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【約50,000字】2024シティリーグS3準優勝メタングディアルガ #おれたちの信じたディアルガを信じろ

こんにちは!
私、「そら」(@sora_wa_hiroi_)と申します。

シティリーグS3、オリジンディアルガ+メタングのデッキで準優勝することができました!
https://twitter.com/sora_wa_hiroi_/status/1765696098382078360?s=19

まずは、調整に付き合ってくださった方々、そして試合当日に応援のメッセージを送ってくださった皆様にそのお礼を言わせてください。


ありがとうございました!!!!!!!!!!


直前のスクランブルバトルでは涙の0-4を経験、前日の練習ではタコ負けし…と積もる話もあります。
(ディアルガの話を聞きに来てくださっている方が多いと思うので、積もる話は文末に記載いたします)

そういえば、こんな投稿をしたこともありました。

すぐ1,000いいね来て震えました

https://twitter.com/sora_wa_hiroi_/status/1755365181180596514?t=xaDORLPLejVA6ShmjKrmjQ&s=19

こんな投稿をしたぼくが、何故ここに来てディアルガを握ったのか。
シンプルに「握るデッキがなかったから」です。
「握るデッキがなかった」が故に、「好きなポケモンのデッキを使った」というわけです。

早速ですが、本編は

  • デッキの構築

  • 採用したカード

  • 採用に迷ったけど不採用にしたカード

  • デッキを回す上でのポイント

  • 各環境デッキへのアプローチ

と進行していきます。


1.今回使用したオリジンディアルガVSTARの構築

実際にシティで使用した構築はこんな感じ。
本格的にこのデッキに向き合い始めたのは、2月25日の「第3回やまがた杯」からでした。(とはいえその頃はまだマスカーニャが本命だった)

ディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアル


ベースは先日優勝された焼き鳥さん(@M4SCJMMePvHnGIP)のものをお借りし、そこから組んでいきました。
https://twitter.com/M4SCJMMePvHnGlP/status/1761721887401627895?t=1LZ29tugTZ3dxsg_fsKnmg&s=19

焼き鳥さんの優勝構築!優勝アツい!!!!!!

しかし、この構築、正直焼き鳥さん専用構築なのではないかなと思いました。

ディアルガVstarが2-2採用?

まずはここ。驚きました。(3-3じゃないの…?)
このデッキ、メインアタッカーはやはりディアルガな訳で、それを2-2にしたらかなり不安ではないか…?と。
実際、数回優勝構築を回した中で「ディアルガV2落ち」や「Vstar1落ち」なんてこともありました。
僕の友達でありディアルガの先駆者、ばじりこ(@BASILICO_TOMATO)も「ディアルガラインは3-3じゃない?」と話しており、3-3でしばらく試すことにしました。

ペパー4枚、それ本当?

このデッキ、グッズは山ほど採用されている割にポケモンの道具は2枚だけ(エヴォ、げんパチ)なんですよね。
確定でグッズに触れるのが偉いのは分かるんですが、「それならナンジャモ4枚採用が丸そうでは?」と感じました。
また、水ポケモンも複数枚採用されており、「カイ」も悪くない、むしろカイの方が妥当なのでは?とさえ思えてきました。

ポフィン2枚、少なくない?

ダンバルを序盤に並べたいこのデッキ、僕がオリジナルで組んだ時は「とりあえずポフィン4枚」で組みました。
なんならネストよりも大事と思っていました。

●一旦納得のいくデッキが完成

対面練習を通して納得のいくデッキが完成しました。
こちらです。
変更点は2点。

  1. ペパー4投⇨「ペパー2、カイ2」

  2. ディアルガライン2-2⇨「3-3」

ディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアルガディアル

デッキレシピとして形にした後に気づきましたが、なんとドロサポの配分が2-2-2-2。
ペパーとカイの配分に非常に迷いました。
後攻をとった場合、ペパーからの「ポフィン+エヴォ」のムーブがかなり強力。
対して、カイでも「かがやくゲッコウガ+ポフィン」のようなムーブもゲーム展開を安定させてくれそうで、どちらも採用したい。
結果2-2採用になりました。
博士とナンジャモに関しては参考にしたデッキレシピそのままで問題なさそうだったので、採用枚数はそのまま。

また、ディアルガラインを3-3にするべく、「メタングの4枚目」と「崩れたスタジアム」を抜きました。
(ここで抜いた「崩れたスタジアム」は本番でも抜いているのですが、結果的に抜いてよかったと思います。
理由については「3.採用に迷ったけど不採用にしたカード」で説明いたします)

一旦納得のいくデッキは完成しましたが、採用枚数が「3枚以下ばかり」であり、試合中のリソース管理がしづらかったと感じました。
特に、メタングが1枚とエヴォ1枚がセットで落ちると、かなりヤバかったです。
せっかく最初にダンバルを2体並べられても、途中で1体ずつ取られたら進化できても1体、+ベンチに新たなダンバル、という感じでギリギリの展開を常に続けなくてはなりません。(そしてまたメタングを狙われたらさらに進化が必要)
そうした経験をして、完成した構築がシティリーグでも使用したこちらです。
(デッキコード:ySEXXp-hg06pe-ppypR2)

ディアルガディアルガディアルガディアルガディアル

こちらの構築内容について、この後の「2.採用したカード」にて話していきます。

2.採用したカード

ここからデッキに採用したカードの細かな採用理由について話していきます。

~ポケモン編~

  • ディアルガVstar、ディアルガV(2-3)

ディアルガVの3枚目は直前に増やしたので正直合ってるか分かりません。

追加した理由は、主に以下2点。
・後攻の時にディアルガVでスタートしたいことが多い(メタルコーティングの宣言も視野)
・リザードンデッキのエンテイVに取られやすいので、2-2採用だとVが1枚でもサイド落ちしたら押し切られやすくなる

今の環境は全体的に早いこともあり、マッチ次第ではサイドをどんどん取られます。ディアルガVが炎弱点なのでなおさらです。
ただ、このデッキにはスタークロノスがあるので、スピードに追いつかないことが敗因にならない(むしろ嬉しい)ことも多いです。

そういう点でも、「あえて取ってもらう」ということを考慮しながら戦いますが、入れ替えが軽くない関係上、ダンバル等を差し出すのは渋い。
そこでディアルガVでのメタルコーティングや、エヴォを間に挟みながら戦っていくのが最適かと思いました。

  • メタング(4)

言わずもがな、このデッキのサポートエンジン。
後1エヴォにそこまで重きを置いていない以上、素引きしやすく4枚採用です。
対面がベンチを狙撃してくる系のロストやパオでなければ、1枚までは気軽にトラッシュしても問題ないと思います。

(※)基本的にナンジャモと同じ裁定なので、山札に戻すカードは相手に混ぜてもらう必要があります。ただ、山札の多い前半に関してはプレイに関係ない可能性が高いので、相手もシャッフルは必要ないパターンが多いです。山札の総枚数が少なくなってきたら、当たらなかったカード(鋼エネ以外のカード)は相手にシャッフルして貰うようにしましょう。

  • ダンバル(HP70:1枚,HP60:3枚)

ここ、非常に悩みました。
正直最終的に決定打となる理由が人それぞれ変わってくると思うので、お好きな方のダンバルを採用してもらえれば問題ないです。
(なお、枚数に関しては絶対並べたいことと、ボール系を絞らなきゃいけない関係上から、現物枚数は4枚以外ないと思いました)

まず、それぞれの《メリット》、そして《デメリットと疑問点》から。

HP70ダンバル】

背景がうつくしい…

《メリット》
・序盤、ヒトカゲの技「ヒートタックル(弱点込み:60点)」で倒されない
・中盤~終盤、下技「アイアンタックル(50点)」がたねポケモンが出す技のダメージとして少し優秀
・終盤、HP70であれば、気軽に2体を並べられる(ロストマインの12点で2枚取りされない)
・新弾のカードなので手に入りやすい

《デメリットと疑問点》
・1エネついても出来るのは10点のダメージだけ
・3エネつけてまで50ダメージ与える意味がある場面は無さそう?

【HP60ダンバル】

テイストが好き。かわいい。

《メリット》
序盤、手札が事故った際に上技「マグネリフト」で次のターンのサポート等にほぼ確実に触れるようになる
・イラストがかわいい

デメリットと疑問点
・ヒトカゲの技「ヒートタックル」で倒される
・打点は出てもせいぜい20(弱点込みでも40)
・ちょっと前のカードだから探すのがめんどい

いかがでしょうか。
HP70ダンバルの方がメリットが多く、対してHP60ダンバルはデメリットの方が多いです。(他にあったらごめんなさい)

じゃあなんでHP60のダンバル採用したんだ!
理由は…
かわいいから!

ではありません。(部分的にそうですが)

もう一度それぞれの《デメリット》を振り返ってみましょう。

HP70ダンバルの《デメリット》
1エネついても出来るのは10点のダメージだけ

HP60ダンバルの《デメリット》
ヒトカゲの技「ヒートタックル」で倒される

ヒートタックル、つよすぎイミワカンナイ

お気づきでしょうか。
いずれのダンバルだとしても、ヒトカゲ相手なら10点乗せられているわけです。
なんならHP70の方は1エネの手張り分が勿体無いですし、それならHP60のダンバルで「マグネリフト」をする方が偉いです。

でも、倒されたら意味無いのでは?

少し前まで僕もそう思ってました。
ぼく、ディアルガVstarを取り上げたYouTube動画は必ずと言っていいほど目を通すのですが、ワクワクしながら見に行って「HP60ダンバル」が採用されていることが分かった瞬間に動画をそっ閉じ…したくなったくらい、一時期は"HP70ダンバル信者"でした。

しかしデッキを回していくうちに、「1エネをつけてまで殴るメリットはない」と感じるようになりました。
考えてみれば、向こうが「ヒートタックルを使っている」という事は、

・ロトムVの「そくせきじゅうでん」を使っていない
・「わざマシン エヴォリューション」を使っていない
・相手の盤面にリザードンexがいない(進化できていない可能性が高い)

となります。
「相手の盤面にリザードンexがいない」とは、可能性の話ではありますが、相手が上振れていたら「きっとバトル場のヒトカゲを進化させるはず」ということです。

リザードンexに進化されたらどうなるでしょう?
…HP70?…HP60?

どちらでも倒されます。

また、サイドを2枚取られるポケモンが複数体採用されているこのデッキに関しては、あえてHP60のダンバルをチラつかせて倒させることは「サイド1を挟ませた」という意味でも、もはやメリットと捉えてもよいでしょう。

こういった観点から、HP60に比重を置いてダンバルの枚数を決めました。
1枚だけHP70ダンバルが採用されているのは、やはり後半、ダンバル2体並べても合計して「130」となり、ロストマインで取られにくいためです。
そのため、序盤にダンバルを並べる時はHP60ダンバルを優先し、HP70ダンバルは保険として取っておくように心がけます。

最後に、HP70ダンバルの下技「アイアンタックル(50点)」のちょっとした偉い使い道。

HP60のダンバルを倒しに来たヒトカゲに乗った【10点】
+
アイアンタックル【50点】

【HP60】のヒトカゲが取れる

とはいえ、序盤バトル場にいたヒトカゲを避けてサイドを進めている事になるので、現実的とはいえないですね。

  • ザマゼンタ(1)

周知の通り、優秀なサイド1アタッカー。
使い勝手は良いですが、最近に至っては使う場面が限られているかな、と感じています。

主な採用理由(具体的な使い道)としては、リザ対面において
・序盤のディアルガVstar(鋼1エネ)でのメタルブラスト(80点)で削っておいた悪リザを、まけんき付きのザマゼンタ(かたきうち250点)で取る

もしくは、
・ディアルガVやVstarをエンテイVなどに序盤から取られた返しに、まけんき付きのザマゼンタ(かたきうち250点)でエンテイVを取る

この辺を想定しての採用でした。
しかし、まけんきを探しに行くためにペパーを使っていたら結構そのまま負けることが多いと感じました。
加えて、最近そんなにエンテイ見ないかも?とも感じています。

とはいえロストも多いしな〜ということでやはり欲しいポケモンです。

・ヒスイイダイトウ、ヒスイバスラオ(1-1)

このポケモンのおかげで勝てた試合は数多。
ヒスイイダイトウは「強力なフィニッシャー」であり、ヒスイバスラオは「序盤のサポート」をしてくれる優秀なポケモンです。

《ヒスイイダイトウ》

隠れた最強サブアタッカー

基本は、鋼エネルギーを沢山つけたディアルガVstarの後ろにイダイトウを控えさせて、

「ディアルガVstarを取ってもイダイトウ取っても、返しにサイド2枚取れる相手のポケモンを倒せる」

といった状況を作ります。

このデッキの場合でいえば鋼エネルギーが最大で17枚入っているので、山札の全てのエネルギーがトラッシュにあれば「17枚×20=340点」が出せるので、HP330の悪リザードンをワンパンできるポテンシャルがあります。

ただ、
「序盤からディアルガVを置く度にボスで倒された(ディアルガVを2体並べられなかったorエネが絶妙に5枚付かなくてスタークロノス出来なかった…)」みたいな時、体制を建て直し(ディアルガVを2体並べる)た上で、中盤に「みたまのぼり」をすることもあります。

これは、
「返しにエネルギー沢山の山札をメタルメーカーするから次のターンにスタークロノスする準備」という役割のみたまのぼりです。

そんな中盤で建て直しをする場合、多くのケースが鋼タイプの弱点である炎タイプのポケモンと対峙しているケースが多いです。
ヒスイイダイトウなら、たとえばエンテイVやマフォクシーV、かがリザの弱点を突けるので、ディアルガVを倒された返しにかなり優秀。

エンテイVなら、鋼エネ6枚で弱点込み240点。
マフォクシーVなら鋼エネ6枚で弱点込み240点。
かがリザなら鋼エネ4枚で弱点込み160点。

そして、ヒスイイダイトウに「まけんきハチマキ」をつける事も結構あります。
上記の3パターンで言えば、

・エンテイV
→鋼エネ5枚で弱点込み200点+まけんき30点
→230点

・マフォクシーV
→鋼エネ5枚で弱点込み200点+まけんき30点
→230点

・かがリザ(滝壺の2点乗り場合)
→鋼エネ3枚で弱点込み120点+まけんき30点
→150点

このように、倒されたかえしにまけんき付きのイダイトウで戦うことを頭の隅に入れながら戦うと、弱点対面でも良い立ち回りが出来ると思います。

ただ、進化しないといけないのがネック。
進化前のHPもかなり低く(50しかない)、ロストマインやげっこうしゅりけんのカモにならないように気を付けて盤面に置きましょう。(スタークロノスをするターンに置き、EXターンに進化するのが望ましい)

《ヒスイバスラオ》
この子のおかげで、エヴォ重視な構築にする必要がなくなっています。
ただ、後半に必要になることが多い関係上、「むれをあつめる」で目指す盤面は「ダンバル2、ディアルガ1」で、この辺までいけてれば、あとは適当に2体目のディアルガなりゲッコウガなりを置いておきましょう。
バトル場のバスラオが取られると、後半打点が欲しくなった時につりざおで戻す札の1枚がバスラオ確定になってしまうので、バスラオを残すことも大事です。。
「ダンバル、2体しかしないからあれ取りたいなぁ」と思わせることも大事です。

