも選択肢。
✔手札からダンバルを出して、ポフィンで山札からダンバルを1体出す
✔ポフィンで山札からダンバルを2体出す

ちなみに最初にダンバルが1体落ちていることが分かっているので、ダンバル2体を出すことは今回は出来ませんが、個人的には「ポフィンで山札からダンバルを2体出す」が望ましいと思います。
これは、この後ナンジャモをすることを想定した動きです。
山札からダンバルを引き抜くことで、山札にいるダンバルが0体となり、ナンジャモでダンバルを引く可能性がゼロになるため。

しかしサイド落ちにつき、今回は「手札からダンバルを出して、ポフィンで山札からダンバルを1体出す」で進行。
そしてディアルガをVstarに進化させ、そのままナンジャモを使用

先攻2ターン目

なんと手張りのエネを引けず。
エネルギーがあまり付けられなかったため、後続アタッカーはかなり必須。ネストボールでディアルガVを持ってきましょう。
また、手張りのエネルギーはありませんでしたがハイパーボールを引けたので、ナンジャモとボスの指令をコストに「メタング」を手札に加えます。
進化させ、そのままメタルメーカーを宣言。

メタルメーカー

ギリギリ2枚。
メタングに付けることで逃げて技が打てそう。
仮にバトル場が80点では倒せないポケモン、ネオラントVやロトムVという仮定で「逃げ→ディアルガVstarでメタルブラスト」をしたこととします。
ライコ対面だとしても、こういった削りは大事になります。

先攻3ターン目

返しの相手ターン、なんとかディアルガVstarが倒されなかったと仮定。(ダメージは乗ってるかもですが、省略)

先攻3ターン目

ドローしたのはボスの指令。
この辺からチェックリストでの考え方を本格的に使用していきます。

現状出来ることは、

✔メタルメーカー
✔すごいつりざお
✔ボスの指令
✔博士の研究
✔技宣言

この5候補。
私なら、
1度メタルメーカーを使用
その後、
釣竿でエネルギーを3枚戻してから博士の研究を使用。
この流れで展開を進めたいと考えます。

…釣竿を使ってからメタルメーカーでは無いのは何故か?
ポイントは、1つ前のサポートとして打ったのがナンジャモという点。
ナンジャモで山札を混ぜずに縦引き(山札を上から引くこと)した上で、メタルメーカーで4枚見てエネルギー以外を下に送っています。こちらも山札を混ぜておりません。
つまり、山札の上から「6枚(ナンジャモ)+4枚(メタルメーカー)の10枚」を山札の上から削っている状態に近いわけです。
そのため、ここで釣竿を使うと、エネルギーは増えますが、せっかく山札の下に送ったカードが混ざり、擬似的に10枚削ったことになっていた山札の環境を崩すことになります。
そのため、メタルメーカーから入ることに意味は大きいです。
また、ダンバルがまだ2体いるため、それらが後々メタングに進化すればそこでもメタルメーカーが言えるため、最初のメタルメーカーであまり当たらなくても問題はないと捉えてください。

まあこんなもん

エネ0でした。
ただダンバル2枚いるので、このまま博士を使ってメタングを探しに行きましょう。(もちろん、釣竿でトラッシュの3エネを戻してから)

博士で引けた手札はこちら

ハイボを引けたので、メタングを取りに行きましょう。
先程エネを釣竿で戻したので、コストは鋼エネルギー2枚でいいと思います。
ダンバルを進化させて、2回目のメタルメーカー。

2回目のメタルメーカー

バトル場のディアルガVstarがワンパンされる対面や状況では無い限り、エネルギーを分ける意味はあまりないのでバトル場のディアルガVstarにエネルギーをつけてメタルブラストを宣言。

先攻3ターン目の最終盤面

そういったワンパンされない状況だとしたら相手のバトル場は進化していないはずなので、おそらくここではサイドが1枚取れる想定で1枚サイドを進めます。

この盤面で相手ターンに突入

ここで仮に、相手が上振れに上振れてバトル場のディアルガVstarを倒してきたと想定します。

先攻4ターン目

先攻4ターン目スタート

ドローはディアルガV。
後続アタッカー要員が引けたのはかなり良い。
この時点で出来ることは以下。

✔メタルメーカー
✔博士の研究
✔ナンジャモ
✔かくしふだ
✔手張り

ここで前ターンの行動を振り返り。
1回目のメタルメーカーをした直後につりざおを使ったので、
博士の研究で7枚見て、
2回目のメタルメーカーで4枚見て番終了。
山札を上から11枚進めている状況です。

この直後にメタルメーカーをすれば、追加で8枚見ることができます。
これで合わせて19枚

ダンバルがもう一体いることもあるので、
メタルメーカー

博士orナンジャモ

の流れがより鋼エネルギーをつけやすい行動と言えます。

メタルメーカー1回目

やはりエネがヒット。
このターンにスタークロノスを狙いたいので、エネルギーのつけ先はバトル場。

続いて2回目。

メタルメーカー2回目

今回もヒット。
バトル場につけます。

さて、次の行動に移ります。

✔メタルメーカー
✔博士の研究
✔ナンジャモ
✔かくしふだ
✔手張り

サポートを使うか、かくしふだか手張りか。

このターンの目標は「スタークロノスをすること」なので、4エネと5エネは大きな差なので、

バリューの高さは
手張り>>>かくしふだ

である点と、
この後サポート(ナンジャモor博士)を打つ想定なので、
手張りをしてからサポートを打つ流れが良さそうであることが分かるかと思います。

✔博士の研究
✔ナンジャモ
✔かくしふだ
✔手張り

ここで、
✔ナンジャモを打つか
✔博士を打つか
ですが、
このターンにスタークロノスを打てることが確定したことから、次のターンに打つサポートを確実に欲しいため、より枚数を引ける博士の研究が望ましいと考えます。

