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UpscaylによるAI生成画像のアップスケーリング比較

はじめにお断りしておくと、アップスケーリングの技術的なことはわかりません。主に、NovelAIで大量のイラストを生成しているユーザー向けの記事になります。

NovelAIでイラストを生成するときって、Opus会員なら無料で使える普通サイズで生成してますよね。
普通サイズのままでも十分使えますが、気に入ったイラストができたらサイズ大きくしたくなりませんか?
また、AI物販やAI同人などで使う場合、少なくともFHDくらいの解像度はほしいところ。

NovelAIでもアップスケーリングすることはできますが、Anlasが消費されるし、1枚1枚やらないといけないのでめんどくさいです。

そんなときにオススメなのが、Upscaylです。

UpscaylはWindows,Macともに無料で使えるソフトです。
※macの場合AppStoreからダウンロードすると有料ですが、公式サイトからdmgをダウンロードすれば無料で使えます。追記でダウンロード場所を紹介してます。

Upscaylの良いところは、ファイルを指定して一括でアップスケーリングできるところ。
アップスケーリング中に他のこともできるので、大量アップスケーリングの待ち時間も苦じゃありません。

限られたモデルですが、商用利用も可能です。

  • General Photo (Real-ESRGAN)

  • General Photo (Fast Real-ESRGAN)

  • Digital Art

はサイトの方で商用利用も可能と明言されています。
これらの他にも、CC BY 4.0のモデルがあるので、利用条件を守れば商用利用可能かと思います。

イラストの場合によく使うと思われるDigital Artの商用利用が可能なので、AI物販やAI同人での使用を考えてる方にもオススメです。

また、Windowsでは使ったことがないのでわかりませんが、Macであればパソコンのスペックが高くなくても使えます。
MacBook Air M1 メモリ8GBでも動いてます。他との比較はできてませんが、特に不満なく使ってます。

NovelAIとUpscaylのアップスケーリング比較

NovelAIのアップスケーリングとUpscaylのいくつかのモデルのアップスケーリング後の画像を比較しました。

カラーとグレースケールそれぞれを普通サイズの4倍までアップスケーリングしています。

結果として、NovelAIのアップスケーリングと近いのは、Digital Artかなという印象です。
絵柄や好みの問題になってきますが、カラーならDigital Art、グレースケールなら4XLSDIRをよく使ってます。

カラーイラスト


アップスケーリング前
NovelAIによるアップスケーリング後
UpscaylのDigital ARTによるアップスケーリング後
ベース画像400%他100%で表示
NovelAI Digital Art
NovelAI Real-Esrgan
NovelAI UltraSharp
NovelAI 4XHFA2K
NovelAI 4XLSDIR

グレースケール


アップスケーリング前
NovelAIによるアップスケーリング後
UpscaylのDigital ARTによるアップスケーリング後
ベース画像400%他100%で表示
NovelAI Digital Art
NovelAI Real-Esrgan
NovelAI UltraSharp
NovelAI 4XHFA2K
NovelAI 4XLSDIR

※4XHFA2Kと4XLSDIRはカスタムモデルになるので、Upscaylのダウンロードの他にgithubからカスタムモデルをダウンロードして追加する必要があります。


今回使用した画像のzipファイルをブログにアップしました。画像全体表示などで比較したい場合は、ご活用ください。

サイズが大きすぎてnoteにアップできませんでした…

追記:MacでUpscaylを無料で使う方法

AppStoreからダウンロードすると有料ですが、公式サイトからdmgをダウンロードしてインストールすると無料で使うことができます。

上記ページにアクセスして、

Altenative Downloadsをクリック

DMGをクリックするとダウンロードが開始されます。
あとは、普段通りにインストールしてください。

Alternative Downloadsの上のアップルのマークを押すとAppStoreに移動します。AppStoreからダウンロードすると有料なので注意してくださいね。

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