  • かがやくゲッコウガ(1)

序盤~終盤まで活躍してくれるドローエンジンです。
置いてはいけない対面だけ意識すれば、基本的には早めに呼び出して使いましょう。

このデッキではエネを落とす手段が
・ハイパーボール
・博士の研究
・ゲッコウガのかくしふだ
・逃げる
・エネがついたポケモンが倒される

この辺りしかなく、ハイパーボールは序盤~中盤に0になることもあるので、ゲッコウガが生き延びることでイダイトウの打点がギリギリ間に合うこともあります。
そういった意味でも、最初から最後まで活躍してくれるポケモン。

  • ミュウex(1)

かわいい。
リスタートにゲノムハックなど、必要なことしか書いていない。
ただ、HPが180なので、やたら盤面に出してはいけない。(序盤から出す必要もそんなにない)
真に必要なのは、ツツジが飛んでくるターン以降と、最終盤、ゲノムハック(バーニングダーク、げっこうしゅりけん、ロストインパクト等)を使用する際。

ゲノムハックの強さは「新弾が出る度に使える技も増える」ところにあるため、新弾が出る度にカードプールを把握することがかなり大切になります。

ちなみにオススメはRR、もしくは151産のSRです。
サイド落ち確認しやすい。

~トレーナーズ編~

  • ハイパーボール(4)

エヴォを主軸としたデッキにしていないので、メタングやディアルガVstarに触るためにとても大切なカード。
4枚以外ないです。
後半、手札に来てしまったエネを捨てることでヒスイイダイトウの打点に貢献することもできるので、最後まで1枚残せるととても良い。

  • ネストボール(3)

4枚入れられるなら欲しいが、ポフィンを入れる関係で3枚採用。
持ってこれる幅が広いため、少しでもポフィンに触れる可能性がある動き(かくしふだやリスタート)が残っているなら、その動きを試してからポケモンを探しにいく。(焦ってダンバルを先にサーチしてからかくしふだをしてポフィンを引いた自分への戒め)

  • なかよしポフィン(2)

3枚欲しい。
が、持ってこれるポケモンがそもそもダンバル4体とヒスイバスラオ1体なので、サイド落ち考慮の2枚採用。

  • すごいつりざお(1)

実は2枚欲しい。けど2枚は要らないという判断になりました。
・竿より現物が欲しい
→釣竿はどうしても序盤使わ(え)ないカードなので、山札に残りがちです。
メタルメーカーで釣竿が見える度に「これがエネならなぁ…」と悔やんだものです

・イダイトウがいる
→我らにはイダイトウ様がいるんです。「イダイトウで戻せる」というのもありますが、序盤にやたら使ってエネを戻すと、イダイトウの打点がかえって下がってしまうのです。
これがメリットになることもありますが、戻す時って「これからメタルメーカーを打つ時」ないし「博士の研究で仕方なく打つ時」が多く、戻したエネがメタルメーカーで結局付かなかったり、手札に沢山来てしまったり…とデメリットのように働くこともあります。
「イダイトウで戻せる」と同時に、「イダイトウで」

  • カウンターキャッチャー(2)

元々は1枚でした。(ボスが2枚採用だった)
しかしスタークロノスをする際にボス2枚を都合よく手札に抱えるためにはボスの採用枚数が足りない。
そんなこんなでカウキャを増やし、「ペパーやカイが実質ボス」という構築に。

  • プライムキャッチャー(1)

4枚欲しい。
唯一の「ポケモンいれかえ」でもあることと、ペパーやカイで触れる「ボスの指令」なので、ボス本体やカウキャが使えるタイミングでは、可能な限りプラキャを温存すること。

  • わざマシン エヴォリューション(1)

最近あえて後攻を取ってくるデッキが増えてきているので、後攻を簡単に取れない場合があることと、エヴォの2枚目よりも欲しいカードがあるため、1枚採用。
サイド落ちしてもメタングは4枚入っているので、素引きもしやすくしている。ハイボで持ってきてもいい。
考慮するのは、ぶん回りパオジアンや青ロストの後1げっこうしゅりけんくらいです。

  • まけんきハチマキ(1)

げんきのハチマキと迷いました。

~げんきのハチマキ~

この10点が偉すぎる…ッ!

・メリット→サイドを先攻されていなくてもスタークロノスが230点になる

・デメリット→上がっても10点のみ。
ライコ(240)やマントつきのカビゴン(250)、おまもりつきのロトムV(240)を「スタークロノス」で取れない


~まけんきハチマキ~

HP240や250を見れるのはコイツだけの特権

・メリット→30点上がるのでスタークロノスで見れる範囲が大きい

・デメリット→サイドを取られないと発動しないので、上手く使わないと何も意味の無い30点になってしまう

それぞれを比べると、どちらも場合によっては優秀です。
しかし先述もしましたが、まけんきハチマキがあると、ディアルガVstarのメタルブラスト(1エネ80点)を与えることで、後のスタークロノス(220+まけんき30=250)やかたきうち(220+まけんき30=250)で合計330点を見れるのがかなり強力です。
そのため、戦い方や構築も逆転に寄せてまけんきを使いやすくしています。

  • ペパー(4)

このデッキのメインサポートカードです。
4枚が安定な気がしますが、カイを1枚増やしてペパーを3枚にしても良さそう。

カイより比重が多いのは、
1,後攻1ターン目の「ポフィン+エヴォ」が最強
2,後半にまけんきに直接触れる
3,後半、使わなかったエヴォを持ってきてハイボのコストを削減できる

という3つの理由からです。
3点目に関しては「カイでも同じことが出来そう」という意見もあるかもしれませんが、イダイトウとバスラオを使うタイミングが多い(コストとしてトラッシュしたくない)ため、ペパーの方が大事です。

  • カイ(1)

5枚目のペパー。
ネオラントVと崩れたスタジアムを不採用としたことで、サポの現物を増やす目的で1枚入れました。

前半、ダンバルを絶対並べたいマンなので、ハイボを使用してまでダンバルを並べることもあります。
そうこうしているうちに「ハイボがないっ!」となることもあるため、終盤に直接イダイトウをサーチできるのが偉いです。

  • ナンジャモ(3)

待ちのプレイをすることが多く、「待ちのプレイをする=サイドを取らない」となり、「サイドへの1落ち」を考慮すると2枚じゃ足りないと感じたので、博士の研究から1枚枠を持ってきて3枚採用。
山札を混ぜない「メタルメーカー」とも相性がいいので、打つタイミングには気をつけたいですね。

  • 博士の研究(1)

完全不採用だとキツイ時もあるが、諸説。
「博士でエネ巻き込みすぎ問題」にぶち当たったら、早めにイダイトウを準備して技でエネを戻しましょう。
イダイトウで戻したあとなら、メタング1体でもいればスタークロノスは言えることが多いです。

  • ボスの指令(1)

やっぱアカギ

本当は2枚欲しい。
ただ、「プラキャ1枚、カウキャ2枚」の採用があるため、本当に使用したいのは最後にサイド差が並んだ時かと思います。(それでさえプラキャでもいい)
そのため、1枚採用。
(サーナイトやカビゴンLO系のデッキが流行る場合にはボスを2枚採用したい)

ディアルガに合わせてアカギのボスの指令を使用してる人とはぜひ仲良くなりたいです。

~エネルギー編~

  • 基本鋼エネルギー(17)

BREAKエネがお気に入り

優勝構築を見た当初、つりざお1枚のみの採用が怖くてエネ1枚を2枚目のつりざおにし、エネルギー16枚で使っていました。
しかし、明確に足りない場面がありました。

それは、イダイトウで悪リザを取る時。
採用枚数が16枚では、16×20なので、最大で320点。
もちろんまけんきやげんパチをつけることで悪リザの330点は見れるようになりますが、まけんきには他の使い道もあるので、先に使用していたら倒せないも同然です。

17枚あれば、17×20で340点を見られます。
そのため、エネは最低でも17枚は欲しいと考えます。
(エネルギーが沢山あるとその分サイド落ちもしやすいので、エネが1,2枚サイド落ちしていたらまけんきをイダイトウにつけるようにするのがベスト)

3.採用を迷ったけど不採用にしたカード

マナフィ

ダンバルを守るために入れたい1枚。
しかし例えば、ベンチに「ダンバル2体+マナフィ」という布陣を築いた返しに「キャンコロ+月光手裏剣」をされた場合、どうでしょう?
場にはダンバルはもういないし、バトル場はマナフィだし…どうしようもなくなります。
マナフィを呼び出すためにボールやポフィンを割くくらいなら、ダンバルを3体置いた方が良いと感じました。
そのため、マナフィは不採用で良いと思います。
(サナが増えたら採用を検討しましょう、サケブシッポが強すぎます)

ネオラントV

エネルギーが多いデッキなので、何回も回しているといずれ事故も起きます。
そんな時にハイボからサポートに直接アクセスできて偉いですが、バトル場スタートして欲しくないことと、どれだけ待ちのプレイ「かがリザケア」や「エンテイVケア(倒さないことでポフィンで埋めた盤面に空きを作らない)」を心がけても悪リザの180点で倒されてしまうため、ベンチにすらいて欲しくないと感じました。

「それならベンチから消せばいい」
と思う人もいると思いますが、これまた枠がない。
ネオラントVの採用をきっかけに崩れたスタジアムを採用するならば、どちらも抜いてサポ枚数を増やす方がいいと思いました。

崩れたスタジアム

元々採用理由が上に書いた通り「ネオラントV」を除去するためのカードなのですが、他にも「ミュウexや傷を負ったディアルガVstar」をベンチから取り除くことも出来、それが勝ちに繋がることもあります。
しかし、こちら側は待ちのプレイをすることが多いため、序盤から上手く回れなかった悪リザ側が仕方なく出したネオラントVやロトムVをトラッシュしようとして向こうから先に崩スタを使われ、自分の張りたい時に使えないことが多々ありました。
また、先に張られることで張り替えることも出来ず、手札で腐ったり、たびたび邪魔に感じることも。

ハッサム(ストライク)

刺さる相手には刺さる

リザードンデッキのエンテイV、ロスギラのギラティナなど、ディアルガを取られた返しに確実に返せるようにするための強力なサブアタッカー候補。

しかし、
進化させないといけないこと
・火力が相手依存であること
・炎弱点なので、まけんき(+30)をつけたリザードの「かえん(50)」で倒される

といった点から、割と諸刃の剣であるように感じました。
もちろん、時折ハッサムの打点上昇をケアしようと特性持ちのポケモンを並べないようにしてくることもあり、その牽制が役に立つこともありますが、あくまで局所的です。
また、打点自体も「60,110,160,210,260,310」と、扱いずらいです。

ビーダル(ビッパ)

手札が細くなりがちなこのデッキにおいて、何度も採用を検討しました。
ただ、このデッキは
・メタングを並べる(進化させる)方が大事
・ドローしすぎて手札にエネを引きすぎるとまずい
・メタングよりも縛られるポケモンである

という諸々の問題にぶち当たり、ビーダルは採用しない方が適切という結論に至りました。

メタグロス

「メタングは進化しない」
…と思っている人が多く、基本後半に縛られるのはメタングです。
とはいえ逃げエネは2なので、メタルメーカーと手張りでどうにかなることは多いのですが、最近大流行のカビゴンLOへの回答になるのでは?と、一時期採用を考えていました。

特性も優秀

緊急エントリーの方のメタグロスに関しては、その特性で直接ベンチに出すこともできるのが優秀。
技コメットパンチも、100点与えた以降は無限に200点が出せるので、お守りカビゴンは無限にワンパンできます。(すかさず後ろ呼び出されるんだよな〜)

雪遊びメタグロスカワイイカワイイネ……

新弾の方は、上技のエネが1枚で済むので、まさしく後半メタングが縛られた場面で役に立ちそうです。(とはいえ60+次ターンに120=180なので、お守りカビゴンすら倒せない…)


4.デッキの基本的な回し方

ここからはデッキの回し方について話していきます。


「メタングでエネつけていくだけ!」
「スタークロノス!!」
「バーン!ボーン!ドカーン!」





制作・著作
━━━━━━━
ⓃⒽⓀ




…冗談です。
間違ってはいないのですが、回すポイントはこれだけではないです。
まずはこの問題から。

サイド落ち確認は何をする?

確認順序はこの順番です。

  1. エネルギーの枚数

  2. ポケモン(全部、特にイダイトウラインやVstar)

  3. 呼び出し札(カウキャ、ボス、プラキャ)

  4. つりざおある?

エネルギーとポケモンを確認する順番はどちらが先でも問題ないですが、この2つは必ず確認しましょう。
特にエネルギーに関しては、イダイトウの技の最高打点に関わってくるので、必ずサイドに何枚エネルギーが落ちているのか確認。
ポケモンは、
・イダイトウラインが落ちていないか
・Vstarは2枚あるか
・メタングが何枚落ちているか
・ザマゼンタやミュウexなどのピン刺しポケモン

この辺りを確認します。

イダイトウがいるかどうかは確認しやすいですが、「Vstarが2枚ある」か、「1枚しかない」かに関してはかなり大きな差が出ます。
ただ、もし1枚しかなくても「ディアルガVを1体しか出す必要は無い」ということでは無いです。
こうした場合は、
・サイドから無理やり取りに行くためにザマゼンタやミュウex、ディアルガVの「じかんだんぜつ」で相手のサポートポケモンを狙ったり、倒しやすいVやexポケモンを狙うようにします。
こうした場合はむしろディアルガVが2体以上いないと返しに倒されて「せっかくサイドから取ったのに進化できない!」となり兼ねないので、普段通り並べましょう。
(注意すべきはディアルガVで戦う場合、ディアルガVに5エネつける必要は無いです。4エネまでつけて、余ったら残りはもう1体のディアルガVにつけましょう)

ポケモンの確認が終わったら呼び出し札の確認。
カウキャが何枚あるか
・ボスの有無

ここが大事になってきます。(プラキャは色でなんとなくあるかないか判断出来ると思います)
対面、たとえばアルギラのようなVやexポケモン主体なデッキの場合、カウキャが1枚落ちていたら……
「カウキャ→ボス→プラキャ」
この順番で使うのが好ましいと考えます。

最後に「釣竿の有無」を確認。
あるかないか、という次元なので、無かったら
ポケモンをハイボのコストに出来るだけしない
・博士の研究で諸々を巻き込まない
・イダイトウラインが必須になる可能性が高いので終盤ではなくても使えるように早めの準備をする

こうした心がけをしながら対戦を進めていきます。
(もし最後まで落ちてそうだったら、できるだけバケモンみたいなディアルガVstarを作ってサイドを2-2で取れるようにし、返しにイダイトウでサイド2枚のポケモンを取れるようにすればどうにかできる場面があります)