✔博士の研究
✔ナンジャモ

✔かくしふだ
✔手張り

博士で7枚引いた

ここでエネを引けたので、かくしふだでさらに山札を引き、メタングを探しに行きましょう。

かくしふだ後

これでやることはやり終えたので、スタークロノス。

EXターン(先攻4ターン目)

EXターン突入

デッキトップはボスの指令でした。
1つ前のターンに山札の順番をいじっていない(縦引き系のみ)なので、このままメタルメーカーをしましょう。

メタルメーカー1回目

この時点で山の残り枚数は9枚。

残り山札

エネルギー1枚分減るので、残り8枚。
うち、デッキボトム3枚の中に何が入っているかが判明している状態

デッキボトム3枚がほぼ透けて見える

もうここまでくると山札のエネルギーはゼロです。
しかし、ここでもう1回メタルメーカーをすることで、山札のどの辺にに何が残っているかがほとんど判明します。

メタルメーカー2回目

0枚ヒットですが、当然の話。
ギプスやつりざおがデッキボトムに行ったことが判明。

要するに、ほとんど山札の状況が割れました。

残りの山札状況

大体の状況が分かったので、
後やりたいことといったら、

✔ディアルガを進化させたい
✔釣竿でエネを戻したい

この辺になるので、最初のメタルメーカーで見た内にあった「ディアルガVstar」、「ハイパーボール」もしくは「すごいつりざお」が引っかかればいいなのお祈りでかくしふだをしてみます。

つりざおとザマゼンタが引けました。
ナンジャモやツツジをされる可能性とメタングが縛られる可能性を考慮し、つりざおはここで使っちゃっていいと判断して下さい。
そしてこの番はボスの指令で後ろのサイド2ポケモンあたり(もしくはバトル場)を倒し、ここでサイド2枚進めた想定で進みます。

EXターン終了時盤面

サイドからハイパーボールとメタングが取れました。

先攻5ターン目

先攻5ターン目開始時

トップはディアルガVstar。
(さすがにナンジャモをされていない時点で勝ちに近そうですが、スタークロノス後だと盤面復帰のためにペパーなどを使わざるを得ないこともあるので、一旦このまま進行。ナンジャモをされていたとしてもかくしふだをしやすい山札になっているので、どうにか復帰もしやすい想定)

ディアルガVを進化。
ここまで山札が少ないとなると、ダンバルは進化させてもしなくてもどちらでも構いませんが、ナンジャモやツツジで山札に戻ることを考慮すると進化させても良さそうです。
そしてここまでエネルギーがつくとボスは温存でいいので、ナンジャモを使用するのですが、山札がそれなりに少ないので一旦メタルメーカー。

2枚ヒット。
バトル場が相手のポケモンを全て取れるエネになっていればベンチ、足りなければそれを補助してから残りをベンチのディアルガVstarへ。
あと2回メタルメーカーすることが出来ますが、山札の残りエネルギーは4枚のはずなので、メタングが縛られるケースや高耐久の押し付けに備えるべく、メタルメーカーはせず、鋼エネルギーを温存。

~point~
最終盤面に近づいたらメタルメーカーをあえて使わずエネルギーを温存するプレイを忘れない

ナンジャモを使用して引いたつりざおは、先程同様の理由から、すぐ使用して良いでしょう。
ギプスはバトル場に貼るメリットはあまり無いので、ベンチのVstarへ。
このターンのメタルブラストでサイドを1,2取れる想定ですが、山札にエネルギーが4枚あるので、もし高耐久を最後に押し付けられても勝てる想定で、このターンではサイドを1枚取れたものとします。

先攻5ターン目終了時盤面

サイドからはダンバルが取れました。
返しの相手ターン、バトル場のディアルガVstarが取られた想定。

先攻6ターン目

トップでボスの指令を引けたので、ベンチのサイド2のポケモンがいたらそちらを狙いに行くことも出来そうです。
あとはひたすらメタルメーカー。

メタルメーカー1回目

1枚ヒット。
バトル場につけます。

メタルメーカー2回目

2枚ヒット。
こちらももちろんバトル場へ。

これでバトル場のディアルガVstarのエネルギーが7枚となり、ドラパルトex相手ならワンパン出来る状況、リザードンのピジョットや、最初の方に傷つけたロトムVなど(もう盤面から消されてるだろうけど)、サイドを取り切りに行く動きが再現出来たかと思います。

サイドを取りきって勝ち

ちなみに山札は残りこのような感じ。

試合後の山札の状況

4投された博士の研究や、序盤から打つナンジャモの関係でポケモンの実物に触りやすいほか、ボールが当たっても持ってくるポケモンが明確なため、盤面が1度出来上がるとボールが要らない状況になることが多いです。

とはいえ、ミュウexが最終盤面でドローソースやアタッカーとして必要になる場面や、サイド1アタッカーを挟む必要がある場面のザマゼンタのためにネストボールやハイパーボールは多少残しておくことがベストです。(必要ない対面なら積極的に消費していきましょう)

次に、もう1つの例を見ていきましょう。

《展開パターン2》

もうひとつのパターンを見ていきます。
今回は「パターン1」よりも若干渋めだったパターンです。
かつ、対面の想定も「タケルライコex&オーガポンみどりのめんex」あたりとします。

こちらに関しても引いたカードでぶっつけ本番の動きをしているため、対面の動きやこちらの動きに関して憶測混じりであること、100%の動きを実現出来ないことがあると思いますがご了承ください。

