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5月6日の服たちの物語

2022年5月6日金曜日 ☀️

服たちの物語については、こちらをお読みください🍀


🌷古着屋「空と服と」 今日の作品🌷

『受け継ぐ』

久しぶりに立川談春さんの独演会を観に行きました。

数年前から、談春さんの独演会には弟子のこはるさんが出るようになりました。

わたしは談春さんが大好きで、行ける距離の独演会にはほぼ行っているのですが、会毎にどんどん上手くなっているこはるさんを観ていると、本当に嬉しくなります。

今回は本当に久しぶりだったのですが、以前の高座の記憶を見事に塗り替えるこはるさんの成長っぷりに、感動して泣いてしまいました。


談春さんの今日の根多(こう書いて「ネタ」と読むのだそうです)は、「札所の霊験」でした。
初めて聴いた噺でしたが、なんともはや、人間の欲とかそういうものについて考えさせられる、深い噺でした。

噺家の技術というのは、唯一無二のものだと思います。

伝統の技やプライドや尊敬の念とか、そういう凄いものが受け継がれていくという壮絶な闘いが、自分の目の前で繰り広げられている。
本当に談春さんとこはるさんを観てると、自分もその光景を見ることができているその瞬間がとても有り難く、ずっと忘れずにいようといつも思います。


古着屋をするようになって、(古着は骨董品なんだな。)と、本当に感じています。

人から人へ受け継がれている、唯一無二のもの。
その仲介役をする古着屋という仕事の尊さに感動し、それに携われることにとても感謝しています。


こちらは、イギリスの古着です。
サーマルというと、小さめのピッタリしたものしかわたしは出会ったことがありませんでした。

着こなしによっては子どもの下着のように見えてしまうので、意外と難しいなぁと、なかなか気にいるものがみつからず。

ですが、こちらのサーマルをみつけた時、こんなにすてきでコーデしやすいサーマルがあるのかと感動しました。

表記サイズはMですが、オーバーサイズです。

襟の形は、こちらもまた珍しいボートネック。

柄もピンクとパープルの配色が中心の花柄で、ふんわりと可愛い雰囲気です。

アクリル混なので、サーマルとニットの中間のような感じで、厚みがあり、肌触りがふわふわ気持ちいいです。

今のような、暑いのか寒いのか気候が揺れ動く季節にピッタリなニット。

わたしが、ほしい、唯一無二のとてもすてきな服です。


『作り手の愛』

アメリカの、ハンドメイドのブローチです。

裏に電話番号が書いてあります。
たぶん、作り手の番号ではないかと。

ヴィンテージ 品なので繋がるかどうかはわかりませんし、その勇気もありませんが、ここに電話をしたらどんな人が出るのだろうと、作った人のことを想像してしまいます。

なんで、ここに電話番号を書いたのでしょうか?
タグの代わりなのでしょうか?
修理は、わたしがしますということなのでしょうか?
作った人の、作品と使う人への愛を想像します。


実際に電話をかけることは、おススメしませんが(^_^;)

(5月6日の服たちの物語・終わり)


これからもステキな服たちが登場いたします
👗
ぜひ「空と服と」に遊びにいらしてください
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