こんな感じでサイド落ちチェックをします。
ただそれ以上にこの問題も大事ですね。

先攻?後攻?どっちが適切か問題

僕は圧倒的に先攻だと思います。
というのも、このデッキは多少の上振れを狙いに行ったほうが勝率が高いと感じることに加えて、現環境のスタークロノスで取れる最大サイド枚数は多くても4枚なので、残る2枚をどこかで取っておきたい=「準備を先にする必要がある」と考えたためです。

じゃんけんに負けたら、その時は後攻1ターン目にエヴォリューションすることに全力を尽くしましょう。
基本は先攻です。

先攻取ったら目指す盤面

最低ラインは「ダンバル2、ディアルガ1」です。
対面の速度に応じてそれぞれの枚数を増やした盤面にします。
基本的な盤面作りの優先順位は以下。

[最低ライン]
↑・ダンバル2、ディアルガ1
   ・ダンバル2、ディアルガ1、かがやくゲッコウガ1
↓・ダンバル2、ディアルガ2、かがやくゲッコウガ1
[最高ライン]

以下の対面デッキには例外として特殊な盤面作りをしていきます。

*げっこうしゅりけん(ゲノムハック)が飛んできそうなデッキ
(例:パオジアン、ロストバレット、ロストギラティナ、ロストヌメルゴン、パルキアサーフゴー等)
ダンバル3必須(無理しなくても良いけど多分後悔する)

*一度に220打点が出やすいデッキ
(例:エンテイV入りの悪リザ、タケルライコ、カイナバレット、パオジアン、ミライドン、先攻のルギア、先攻のサーフゴー等)
ディアルガ2体目必須(無理しなくても良いけど多分後悔する)

*イダイナキバLO
ダンバル2(出来れば1)、ディアルガ1体、ミュウex1
(ゲッコウガは絶対出さない)

*カビゴンLO
ディアルガV2体のみ、(ミュウex、ザマゼンタもギリ可)
(ゲッコウガは絶対出さない)


後攻の場合、考える動きは2つ。

1.ペパーから入り、エヴォリューションする
2.バスラオで「むれをあつめる」を使用して展開する

1.ペパーから入り、エヴォリューションする
先ほど書いたようにメタングをエヴォするのが純粋に強いですが、ディアルガVを進化させないと次の自分の番までにディアルガが盤面に残らない、という状況ではディアルガを進化させることも時には必要です。
他にも、あえてメタングを1体のみ進化させることで「メタング取れば問題なさそうじゃね」だったり、「メタングが1体手札に来ていてエヴォの対象にできなかったのかな、そしたらこのターンはナンジャモを使ってプラキャでメタングを取れば完璧!」なんて、相手に色んな推測を巡らせることができるので、あえてメタングを1体のみ進化させるプレイングも大切になってきたりします。(実際の手札がエネまみれだったりする時とかに使う)

2.バスラオで「むれをあつめる」を使用して展開する
これを選択するのは、「後攻である」という大前提に加えて、「エネが1枚しかない」や「バトル場スタートできるポケモンが逃げエネ1で済む」場合です。
もっと具体的な手札で言えば、
「ダンバル、ネスト、残り5枚エネルギー」
みたいな手札の場合。
こういう時に限ってトップもエネ。
ネストでかがやくゲッコウガ?
という選択肢もありかと思いますが、ここは相手の速度に合わせましょう。
最近は遅く出ても問題ない場合が多いため、その場合にはネストでバスラオを持ってきて、「むれをあつめる」でダンバル(やディアルガV)とかがやくゲッコウガ、みたいな組み合わせがいいと思います。

なんならさらに次のターンにも「むれをあつめる」を使用し、盤面を磐石にしてから動けば後々の展開が楽になる可能性が高いので、この戦い方もしっかり覚えておいてください。

先攻1ターン目、手札にエネが1枚しかない時

せっかくかがやくゲッコウガを盤面に呼べたのにエネが1枚しかない…。
この現象、17枚のエネが入っていても時々起こります。
基本的にはかくしふだを使用して少しでも手札にカードを持ってくる方がいいと考えますが、かくしふだをしたことで手札からエネが消える場合があります。
こういった時、次の自分のターンがどのようになっているか想像してください。

次のターンにメタングが1体でも立ちそう
→積極的にかくしふだ

次のターンにメタングが立たない
→どちらかというと手張り

この2択で判断してください。(この際、相手の最大上振れ値を参考にすること)
もしかくしふだをしたことでエネが手札から無くなる(かくしふだでエネが引けない)場合、さらに盤面からメタングがいなくなる(立てられない)と次のターンの見込み火力は追加の手張り1エネのみ。
なんなら、次のターンのトップでも引けない可能性もあります。(ナンジャモや博士があれば、手張りはできそう)

こうなると2エネで120点。
次のターンにサポを使用してダンバルを用意できるなら軽いダメージとしては申し分ない気もしますが、さらにその返しにダンバルを再度狙われたら…
このように考えて、手張りが必ず必要かどうかを考えてください。

【かくしふだで必ず手張り分のエネが来るとは限らない】
【メタングは常に取られる可能性を頭に入れておく】

中盤心がけること

メタングも無事進化できた。ディアルガにも順調にエネがつきそう!そんな時でもまだ浮かれちゃいけません。(過去の自分への戒め)

今の盤面でできることは何があるか。
メタングでエネがどれだけつくのか。
そしてそのエネで最終的に目指せる最高到達点と最低到達点を考えます。

基本的にこのデッキのカードプールで1ターン中にできることはこんな感じ。

・手張り
・サポ打つ
・メタングの「メタルメーカー」
・ゲッコウガの「かくしふだ」
・ミュウexの「リスタート」

難しいのは最後の3つの順番。

【かくしふだ(リスタート)とメタルメーカー、どっちが先か問題】


この問題、状況によって変わりすぎる項目なので、基本的には「こっちが先」という明確な回答は無いと思っています。
(強いて言うならば、かくしふだ(リスタート)が先)

どういった時にはどっちが先が好ましい(と想定される)のかについて、判断基準を話していきます。

~今がどのような状況か整理する~
まず迷ったら、冷静になって盤面や手札、自分の置かれている状況を整理しましょう。
いくつか具体例を挙げて説明していきます。  

たとえば……
✔序盤、中盤、終盤どれに当てはまるか
✔鋼エネルギーは山札の総数に対して何枚あるか(エネの濃度が高いか)
✔手札には山札を縦引きできるサポートがあるか(まだサポを使っていない前提)
✔そして手札にあるサポを使って引きに行きたいカードがあるか
✔そもそもサポを引きに行きたいかどうか


各行動の前に考えたいことはこの辺りになります。



 

序盤、中盤、終盤どれに当てはまるか


序盤
の場合
…たとえば先攻2ターン目だとしましょう。

バトル場→ディアルガV
ベンチ→メタング、ダンバル、かがやくゲッコウガが1体ずつ

対面的に、ディアルガVはワンパンされる可能性はかなり低い。
エネルギーはサイド落ちしていない。
手札にはエネルギーが1枚。
手張りはした。
「メタルメーカー」を使えるが、かがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」も使える。

こんな状況、既にディアルガデッキを回したことがある人なら何度か出くわしていることかと思います。

こうした状況で果たしてメタルメーカーから使うか、かくしふだから使うか。
僕だったらこの場合、かくしふだを先にします。

「何を引けそうか」を考えると納得いただけると思います。
これ、エネ2枚引いたらどうしますか?
意外と悪くないですよね。
また、ここでエネ2枚を引くことで
・次のかくしふが使える
・次のターンの手張りが出来る

といったメリットも生まれます。
これは、一見デメリットな「エネ引きやすそう」をメリットとして利用しているのです。

また、エネを手札に引きよせると、実質山札から「エネ意外とカードを引く確率」増えるので、トップがサポートになりやすい他、相手のナンジャモが嬉しくなったりします。

そのため、今回は「鋼エネルギーを2枚というあまり嬉しくなさそうなペアを引いても問題ない」という理由から、かくしふだを先にする方が良さそうかな、と考えます。これは簡単です。



中盤の場合
…ここが1番悩みどころだと思います。

盤面例としては、
バトル場→ディアルガVstar
ベンチ→メタング2体、かがやくゲッコウガ、ディアルガV
鋼エネ→サイド落ちは無し。トラッシュには3枚。
ターン→後攻3ターン目(相手がある程度自由に行動できた時間があったものという想定)

Vstarには手張り2回分の鋼エネが2枚。(最初のターンは手張りが出来なかった)
メタング2体はエヴォで進化させたものとします。
対面はエヴォリューションをある程度安心して打てる対面(急にワンパンしてこない対面)を想定してください。

手札には鋼エネが1枚。
手張りはメタルメーカーのあとにするので、その他に出来ることは無い。
あとはメタルメーカーか、かくしふだか。

こんな状況だとします。

この場合、
ぼくならメタルメーカーから先に使います。

これは、メタルメーカーで何枚つくかによって「手張りしないでかくしふだをする選択が出てくるから」です。

メタルメーカーで8枚見ても1枚もつかないこともあります。
エネルギーがサイド落ちしてないからそんなことない?
いいえ、あります。

メタルメーカーの結果を見る前にかくしふだをすることでエネが引けず、2回のメタルメーカーをしたらエネが2枚しか付かない、なんてことも大いに有り得ます。
そしてこの場面に直面した時初めて「かくしふだはあとだった」となるのです。

中盤に関しては「常に最悪のケースを想定する 」こと。
これが一番大事です。

そしてこの「最悪のケース」に気づきやすくするためにも、同じディアルガデッキを何度も回すことが大切だと考えています。

終盤の場合
…何となく分かりやすいと思います。

盤面は正直各々で想像する終盤の盤面を想像してください。
ポイントは釣竿をまだ使っていないかどうか。
使っていないなら、かくしふだを先にすることで「つりざお→メタルメーカー」の流れが作れる可能性があります。
逆に釣竿を使っているなら、かくしふだをして山札の総数を減らせば、鋼エネが当たりやすくなる可能性があります。
ただ、対面的にエネが枯れてしまうとまずい場合はどちらが先でもいいと思います。

駆け足になったことと、正直これだけではまだまだ考察は浅いと思うので、また改めて追記いたします。

上に書いたようなことを意識しながら、下記「終盤心がけること」へお進み下さい。

終盤心がけること

山札が20枚くらいになってからが勝負
メタルメーカーという特性の都合上、「山札を混ぜない状態でメタルメーカーをする度に鋼エネルギーが当たりやすくなる確率」は、上がります。(当たらなかった鋼エネ以外のカードが下に行く≒下に行ったカード分、山札が減っている≒次回以降のメタルメーカーはより少なくなった山札から鋼エネを引く計算になる)

このために重要なプレイングは、
・スタークロノスの前に出来ることを全てやっていいのかを吟味すること

おそらくスタークロノスが目前になった場合、「え!ついに!スタークロノスが言える!」とはしゃいじゃう自分が突然自我を出してきます。(メタルメーカーをしてエネルギーが沢山ついた時、とかですね)
こうした時、「あ、まだハイパーボールあるからポケモンを1枚抜いとこ!天才か?」と思って山札からポケモンを持ってくる……ちょっと待って!

本当にその必要、ありますか?
そもそもスタークロノスって、メタングが2体いるなら「メタルメーカーをそれぞれ2回ずつ使える」
という解釈ができます。
つまり、山札を16枚(4枚×2体×2=16枚)見れるということです。
終盤の山札の総枚数が20枚前後になり始めたらもうポケモン1匹を連れてきてもあまり変わらないし、むしろ「山札を混ぜる」という行為がNGです。

「使えるカードを使った方がいい」というプレイングは終盤においては要らない場合があるので、終盤には「本当に使うべきか?」を考えるようにしてください。

しかしこのデッキ、終盤が突然訪れることもあります。

「そもそも、このデッキの終盤って…?」

実際この前のシティリーグでも、メタルメーカーの上振れにより最速スタークロノスが決まったこともあります。(ある時には先2スタークロノスが決まり、相手の盤面はポケモンが2体だったのでそのまま勝ちました)

そのため、「相手のデッキがどう言ったデッキなのか」を常に考えながらプレイすることが大事になります。
考えることは主に、3点。

・ポケモンをどのくらい並べてくるか
・サイド2枚取れるポケモンがどの程度並ぶか
・HP220の以下のサイド2枚ポケモンは入っているか

3点目が当てはまるデッキに対しては「スタークロノスでサイドを2枚取れる可能性が高い」と考えられるので、「基本有利対面」と考えて良いでしょう。
次に3点目が若干ハードル高い場合。
HP230~250あたりの場合です。
代表的なのはトドロクツキexやテツノカイナex、タケルライコexなど。
この辺に関しては「まけんき込」であることが必要となりますが、それでも「スタークロノスでサイドを2枚取れる可能性が高い」と言えるので、これまた「有利対面」と考えて良いでしょう。
このような感じで「相手のデッキへの理解」が特に大事になってくるのがディアルガVstarデッキだと思っておりますので、以下、「各対面へのアプローチ」へお進み下さい。

5.各対面へのアプローチ

各対面の有利・不利(得意・苦手)について、対面したときに心がけることを書いていきます。
(「微有利」や「微不利」という表現はいたしません。どちらかというと有利なのか、不利なのかについて記載いたします)

また、それぞれについて序盤に目指したい完全盤面についても記載していきますので、参考にしてください。
(かがやくゲッコウガは基本的に早い段階で出して問題ないので、特別な場合以外は書いてません。基本的には最初のネストで出してください)


●悪リザ(ピジョット/ピジョビーダル)

→有利

構築例

構築にもよりますが、ロトムVやネオラントVをスタークロノスで倒し、EXターンでピジョットexを取りに行く「サイド4枚取り」流れを実現しやすい対面です。エンテイVによる序盤の猛攻も携えている場合もありますが、間にザマゼンタ(+まけんき)を挟んで取り返せるようにする。

また、サイド差を大きく進めやすいことは相手にも有利に働くため、返しに取られることを想定してアタッカーを育てていくこと。
こちらのサイドが残り2枚の段階でバスラオは置きたい。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体、ザマゼンタ1体、かがやくゲッコウガ1体」


●悪リザ(ビーダル)

→不利

構築例

Vが全くいない場合はスタークロノスでビーダル2体を取る動き(プランA)が強いと思います。
ただ、その時点で相手のサイドがまだ1枚しか取られていないとなると「まけんきハチマキ」が発動し、270+30でバトル場のディアルガVstarが取られるため、相手にはサイドを3枚取らせる必要があります。(4枚取らせるとかがリザで終わる)

事前に悪リザにダメージを与えている場合には、それを倒しに行って、サイドを大きく先行するパターン(プランB)もアリです。

なお、この場合には相手がかがリザの起動を目指してくるはずなので、このプランを取れるのは相手にサイドを1枚しか取られていない時に限ります。
(2枚取られていると、そのまま2-2で取り切られる可能性が高いです)