●初期手札

ディアルガVでのスタートができると、後々に場とベンチを入れ替えるためのエネルギーを必要としたくなるため、メタルメーカーの枚数の要求値が下がるため、ディアルガVスタートがかなり嬉しいです。

✔ドローサポートがある(ナンジャモ)
✔エネルギーが1,2枚ある(手張りが出来る)
✔ダンバルがいる

ボールがないため、若干怪しい手札ともいえます。

手札としては55点くらい。

●サイド落ち

ちょっとエネルギー落ちすぎ感がありますが、ポケモン本体が落ちている訳でもないので何とかなりそうです。

先攻1ターン目

先攻1ターン目

ディアルガVスタート。
ダンバルをベンチに置き、ディアルガVへ手張り。
他にやれることはないので、ターン終了。

先攻2ターン目

ドローが鋼エネルギーだったため、バトル場に手張りしてディアルガVを進化。
そしてそのままナンジャモを打ちました。

要するにナンジャモをする上で現状プレイできることを全て実行したことになります。
これ以上することは無いので、ナンジャモ。

「相手の手札が極端に少なかった場合は?」


たしかに、相手が0,1枚の手札で終了した場合、一旦ナンジャモを置いとく(使わない)というプレイもテクニックとして時折見受けられます。

ただ、ディアルガデッキの序盤は、進むことがかなり大事です。
今回の場合、現状の盤面には2種類のポケモンが1匹ずつ。
どちらかが欠けても嬉しくない状況です。

先攻2ターン目で相手のポケモンが先に進化できるので、ディアルガVのHP220もゆうに超えてしまう可能性もあります。(平均的な話)
そのため、ここは相手の手札の枚数に関わらずナンジャモを打ちます

ナンジャモ後

ものすごくボールが来ました。
ここもまた、まずはかがやくゲッコウガを出してかくしふだを宣言。
現状、2体目のディアルガVも欲しいですし、2体目のダンバルも欲しいため、先にかくしふだです。

かくしふだ後

なんとポフィン!
これでネストボールで持ってくるカードが「ディアルガV」に決まりましたね。
ポフィンでダンバル2体、ネストボールでディアルガVを持ってきましょう。

また、ここでメタングを持ってくると
✔スタークロノスに近づく
✔次のアタッカーを育て始められる
とのメリットが大きいため、ボス2枚を捨ててでもハイパーボールでメタングを持ってくることに価値があると考えます。

…が、なんとメタングが2枚デッキの山下へ。
エネルギーもノーヒット。

技宣言するも、相手のポケモンが倒せなかったとします。

先攻3ターン目

先攻3ターン目開始時

トップはボスの指令。
この番は博士の研究を打って、沈んだメタングに触るためにも山札を混ぜてからかくしふだを打ちたい。
博士でハイパーボールが引けると最高。
ただ、逆に言うとトップにあった4枚の「基本鋼エネルギー以外のカード」が山の下に沈んでいるため、1回目のメタルメーカーはこのまま使っても良さそうです。
というのも、先程ハイパーボールのコストとしてボスの指令を既に2枚落としていることもあり、この番にもしエネが沢山着いたらこのままボスを打ってスタークロノスの宣言→EXターンで博士の研究、という択が取れるからです。
もちろんこれは上振れですが、ボスの指令を使わずに3枚目までをトラッシュすることは試合に響いてきそうなので、一縷の望みにかけても良さそうという判断。

3枚…?!

最強でした。
これでボスの指令を使うことでサイドを2枚進めることが出来そうです…!
(ロトムVが置かれたままや、オーガポンexへのおまもり付け忘れなど、先攻3ターン目ならケアしきれていない想定)

このターンのサポはボスの指令

サイド2枚のポケモンに対してスタークロノスを宣言。
向こうが後攻2ターン目までしか動いていないことを考えると、おそらく差し出されるのは今後の展開に不要なサイド1のポケモン。

EXターン(先攻3ターン目)

※スタークロノスを打ったにも関わらずVstarマーカーを裏返し忘れています。途中で気づくまでは表のままですが、以降Vstarパワーは使用しております。

ドローしたのはディアルガV。
メタングは1体しかいませんが、エネルギーがつくかつかないかがとても重要な場面では無いので、このまま1度メタルメーカーをします。

メタルメーカー1回目(EXターン)

2エネヒット。
今回はライコ想定ということもあり、バトル場のディアルガVstarが傷つけられていないならば、バトル場に6,7エネまでは集めた方がいいです。
(多くの場合はおまもりなので、6エネでも足りてる)

残りのエネは後ろの後続アタッカーへ。

そしてそのまま博士の研究を使用。

博士の研究使用後

他にやることもないので、ディアルガVを進化させたのち、「ハイパーボール引けたらいいな」程度のかくしふだ。

かくしふだ使用後

ナンジャモとエネルギーでした。
これ以上やれることはないので、順当にバトル場のサイド1のポケモンを取ります。

EXターン終了時

サイドからはエネルギーを引きました。

ここでナンジャモを打たれた想定を挟みます。

ナンジャモを打たれた

お望みのハイパーボール!
しかしバトル場のディアルガVstarも倒される想定とします。

先攻4ターン目

先攻4ターン目開始時盤面

バトル場に出すのはもちろんディアルガVstar。
トップはメタング。
これで、
「ハイパーボール→メタング」の流れを挟めばメタングを盤面に3体並べることができます。

しかし、ハイパーボールを使用すると山札が混ざってしまうため、そのまま進化できるメタングはそのまま進化させ、山札を混ぜずに(ハイパーボールは一旦置いといて)メタング2体でメタルメーカーを使用します。