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体、かがやくゲッコウガ1体」


●パオジアン

→不利

構築例

弱点を突けるものの、「げっこうしゅりけんを通してきやすい」、「6エネ300点は意外とすぐ出してくるので迂闊にメタルコーティングしてられない」という点から、苦手寄りです。
そのため、パオ対面ではザマゼンタがどうしても欲しいです。
また、ザマゼンタを取られたあとは後ろにHP90以下のポケモン(ダンバル、バスラオ)を本当に置いていいか考えましょう。(せっかく1挟んだのなら、取られやすい1を置かない、置くとしたらゲコを復活させないためにも、ナンジャモしながらカウキャゲッコウガのような動きをする)

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル3体、かがやくゲッコウガ1体」


●ロストバレット(非エク中心)

→不利
青ロスト、赤ロスト、ともに厳しい戦いになります。
(非エク中心の構築は最近少なめです)

〈青ロスト〉
~スタート~
→2ターン目以降のげっこうしゅりけん読みで、ダンバル3体目をすぐ置けるようにボールをキープする

~序盤~中盤~
バトル場はディアルガVstar。
基本的には2エネ付けたものを2体と、ザマゼンタを用意する。
キュワワーやウッウを倒していき、ここでサイドを2枚取れると理想。
構築によってはトドロクツキexが入っているので、それを見越してまけんきが発動するようなサイド差を意識すること。(ザマゼンタ+まけんきで倒すのが理想。イダイトウでも可)

~終盤~
2エネつけていたディアルガVstarでスタークロノスして、HPの低いポケモン2体倒して終わりが理想。

【ポイント】
ダンバルは1体ずつ進化させても良さそう
→序盤からスタークロノス一筋でぶん回る必要は無い(かえってカウキャやツツジが使われる)
あえて「メタング1体しかいない盤面」を作ることでそこを取ってもらうことで、

キュワワー(メタルブラスト)❶
→ウッウ(メタルブラスト)❶
→トドロクツキex(かたきうち)❷
→ヤミラミ(スタークロノス)❶
→キュワワー(メタルブラスト)❶

のようにサイドを進められると理想的。

目指したい完全盤面は…
「ダンバル2体(3体)、ディアルガV1体、(ミュウex)」

〈赤ロスト〉
~序盤~
→かがリザ起動には少し時間がかかるので、ディアルガVstarに1,2エネをつけてキュワワーやウッウを倒して行く

~中盤~
途中でかがリザを無理やり起動させてくることもあるので、ディアルガVstarにエネを固める時にはバスラオ(ザマゼンタでも可)も控えさせておいて、返しにサイド1アタッカーでかがリザを取れるようにする
このタイミングでイダイトウが技を打つことでスタークロノスがかなり言いやすくなるため、ディアルガV2体を置けるとベスト。(1体だとまたかがリザが復活してくる可能性もある)

~終盤~
✔イダイトウでエネを戻した
✔ディアルガVが2体盤面にいる
ここ2つがクリアなら、そのままスタークロノスして行きましょう。
(ロスト戦はカウキャマインが怖いので、つけるエネは必要最低限まで)

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体、(ヒスイイダイトウ)」

●ロストバレット(V,ex複数採用)

→有利

構築例

基本的には青ロスト、赤ロスト対面の動きと変わりません。
気をつけることは、
ミラゲが打てるようになるターン(上振れた後攻2ターン目など)から、何をアタッカーにされるかどうか。
個人的にはフーパex、ライコウVあたりが出てきてくれると嬉しいので、バトル場はディアルガVかVstarでターンを渡すのが良いと考えます。
加えて、後ろにもディアルガVを控えさせることで、「トドロクツキexは後で使おう」と思わせるプレイも大切になってきます。
フーパexでディアルガVstarを突破するには、こちらの盤面に合計で6エネついていることが条件となります。
(50×6エネ=300点)
そこで、ここからは仮に6エネが付けられた盤面で考えていきます。
理想盤面は、
バトル場のディアルガVstarに3エネ、後ろのディアルガVに2エネ、ザマゼンタに1エネ、メタング2体、といった盤面形成が出来ているとかなり安心です。

この時、バトル場のディアルガVstarに4エネをつけておくこともアリです。
「バトル場を取らないと次のターンに確実にクロノスが飛んでくる(ように見える)」からです。
ただ、メタルメーカーはあくまでランダム要素。
バトル場に4エネをつけていたディアルガが取られた上で次のターンにメタルメーカーでエネがつかなかった時が終わりの始まり。
そうならないよう、相手に「敵」を明確にさせるために、「バトル場が1番着いている状況、かつこちらが次のターン以降困らない状況」を作ることが大事です。

そしてフーパexをスタークロノスするターンに盤面にバスラオを置き、EXターンでイダイトウに進化出来れば、ディアルガVstarを取っても、イダイトウを取ってもサイド2枚のポケモンが倒される(バトル場に出せない)状況を生み出すのです。

目指したい完全盤面は…
「ダンバル2体、ディアルガV2体、(青ならミュウex)」



●ロストギラティナ

→有利

構築例

ギラティナVにスタークロノスを打ちたいため、ガンガンデッキを回していきましょう。
序盤にキュワワーかウッウを取り、ギラティナV→ギラティナVstarの順番に取っていくことが出来ればほぼ勝ちです。(余計にエネをつけず、山札にエネを残しておくこと)

目指したい完全盤面は…
「ダンバル2体、ディアルガV2体、(ミュウex)」


●アルセウスギラティナ

→有利

構築例

こちらのブン回りがゲームを左右する対面。
また、後攻1ターン目からメタルコーティングを言う択も全然あるため、ダンバルにこだわる必要もそれほどないのが楽。
先攻2ターン目にスタクロが言えた場合、意地でも後ろのギラティナVを取りに行く。
ギラティナVがいなければ基本的にディアルガVstarを取られないので、序盤からスタークロノスを言わずに後ろのギラティナVを倒すor削る動きをし、2取ったあとに2-2で取りに行く流れでも良き。
ビーダルは基本無視で、最短の2-2-2を狙いに行くのがベストだが、相手サイドが少ない際のナンジャモを打てるなら、ビーダルを取りに行くのもあり。

目指したい完全盤面は…
「ダンバル2体、ディアルガV1体、(ミュウex)」

●キバLO

→有利

構築例

盤面をディアルガV2体のみにし、Vstarは早めに手札に確保することを再優先に動く。
じばんほうかいでトラッシュされていっても、ディアルガVはメタルコーティングが出来るのでそこも時折使っていく。
ポケモンが続かなくなった瞬間にスタークロノスでたね切れを狙うのが1番勝ち筋ありそうだけど、たまにミミッキュもいるのでミュウexも盤面に出して良い。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ミュウex、(メタングを置くなら1枚まで。ミミッキュを弱点込みでワンパンできる)」


●カビゴンLO

→有利

構築例

プレイング次第ではかなり勝ちにいきやすいと考えています。

ディアルガがなぜカビゴンに有利か。

「最大の武器、スタークロノスが言えるから」

カビゴン対面は、4エネをつけたディアルガVstarで「おまもりカビゴン」を取れる状況を作り、相手のポケモンが盤面に2体になった瞬間に「スタークロノス」をすることで、「たね切れ勝利」を狙うことが勝利への近道だと考えています。
加えて、ビワで致命的な手札になることもあまりないです。つりざお、プラキャ、ハイボが少し厳しいくらいです。
こういった点から、有利な立場にあると考えておりますが、もちろん一筋縄ではいきません。
以後、注意点について述べていきます。


【基本メタングを並べない】
メタングを沢山並べることよりも、メタルコーティングでエネをつけることを目指します。
~相手が後攻を取る&ディアルガVスタートと仮定~
1:先1手張り(計:鋼エネ1枚)
2:先2手張り+メタルコーティング(計:鋼エネ4枚)
3:先3手張り(計:鋼エネ5枚)


この要領で鋼エネ5枚をつけたディアルガVを作ることを目指します。
この間に気をつけることは
・先2までVstarに進化させない
・先2の時点でハイボがある場合はVstarを持ってきておく(ビワ対策)
・ザマゼンタorミュウexに常にアクセスしやすいように心がける(ミミッキュ対策)

【つりざおの使い所】
エリカケアで手札からポケモンをトラッシュできるなら早めにトラッシュへ。
そして警戒すべきは「エネルギー切れ<マンタインでベンチに強制参加」なので、つりざおの3枠を全てポケモンにしても良い。特にゲッコウガをエリカで招待されたらやばい。終わる。
もし縛られた時にこちらの残りサイドが3枚で、プラキャが残ってなかったら(残ってても)ほぼ負けです。

【イダイトウは使う?】
結論、使いたい。

・エネを戻す高火力で、「マントつきカビゴン」や「マントつきロトム」まで見れる可能性を秘めている
・つりざおが落とされてもエネを戻せるのでLOしずらくなる

こういった点で、役立ってくれます。
しかしバトル場に行った以降は「逃げれない、ゲッコウガが居ない、ハイボはビワで枯れた」といった状況であることも結構あるために、トラッシュにエネが落ちなくなり、そのまま負ける可能性もあるので出来れば最後の最後、ゲームを終えるタイミング(スタークロノス後のマントつきロトムVを倒すシーンなど)で出すようにしましょう。

そして、あまりにもカビゴンが増えすぎるなら、カウキャを1枚にし、「2枚目のボスの指令にするか、フトゥー博士のシナリオを採用する」ことも視野に入れてもいいと思います。


目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体のみ(ザマゼンタorミュウex)」

●ルギア(ころころ)

→不利

構築例

チラチーノが無限に強い。
エネが沢山着く前にアーケオス2体をスタクロ+メタルブラストで倒せたら御の字。
ミュウexもダブタ2枚のルギアVstarにすら倒されるため、活用しずらい。
向こうが多少回らなくなることを祈り、ナンジャモを積極的に打っていくようにする。
こんなアプローチを心がけながら、ゆっくりアタッカーを複数体育てていくイメージです。
スタークロノスを言えるディアルガVstarを2体用意できるとかなり勝ちに近づきます。

さて、ここからが追記です。
最近ルギアデッキに「サバイブギプス」を入れて不滅のチラチーノが爆誕するようになりました。

チラチーノといえば、ただでさえ
・サイド1枚しか取れない
・ギフトエネで手札補充される
・280点は当たり前に出せる

と言ったバケモンだったのに、倒せない段階が出来たことでさらに猛威を奮っています。
結果、平均してサイドを4枚くらい取れるやつになりました。スタークロノスを使っていないのに。

「サバイブギプス」への回答として最初に思いついたのは「ロストスイーパー」。
単純に「剥がす」アプローチであり、ペパーで直接触れるので相性は良いですが、難点もありました。

・手札が細く、ロストに送るコストが難しくなりがち
・ペパーでカウキャやプラキャを持って来れなくなる

また、スイーパーを使う動きをするよりも後ろを呼んでサイド取りに行った方が良くね?という疑念も拭いきれませんでした。

ここでもう一度サバイブギプスについて振り返ってみましょう。

このカードをつけているポケモンのHPがまんたんの状態で、相手のポケモンからわざのダメージを受けてきぜつするとき、そのポケモンはきぜつせず、残りHPが「10」の状態で場に残る。その後、このカードをトラッシュする。

そう。
「まんたんの状態」では無ければいいのです。
初めに思いついたのはHP70ダンバルの上技で、10点を事前に与えておく、という戦い方。

しかし、与えられても1体。
向こうからしたら「ほなキレイなチラチーノにギプスつけたるわ」とを方針変えるだけです。
他に何かいないかな、と考えた時に1枚、ピッタリの子がいました。

ハバタクカミです。

カードが発表された時、無色エネで技を打てるから「ディアルガデッキに入るかな?」と考えたことはありましたが、結局枠がなくて断念したシリーズのこの子。

技たたりとばすでダメカン2つを「好きなように」乗せられます。
お分かりでしょう。チラーミィ2体に最速でダメカンを1つずつ乗せましょう。

これでギプスをつけられてもワンパン出来ます(そもそもつけないだろうけど)。
追加でチラーミィを用意してきたものなら盤面は圧迫されるし1ターン遅れてくれるしで良いことしかない。
場から取り除く手段も、入ってても「崩れたスタジアム」か「ネジキ」あたりでしょう。怖くない。

その上、対ロストや対サーナイトでも活躍来てくれそうな気がします。
交代候補は「ザマゼンタ」が良いと思います。
・現状220点でサイドを確実に2枚取りやすい環境では無いこと
・3エネ起動がやはり重たいこと
・気絶していない時に100点しか出ないので、ハバタクカミの方が「90点+ダメカン2個(2点)=110点」と、状況によってはハバタクカミよりも打点が劣る可能性があること

上記3点を考慮しての交代が望ましいと考えました。
とはいえ、変えるカードは1枚ほどなので、回し方はそこまで変わらないです。

ポイントは、チラーミィにミストエネがつく前に最速で「たたりとばす」ことです。
(ミストエネルギーがついていると「わざの効果」を受けなくなるのでダメカンが乗らなくなります)

最速でハバタクカミを用意し、最速でたたりとばすを宣言し、そこからスタークロノスを決めにいけるとかなり攻略はしやすくなりそうです。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体、ハバタクカミ」


●古代(コライドン採用型)

→不利

構築例

削られるスピードは遅いものの、サイドを進めるペースも遅い。
先2から順当に殴っていけても、ラストまで気が抜けないので、サイド2枚取られるポケモンはやたら出さない。
(ザマゼンタと、スタークロノスをする用のディアルガVstar1体にエネを集めておく。バスラオも早めに用意)

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV1体(2体)、ダンバル2体(3体)」

●古代(トドロクツキ2種採用型)

→有利

構築例

と書いたものの、相手の少しのブン回りとこちらの少しの下ブレによってズルズルと負けるタイプの対面です。

ポイントは
・ディアルガVは早めに進化させる(カラミティストームを打たせない)
・ディアルガVstarにエネを固めつつ、くるいえぐられた返しにトドロクツキexを取れるようにする
・後半にディアルガを並べる場合は必ず2体以上ある状態にする

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体」

●タケルライコ

→不利

構築例

ブン回られたらかなりしんどいデッキ。(要求値がすぐ跳ね上がる)
毎ターンのごとくきょくらいごうでバトル場を粉砕してくるので、メタルコーティングは基本言えません。
逆に言えば、「バトル場ディアルガVでスタートし、ダンバルを守る→後ろのディアルガVを進化させ、まけんき込みでスタークロノス」という流れができればそのまま2体目のライコを取れるので、スタークロノスを言うターンかEXターン中にバスラオ(もしくはミュウex)を置くことでほぼ勝ち確盤面を作れます。
しかし、少しでもメタルメーカーでエネが付かなかったりすると、そのまま負けルートに繋がることが多いです。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体(3体)、ダンバル2体、(バスラオ、ミュウex)」

●テツノカイナ

→有利

構築例

テツノカシラが基本的に盤面にいるため、テツノカシラをスタークロノスしてそのままヘビーバトンやギフトエネルギーがついていないテツノカイナを呼び出して倒せると大抵のゲームペースを掴めます。
多少ごっつあんプリファイをしてもらうことでナンジャモの通りが良くなるため、バトル場はダンバルスタートし、エヴォでディアルガVとダンバルを進化させる流れが良さそう。(サイドを4枚取られてしまうとその後デッキトップボスでゲームセットしてしまうので、4枚取らせてはならない)