メタルメーカー1回目

1ヒット。

メタルメーカー2回目

2ヒット。
ここでハイパーボールを使用してメタングを持ってきます。
3回目のメタルメーカーを使用。

メタルメーカー3回目

ここで3回目のメタルメーカーを使用することに対して、
「もうエネルギーつける必要無いのでは?」

「処理増えるしもうメタルメーカー要らなくない?」
という意見があるかもしれませんが、
この3回目のメタルメーカーはかなり大事です。

というのも、山札を混ぜてしまったことで、デッキボトムのカードが混ざったことが一見良さそうな反面、どこに何があるかの把握がリセットされている状況はあまり良くないからです。
結果的に大事なカードが下に沈むことになるとしても、できる限り「山札のどこにどのカードがあるか」を把握する行動を積極的にすることで、その後の判断に迷いが無いようにしましょう。

今回、正直ちょっと無理がありますが5エネ240点でサイドを取れた想定とします。(おまもり無しタケルライコexなど)

先攻4ターン目終了時盤面

返しのターン、またもやディアルガVstarを取られたと想定。

(早めにスタークロノスが決まるとよくあるしりすぼみの展開を表しています)

残る勝ち筋は、
「ゲノムハック→きょくらいごう」で
エネルギー4枚トラッシュによる280点ダメージ。
アタッカーはミュウexとなるので、先にネストボールでミュウexを持ってきます。
また、山札の中のエネルギーも少ないため、「釣竿→メタルメーカー」の動きをするべく、かくしふだを使用。

引いたのはナンジャモとメタング。
ナンジャモを使用したところつりざおを引けたので使用。

そして手札0枚でリスタート。

つりざおは引けなかったので、このままメタルメーカー。

メタルメーカー1回目
メタルメーカー2回目
メタルメーカー3回目

ギリギリ4エネヒット!

相手のバトル場がタケルライコexと想定しているので、ゲノムハックきょくらいごうでフィニッシュ!



●「できること」が必ずしも「するべきこと」では無い

このようにディアルガは
序盤は
「できること」=「するべきこと」
だったのが、
終盤にかけて
「できること」≠「するべきこと」
になっていく動きが特に大事なデッキです。

これの判断材料として
山札の中身の記憶
②山札の枚数管理

をやりやすくするために
チェックリスト方式を、ぜひ試してみてください。

慣れないうちは海外のようにメモなどに書き出しながら対戦を進めていってもいいと思います。


4.各対面へのアプローチと有利不利判定

最近使っている構築はこちら。
(デッキコード:MM2U2S-ZueuSJ-yppypM)

最初に紹介した構築のプライムキャッチャーサバイブギプスになっています。
ギプスにしたきっかけはつい先日おこわれた「第2回カードラッシュ環境禁止杯」に参加したことでした。
詳しくは以下のnoteを読んでいただければと思いますが、大ディアルガ時代になる=炎タイプが強いという読みでウガツホムラが流行ることを想定しました。
ディアルガVstarを意地でも場に残すべく、ギプスを採用しました。

結果的にはかなり感触は良かったです。
とはいえ環境禁止杯の環境ゆえ、ロストスイーパーやジャミングタワーの採用はあまりなかったから通りが良かったのでは、とも思いました。
マシマシラやドラパルトによるダメカン操作がされれば無に帰すことも大いに考えられます。

ただ、対古代やリザードンデッキにおいては、最後の最後で詰み盤面と見せかけて詰んでない盤面を作り上げることが出来ることがかなり強いと感じました。(感触はルギアVstarデッキのレガシーと似ています)

対面によって作る盤面を変えることがありますが、そもそもこのデッキは正直そこまで器用ではありません。

基本的にはこの盤面を目指します。

目指したい盤面

対面に関わらず、基本的にはこの盤面を目指しましょう。
✔後攻
✔メタルコーティングで2エネをつけられる
✔返しにバトル場をワンパンされる可能性が低い
という場合、ディアルガVは一旦1体だけでも問題ないです。

返しにバトル場を取られる場合、バリューの高さは「ダンバル<ディアルガ」となりますが、その時バトル場がダンバルならば、ベンチに2体目のダンバルを置きましょう。

こんな感じね


その上で、序盤は「できること」を100%実行し、その後のメタルメーカーのタイミング、エネルギーつけ先の判断や、出すアタッカー相手によって変えていく、と言った動きをするイメージです。

そしてこれは大前提。
ディアルガデッキは現状、不利すぎる対面は基本無いです
力でねじ伏せられます。自分との戦い、8割です。

その上で、各対面へのアプローチと有利不利について話していきます。

なお、器用では無いため、「微」という表現は用いません。どちらかというと有利か、不利か、で判定していきます。

●ドラパルトex(ネイティオ型)

→勝てる
環境シェアの高いドラパルトデッキの中でも随一のシェアを誇るネイティオ型。
厄介なのはアンフェアスタンプを入れている可能性があること。

そのため、ドラパルト対面での理想の流れと注意したい点は…

1.ディアルガVでスタートする
→この対面は7エネが必要になってきます。
対悪リザよりは気楽ですが、逃げエネ分を確保しなくてもいい様に、ディアルガVでのスタートができる場合はディアルガVでスタートしましょう。

2.理想のベンチ展開はダンバル2体、ディアルガV、かがやくゲッコウガ
→ディアルガVが1体のみの場合、先2ファントムダイブで200点乗せられたバトル場のディアルガVを進化できなかった時に終わります。
また、ディアルガVが2体いることでメタングにヘイトが向きずらくなる意味で、大きなメリットにもなります。

3.後攻ならメタルコーティング宣言で2エネつける
→7エネが必要になるため、できるだけメタルコーティングを宣言したいところ。
先2ファントムダイブが飛んでこなければ、
✔手張り1エネ(後1)
✔メタルコーティング2エネ
✔手張り1エネ(後2)
✔メタルメーカー2回分で3エネ

と、7エネディアルガを最短で作り易いほか、ボス使用でサイドを取りながらスタークロノスする流れを目指しやすくなります。

4.7エネディアルガVstarを作ることを目標にする
→先2ファントムダイブが飛んできても、それの返しに5エネついたから急いでスタークロノスするよりも、そのままバトル場のドラパルトexを取るほうが強いです。
というのも、先2でファントムダイブを打っているということは少なくとも1体はドロンチになっていないか、たまたま揃っていたアメとドラパルトexを使っただけに過ぎないパターンがありえるからです。
こうした場合、バトル場を取るだけで相手が何も出来ず番返しすることが往々にしてあります。
200点乗っていても、返しに取られてもいいようにベンチのディアルガVを用意すればまだスタークロノスへの道は絶たれていないので冷静にバトル場のドラパルトexを取ることを目指しましょう。

5.ディアルガ2面取りされることがあるため、無闇にベンチを埋めない
→ダンバルスタートの場合はダンバル3体目が欲しくなりますが、そう出ない場合は基本ダンバルは2体まで。
残りのベンチ1枠は3体目のディアルガVstar、もしくはザマゼンタの用意のために空けておくのがいいです

6.かがやくフーディンは早めに取りたい
→かがやくフーディンがあることで、「ファントムダイブ200点、ペインスプーンで+20点、ベンチを呼び出して次のファントムダイブで+60点」のようなダメカンの乗せられ方をして取られます。
なんならベンチのディアルガVが進化できていないと、2面取りされます。
ディアルガデッキはディアルガが生き残っているかどうかはかなり大きいので、かがやくフーディンは早めに取りたいです。
ベンチにロトムVがいて、ボスの指令を持っていたとしてもバトル場がかがやくフーディンならそのままスタークロノスを宣言した方がいいです。

7.ミュウexはなるべく出さない
→ファントムダイブ200点で不要にサイドを取らせないためです。
ミミッキュがたまに入っていますが、メタングやダンバル、ザマゼンタで突破可能。出てきてもそれらを視野に入れて展開を進めましょう。

●ドラパルトex(ロスト型)

→勝てる

基本的にはネイティオ型と同じ動きですが、ドロンチを狙いにいけるタイミングで倒すとサイドが1枚ずつしか進まないので、あえて進化するまでドロンチは放置しておいてもいいと思います。
あとは7エネのディアルガVstarを2体くらい作れば負けないと思いますが、メタングを縛られることはロストアビスが出てからの永遠の課題なので、ドラパルトexの技の返しにワンパンできるように6エネディアルガ2体をキープする戦い方が良さそうです。

また、かがやく枠はおそらくリザードンなので、EXターン終了後にバトル場が倒される想定で後続のアタッカーを用意するようにしましょう。

●ドラパルトex(リザードン型)

→勝てる

リザードン型は後半のバーニングダークが怖いくらいで、序盤はこちらがどんどん進んでいけば、むしろペースを掴めると思います。

ディアルガVを2体並べ、先攻2ターン目、先攻3ターン目にメタルブラストでバトル場のサイド1ポケモンを取れれば、
その後はドラパルトexかリザードンexをメタルブラストで取ることで、後ろのディアルガでスタクロ+メタルブラストで高耐久もワンパン、サイド1ポケモンでも2体倒せるので、サイドレースで勝てます。

なんなら相手側に安定感がないので、先2スタクロでたね切れ、なんて場面もありそうです。


●リザードンex(ピジョット型)

→勝てる

序盤からメタルブラストでヒトカゲを取っていき、倒されてもいいように常に後続を立て続けることで「1-1-2-2」での最短ルートが見れます。
相手の盤面にヒトカゲが2体しかいない場合、その2体を倒してもかがやくリザードンが用意されてしまうことが難点。
盤面によっては相手にサイドを2枚取らせた後に「ナンジャモ+スタークロノス、ボス+ピジョット」のような動きをしてもいいと思います。

また、このデッキは雑にボスを打てる構築なので、積極的にボスの指令を使っていってもいいと思います。

●リザードンex(ビーダル型)

→厳しい戦い、けど勝てる

今ほとんどいませんが、ビーダル型はサイドの進行が遅いため、若干不利です。
とはいえボスの指令が4枚入っている今回の構築なら、毎ターンビーダルを倒すことも可能。
ビーダルを1体になるまでボスで取り続け、スタークロノスを打つタイミングでボス→ビーダル、EXターンでナンジャモを当てればそこから押し切れそうな気もします。

●リザードンex(ピジョット+ビーダル型)

→勝てる
ピジョット型の説明とほぼ変わりません。
ヒトカゲを倒し、スタークロノスでサイドを合計3枚か4枚獲得。
残り1枚ならかがリザが出せなくなるのでほぼ勝ち。
リザードンをメタングやザマゼンタで削り、最後はミュウexのゲノムハック。

●タケルライコex +オーガポンex

→しんどいけど気持ちで負けるな、勝てる

ディアルガVが初期手札にいたらディアルガVでスタートしたいため、後攻1ターン目にバトル場が取られるとかなりしんどいです。
ゆうきのおまもりをオーガポンにつけられるとスタークロノスでサイド2枚を取れるポケモンが居なくなるのも渋い。
そのため、序盤のメタルブラストでの「HP削り」は割と大事ですが、メタングやダンバル、ザマゼンタで削ると相手はボス要求になるのでそのあたりを使い回していきましょう。