目指したい完全盤面は…
「ダンバル3体、ディアルガV1体(2体)、かがやくゲッコウガ」

●ミライドン

→不利

構築例

初めのアタッカーが出来上がるまで早いため、ディアルガVが枯らされる可能性が十分にある。
また、サンダーexの技いなずまれんだんで1ダメカン+90を利用してメタングを取ることも可能。
バトル場にメタングを呼び出されれば、メタングが盤面から居なくなるので、ダンバルは3体必須。

目指したい完全盤面は…
「ダンバル3体、ディアルガV2体(3体)」

●サーフゴー(パルキア)

→不利

構築例

素早くパルキアを立てられ、げっこうしゅりけんされるとさすがにお手上げ状態に。
パルキアVstar自体も260点まで出るため、ディアルガVを取ることもそこまで大変では無い。
Vstarになったらサーフゴーで取りに行ける。
こちらの下ブレをすぐに拾ってくるデッキなので、ダンバルは3体必須。ディアルガVも2体欲しい。できればダンバルは即進化。このあたりに集中し、早めにパルキアを取りに行きましょう。(ゲコでも及第点)

目指したい完全盤面は…
「ダンバル3体、ディアルガV2体」

●ヌメルゴン

→有利

構築例

基本ワンパンされないため、序盤メタルコーティングからスタークロノスをヌメルゴンが出来上がる前にし、盤面からヌメルゴンを取り除く。
出来なくても、1体のディアルガにエネを集中させることでヌメルゴンをほぼ無効化し、倒されたらバイダイトウで取る、という盤面を作れば問題なし。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体」

●アロコン

→有利

構築例

アロコンの弱点をつける上、多少待っててもディアルガVstarがワンパンされることが無いため、かなり有利です。
早めにスタークロノスに繋げて、相手の盤面を崩しましょう。
チェレンの気配りには気をつけたいところですが、後ろのアルセウスVを取りに行ければ使われない(使えない)状況に出来るので、EXターンでは1度ダメージを当てたアルセウスVstarを倒すより、ベンチのアルセウスVを取りに行く方が強いです。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV1体(2体)、ダンバル2体」

●サーナイト

→基本無理(最後の最後が取り切れない、先行される)

構築例

サケブシッポがやばすぎます。
メタングを枯らされる上に、おまもりフワンテに300点を出される。
非エクしか出てこない。
狙うならば、ラルトスやキルリアに対して早い段階でスタークロノスをし、サーナイトexを作らせない。

さて、ここからが追記です。

この記事を出すきっかけとなったシティリーグが開催されて約1ヶ月が経ちました。
環境が目まぐるしく変わり、サーナイト対面をいよいよ本格的に考えないといけない環境がやってきています。

そこで僕なりにまとめたプレイングや構築の工夫について述べていきます。

まずはサーナイトのヤバい点から。

・サケブシッポで簡単にメタングが取られる

・おまもりフワンテがディアルガVstarをワンパンしてくる

・準備が出来るまでサーナイトexに進化してくれないため、通常攻撃時に取れるサイドは基本的に1枚ずつ

・サイドを進めたらその度にアンフェアスタンプに怯えないといけない

大体こんな感じでしょうか。
言ってしまえば理不尽負けをすることが多い印象です。(こんなん絶対無理やん!ってやつです)

でも我らにはスタークロノスがあります。
そこらのデッキとは確実に違うことが出来る。
それを最大限に生かせるプレイングが、こちら。

・5エネつけたディアルガVstarを2体用意する
・序盤は絶対サイドを進めない
・ディアルガを、Vstarに進化させていいか考える
・スタンプを打たれても問題無いくらいにアタッカーが育っていたら1枚サイドを進める

・5エネつけたディアルガVstarを2体用意する
→相手の準備が整ってディアルガVstarをワンパンされても良い状況を作る目的。
アンフェアスタンプのことを考えると出来るだけエネを盤面に溜めたい(山札からエネを取り除いて山札を強くしたい)反面、エネが切れてメタングが縛られて負け、ということが起きないように気をつける。

・序盤は絶対サイドを進めない
→サイドを進めたら突然アンフェアスタンプが打たれてその後エネしか引けずにそのまま負け…みたいなことを防ぐためです。

・ディアルガを、Vstarに進化させていいか考える
→Vstarへ進化させるとディアルガVのメタルコーティングが当然宣言できなくなります。
メタングが1体しか立たなかった際にこのプレイングをすることで、ヘイト分散(相手から見て倒したいポケモンを盤面に複数体用意すること)が出来ます。
特に、バトル場がHP220(ディアルガV)だと、おまもりフワンテに必要なエネも4エネ(バルーンボム:フワンテのダメカン8点×3)で済むため、向こうの要求値がすぐ満たされてバトル場を取ってくれることが多いと思います。
もちろんこの際には後ろにもう1体のディアルガVを置けるのがベスト。
メタルメーカーで後ろのディアルガVにエネを付け、メタルコーティングでバトル場にエネを加速することでヘイト分散は完成。この時、バトル場のディアルガVの方が多くエネが付いているとより良いです。(4エネが理想。場にダンバルがいるなら3エネでも問題なし)

こうしてヘイト分散した返し、相手視点でやりたい動きは…
・バトル場ディアルガVを取る
(フワンテ特攻=4エネ必要)

・メタングを取る
(シッポ特攻=3エネ必要)

主にこの2択だと思います。
おそらく、序盤~中盤のサイドを相手が進めていないならメタングを、サイドを進めているならディアルガVを取る、こんな感じだと思います。

メタングを取ってきたら、先程と同じ動きをしましょう。(その為にも、さっきのターンでダンバルが1体欲しい)
シッポにエネがついていることでフワンテを用意することは中々ハードルが高いはずです。(最近のサナのエネは8か9枚。シッポに3エネ付いてるので、残りの5,6枚のうちの4枚を付けないとディアルガVは取れない)
ここでディアルガVを取ってきたらやばいですが、サナはこういう時にちゃんとその要求を満たしてくるデッキだと思います。
その為、今度はベンチのディアルガVにエネを多めに付け、若干でも要求値を上げると良いと思います。(サナexをワンパンできる7エネが付いていると完璧)

そして何かしらが取られた返し、ここでスタークロノスを打ちたい。
やりたいことは…

・ディアルガVをVstarに進化させる
・ロストスイーパーでバトル場のフワンテを気絶させる
・EXターンでサナexを呼べるように呼び出し札を手札に引き寄せる

要するに、ここでサイドを4枚取ります。
こうするとサナ視点は
・サナexを残したくない
となるので、ここでようやく「序盤~中盤に1枚くらいサイド取っていた方が良さそう」という思考に至ります。

・スタンプを打たれても問題無いくらいにアタッカーが育ったら1枚サイドを進める
ここを考えるとやはりバトル場だけでもディアルガを進化させた方が良さそうな気もするんですよね…。
そのため、結論としては

・メタルコーティングを言うターン(出来たら2ターン)
・Vstarでサイドを1枚進めるターン
・スイーパーとスタークロノスでサイドを2枚進めるターン
・EXターン、メタルブラストでサナexを取るターン

この進行で5枚のサイド取りが出来れば、かなり勝ちに近いと思います。

ここで、この動きをしやすくするための構築の工夫について。

・ロストスイーパーを入れる
先程から何度も述べている通り、ロストスイーパーを入れないと上手いサナにはおおよそ勝てません。

・ハバタクカミの採用
上記の動きよりもより現実的なのは、ハバタクカミを採用することです。

2点がえっち

強く使える動きは、
基本的には相手が進化させたサナexを縛る動きです。
相手がサナexに進化させることは、同時に色んなことを意味します。
たとえば、
=アタッカーが用意できている(サイド取られた)
=エネがトラッシュに4枚くらい溜まっている
=3,4ターン目以降くらい

こんな感じ。
ここから分かることは
初っ端からメタルコーティングを言って1体目を3,4エネまで育られるだろうから、こちらの盤面はそれなりに育ちそう
ということ。

このくらいのタイミングでプラキャでサナexを呼び、カミで縛ると、たとえ向こうの最初のアタッカーがフワンテだとしても、「1ターンの隙が出来る&サナexに90点乗ることでスタークロノスの圏内に入る」ことで、優勢に立ち回れる可能性が高い気がします。

…いやいやフトゥーされるよ!
たしかに。
されたらされたでベンチに下げたディアルガを取られにくいからいいかなと思います。
ディアルガにボスを打たれてエンブレイス起動からの逃げをされるのが1番ヤバそうです。
しかし逆に言えば、ディアルガをボスで取ってきてるのであれば300打点を出しているので、おまもりつき100のダメージを負っているフワンテの残りHPは20。

返しのターン、サナexをフトゥーで回収したパターンじゃなければ90ダメージを負ったサナexを呼び出してスタークロノス→EXターンで後ろのHP90以下のやつを呼び出してカミで相手バトル場に90、後ろのフワンテに20。と言った動きでサイド4枚取りが可能です。理論上。

こんな感じで色々と考えを並べましたが、総括すると
・ヘイト分散が大事
・序盤のメタルコーティングがかなり大事
・メタングは1体しか立たなくても何とかなる
・向こうのアタッカーはすぐ取らなくてもいい
・スイーパー必須

・カミも偉い

ごめんなさい、まとめるの下手でした。
サナ対面はそもそも難しいので、負けても悲観する必要は無いと思います。
しかし何も分からずにバトル場を倒して行ったりすると、スタンプされつつディアルガを取られて何も出来ない‼️みたいになるので、多少練習が必要な対面だと思います。
最大の武器スタークロノスをいかに上手く使えるかを考えながら慎重にサイドを進めていって勝ちを取りに行きましょう!


目指したい完全盤面は…
「ダンバル3体、ディアルガV2体、(ハバタクカミ)」

●アルセグレンアルマ

→割と無理

唯一の救いは、初動がアルセウスから入ってくれること。
そのため、こちらは急いでディアルガとメタングを用意し、最速でスタークロノスを決めに行きましょう。
もしも途中で「若干怪しい」と思ったらアルセウスを軽く削る用と、ベンチで育てる用の2体のディアルガVstarを用意し、スタークロノスするタイミングで削ったアルセウスVstarを呼び出し、EXターンではザマゼンタを使ってサイドを2枚取ることで、かなりマシな戦いが出来ます。
この時、残りサイドが2枚にならないように、リソース管理やエネルギーのつけ先に気をつけましょう。

目指したい完全盤面は…
「ディアルガV2体、ダンバル2体、ザマゼンタ」

●ゲッコウガex

→普段のプレイでは不利

クリムゾンへイズから登場し、早くも入賞が散見されたこのデッキ。
型が定まっていなかったり、柔軟性があることで対応しきれず負けた方も多いかと思います。
そんなゲッコウガデッキですが、パルキアVstarと組んだ構築の場合、普段のプレイをしなければかなり安定して戦えます。

ゲッコウガデッキの特徴は
・相手はアメ進化が必要
・殴り出しは早い
・殴ってきても所詮170点
・ダブタついても100点でメタングが取られる

加えて、毎ターン好きなカードを持ってこられるのもかなり面倒。
しかし、「殴ってきても所詮170点」。一見痛くない。
最後に書いた通り「ダブタついても100点でメタングが取られる」んですよね。
(げんパチがついたら170点受けたディアルガVstarも取られます)
そのため、ゲッコウガexデッキとの対面に慣れていないうちにはメタングを極限まで出さないで、「メタルコーティング」を主に使用する戦い方がベストです。
そして、その中でも最大のポイントは「メタング(ダンバル)を基本的に最初には出さない、出してはいけない」ということです。
(次のターンに確実に進化できそうな時、かつ相手が下ぶれてそうな時、出しても1体だけ。サイド2枚取りはさせない)

●ぶんしんれんだを舐めてはいけない

殴り出してきても170ですが、突然ダブタがついてメタング2体取られること、結構あります。
特にメタングはHPが100なので、「パルキアVstarのスターポータルを使わないといけない」なんてことも無いんです。
なんならしのびのやいばで持ってきてる可能性だってありますし、次のターンにベンチのポッポがピジョットexに進化して…みたいなことも有り得ます。
分かりやすく言えば、雪道があった頃の悪リザ。
たとえば試合後半、雪道で特性を止めても2ターンの手張りで大ダメージを出してきました。
そんな感じで隙あらばパルキアVstarを起動させてすぐ「ぶんしんれんだ」を打たれると思ってください。

●大体の動き
こちらが先攻を取れたなら2ターン目には安心してメタルコーティング。先攻1ターン目にバトル場に手張りが出来ていればその時点でディアルガに4エネ。
上振れた想定ではメタルコーティングの返しのターンにゲッコウガexに進化し、「しのびのやいば」を打たれてディアルガが170削られる。
その次のターン(先攻3ターン目)の手張りで5エネにいくので、ひとまずスタークロノスまでの道はこの時点で確保出来ます。
(基本ここではスタークロノスを温存したい。しかし、スタクロをすることでサイドを4枚取れそうな盤面や手札ならここでスタクロしても良い)

この辺で相手の様子を見てダンバルを2,3体出す(1体だけだと「ぶんしんれんだ」で場のディアルガとダンバルが取られる)ことで、「バトル場のディアルガVstarを取りたい」と思わせるのです。

こうして前のディアルガVstarが取られれば、
→ダンバルは全員無事、他にもベンチに控えさせていたディアルガVが生き残る

ことを意味しますし、
「ぶんしんれんだ」でダンバルが取られれば、
→ダンバルは消えるかもしれないが、バトル場のディアルガが無事(ダンバルをおとりにしてもいい判断をしての2匹展開は結構有効)


こんな感じで何かしらが残ったり、アタッカー不足になることを防ぎながら残ったポケモンたちを進化させ、一気にスタークロノスを宣言、というルートがありえることを頭に入れながら戦いましょう。

●ミュウexを上手く使う

そしてこれは有名な話ですが、ゲッコウガexの弱点を突けるミュウexを運用することも忘れずに戦いましょう。

ここからはゲッコウガ対面に慣れてから使って欲しいプレイング。
先攻かつダンバルを2体とミュウexを並べられそうな場合、「ダンバルを放置すると返しに取られる」ことを相手に強く意識させるのでダンバルへのヘイトが高まります。
そうしてるうちにバトル場のディアルガでメタルコーティングをするわけですが、こちらが先攻であれば先攻2ターン目の時点でメタングに乗り、ミュウexに最低2エネをつけましょう。(ハイボ1枚ならメタング一択)
そしてディアルガは進化させず、メタルコーティング。
これができれば、たとえメタング2体を「ぶんしんれんだ」で取られても、返しのターンに手張りだけでゲッコウガexを取れます。
しかしパルキアが控えているとやはり厄介。
厄介ですが、ミュウexの存在がディアルガを進化させなくても問題ない理由になってくれています。