主に使いたいサポはナンジャモ

オーリムを持ってるかどうかの判定は相手の動きで見ましょう。
たとえば盤面にライコがおらず、手札が沢山ある場合、「オーリムが擬似的に使えない状況になる=オーリムを持ってる可能性が高い」ことが考えられます。
あとは終盤、ギリギリエネを飛ばしてディアルガVstarを倒してきた返しにナンジャモを打ちながらスタークロノス→ボスタケルライコとすることで、ともだちてちょうでオーリムを戻していたとしても盤面から古代のポケモンが消えるため、そのままディアルガが倒されず勝ち、のような道も見えてきます。

●ロスギラ

→最後まで安心出来ない、けど勝てる
ギラティナ側からしたら「ギラティナVを倒されたくない」上に、「進化せずに放置することも好ましくない」ため、2面進化を目指してきます。
ベンチに2面置いた瞬間がチャンス。
ギラティナV2面取りを目指しましょう。

また、ギラティナVstarへの回答としての「ミュウexでゲノムハックロストインパクト」、後半のガチグマ押し付け時には「ザマゼンタ+ボスの指令」のように、使いたいリソースは多いため、無闇にトラッシュしないトラッシュしたら戻せるようにしておくなど、かなり集中力のいる試合になることが多いです。

●古代(トドロクツキ+コライドン)

→勝てる
トドロクツキでディアルガVstarがワンパンされるライン(トラッシュに古代が21枚)になるまではメタルブラストで問題ないです。

そして実施したいのは、残りサイドが4枚以下の状態でのナンジャモ
ナンジャモをしながらスタークロノスを打つ場合、EXターンではかがやくゲッコウガを取りたいです。

盤面にトドロクツキが2体を枯らす、というのもありですが、やはりかくしふだはデッキのエンジンでありながらトラッシュにエネルギーを溜める重要な役割もあるため、ナンジャモを絡めつつゲッコウガを取るバリューは高いです。

ディアルガVstarも取られてサイドが残り2枚となった場合、バトル場ザマゼンタ、ベンチにサバイブギプスつきのディアルガVを用意すればほぼ負けることはありません。

●サーナイト

→勝てる
サーナイト対面は、フトゥーを使わせずに3枚取る動きが出来るため、他のデッキがサーナイトを相手にする時とと比べて有利だと考えます。
ディアルガVを断続的に並べ、エネルギーを分散させてつける戦い方が理想です。
また、スタークロノスは絶対にすぐ使わない方がいいです。温存しましょう。

~理想の流れ~
1.1エネディアルガVstarでのバトル場突破

2.返しに倒されなければそのまま突破orキルリアにボスを打って突破

3.そろそろおまもりフワンテが来てるはず。
そのまま突破してもつりざお+ボウルタウン+ペパーで帰ってくるだけなので、出来るならキルリアにボスを打って突破。
この際、後ろにディアルガVを必ず用意することと、確実性を上げるために3体目のダンバルを並べるのもあり。
用意できなかったら、次のターンに「ザマゼンタでバトル場突破+ナンジャモ使用+ベンチにディアルガV置き」を目指す。

4.こちらの残りサイド3枚になったら、いよいよスタークロノスを使用したい。
バトル場突破+サーナイトexへのボス打ちで試合終了が見えてくるはず。

難しいのが、盤面形成。
ディアルガが少なければフワンテで取られてそのままズルズル…となり、ダンバルが少なければシッポでとられてズルズル。
マシマシラが入っているタイプだと、ディアルガVが進化できない時にアドレナブレイン(30点)+ミラクルフォース(190点)で取られてしまう。

ディアルガVを断続的に置きたいし、ダンバルも枯らしたくないし、ディアルガVはすぐ進化させたい。

これを頭に入れながら対戦していくのは若干しんどいですが、圧倒的不利ではないので臆せず対戦しましょう。

●ハピナスマシマシラ

→戦いは厳しい、けど勝てる
こちらがハピナスをワンパンできないターンが発生するため、そこに対して無限にチェレンを使われるとこちらのアタッカー不足でそのまま押し切られることが想定されます。
ただ、80点を与えるとスタークロノスでちょうど300点になることは追い風。
そのため、もし先攻2ターン目あたりで先に技を打てる場合には、進化させずにメタルコーティングではなく、進化させてメタルブラストを打つようにしましょう。

●ゲッコウガex(ユキメノコ)

→勝てる
メタングこそユキメノコの特性でHPが削られますが、4体のユキメノコがいたとしても3ターンかかります。
そのため、それまでにケロマツやゲッコウガexを狙いうちしていけばユキメノコしかいない盤面になるため、そのまま押し切れることが多いです。

また、アンフェアスタンプの採用が増えた関係でネオアッパーが採用されなくなり、「ぶんしんれんだ」への意識が薄れたことによってメタングが盤面から消えることが少なくなった気もします。追い風と捉えてよさそう。

・しのびのやいばに合わせてナンジャモを必ず打つ
・メタングはどんどん立てていい(3体くらい欲しい)
・しのびのやいばの打点も馬鹿にならないので後続を絶やさないようにする

●ルギアVstar

→先にデッキを回せ、勝てる
現環境のカードプールにおいて、アーケオスを2体一気に取ることができるのはディアルガデッキの特権です。

これは私の友人(ルギア使い)のCL札幌でディアルガと戦った時の話。
オーガポンいどのめんexでダンバル2体を取った返しの番、唯一残った1体のダンバルで鋼エネルギーが3枚つき、前の番の手張りと今の番の手張りを合わせて5エネディアルガが完成し、かつ、カウンターキャッチャー。
アーケオスが呼ばれ、スタークロノス。
EXターン、なんと、ボスの指令でアーケオス。
いどのめんの効果はエネルギーを山札に戻すので、場にはエネルギーのないいどのめんとルギアVstarだけになってしまったとのことでした。

このように、アーケオスを2面とりすることもできますし、アッセンブルスターをする前のルギアVを2面とりすることもできます。

こちらがルギアよりも進めば速度で勝てるはずです。

●アルギラ

→勝てる
最近あまり見ませんが、こちらも速度で勝てることと、ギラティナに対する回答のミュウexがいることもかなり追い風です。

忘れないようにしたいことは、以下。

・ギラティナを集中狙いしていくこと
・後続のディアルガVを絶やさないこと
・エネルギーつけすぎない(6エネまでで基本十分)

●ヌメルゴンVstar

→勝てる
ヌメルゴンの起動がそもそも遅い場合、Vの状態で倒しにいきたいところ。
2エネや3エネディアルガVstarのメタルブラストでHP軽く削る行為は、アイアンローリングを打たれた後のメタルブラストの要求値を下げてくれるだけではなく、モイストスターを誘発することにも繋がります。
アイアンローリングを打たれても、鋼エネルギー8枚で360点を出せばいいだけなので、どうにかなるでしょう。

●サーフゴーex

→勝てる
パルキア軸の場合、先攻を取らないとガンガン山を掘ってダンバル2体を倒してきます。
それを見越して、メタルコーティングは必ず言いたい。
メタルコーティングを言うことで、「げっこうしゅりけん、要求値高いよな…やっぱりバトル場のディアルガ取ろうかな」という択が生まれます。
そのため、サーフゴー対面では結構自信満々にプレイした方がいい気がします。(なんの話?)

●ミライドンex

→勝てる
速度で負けないようにすれば勝てると思います。
ミライドン側の「速度を上げるための手段」であるイキリンコexや2枚目のミライドンex出しは、スタークロノスの的を増やすことにも繋がるので、速度で負けそうになっても落ち着いて後続を立てたり、ザマゼンタでのサイド取りターンへ準備をしましょう。

・ライチュウVが出てきたらスタークロノスかEXターン中に取ること
・ライトニングロンドやフォトンブラスターで軽く削られたディアルガVstarをごっつあんされないようにすること
・サイドを先行されたらナンジャモを何度も打って立て直すこと

●カビゴン

→厳しい戦い、けど勝てる
多少の運が必要だったり、プレイ展開に時間はかかりますが、なんとかできます。

というのも、

~point~

・デッキのほとんどがアタッカーポケモン

→縛られても何か技が打てる場合が多い
→カビゴンが削られることでエリカを打ちずらい

・ミミッキュ突破が容易
→ダンバル、メタング、ザマゼンタ、ミュウexで突破可能

・ビワや野盗でつりざおを落とされてもあまり痛くない
→エネルギー現物の多さ&手札に来たら雑に使えばいい

・HP70ダンバルが自傷できる
→おはやし笛で出されたら進化しなければいずれ自傷出来ることは忘れちゃいけない

このように、他のデッキと比べて苦行を強いられることが少ないです。

~プレイで大切なこと~

対カビゴンデッキにおいて、こちらの大きなアドバンテージはスタークロノスを使うことでサイドを大体2,3枚取れる点たね切れを狙える点です。

そのため、基本的にはスタークロノスは残りサイド2枚か3枚まで温存することが必須。
たね切れが狙えそうなタイミングが来たらすぐスタークロノスを言えるよう、5エネディアルガを最速で作りにいきましょう

また、どうせ縛られるならカウンターキャッチャーからだと思うので、ダンバル1体は最初から出してもいいとも思います。
(なぜか後攻を取れた場合は、メタルコーティングが出来るのでダンバル不要)

おまもりカビゴン~おまもりロトムVを取れる5エネラインのディアルガを1体つくることを目標に試合を展開。

おはやし笛でディアルガVを引っ張られることも多く、進化できないと「じかんだんぜつ」の打点180でおまもりカビゴンを1回で突破出来なくなるため、ディアルガVstarはできるだけコストなどで捨てないようにすること。

試合最速展開はこう。
・先2でロトムVを5エネディアルガで突破
・メタルブラストでカビゴンを2体突破
・スタークロノスで2体突破

2-1-1-2(1-1)です。

ロトムV以降はカウンターキャッチャーが飛んでくるので、ナンジャモを毎ターン打ちたい
(たまにボスも欲しい)

たまにミミッキュが来ますが、逆に逃げれるようになるのでメタングやダンバル、ザマゼンタやミュウexで突破。

あとは全力でかがやくゲッコウガをサイドに埋めましょう。
スタートポケモンも、ゲッコウガ以外が手札にある時にはそっちを出す。

そもそもカビゴンデッキがそういうデッキなので、カバーしきれない点は多少あります。
こういった試合前の心がけも絡めながら、戦っていきましょう。

●ウガツホムラex

→息ができません。けど速度で勝て。
この前の環境禁止杯、3回当たりましたが、息ができないです。
非常に苦しい。

とはいえ、相手目線、スタークロノスの脅威を考えるとまともに滝壺が使えず、オーリム頼りなところも大きいため、定期的なナンジャモと相手アタッカーの除去が噛み合わせればどうにかならなくもないです。