バトル場のディアルガがとられれば
→ダンバル2体が残る
→ベンチのディアルガVが残る
→ミュウexが残る

ダンバル2体がとられれば
→3エネつきディアルガVが残る
→ベンチのディアルガVが残る
→ミュウexが残る

ミュウexがとられれば
→ダンバル2体が残る
→3エネつきディアルガVが残る
→ベンチのディアルガVが残る

こんな感じでゲッコウガ対面に慣れてきたら「何を取られてもアタッカーが枯渇しないような立ち回り」をその都度考えて対応していくように盤面を作っていきましょう。

目指したい完全盤面は…
対面に慣れるまでは
「ディアルガV2体、ミュウex、ヒスイバスラオ」

対面に慣れてきたら
「ダンバル2体、ディアルガV2体、ミュウex」



●ディアルガミラー

→先にぶん回った方が有利(だが、最後まで油断してはいけない)
嬉しいことに少しずつディアルガのシティリーグ入賞がちらほら散見されるようになってきたので、ミラー対戦についても書きます。
これに関しては、たとえばアルギラと戦うのと同じ感覚を思い出していただければと思います。
「280以上を出してくるバケモンを先に作った方が勝ち」
これです。
ロストマインのようなテクい技を搭載していないので、バトル場を必ず倒してくるポケモンがいるのが相当ヤバイです。
これに加えて、
「ボスで育て途中のディアルガVstarを取れるか」
が関わってくるので、カウンター寄りの僕の構築だと、先にバケモンを作られてもカウンター出来るしれません。
やれることが似てくると構築単位の勝負になるので、ミラーが増えたらまた構築を練り直す…ということが増えそうです。
が、基本的にはディアルガVstarにエネが付かないうちにダンバルを枯らす、ディアルガVを枯らす、という動きをしていけばそのまま押し切れるのでは?と思います。

ただ、カウキャでアタッカーを枯らされたり、イダイトウが立てられなくなってエネが足りない、ということにならないように「山札にエネルギーを常に少し残す」ことを心がけましょう。

6.相性の良い新弾カード

~クリムゾンへイズ編~

ここからは3/22発売「クリムゾンヘイズ」にて、メタングディアルガデッキと相性のいいカードを紹介していきます。
(なお、「汎用的に強くて入りそうなカード」というよりは「このデッキではこの使い方が出来そう」という視点で取り上げていきます)

  • ウッウ

使いやすいベンチ狙撃

下技「スピットシュート」が無色3エネなので、こちらの技でベンチ狙撃を狙う算段。
(もちろん、バトル場の水弱点ポケモン(エンテイVやマフォクシーVなど)に対して240点が出せるというだけでも採用価値あり)
「対面がディアルガ」と見てすぐマナフィを切ってくれる可能性も高いので、新弾直後にかなり有効な1枚になりそう。
ただ、「エネをトラッシュする」ことと、「相手に使われたらメタングが取られる」という点から、構築を全体的に見直す必要がありそうです。
今ざっくり考えているのは、
・基本水エネの採用
・マナフィの採用
この2点。

基本水エネルギーを採用する利点は2つ。
1.ウッウで1エネ20点を出せるようになる
→対面がリザードンの場合、バトル場ヒトカゲなら弱点込みで40点削れる
=悪リザに進化した際のHPは290なので、ディアルガVstarの技「メタルブラスト」でのワンパンラインが鋼エネ7枚になる(エネの要求値が下がる)

2.ヒスイイダイトウの下技(70点)が使えるようになる
→エネを戻したあとの「倒してくれないと困る状況」に悩まされることが無い可能性が生まれる上に、70点あればリザードが弱点込みで倒せる。
また、エンテイVに当てるとHP230-140=90で、ハチマキなどが無くても突破しやすくなる。
そしてこれは局所的だが、滝つぼでエネを加速してHPが140になった(HP160-20=140)かがやくリザードンを、弱点込みの140点でワンパンできる

また、先に述べたように相手に使われるとしたらメタングが簡単に取られるようになってしまうので、マナフィの採用が本格的に必要かもしれないです。(サーナイトも最近増えてきたし…)
とはいえまだまだ「ダンバルを必要数+1匹出せばいいでは無いか」ということや、「エヴォを確実に打つために2枚採用する」等、今のままでもプレイング次第では防ぎようはあるとも思います。
(水エネ採用してたらマナフィが技打てるのも少し偉そう?)

  • ガチグマ アカツキex

弱点分散出来るのもいい

こちらも技「ブラッドムーン」が無色エネなので、鋼エネを加速して技を打つ算段。
HPも260と突破しずらいので、「後ろでディアルガを育てつつ、バトル場で壁になってもらうというプレイ」もしくは、バトル場のディアルガを突破したら動けるくらいのエネを付けて、「バトル場取っても良いけどガチグマが動けます」といった盤面を作ると、下手したらザマゼンタより優秀に働いてくれそう。
「ブラッドムーン」を打つと再度打つことが出来なくなるが、逃げエネをメタルメーカーで確保できるようにするプレイングでカバー出来そう。
交代の候補はザマゼンタ。

  • サバイブギプス

これでかがリザも怖くない!(?)

エンテイVやらマフォクシーV(ベルトorまけんきつき)、そしてかがリザにディアルガVstarがワンパンされたあの日はもう終わり。
こいつを装着すれば必ず残る!!!

残れば。
ロストスイーパーがほぼ1枚採用されているので、おおよそ剥がされると思います。
とはいえワンパンされやすい環境は終わらないと思うので、「頂への雪道」のような「剥がさないとプレイが止まる系のスタジアムが出てからが本番。
そのスタジアムを張って、サバイブギプスを付ければスタークロノスが更に言いやすくなると思います。
また、序盤に狙われそうな「メタング」につけるのも良さそうですね。

  • サザレ

セキさんと一緒に使いたい……!

ディアルガV、ダンバルを並べても、「トップ……ダンバル!」みたいなことが起こりやすいデッキです。
そんな時に役立ちそうなのがサザレ、
過去に「セキ」で「ジバコイル+アメ」や「ジバコイル+ディアルガVstar」を持ってきていたのと似てますが、手札の不要ポケモンを欲しい進化先等に変換します。

加えて「進化先しか引けなくてたね切れ」のようなパターンも、このカードがあれば防ぎやすいかもしれません。

~変幻の仮面編~

ここからは4/26日発売「変幻の仮面」にて、メタングディアルガデッキと相性のいいカードを紹介していきます。
(なお、「汎用的に強くて入りそうなカード」というよりは「このデッキではこの使い方が出来そう」という視点で取り上げていきます)

スグリ

「入れ替え」および「打点上昇」というどちらを取ってもメリットなサポートカードです。

特に打点上昇の効果に関しては…

まけんきつきスタークロノスが、
220点+30点+30点=280点

となり、相手がVstarレベルでも乗り越えてスタークロノスすることが出来るようになります。
要するに、「スタークロノス時にボスが必須では無くなる」ということです。革命です。

また、まけんきハチマキはサイドが負けていないと行けないため、たとえばヒスイイダイトウの技「みたまのぼり」で15枚しか戻せず、まけんきが働かない(サイドがお互い残り2枚)時、スグリの+30があればHP330のリザードンのようななHPの大きいexポケモンでもワンパンできるようになります。
他にも、ルギアVstarに時々採用されてる「Vガードエネルギー」や、アルギラの「かがやくサーナイト」を実質無効化してルギアVstarやアルセウスVstarをワンパンしやすくなります。やはり革命。

そしておまけに見える「入れ替え効果」も、環境に多いLOやコントロールデッキの「ポケモンをバトル場で縛る」というプレイングの確実な回答札となるため、スグリが腐る対面はあまりないのでは、と思います。
1,2枚入れたいカード。

レガシーエネルギー

サイド減らせるのは固有のぶっ壊れ効果

特殊エネでありACE SPEC枠。
採用したい理由は2つ。

・全てのタイプのエネルギーとなるため、メタルブラストの鋼エネルギーを補いつつ、ヒスイイダイトウの下技「ウォーターショット」が打てるようになる

・取られるサイドを1枚減らせるため、たとえば雑にダンバルにつけると「げっこうしゅりけん」の価値が下がる、取って欲しくないディアルガVstarやミュウexにつけることで、ポケモンを場に維持させる役割を果たす

上記に紹介した理由の他、当たり前ながら相手のサイドプランを崩壊させることが出来るため、サイド0-5から捲れる能力のあるディアルガデッキにおいて「取られるサイドが1枚減る」というのは相当にメリットです。

ただ、
・特殊エネということもあって直接触る手段が無い
・改造ハンマーやシンオウ神殿など、メタカードが豊富
・結局ボスで避けられたりしてデッキそのものの運用が難しくなる
などといったデメリットも存在することは確か。

しかし同時に、正直「プライムキャッチャーでなくてはならない」という理由もないので、試してみてもいいかもしれません。


ここからは「レガシーエネルギーを採用するなら」という前提を元に、採用したいカードを挙げていきます。

オーガポン いどのめんex

まずはこのカード。
上技「すすりなく」で技を打てないポケモンをバトル場に縛ることで、相手の行動を止めながら後ろのメタルメーカーでアタッカーを着実に育てていくプレイングが期待できます。

また、レガシーエネルギーのおかげで「レガシーエネルギー+基本鋼エネルギー2枚」で下技「げきりゅうポンプ」の必要エネを確保出来ます。
技の効果でエネを山札に戻すため、次のメタルメーカーに繋げつつその120点でサイドを取れる可能性がある上に、戻ったレガシーエネルギーを後ろで育てていたアタッカー(たとえばディアルガVstar)に手張りすることで、「サイドを1枚しか取られない上にほとんどのポケモンを倒せるアタッカー」を作り上げることも出来そう。

オーガポン いしずえのめんex

こちらも特性「いしずえのかまえ」により相手の足止めをすることが出来ます。
特性を持つポケモンが活躍している環境なら、闘オーガポンを2体くらい採用してテツノツツミケアまでしても良いかもしれません。

また、下技「ぶちやぶる」も「かかっている効果を計算しない」という点が優秀。
140点あるので、おまもりつきミミッキュを取る事ができます。(ここだけみたらザマゼンタの方がいい…?)
こちらもレガシーエネルギーのおかげで「レガシーエネルギー+基本鋼エネルギー2枚」での技起動が出来るので、雑な採用でも活躍してくれそう。



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今回は一旦ここまで。
今後も相性が良い新弾カードが登場したらそちらについて考察していきます!
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7.先日の優勝構築について考察

先日3/20に優勝された「オトスパスさん(X上では連絡取れず)」のディアルガデッキの優勝構築について、見ていきます。

カビゴンLOメタりすぎ〜

注目のポイントは、かなりありました。
・フトゥー4投
・サンドの採用
・ホシガリスの採用
・ビワの採用
・ハイボ1、ポフィン4
・18枚のエネルギー
・つりざおの不採用

これらについて、1つ1つ自分なりに解釈していきます。

・フトゥー4投について

最初見た時は2度見しました。
しかし、「メタングが縛られる」「ミュウexが負け筋になる」「手負いのディアルガをどかしたい」など、フトゥーを採用したい理由は、僕が構築していた上でもありました。
しかし今回はまさかの「4投」。
たしかに「縛られることへの対策」としては申し分ないですが、むしろ手厚すぎるのと、環境デッキと戦う時にどのような役割があるのか。
以下、自分なりの解釈です。

メタングは序盤たくさん手札に来ても困る

3枚に出来るならしたい

フトゥーを絡める場合、
ダンバルが2体並べられさえすれば、必要なメタングは1体で済む
(ダンバルAをメタングAに進化→フトゥーでメタングAを回収→ダンバルBをメタングAに進化)

このムーブができるという点がかなり強いと感じました。
ディアルガVが取られにくい対面であれば、「ダンバル3体」を並べ、メタング2体を進化、その後フトゥーでメタング1体を回収、残りのダンバルを進化。
これで山札を最大12枚めくれます。
エネルギーも18枚入っているので、かなりスタークロノスへの道は近いように感じます。

(個人的にはフトゥー3枚にし、ボスの指令が欲しい)

・サンドの採用

試運転してみましたが、ディアルガデッキへのサンドの採用はかなり強かったです。

ポフィンでも出せる

サンドの特性により、「ともだちてちょう」や「シマボシ」を使えなくさせることができます。

これにより、カビゴン側の「ヒーローマント(まけんきチョッキ)カビゴン+ボタン無限ループ」のような動きが出来なくなります。
ここにスタークロノス+ナンジャモのような動き挟むことで、相手のペースを狂わすことも可能だと考えます。

そもそも今回のディアルガデッキは「4投フトゥー」でベンチを開けやすく、「4投ポフィン」で展開しやすいデッキなので、バトル場スタートしなければかなり強く使えそうなポケモンです。(スタートしても最悪フトゥーでカバーできる)

・ホシガリスの採用

純粋なLO対策であり、手札に来た鋼エネルギーを山札に戻せる。
「ビーダルと合わせるなら入れたい」と考えたことはありましたが、このデッキの場合はミュウexがビーダルの役割を担ってくれそうです。(すあなにかくす→リスタート)

・ビワの採用

アメ、カウキャ、プラキャ、エネ回収、つりざおなど、「現環境はグッズで溢れていること」と、「相手の手札を見れる」のが偉いです。
このデッキは準備が必要な関係で、雑に打ってもそれが相手を足止めに繋がり、その間に手張りを重ねて「手張りだけで5エネ」なんてことも目指せる可能性を秘めているカード。
正直どれだけ上手い人が対面でもこのカードで狂わせられることが出来そうなやばいカードだと認識しています。

・ハイボ1、ポフィン4

少しボール少ないです。
メタングラインは4-4ではなく3-4なので物足りなく感じそうですが、ディアルガラインはしっかり3-3入っており、現物を引きに行きやすい構築ではあります。

また、フトゥーでメタングを使い回すことを考慮する関係上「ダンバルを確実に早く並べたい」わけですが、ポフィン4投なので完璧です。
さらに序盤から欲しい「ヒスイバスラオ」や、途中から欲しい「サンド」や「ホシガリス」へもアクセスできることで盤面作りは問題なさそうです。
ハイボも欲しいですが、コストが少ないこともこのデッキの難点だったので、試合を通して徐々に抜けていったものと考えられます。

(個人的にはハイボ2枚は欲しい)

・18枚のエネルギー

これだけ色んなカードが入っていながらしっかりエネルギーは18枚。
18枚あればメタルメーカーも当たりやすく、何度も言う必要が無さそうです。
バスラオで展開することが多そうなこのデッキにおいてエネルギーが付きやすいことは、バスラオを無視されてもイダイトウに進化することで「より早くみたまのぼりでの打点を見込める」ということ。
そこでサイドを2枚取れれば、その後のメタルメーカーでエネルギーがつきやすく、スタークロノスが言いやすくなる=そのままサイドを2-2で取れる可能性が高そう。

・つりざおの不採用

1枚も採用しないことはあまり考えたこと無かったですが、
・バスラオの「むれをあつめる」から入ればたねポケモンは展開しやすい
・エネルギーは戻さなくてもたくさんある
・ハイボは1枚なので余計なコストが発生しない

この辺りから、確かにこのデッキだったらつりざおは不採用で良いと感じました。

唯一、「博士の研究」が余計なトラッシュに繋がってしまいますが、たねポケモンさえ展開されていればそのまま進化すれば良いので、問題なさそうに感じます。(後1の手札が進化ポケモンと博士だけ、みたいになったらさすがにしんどそうですが)

●結局この構築ってどうなの?

尖ってはいますが、昨今流行っている「LO」系のデッキへの回答を確実に搭載しており、環境デッキへも問題なさそうです。
ただ1つ、安定感が怪しいこと。

これだけ色んなカードが入っている上にエネルギーが18枚。
作成者は色んなデッキとの対戦を経てこのデッキを組んだと思うので、割と作成者専用構築だと思います。

しかし「サンド」への理解や「フトゥー博士のシナリオ」の可能性については他の構築にも応用出来そうですね!

最後に、自分なりにブラッシュアップした構築を載せておきます。

結局ビワが強い

フトゥーとポケギアを減らし、ハイボとボスを増やしました。
回して見た感じ、せっかくカイを引いても1枚採用のハイボがサイド落ちしていたり、既に使っていてもう山札にない、という状況が多く、やはり足りないの感じたためです。
フトゥーの使用感は良かったですが、触りやすくするためだけの4枚採用にも感じたので、使用したいであろう最低回数の2枚に留めました。(メタングの再利用、傷ついたディアルガを回収する、など)

ポケギアは無くてもいいかな、と思いながらも、スタークロノスをするターンに使ったカイで持ってくるものがない場合に、次のサポ探しに出るための採用があるといいなと感じたので1枚は残しました。

この構築でまた少し回してみて何か発見があったら追記していきます。


8.ポケカCL2024愛知の考察

いよいよ明日開催の「チャンピオンズリーグ2024愛知」。
現環境は非常に混沌としていて、相性次第ではどんなデッキが勝ってもおかしくないと思います。
もちろん、ディアルガも。
というかむしろ、偏見なしに勝ち山だと思っています。
私が出るならこんな感じの構築で考えていました。

これを踏まえて、直近環境のtier表を見ていきます。

ポケカ飯様より引用

●vs悪リザードン

→余裕。
ここ数週間で数々の有名プレイヤーによる「ピジョット型」のリザードンデッキが勝利を収めた結果、現在は「ビーダル型<ピジョット型」という印象の元で話すと、ロトムVなども容易に盤面に登場することが想定されるため、最大値のスタークロノスが見込めそう。
かなり勝てると思ってます。

●vsルギア

→いける。
ロストスイーパー
入りの構築なら、ギプスを恐れる必要がないので相手の上振れに委ねられはしますが有利寄りなイメージ。
チラチーノが倒せれば後ろのネオラントVやらを狙いに行けるので、攻めの姿勢は必要そうです。気持ちで負けるな。

●vsロスバレ

→いける。
最近ガチグマ アカツキexが入ったため、HP260ラインを取れるアタッカーをある程度作っておく必要がありますが、それ以外の変更点はあまりない印象。
相手のロストが止まりきる前にどんどんサイドを進めて行きつつ、スタークロノスを打てるディアルガを2体用意できれば手堅い。
終盤になって相手のミュウexにスタークロノスをコピーされた上にEXターンでげっこうしゅりけんをコピーされてサイドを3枚取られる、なんてプレイングをされることもあるので、その辺は要注意。
ツツミでハイパーブロアーされた時には、出来れば相手がそのまま倒したくなる「メタング」を差し出すことがオススメ。(状況にもよりますが)

●vsサーナイト
→いける。
今回の中で一番の要注意対面。
早めにサイドを進めていきたい一方、アンフェアスタンプが常に脅威となる。

キーカードはロストスイーパーハバタクカミ
おまもりつきのフワンテはカミの2点で倒したい。
おまもりつきのシッポはスイーパーで倒したい。
また、基本的にアメが入っていない構築であることがほとんどなので、スタークロノスで相手盤面のキルリアを枯らせられることが出来る状況なら積極的に倒しに行っても良さそう。
元々不利対面ではあることと、元よりギリギリまでは詰められるはずな上にスイーパーを入れてるので最後まで諦めないこと。勝てるはず。

●vsロスギラ

→いける。
けど最後まで油断出来ない。
最近こちらにもガチグマ アカツキexが入っているので、最後までHP260を突破できるようにアタッカーを残しつつ、ツツジのターンを迎えたい。
エネたくさんディアルガとミュウexを同時に用意できるとかなり最強。

●vsパオ

→有利
先2手裏剣は今でも怖い。
けど、それくらい。
後1エヴォでメタングに進化させたり、メタルコーティングをして「相手からのヘイト」を分散させて相手のプレイを歪ませましょう。
ただでさえ順番が難しいパオ、安定感もそこそこ怪しいと思います。
「対面したことがない」や「弱点突かれてやばい」という相手に与えるプレッシャーはここでは立派な武器です。
メタングもディアルガも、2体ずつ用意して2体のディアルガには同じくらいずつエネを付けていく(2エネで弱点込み240=パオワンパン)と相手目線からしたらパオを出しずらくなります。
勝ちしか見えない。

●vs未来バレット

→いける
スタークロノスをする時にまけんきをつけてカイナやらイバラをワンパンしたいので、多少サイドを先行されても捲れそう。
ミライドンを倒さずに2-2-2を出来るように「カウキャ→ボス→プラキャ」の順にカードを捌けると最高。

●vsゲッコウガ

→慣れていないと怖い
「先攻を取れているか」、「ダンバルは1度に何体並べられるか」、「ディアルガVを進化させても良いのか」、「ディアルガVstarにダメージは乗っていないか(乗っているとメタング等のHP120以下のポケモンと一緒にサイドを取られかねない)」、「相手のベンチにパルキアがいるか」など、1回の行動ごとに「ヨシ!!」をして自分から負け筋を出さないようにしましょう。

●vs古代バレット

→いける
ツキexに「くるいえぐる」をされる可能性を常に頭に入れ、ディアルガを複数展開。これを考えると迂闊にメタルコーティング言えない感じもあるので、メタングを枯らさないことも割と大事。
あとはこの前「エレキッド」を入れている構築も見かけたので、エレキッド等の「逃げゼロポケモン」を見かけたら早い段階で倒しても良さそう。

●vsカビゴンLO

→正直当たりたくないけど何とか出来る
ルギア大流行により、姿を消しつつあるので当たらないことお祈り。お祈りは大事。
できるだけディアルガVのみを展開し、アタッカーを明確に育てていく。
変にエリカされないようにたねポケモンは早めにトラッシュしていい。(マンタインはほぼ考えなくていい)
マントつきカビゴンがHP250なので、6エネつきディアルガを作れると最強。
意外と勝てそうじゃない?

●vsアルギラ

→対戦ありがとうございました。
はい、勝てます。
ギラティナVstarにディアルガVstarを取られないようにする事だけを意識しましょう。
早い段階からスタークロノスでサイドを進めていくことも大事。
後ろにもディアルガVを控えさせることでギラティナVstarでバトル場が取られたとしても返しに取り返せる。それだけのパワーがこのデッキにはある。

CL2024愛知 環境考察まとめ

いかがでしょうか。
そもそも環境に強かった中、ロストスイーパーハバタクカミを入れたことで環境への回答はかなり揃っていると思います。
ディアルガが配信卓で活躍、そしてそのまま優勝を納めるならこのCL愛知だと信じています!

ディアルガLOVEな皆さん!
配信卓でディアルガが登場したら、ぜひこのハッシュタグで応援しましょう!

「#おれたちの信じたディアルガを信じろ」

ディアルガ!優勝を獲ってきてくれ!


9.変幻の仮面環境での立ち回り

4/26、いよいよ始まりました。
変幻の仮面環境。
4種類のオーガポンexを筆頭に、新たに3種類のACE SPECの追加、ドラパルトexレントラーexなどのこれまでとは一風変わったexポケモンたちの登場。
そしてなにより、ゲームを加速させるゼイユや器用なゲーム展開を可能にするスグリの登場は、これまでの環境を大きく変えることが予想されます。
そんな環境を生き抜くためにメタングディアルガデッキがどのように立ち向かっていく必要があるか、そしてそのためにどんな構築が必要か、などについてまとめていきます。

どのように立ち向かっていく必要があるか

次期環境では次のような最悪のケースが予想されます。

・後1エヴォで進化させたメタング2体が、オーガポンいどのめんexによって枯らされる

・先1ゼイユでアーケオスを2体落とされ、後1メタルコーティングしたディアルガVが先2でルギアVstarのストームダイブ220点で取られる

・バトル場のミュウexと後ろのダンバル(HP60)がドラパルトexに一気に取られる

悪リザ環境になり全体的にスローな展開になったかと思ったのも束の間、次期はハイテンポなゲーム展開が想定されます。
その中でも、フルパワーを出していてもその展開を全て崩壊させてくるほどのデッキパワーを持つデッキも出てくることが想定されております。
このことから、

対面によっては…
・メタルコーティングを言ってはいけない
・メタング(ダンバル)は3体並べる必要がある
・ミュウexやダンバルを中盤に出さない

といったプレイングが必要になります。
ただ、これは構築を変えずに次期環境を戦う場合です。

どんな構築が必要か

プレイングでカバーしたいところですが、そうはいかない点は構築でカバーしましょう。

たとえば、
ダンバルは全て、もしくは最低3体はHP70にする


これはドラパルトex対策です。
ドラパルトexの下技「ファントムダイブ」でバトル場に200、ベンチに好きなように6点のダメカンをばら撒くことが出来ます。
そのため、迂闊にHP60のダンバルを置くことは「サイドをあげる」と言ってるようなものなのです。

とはいえ、HP60のダンバルも優秀な面が無いわけでは無いですし、ドラパルト側は「ていさつしれい」のドロンチを経由する動きが多そうなので「HP60のダンバルをできるだけ早く使う(メタングに進化させる)」ことでカバー出来そうな気もします。

ただ、2枚ずつの採用とすると
「サイド落ちやゲーム展開的にHP70が早く倒されてしまい、HP60が進化できず、倒された」や、
「HP60のダンバルから進化した2体のメタングに6点ずつ乗せられた後、デヴォリューションを打たれてダンバル2体取りされた」
といったケースが想定されるので、必ずしも「早く進化させればいい」では無いことから、
HP60のダンバルは採用できても1体まで、と感じております。

他には
●対策カードを追加して抗う

このアプローチ多くの人が考えたことと思います。
たとえば「オーガポンいどのめんex」についていえば、「マナフィ」の採用でベンチのメタングが守れそうです。
また、「フルメタルラボ」があればベンチのメタングが取られなくなる上にバトル場でさえ倒されなくなります。
しかし個人的にはどちらも採用するに至るかはかなり迷います。
マナフィに関しては、出すタイミングが難しい(器用に欲しい時に持って来れないことが多そう)ですし、フルメタルラボに関しては、こちらのサーチ手段が無い&ストームダイブに巻き込まれるからです。
相手の要求値を上げることは大事ですが、こちらの要求値も上がってしまうのは元も子もありません。
それでは、こちらの要求値をあげずに相手の要求値を上げることは出来ないのか?
ここで僕がよく考えるのは「サブアタッカーの枠」、元々ザマゼンタ、現在ハバタクカミが居る枠に関してです。
今回は多く増えると予想されるルギアVstarデッキに対する視点で見ていきます。

新弾ルギアに対してのアプローチ

対ルギアで僕が推したいのは次のカードたち。
条件はこの2つで考えました。
「無色エネで技が打てる」
「出来ればサイド1アタッカー」

・レントラー

特性も偉い

特性に加えて技も偉く、かつ雷タイプなので、たとえばHP280のルギアVstarに対して1度シークファングを当てておくことでVガードをつけられてもスタークロノスで倒せる圏内に入れることが可能になります。
コリンクやアメを入れる訳では無いので、使えなかったケースも大いに想定される不安定さが難題。

・ゼラオラ

1エネ偉い

コインは投げるものの、「マヒにさせる可能性がある」という点がどの対面に対しても優秀。
対面ルギアなら、弱点込み40点を乗せることで「まけんき込のスタークロノス250点」で倒せる圏内に入れることが出来ます。

・ラクライ

ライボルトex欲しい

こちらも同じ技の効果ですが、ポフィンで出すことが出来ます。
ただ、必要エネが1増えている点は微妙…。
今後ライボルトexが登場し、相性が良かったらこの子を思い出しても良さそう。

・プラスル

かわいい、かわいい。

HPを半分くらいしか削れなかったポケモンを確実に削ることができるたねポケモン。
たとえば、3エネつけたディアルガVStarで160点削っていた場合、プラスルで160+10点が出せるので、合計で330点まで見ることが出来ます。

・ライチュウ

ルギアキラー

進化が必要なものの、1エネで140点。
回ったルギアVstarに対しては基本ワンパンが可能となっています。
進化前のピカチュウにも多くの種類があるので、ライチュウを悟らせないためにアートレアのピカチュウなんかをチラつかせると面白いかもしれません。

・ロトムV

じゃない方のロトムV

サイド1アタッカーではないものの、上技「ロストハック」は1エネで相手の場の特殊エネルギーをロストに送れます。
ギフトエネで手札を増やすことやVガードで耐えること、レガシーエネでサイドを1少なくなることなど、様々な効果を「事前に想定」した上で番を返す戦術をとるルギアデッキに対して、突然特殊エネルギーを取られることはかなりの痛手になることが予想されます。
また、最近はレガシーエネを改造ハンマーで割られた時のために「ハマナのバックアップ」を採用しているケースも見受けられるため、「ロストに送る」という効果はかなり大ダメージとなりうると考えています。

そしてこのカードを見ていた時にあるカードを思い出しました。

このカードです。

下技も一応打てる

バッフロンです。
メタモンコントロールなどで時折見かけられた時期もありましたが、最近はコントロールの主流がカビゴンとなり、影を潜めていました。
上技「ロストヘッド」は3エネが必要なものの、50点という打点がありながらも「特殊エネルギー」を割ることができます。
注意したいのは「バトル場しか選べないこと」ですが、回ったルギアはバトル場に色んなエネルギーをつけていることが多く、かつオーガポンいどのめんexでメタングを2体取られた返しやテツノカイナexでごっつあんプリファイを打たれた直後であれば自ずと「レガシーエネルギー」はバトル場にあるため、この「ロストヘッド」が逆転の始まりになる可能性は高いと感じました。
また、下技「かいりきホーン」も120点でるため、「ロストヘッド」で動きが止まったポケモンへの追い討ちがしやすくなります。
(2ターン止まってくれると、50点+120点+120点=290点まで見れる。止まってくれないと思うけど。)
かいりきホーンの必要エネがそもそも4エネであることから、技を打つためと見せかけて、いきなり「ネジキ」でディアルガVと交代してそのまま「進化!手張り!スタークロノス!」する動きをデッキに組み込んでも面白そうです。

少し長くなりましたが、軽いテコ入れとしての紹介はこのような感じとなります。

他にもまだまだ大きく形を変えて環境に順応するもよし。好きなポケモンやサポートカードを加えるもよし。
そういった時、ディアルガデッキで大切なことは、あくまでこちら側がやりたいことを通せるようにデッキを組むことだと思うので、これを忘れずにディアルガデッキを自分色に染めていってください!