マグマの滝壺でダメカンが乗った場合の、
「ゆうきのおまもり」もしくは「マシマシラでのアドレナブレイン」が必須になる状況は、ある程度要求値が高そうです。(シークレットボックス最初に拾われるとやばい)

どうにかサイドを2枚進め、スタークロノスができるようにディアルガVを絶やさない展開をしていきましょう。


●ディアルガVstar(ミラー戦)

→最後まで諦めなかった方が勝てる
先にスタークロノスした方が勝つ?と思われがちですが、そうは言い切れません。
というのも、スタークロノスを打たれた返しのターン、相手の場にはディアルガVstarがいるので、それをゲノムハックでコピーすればスタークロノスを3エネで打てるからです。
さらに、もう1体Vstarがいたら、それを呼び出して6エネメタルブラストをゲノムハックでコピーすることで突破が可能。
このように、なんなら先にスタークロノスをした方が負ける可能性をちらつかせる展開を繰り出せるので、ディアルガミラーは一生楽しいです。

これらを踏まえた上で、PJCSでの環境tier表を見ていきましょう。

●PJCS2024での環境考察

ディアルガ目線でのtier表

はい、こちらがPJCS2024での環境考察です。(大真面目)
あ、ちょっとそこの横転した人、帰ってきてくださいね。

少々大袈裟なtier表ではありますが、ディアルガ目線からすると今の環境は本当にこんな感じです。

・不利対面はほぼ無い
・自分の100%の力を出せば勝てる

ディアルガが環境Sランクというか、負ける気がしない
最近の戦績は平均が70%、悪くても50%を下回らないことが多いです。
本当に強い。
ディアルガ最強。

5.まとめ

いかがでしょうか。
ディアルガへの理解、深まっていただけたらとても嬉しいです。

そしてここからはJCS前日、5/31に更新しております。

JCSもいよいよ明日開催。

●四天王たちが続々と目をつけ始めている


1週間前にはバツローグさんが紹介。
以前2月頃にお会いした時、
「またディアルガの動画出してください!」と話したら、
「いやぁ…もうしばらくは無いかな…w」
と返されたので、
その上で「紹介する必要がある」という認識をもらえたことが、とても感慨深い。

頑なにペパー型

そしてなんと!
ついにササキヒロムさんもJCS直前、2日前に紹介…!
こちらはなんと2行ディアルガでした。
強さ、バレてもうてますね。

ちゃんと2行

みやししさんは動画で最近取り上げていない&直接話していないので分かりませんが、サーニーゴさんは動画でtier表にディアルガを入れており、デッキについても紹介しておりました。
それにしてもHP60ダンバルが採用されていたり、メタングがたくさん必要だけどそこまでじゃないよなあ…と、あまりしっかり分析されていない感が否めない。
(いや、むしろ情報秘匿のためのやつか…?)

多分海外のリストそのまま持ってきてる

とーしんさんには、以前
「ディアルガの今後、どう思いますか?」という漠然とした質問を直接した時、
ディアルガはやっぱり唯一無二の性能になってくるのでね、まだまだ活躍できるんじゃないかな〜と」と話していました。

そしてはるnさん、まくさんのお2人。
tierではBランクに並べており、べた褒めでした。

知る人ぞ知る強デッキ!
Vstar技が強力!

ここに書いてあるように、本当に「どのデッキにも勝てるポテンシャル」はあります!


僕の場合は「ディアルガが好き」というだけでずっと擦っていたわけですが、
このようにディアルガの真の強さはここ数ヶ月で確実に顕になりつつあります。
正直、配信卓で初っ端から見れてもおかしくないのでは?とさえ感じています。(あばれるくん、信じてるぞ)

●私が出るなら…

私が出れるなら、上でも紹介したギプス型の2行ディアルガで参加していたと思います!

プラキャ強いけどね…
ライコポン相手にメタルコーティングを言えるようになったり、ミュウexを出しやすくなったり、メタングを水オーガポンから守れたり…
単純に相手の要求を上げれるので最近はギプス型を割と気に入っています。

PJCSでディアルガの活躍が見れることを祈っております!

●最後に

ONE OUTSより、渡久知東亜の言葉を贈ります。

渡久知東亜

「可能性が低いってことは、つまり、ゼロじゃない」

序盤でも中盤でも終盤でも、
メタルメーカー0枚が何回か続いてしまい、「ダメかも…」と思う時、あると思います。

でも、
山札にエネルギーが0枚」なわけではないですよね?
ただ単に〇枚中の上の4枚に鋼エネルギーが無かっただけです。
むしろ、
0枚を超えた先、山札を混ぜなければ「むしろ当たる確率が上がっている」とさえ言えます。

ディアルガデッキは自分との勝負が8割です。
メタルメーカーでの鋼エネルギーヒットが渋くても、諦める必要は無いんです。

たとえ、ボスの指令が3枚落ちる博士の研究だとしても、打たなければ進めない時もあります。
温存したくても仕方なくスタークロノスを打たなくてはいけないこともあります。

それでも。
気持ちは常に前向きに、先を見据えて。

メタルメーカーで鋼エネルギーが当たる確率…
かくしふだでボスの指令を引ける確率…
ディアルガVstarをトップで引ける確率…
リスタートでつりざおを引ける確率…

どんなに可能性が低くても、
「可能性が低いってことは、つまり、ゼロじゃない」
最後まで諦めずに頑張ってください!!!!!!

私は当日、ディアルガ使いの皆様のことを
#おれたちの信じたディアルガを信じろ
(⬆「おれ」はひらがなでお願いします)
で応援します!

ディアルガファンの皆様もぜひこのハッシュタグを使ってください!

[完]


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