おまけ

ここまでお読みいただきありがとうございました。
ここからすっっっっっっっっっっっっっっっっっごいどうでもいいことを話します。
もうディアルガのこと話していないので、ご興味ある方だけ読んでいただけたらなと思います。(当日の対戦記録などは少し書いてあります)

みなさんは大型大会前のルーティン、ありますか?

大事なシティリーグやCLの直前、どうしても緊張するものです。
夜ぐっすり寝ても、そしてぐっすり寝るために湯船に浸かっても、蒸気でホットアイマスクを使って寝ても、会場の雰囲気に飲み込まれてしまうこともあると思います。(僕は緊張する時顔に出ないタイプです)

そのためいつからか、決まった行動をするようにしました。
・南アルプスの天然水(いろはす)を2本買う
・リカルデントガムのグレープを買う
・蓋付きのモンスターを買う
・黒のパンツを履く
・アニメ「宇宙よりも遠い場所」を見る
・アニメ「Charlotte」を見る

・南アルプスの天然水(いろはす)を2本買う
お水ですね。お水。
他のメーカーじゃなんとなくダメなんですよね〜、皆さんもそういうのありませんか?

・リカルデントガムのグレープを買う
いつからか、自分の中でガムと言ったらこれ!となっていました。
ボトル買いもしました。おいしい。

・蓋付きのモンスターを買う
眠くなることはあまりないですが、甘い飲み物で頭が多少働きやすくなることと、「とりあえずこれ飲んでたら相手に負けない気がする」という一種のおまもりです。
蓋付いてるの嬉しいね。

・黒のパンツを履く
これまでに「どのパンツを履いた日に調子が良かっただろう」と振り返ったことがあり、圧倒的に良かったのが黒のパンツでした。
真の力は定かではありませんが、なんとなくパワーを貰っている気がします。

・アニメ「宇宙よりも遠い場所」を見る
名前の由来でもある「宇宙(そら)よりも遠い場所」、実際の南極に女子高生が観測隊と同行する、というアニメなのですが、9話「南極恋物語」のラストに勇気づけてもらうことが多いです。

この南極観測隊への参加を1番に熱望していた白瀬(しらせ)ちゃんが、南極に降りたった直後の第一声、
「ざまあみろ……。ざまあみろ、ざまあみろ。ざまあみろ。あんたたちがバカにして鼻で笑っても私は信じた。ぜったいムリだって裏切られても、私は諦めなかった。その結果がこれよ! どう? 私は南極に着いた。ざまあみろ、ざまあみろ、ざまーみろー!」

ざまあみろー!!!

ディアルガで勝てた時、このシーンが脳裏を過ぎりました。
「握る山がない」と言いながら、その候補にディアルガを入れなかった人に言いたい。

ざまあみろー!!


・アニメ「Charlotte」を見る
思春期に能力に目覚めてしまう主人公たちの話。
よく見るのは7話「逃避行の果てに」。
あることがきっかけで鬱状態になってしまった主人公が人の道を外れそうになった時、ヒロインの友利奈緒が助けるシーン。
「廃人になりたいんですか!人間辞めたいんですか!」

作画が本当に綺麗

別に鬱状態とかではないですが、それでもハッとさせられるような、背中をトンと押されるような。そんな言動が詰まっているこの7話がとても好きで度々見ています。

ちなみに今回使用したディアルガに合わせて、「タイムリープする」でお馴染みの「Steins;Gate(シュタインズゲート)」を見ようかとも思ったのですが、見だしたら夜が開けそうだったので辞めました。

世界がやばい!

こんな感じで前日過ごしました。

どんなレアリティでもカードはカード

そういえば急に話変わりますが、みなさんレアリティはシティリーグに向けて上げたい派ですか?
僕は少し前までそうでした。
今回もレアリティ上げようと、マスカーニャデッキで使っていたペパーやナンジャモを入れ替えてきました。
しかし、前日の練習会でコテンパンにやられたこともあり、「srにしたらサポに触りにくくなった…?」という気すらしてきました。
結果、全てノーマルにしてシティリーグに臨みました。

エキスパンションマークまで揃えました

実際、引きたいタイミングで引けたような気がしますし、対面の人がレアリティ上げていても「おれ、あえて下げたんだよな〜」と達観した気持ちでいられる気がしました。
また、CL福岡2024の時みたいに「探検家の先導だけSRで登録できない」みたいなことが起こると余計なところに脳みそを使う気がします。

もちろんナンジャモやペパー、イラストが良いので「好みのカードで戦う」という意味では良いですが、戦闘狂の人って多分そこに拘ってないんですよね。
サーニーゴさんがエネのレアリティを揃えていないのと似ていると思います。
考えてみればエネルギーはエネルギーだから、揃える必要は無いんですよね。
その点、僕はエネルギーを「BREAKエネルギー」で揃えているので、まだまだかもしれません。



……はい、話を戻します。
当日の朝から。
いつも通り起きて外で軽くご飯を食べ、会場へ向かいました。

ミュウで参加したシティリーグS2の時は「ネヅナチプレイリスト」を聴いていましたが、今回はミュウでは無かったので音楽は聴かなかったですね。音楽自体はよく聴くのですが、確かこの日は聴かなかったです。(これが勝ちの要因?)

シティリーグ当日のマッチアップ

初戦、ピジョリザ。
相槌やら技宣言やら、色んな反応が「ちょっと薄いな」と感じる方でしたが、かなり緊張されていたようでした。


ヒトカゲ❶
→ロトムV(スタークロノス)❷
→ピジョットex(メタルブラスト)❷
→かがやくリザードン❶

の流れでサイドを取りきり勝利。

前日にバツローグさん(@xrowgu)のディアルガ対戦動画を何度も再生していた甲斐がありました。


ロトムVをスタクロで取って…
EXターンでピジョットexを取る!

2戦目。
CL福岡2024にて、フクイシンタロウ選手(@miTSUriN_miri)が使用したものとほぼ同じ形のアルセウスアローラロコン。
さすがにガン有利対面につき、圧勝。
最速スタークロノスを決め、ほぼ勝ち確盤面を組み上げました。

3戦目。
パオパル。
育てていたディアルガVがプラキャで呼び出され、相手はパルキアVを出してきたので、「負けたなぁ〜」と思っていたらまさかのパルキアV、進化せず。
ハイドロブレイクを打たれたので、返しには有難くスタクロでパルキアVを取り、そのまま最強の盤面を崩されることなく勝ち。

4戦目。
サフゴパルキア。
因縁?のばじりこ対決。パルキアをVの状態でが取れなかったのでゲコをとりつつ、サフゴにスタクロして後ろをとって…みたいなことして勝ちきり。
その時は気づかなかったのですが、対戦相手はあのポケモニアさんでした。

5戦目。
赤ツキロスト。ここで初の黒星。
対戦相手はあのきぬがわさんでした。
アクロマがあまり見えないなど、あまり回っていなかった様子でしたが、最後にこちらが倒さないといけないヤミラミを倒し損ね、ロストマインで3枚取りされました。

6戦目。
またもやサフゴパルキア。
あまり回っておらず、残りのスーエネ回収を引けなかったようで、こちらが勝ち切り。
イダイトウが入っていたので、試合後イダイトウの良さについて話せて楽しかった。

5-1で2位通過。
初のスリーブチェック。緊張しました。
何も悪いことしていないのに、パトカーが横切る時に感じるあの感覚。
2枚ほど交換することでセーフ。
いよいよ決勝トナメへ。

トナメ1戦目。
アルギラでした。
そこで脳裏に蘇るは「キュルルン💕」の声。
前日、「チームポッチャマ」の練習会に参加させてもらい、りんがべさん(@miu_project)のアルギラにボコボコにされたのです。それも、「キュルルン💕」の力で、スターバースを使わず全ての欲しい札を揃えられた…。

しかし相手は「キュルルン💕」を持ち合わせていませんでした。
そのおかげで、序盤から2回アビスシークを打っていたり、5,6枚あった手札をすあなにかくしていました。

そんなこんなでこちらがスタークロノスをし、ギラティナを盤面から消して押し切り勝ち。

トナメ2戦目。
なんときぬがわさんと再戦。赤ロスト。
ここで終わったと思いました。
とはいえ「ポケカ飯さん(@pokekameshi)にデカデカと載せてもらえるやった〜!」なんて思ってました。
明らかにガン不利対面でしたが、向こうのリソース管理ミスに掬われ、押し切り勝ち。(ロストマインで負けるな〜と思ってたらごっつあんプリファイを目指していたみたいです)

トナメ3戦目。決勝。
対面ロスギラ。
ダンバルがすぐ展開出来ない、メタングのメタルメーカーが調子悪い、などこちらの下ブレに加えて、相手のギラティナがすぐ2面進化したことなど、こちらの下ブレと相手の上振れが顕著に出た試合でした。(しゃーない!)
ここで負け、準優勝。

「わぴ」という名前はばじりこ考案

当日の試合はこんな感じでした。

それでも、過去にチーム戦デビューに向けて使ったミュウVmaxデッキでチーム優勝した時よりも、明らかに自分の「好き」を貫けたという意味で得たものは大きかったです。

ここからは自分語りと振り返り。

これまでのポケカとの付き合い

シティデビューは丁度1年前頃。その頃はまだDレギュが落ちていなかったので、ターボディアルガを使っていました。
どうしても「ホウオウV→ネジキでディアルガVに変換、手張り→スタークロノス」の神コンボ(自称)を使いたくて使いたくて、抜かなかったホウオウVのせいで負けまくりました。
あとリストの配置も今に比べたらかなり適当ですね。

ザシアンVとメタルソーサーが最強だった

その次はミライドンが登場し、特性のタンデムユニットでコイルを並べるあらけん式ディアルガでした。
ロトムVも同時に出せたのでかなり強かったです。
しかしアメを使うのがネック…
予選落ちでした。

エネ22枚!

そして直後待っていたのはCL新潟。
僕が0-3を喫したと同時に、大事なディアルガ仲間との出会い。
ばじりこ(@BASILICO_TOMATO)とやまがた(@mirasamagannba)です。
(CL新潟開催の1週間前ほどに、丁度ばじりこに会えそうなタイミングがあったので、会いにいってポケカしてそのまま飲みに行きました。初伝串美味しかった!)

やまがたなんてそのままDay2に行ってベスト4まで登りつめているんですよね。イミワカンナイ…。

やまがた、オニイチャン相手に大健闘

そこから色んなデッキを転々としていました。
エネ過多が好きだった頃。(今でも好きだけど割と現実見るようになりました)
エテボースやらブースターVMAXやらで楽しくポケカしてました。

さるわざ!なげつけMAX!

「結局ボスの指令が最強」という当たり前のことを突然思い出してブラッキーVMAXとボスの指令を沢山入れたデッキに手を出す。
相棒にアーマーガアVMAXを携え、個人的には見栄えして好きでした。(しかしサイドを3-3で取られる試合もあって萎え…)

ブラッキー×アーマーガア

8月頃。
初めて「カードラッシュCS」へ参加。
今度はエネルギーを付け替えられる技を持つジャローダVstarを携えたアルセウスデッキ。
この日のMVPは野盗三姉妹。
ロストカイオーガ相手にミラゲ2枚と釣竿、あなぬけを落としました。

アルセウスブラッキーバレット

そして9月、CL横浜2023ではサーナイトを使用しました。
(が、結果は2-3…)

アルカナシャインはバグ(褒め言葉)

この辺りからまたデッキ迷走。
10月、友達が参加するチーム戦で欠員を募集しており、そこで初のチーム戦デビュー。
どうしても「勝率の高いデッキ」に手を出すことにしました。

それがミュウVmaxです。

パワタブを光らせることに思考時間はいらなかった

この時も4-3だか5-2だか、初めて向き合った割には悪くない戦績でした。
「来月も同じチーム戦がある」
とのことで、そのままミュウVmaxをひたすら練習。

なんのその2回目のチーム戦でチーム全勝優勝しました!

ミュウで優勝して悪リザsar貰えました!

「もうおれにはミュウしかねぇ…!」

現ポケカ竜王であるネヅナチ選手に憧れて揃え始めた構築であったため、残り数ヶ月でスタン落ちするにもかかわらず、そこからミュウvmax3枚をsaに揃えるという暴挙に出ました。(ばか)

このイラストずっと見ていられる

それ以降参加した「夢幻杯」や「やまがた杯」でもミュウを使用し続け、シティリーグS1、S2ともにミュウVmaxを使用しました。が、悪リザードンの台頭もあり、あまり戦績振るわず。
スタン落ちの間近で環境自体もごちゃごちゃしていたので「まあこんなものか〜」程度に思ってました。

そしてスタン落ち、いよいよデッキが無くなりました。
このあたりから、デッキが出来ては消え、出来ては消え…を繰り返していました。

具体的には
・チーム戦で0-7(黒古代)
・CL福岡1-3(古代ツキ×コライドン)
・スクランブルバトルで0-4即ドロップ(マスカーニャ)

あ、もうポケカ辞めよう…って思いました。

辞めるでやんす……

しかし直後、JOKER(@07jrock__)とばじりこ(@BASILICO_TOMAMO)と組んだゆせ杯のあたりでディアルガシティリーグ優勝の報告があり、それを元にディアルガ一筋で練習してなんとか復活!
そんなこんなで今の僕があります。

ディアルガという環境外のデッキで練習してくれた皆さんに感謝です。
そして、ここまで読んでくださった皆さんにも感謝です。

これからのポケカとの付き合い

こんな紆余曲折なデッキ選択をし続けた僕ですが、みなさんはどちら派でしょうか?

・色んなデッキを触って、色んなデッキのマスターになる(色んなデッキを使う側として知る)
・「これだ!」と決めた1つのデッキをずっと使い続ける(自分がどう動けばいいか、対策を練る)


成功体験に多少引っ張られた意見ではありますが、僕はやはり「同じデッキを使い続けることが上達の近道」だと感じました。 

そしてここから僕がさらに学んだのは、
「直感で肌に合わないと感じたデッキは使っても意味ない」
です。

一時期リモートポケカに熱中していた時期があって、リモートするなら色んなデッキが試せるので面白そうなデッキはすかさず組んでいきました。
「そらくん、いくつデッキ持ってるの?w」
と言われるほどに持っていました。(当時は30個くらい)
でもこれ、ポケカを楽しんでいるという意味では実に良いんですが、割とそれだけなんですよね。
おまけに「楽しい〜!」と思ってる頃って自分が間違ってると思わないから、さらに続いていく。
「スリーブが足りない!」
「あのカードのレアリティ上げようかな」
こんな日々。

もちろん楽しいです。
でも、上達するようには思えないですよね。(実際に上達した気がしなかった偏見も添えて)

人生においても同じことだと思います。(突然どうした)
色んなことに手を出してマルチに楽しむ人はもちろん「楽しい」ですが、それぞれの物事に対して専門的になることは大抵ありません。

ポケカも上達するなら、1つのデッキを握り続けること。僕はこっち派です。









(……ただ、壁用に組んだデッキが意外と楽しかったりすることも多々あるんだよな〜)






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